孫泰蔵氏・川田尚吾氏がいま投資したいサービスは?
「IVS 2013 ローンチパッド」総評

Launch Padの講評と日本のスタートアップの展望 #2/2

IVS 2013 Fall
に開催

いまや多くの投資家やTI系メディアが注目する、IVSのプレゼン大会「Launch Pad(ローンチパッド)」。その内容を、孫泰蔵氏と川田尚吾氏が投資家視点から総評しました。

ローンチパッド登壇サービス一覧

※ログミーのプレゼン書き起こし記事に飛びます。 ・「レクミー」- スマホ動画による就活プラットフォーム「えいぽんたん!」- ソーシャルラーニングアプリ/プラットフォーム「vinclu (ウィンクル)」- ふたりをつなげるスマホアクセサリー「ワンダーポート」- キャラクター・コミュニケーション・モジュール「USERDIVE」- Web&スマホサイトの問題点を明らかにするサイト内分析ツール「planBCD」– 驚くほど簡単にA/Bテストができる WebサービスのGrowth Platform 「hairmo」– 美容師アシスタントとカットモデルのマッチングアプリ「NinjaPCR」- 世界のバイオ教育を革新するハードウェア「こどもモード」 – 安心ムービー・安心アプリ・安心タイマー「Capy CAPTCHA」 – 簡単、楽しい不正ログイン対策「本の要約サイト flier(フライヤー)」 – 読書体験を豊かにするディスカバリーサービス「Virtual Cycling」 – 世界中をサイクリングできる自転車

孫泰蔵氏のオススメサービス

藤田:Launch Pad(ローンチパッド)の講評ということで、お聞きになられて気になったサービスとか企業とか、そういうお話からお願いできればと思います。

:MOVIDA JAPAN株式会社の孫泰蔵と申します。よろしくお願いします。僕は今MOVIDA というところでスタートアップの支援をやっています。Seed Accelerationといって、6ヶ月間のプログラムでスタートアップをどんどんどんどん輩出すると。お金もそうですけれどお金以上に人脈だったりアイディアだったり色んなものをサポートして、一つでも多く成功するスタートアップが出るようにという事業をやっています。

今日はLaunch Pad審査員をやらせていただいたんですけど。多分審査員の方はそれぞれ皆さん独自の審査基準をお持ちだと思うんですけれど、僕の場合は、せっかくなのでグローバルに活躍できるポテンシャルを持っている事業かどうかということ。

それから昨今のLaunch Padってすごいメジャーになってきていて、メディアや投資家も注目してたりするので、やはり自分が投資家として「成功するだろうから投資したい」かどうか。つまり事業自体のfeasibilityというか、成功可能性が高いかどうかっていう、そんな観点で見てたんですけれど。

そういう意味で印象に残ったやつでいうと、一番最初に登壇した株式会社リーディングマークの「レクミー」とか良かったです。

「レクミー」- スマホ動画による就活プラットフォーム from Infinity Ventures Summit on Vimeo.

あとは、株式会社フライヤーの「flier」いう、毎月たくさん出るビジネス書籍を5ページくらいに要約して、その中から良い本に出会えるっていうサービスとか。

「本の要約サイト flier(フライヤー)」 - 読書体験を豊かにするディスカバリーサービス- from Infinity Ventures Summit on Vimeo.

二社ともすでに顧客をすごく獲得して、まだまだ絶対額自体はそんなに大きくないにしても、急成長で顧客がとれているような会社だったんですけれど、僕は割とそちらのほうに評点を高く上げたというのがありました。

川田尚吾氏のオススメサービス

川田:投資家でDeNA顧問の川田です。よろしくお願いします。僕もLaunch Padの審査員けっこう長いので、ここのところ割と普通にちゃんと聞いてて、事業として評価して、自分の投資の観点と同じような観点でビジネスとして行けそうなところに点数つけてたんですけど、何かちょっと保守的かなと思って。

今回はかなり振って、本当にぶっ飛んだサービスに点数をいっぱいつけるぞと意気込んでやりました。今回は全体的にレベルが高いですよね、どれも。非常にビジネス的にもうまくいく感じがして。非常にソリッドで、いい意味で。

だから逆にいうとある種のクレイジーさという観点からすると、僕が意気込んだ割には、皆すごいまともすぎて。クレイジーな点を入れるぞと構えてたんけど、入れられなくて。その観点でいくと最後の株式会社鳥人間のDNA増幅器「NinjaPCR」ですね。あれ非常に面白いと思っていて。

「NinjaPCR」- 世界のバイオ教育を革新するハードウェア - from Infinity Ventures Summit on Vimeo.

僕シリコンバレーの電池の電極を開発するナノテクの会社にお金を突っ込んでいるんですけど。ハードウェア系って装置がすごい高いんですよ。電池の電極のある種の処理をするための機械とか検査機とかみんな億単位するんですね。それがやっぱりすごいボトルネックになっていて、最初に非常に初期投資がいるんですけれども。

例えば、ああいった形のオープンソースの装置が出てくると、技術の発展がより低資本でよりスピーディにできるという可能性をすごい感じて。直接ビジネスでどういくのっていうのがなかなか難しいところなんですけど。あれを僕は思いっきりスタンスをとって「優勝」みたいな感じで一番にマルつけました。

あと他は大体皆面白いですね。とくにあの優勝したCapyの「Capy CAPTCHA」、あれなんかは非常にいいなあと。

「Capy CAPTCHA」 - 簡単、楽しい不正ログイン対策 - from Infinity Ventures Summit on Vimeo.

あれなんかすごい水平展開でバリュースライシングしやすいので。みんな困ってるけど、工夫がけっこう面倒くさいので。ああいうところは非常にとりに行きやすいし。

あとスマホ系の分析系はアプリやっている人たちから非常に人気が高かったんですけど、逆に言うとうまくいきすぎちゃっている。見える、みたいな(笑)。成長が。そういう意味で言うと「クレイジーさ」では最後のが好きでした。

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IVS(Infinity Ventures Summit)

IT業界の一流企業の経営者や経営幹部が一同に会し、ディスカッションやスピーチが行なわれる豪華イベント。普段は見ることのできないクローズドな経営者同士の会話や経営裏話など、日本のIT業界の最先端情報がここに集まっています。
IVSは、主に経営者向けに行なわれる通常のイベントのほか、学生向けに行なわれるワークショップも年に数回開催されています。ログミーでは、公式メディアパートナーとしてその中の人気セッションを全文書き起こし、全部で400記事以上のコンテンツをご覧いただけます。

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1 「スマホにはもうあまりイノベーションがない」 孫泰蔵氏らが語る、スタートアップの次のキーワードとは?
2 孫泰蔵氏・川田尚吾氏がいま投資したいサービスは? 「IVS 2013 ローンチパッド」総評

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