横石崇氏の登場

辻貴之氏(以下、辻):ということで、先ほどリハをやっていました……。

澤円氏(以下、澤):さっき会った(笑)。

(一同笑)

横石崇氏(以下、横石):いやいや! 初めてのテイでやってよ! 

:テイ! 

:ということで。

:お久しぶり! ぐらいのね。

西村創一朗氏(以下、西村):白々しいですねぇ。

横石:やったなこれ(笑)。やっぱりライブはおもしろいですね。

:おもしろい。

西村:いや~、本当に。

:いろんなことが起きるというよりは、ろくなことが起きない。

(一同笑)

西村:だいたいそうですよね。

横石:音声にまさかケーブルがつながってなかったなんて話も、聞いたことない(笑)。

:「そっからかい!」みたいな感じで。まぁ、いいですね。

:これからオンラインイベントやったら、必ずこれを思い出しますよ。

西村:そうですね! 

:でもだんだんチェックしなきゃいけなくて、思い出さなきゃいけないことが増えてきた。

西村:チェックリストがどんどん増えていきますよね。

:(笑)。

澤氏との思い出

:いいねぇ、いいねぇ。横石さんいつ以来だ? あのイベント以来かな? あの渋谷の。

横石:そうですね。あのMASHING UPのイベントとかですかね。僕が登壇者で出る時に、澤さんが目の前で聞いていただいていて。

:へー! 

:僕はその後だったのかな? 

西村:TRUNKでやったやつですか? 

:そう、そう。

横石:本当勘弁してくれよと思いましたけどね。

(一同笑)

西村:確かに! 僕もいやですね。

横石:こんなお客さん、いやでしょ。目の前にいたら。

:いや、よく聞こえるところに行かなきゃと思って……。

横石:目の前に“キリスト感ある人”がいると、ちょっとやりづらいです(笑)。

西村:ドキドキしちゃいますねぇ。

横石氏から澤氏へ贈る「これからの自己紹介2.0」

:でも、そんな横石さんは澤さんと話すために、わざわざ資料を作ってくださったんですよ。

:資料!? 

:「これからの自己紹介2.0」というんで。

:まじか。これ、やばいなぁ。

:しかもあれですね。マイクロソフトのPowerPointで作って、ちゃんと送ってきてくれた。

:あぁ、Keynoteだったら縁切るところですから。

西村:(笑)。危ない、危ない。

:うそ、うそ。もう僕、フリーランスですから。ある意味ね。

:ということで、(スライド資料の)共有許可を。

西村:お、来た来た。

:おー。(スライド資料が)思いっきり「編集モード」になってるけどね。

西村:(笑)。

横石:もう、リハもやってないからね。

:これでバッチリバッチリ。

横石:今日は澤さんが卒業されるということで、自己紹介をこれからどうするのかなと思って。その話を持ってきたんです。

:そうなの。みんなに言われるの。「今まではこう見えてもサラリーマンです」で、一発で自己紹介が終わってたんだけど。

西村:確かに。社畜ネタが使えない(笑)。

:うん、社畜ネタが使えないんだよね。これ、本当に悩みで。中途半端に法人を持っちゃってるから「51歳無職」というのも使えないのよ。

:あ~。

:知ってる? 「51歳無職」って、どんないいことを言っても説得力がなくなるパワーワードだから。

西村:(笑)。本当ですね! 全部帳消しにしますね(笑)。

:そう、そう。「誰が(こんないいこと)言ってるんだ? 51歳無職かぁ」みたいな(笑)。というふうになっちゃうというのをちょっと期待してたら「自称会社経営者」とかになっちゃったんで。

西村:いや、自称じゃないですよね。登記してるから!

:若干、中途半端さがあるなと思って悩みなんですよね。これ、自己紹介。

:これ横石パイセンがびしっといきますよ。「2.0」! 

:パイセンが。

澤氏が考える「“自己中”の時代」

横石:いやいや(笑)。けど、この『自己紹介2.0』という本なんですけれども、

たった1分で仕事も人生も変える 自己紹介2.0

パッと見、石川善樹と伊藤羊一の名前が並んでいて。あたかも、この2人が書いたような感じなんですけど。

(一同笑)

西村:確かに! 

横石:これうっすら左の隅っこに、僕の名前があるというね。

西村:確かに。

:なんだろう。キーワードかバズワードかみたいになっちゃってるもんね。横石さんの名前。

(一同笑)

横石:まぁ、これ、成功しているんですけれども。この時点で、僕の自己紹介は。

:なるほど。

西村:つかんでますねぇ。

横石:ただこの本ではいろいろ書かせてもらったんですけれど。簡単に言うと、これからは「役職から役割の時代」になると思うんですよね。

:うーん。それは間違いないですよね。

横石:それで澤さんは役職というものから卒業されて、これからどういった役割を担っていかれるのかなと思った時に、お話を伺えたらいいなと思っているんです。

なので、クイズ形式にしたんですけれども。(スライドを指して)この箱に澤さんだったら、どういうキーワードを入れていただけるかなと。

これからの時代はこういう時代になるんじゃないかという、なんて言うんですかね。自分自身の役割も非常に語れるようなキーワードを言ってもらえるとどうかなと思って、持ってきたんですが。

:これは、明確にあって。“自己中”の時代ですね。

西村:おー、来たぁ。個人力! 

:自己中じゃないと、やっぱりこれからというのはどうしても、いろんなところで活躍がしづらくなってくる。なんでかと言うと、組織がもうほとんどワークしなくなってくると思うので。

てなってくると、自分というのが中心になり。これ「自己中」というのは「排他的である」ということとは、イコールではないですからね。

自己中というのは、あくまで「自分のやりたいこととか自分の信念に正直に生きていい」という時代なので。

特にCOVID-19になってから、どうしたっていろいろと動きづらかったりとか、今までのやり方というのが通用しなくなっている時に、1番信用しなきゃいけないのはまず自分でしょと。そのうえで「自分はこういうことができる」って発信していて、それでいろんなシナジー効果が生まれていくというのは、今以上に大きくなってくるかなと。

それこそコミュニティという文脈で、いろんな方がいろんな情報発信をされていますけれど。そのためにはまずは「個として立つ」という意味で言うと、自己中という。ネガティブに捉える人が多いのが、ちょっと残念な言葉なんだけど。これをポジティブに変えていく時代かなと思いますね。

澤氏「自分は自己肯定感がむっちゃ低い」

横石:澤さん、この自己中の「中」はあれですか? 自己中毒者の「中」ですか? 

:(笑)。自己中毒者? 

横石:自分のことが好きすぎるっていう。

:なるほど。でもそう考えると僕はあれなんですよ。自分をぜんぜん好きじゃなかったんですよね。むしろ嫌いだったし、自己肯定感もむっちゃ低いんですよ。今でも、それは低いんですよね。

:おっしゃってますよね。

:だから、中毒になるというぐらい自分を好きになっている人は、ある意味、幸せかもしれないし。もっとやっていることとか、考えていることの中毒になるのは、もう本当にこれはありかもしれないですよね。

横石:澤さん、自分のことが嫌いだったという話なんですけど。今でも嫌いなところってあるんですか? 

:すぐ顔を出しますよ。基本的には、自分にはすごい否定的です。

横石:へー、例えば自分の嫌いな部分って何なんですか? 

:とにかくポンコツですからね。あらゆることを忘れるし、覚えてないし。1回で何かがうまくできることもないので。そういったところというのは、自分ではもどかしいんですね。

だけどこれって、要するに期待値が高すぎなんですよ。自分に対する期待値が高すぎるのと、やっぱりそういったことをパッとできる人というのは、うらやましいわけですね。

だけどもそれってできないから、結局、ネタになっていることもわかっているので、かなり矛盾はあるわけですよ。

「ポンコツをもっと開示した方がいい」という学び

横石:いや、けどポンコツで言うと、前の2人はポンコツ感出てましたよね。さっきの。

(一同笑)

横石:言い方失礼ですけど、伊藤羊一さんも、(島田)由香さんも(笑)。

:あの人たち、ポンコツ仲間なんですよね(笑)。

:そうだ。類友ってことですよね。

:うん。だと思う。もちろん自己肯定感の高さ・低さには差があるけれども、ポンコツというのは完全に共通プロトコルになっていて。だから大概、話は通じないし、すれ違うし、それ込みなんですよね。だからそれぞれが自己中に生きていたら、そういうのもあるわな、ということになってくるんで。

横石: おもしろい。

:前までは自己中でありながらも、自己がちゃんと明確に僕はなかったので。他の人とシナジー効果を出すということが、すごく苦手だったんですね。昔々は。

だけど最近は、そういうのが噛み合い始めていて。その中では、より自己中になるんだったら、自分のポンコツというのはもっともっと開示した方がいいという学びなんですね。

横石:いや、今コメントでも「ポジティブなポンコツって。ポジポン、ポジコツ?」。 

:ポジコン来ました。というこんな素敵なワードも来たところで、横石さん。そろそろお時間も来ちゃってですね。

横石:早いなぁ~! 

西村:10分ですよ、10分。

横石:どんだけ待ってるんだよ、こっちは! 

(一同笑)

西村:待ち時間のほうが長い(笑)。

横石:待ち時間のほうが長いわ! 

:でも今日の通しの中で、リハできたの横石さんだけですよ。

:まぁ、そうだね。そうだ。

横石:リハじゃないっつーの! 

(一同笑)

:引っ張り出された(笑)。

:ということで、こういう愉快な感じで、次またぜひ澤さんと時間を過ごしてほしいという友達と言えば。横石さん誰ですか? 

横石:はい。次は、昨日もライブ配信していましたけれども、ゆうこすですね。

:おおー! 

横石:いや、いや。違うから(笑)。今日は、ゆうこす来ないです。すみません。

:あー、びっくりした。

横石:ゆうこすと一緒にやってた2人組ですね。

:ということでお呼びしましょう。河原あずさんと、藤田祐司さんでーす。

:お~。うれしいね~。

西村:コンビ出演。

河原あず氏(以下、河原):どうも、こんばんは~。

藤田祐司氏(以下、藤田):どうも~、おめでとうございます。

西村:そう来たかぁ、祐司さん! 

藤田:どうもどうも。そうです、すみません。ゆうこすじゃなくて祐司のほうですみません。

(一同笑)

横石:ゆうあずだから。ゆうあず。

藤田:ゆじこすですね。

河原:モテクリエイターじゃなくて、コミュニティアクセラレーター来ましたんでね。

:すばらしい。

:ということで、次にすばらしいゲスト、ゆうこすならぬ祐司さんとあずさんをご紹介くださいました、横石崇さんでした。

横石さん、これからも引き続き僕たち・澤さんたちと一緒に、盛り上がってくれるかな!? 

横石:いいともー! 

:ありがとうございましたー!