楽しかった時間も、そろそろおしまい
辻貴之氏(以下、辻):ということで、あっという間の2時間でした。
澤円氏(以下、澤):もう2時間経っているんだね。すげぇなぁ。
辻:改めて澤さん、いろんなドタバタがありましたけれども。
西村創一朗氏(以下、西村):そうですよね。
辻:いかがでした?
澤:いやぁ、楽しかった。もう1回会社戻って、もう1回辞めようかな。
(一同笑)
西村:これ(イベント)をやるために。
澤:やるために。中毒になっちゃって。
辻:(トラブルで)音消えちゃったということも含めて、いろんなコメントとかもずっと流れ続けていました。
澤:うんうん。途中からチェックしたんだけど、すごい。
西村:本当にコメント欄で、みんなでこのイベントを作り上げてくださっているという感じで。コメントをくださったみなさん、ありがとうございました。
辻:ありがとうございました。
今のところ「組織に戻るという選択肢」はない
澤:ありがとうございます。当然、これから僕のほうからもどんどん情報発信していこうと思うし。「やっぱダメだ、勤め人に戻るわ」と言って、いきなり七三になってグレーのスーツ着て会社行き始めるかもしれないし。
西村:(笑)。
辻:サラリーマン界、騒然としますから。
澤:騒然とするでしょう。
辻:騒然とする。
澤:そっちのほうがバズりそうですね。それこそ。
辻:「澤さん、普通のサラリーマンに戻るってよ」。
(一同笑)
辻:そうしたら「また、なんで?」というのをやりますから。
(一同笑)
澤:まぁ今のところは、組織に戻るという選択肢、自分の中にはないんですけどね。もっと自由に生きていくというところに、軸足を置きたいなと思っているので。
辻氏・西村氏の想い
辻:ある種、僕、澤さんと足元にも及ばないんですけど。僕も比較的、自由に……。
西村:辻さん、すごいですよ。
澤:僕よりすごいと思うのは。バリバリ日本企業で、それもすごい堅い仕事してるじゃないですか。
辻:「堅いふう」ですね。
澤:にも関わらず、いろんな違う軸足を持つというの、僕よりも時間的制約もぜんぜんあるわけだし。よっぽどすごいなと思いますけどね。
辻:だからそういう中でいうと「澤さん的存在」が、ある種、いなくなるというと語弊があるんだけど。澤さんは澤さんで存在し続けるんだけど、在り様が変わるというところに、喪失感と希望の両方を感じました。どうですか。創一朗さんは。
西村:辻さんがそれを感じるのは、ものすごくよくわかりますよね。ある種「あちら側、こちら側」と表現するのは良くないですけど「社畜仲間だったはずなのに、もうあなたも行ってしまわれるのか……」みたいな。
辻:そうそう。
西村:寂しい感じというのは、すごくよくわかりますね。
辻:そっちの世界に行っちゃったじゃないですか。
西村:そうですね。
澤:(笑)。
西村:「ようこそ」という感じで。
澤:その一方で、さすがにこんだけ長い時間を会社員として過ごしていると、その仕組みというのは僕は相当わかっているつもりなので。それを踏まえた上でのサポートというのを、いろんなかたちでやっていこうかなと思っているんですけどね。
これからも“激しく危なっかしい橋”を渡っていく
辻:それはぜひお願いしたいですね。でも、ひとまず今日、朝ドライブ行かれましたけど。また明日以降「こんなことやりたいね。実は」ということは、もしあるとするなら。
澤:さっきギリギリで「明日お願いしますね」というアポを、すっかり忘れていたということがわかったのね。
西村:危ない、危ない(笑)。
辻:(笑)。
西村:危うく、また諏訪湖に行っちゃうところでしたね(笑)。
辻:(笑)。
西村:電話ブーブーかかってきて。
澤:朝10時からちゃんとミーティングが入っていたということをリマインドもらって「あ、完全に忘れてたわ」というね。
西村:(笑)。
辻:相手の人は、ちゃんと澤さんとの関わり方がわかっている人、ということですよね。
西村:そういうことですよね。
澤:だからもう、聞いている方、覚えておいてくださいね。僕、前日にリマインドしなかったら、確実にすっぽかしますから。
(一同笑)
澤:これからも“激しく危なっかしい橋”を渡りながら仕事をしていくことになるんだろうなと。下手すると、ここから死活問題ですからね。
西村:そうですよね。
澤:ぶっちゃっけ、個人でやっていくとなったら。
西村:確かに。
これからも「ギブファースト」を続けていきたい
辻:でも、個人で今までもやってきたじゃないですか。そこはでも働き方とか仕組みとか、変えずに引き続きこの調子で行くんですか?
澤:まあ一応、そのつもり。
辻:へえ、楽しいな。
澤:その分、厚みが増していくんで、そこの間の変化が出てくると思うんですけどね。時間の割り振りの仕方とか。
西村:そうですよね。
澤:いろんなのが変わってくると思うんですけど。実はこのイベントのちょっと前まで、尾原和啓さんからオンラインでメンタリングを、僕、受けていたんですよ。
西村:いやー、それはすごい授業ですね。それはもう。
澤:それはもう、尾原和啓さんのほうから「独立したんでしょ。よかったらノウハウをぜひ提供させて」って、向こうからペイ・フォワードしてくださったんですよ。
西村:いやー。尾原さんらしいですよね。そういうところは。
澤:そういうふうに言っても、押し付けがましさとか当然まったくないし。もう「極上のエンターテイメント」のような1時間のメンタリングだったんですよね。ヒーヒー笑いながら聞いてたんですけど。
辻:逆に、そういうことを澤さんも誰かにやりたくなる感じですか?
澤:そうですね。もちろん「ギブファースト」というのは僕が常に言っているキーワードでもあるんで、それはずっとやり続けたいなと思っていますし。かたちはちょっと変わってくるかもしれないけれども、会社員生活で培ったいろんなあれやこれやというのは、コンテンツ化するなり。
コンテンツ化しないまでも、誰かとオンラインとか。やりとりするというのが、ずっとこれからもやることになるかな。
“そっち側の先輩”からの一言
辻:なるほどな。逆に、そっち側の先輩の、創一朗さん的な一言と言えば。
澤:「そんな甘くねーぞとか」そんな。
辻:(笑)。
西村:本当、ツイートされていましたけど。「2日目にして天国」という言葉と、一方で「もうものすごく不安定だ」というね。
澤さんほど、ある種、地位を確立されている方ですら不安定さを感じるというのは、すごい象徴的だなと思っていて。僕もそれすごく感じますし。
辻:そう感じる?
西村:今、ありがたいことにお仕事たくさんいただいていますけど、1年後はどうかわからない。3年後はもっとわからないので、こういうのはやはりあったりするんですけど。
とは言え、僕みたいな若造と澤さんとは、そこの心の安定度が違うと思うので。不安定さに飲み込まれるということはないと思うんですけれども、それを早くも感じられているというのがすごく印象的でしたね。ツイート拝見して。
辻:そんな不安定さは、僕たち(配信の参加者)130人の仲間たちが支えますから。
西村:そうですね。こう支え合いということで。
澤:ありがとうございます。
大団円
辻:ということで、めでたくオンタイムで終わりそうです。
澤:ね。本当に。
西村:こんなことあります? あんな方々(笑)。
澤:一応、自分がプレゼンテーションするときには、絶対時間は守るというのは鉄則としてやっているんだけど。これだけの不確定要素だらけの中で。
辻:はい。
澤:不確定な人たちばかりの中で。
辻:そうです(笑)。
西村:(笑)。
澤:これは奇跡ですね。
辻:ですよね。一緒にFacebookでコメントくださった、盛り上げてくださった画面の前のみなさんのおかげでもありました。
ということで、澤円アワー「やめちゃっていいとも!」。澤さん、会社員卒業記念、120分間つないでまいりましたが、そろそろお開きでございます。
西村:そうですね!
辻:ということで、引き続きみんなで澤さんと一緒に盛り上がってくれるかな?
全員:いいとも!
辻:ありがとうございました。おめでとうございました。
(一同拍手)
澤:ありがとうございます。
辻:引き続きみなさんよろしくお願いします。ありがとうございました。