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澤円アワー「やめちゃっていいとも!」ー澤さん会社員卒業記念!120分間オンラインショッキングー(全10記事)

ユニリーバ・島田由香氏「なぜこのタイミングでの退職?」 澤円氏が語る、会社を辞めたことで出来るようになったこと

2020年8月31日をもって、20年以上の長きに渡って勤務していた外資系大手IT企業の退職を発表した、澤円氏。業界関係者はその知らせに、大いにザワつきました。そこで、澤氏の退職を聞いて「僕も私も、ぜひ澤さんに一言お伝えしたい!」という方がオンライン上にはせ参じる『澤円アワー「やめちゃっていいとも!」ー澤さん会社員卒業記念!120分間オンラインショッキングー』が開催されました。超豪華な約10組のゲストが、澤氏退職への熱い想いを語ります。本パートでは、2組目のゲスト・島田由香氏との対談の模様をお届けします。

島田由香氏の登場、と思いきや……?

辻貴之氏(以下、辻):というわけで、続いてのゲストは島田由香さんと思いきや、なんと横石崇さんが来てくれました~。

(一同拍手)

横石崇氏(以下、横石):どうもこんばんは。僕もたまたま時間があったから先に見ておこうと思って、ビールを飲みながら控えていたら。

西村創一朗氏(以下、西村):さすが! 

澤円氏(以下、澤):交通事故的な感じで。とっとと出てこいと。

横石:さすがっすね。やっぱ。

:この横石さんの危機対応力の高さに、僕たちは驚愕しています。

西村:いや、本当ですよ。

:こないだ、大いなる伏線もあったけどね。「出させろ」ぐらいのこと書いてありましたからね。

(一同笑)

横石:もう、無理言って出させてもらったようなもんですけど。

西村:無理言って(笑)。

:そしたら今度は、こっちが無理言って前倒しになっちゃったっていうね。

横石:(笑)。

:と思ったら、ちょっと待てよ。これ……。まさかの来た? 「由香・会社」。

横石:(笑)。1回下げさせてもらっていいですか? 

(一同笑)

西村:こういう場合が一番困る! 

2組目ゲスト、島田由香氏登場

:じゃあ、ちょっといったん! 今、本番中だから横石さんの画面リハだったということで、いったん横石さん下げさせていただきまーす。すみません、また後ほどよろしくお願いします。ということで、待ってました。我らが島田由香さんでーす。

島田由香氏(以下、島田):ごめ~ん。遅くなって。澤さん、おめでとうございま~す。

:ありがとうございまーす。

(一同拍手)

島田:ジーツー、ごめーん。遅くなっちゃった。

:大丈夫、ぜんぜん問題ない。

:かなりおもしろかったですよ。

島田:さっきの方に申し訳なかったなぁ。

(一同笑)

西村:本当! 横石さん被害者ですよ、由香さん。

島田:(笑)。ごめんなさい。

:ここでちゃんと横石さんが画面に出られることを確認できたから、大丈夫。由香さん。

西村:リハ完了ということで。

:本番中にリハ? 

(一同笑)

島田:大変失礼いたしました~。

:ありがとうございます。

:すみません、忙しいのにありがとうございます。

島田:とんでもないです。改めて、本当におめでとうございます。

:いやいや、ありがとうございます。

島田:うらやましい。

:一社員が、ただ単に会社を辞めただけの話なんですけれどもね。

島田:すごいことになっていましたよね? 

:ねぇ。みんなどうしちゃったの? 

島田:みんな待ってたんだと思う。

:1番興味なかったのが、うちのもともと勤めていたマイクロソフトの社員だったんじゃないかなと思いますけどね。

:(笑)。

:「あいつ、まだいたの!?」ぐらいの感じで。

島田:(笑)。いや、すごいインパクトですよ。日本全体に。

:いや~、そうなんですかね? 

島田:たぶんそうだと思う。

:へー。

島田氏「なぜこのタイミングで退職?」

島田:でもなんかいろいろ聞きたいんですけど、ここで聞いていいのかな? 

:いい、聞いちゃって。聞いちゃって。

:大概のことは言えますよ。

島田:なんで(退職が)今になったんですか? 

:ああ、やっぱりなんだかんだ言って、COVID-19は大きかったですよね。コロナウイルスは。

島田:あー、なるほど。

:僕は前の転職の時にも、97年に転職しているんですけれども。95年でインターネット元年があって「これだ!」と思って飛びついて。それで活動したら、2年後に転職というかたちになったんですけど。

COVID-19があって働き方がいろいろ変わりましたという時に、マイクロソフトはちょうど7月が期初なんですよ。

じゃあ6月中にもう、いろいろと全部終わらせて。新しい会計年度で、もう新しいことを始められる準備をしようと。一応サラリーマンの最後の特権で、有休消化というのがあるので。

島田:あ~。

:8月で有休消化をして9月という、そういうことですね。

島田:そういうことか。私は2年前のラーフェス(軽井沢ラーニングフェス)ですかね。その夜、いろんな話をしたことを覚えていて。

:そう。まさにあの頃からなんですよ。あの頃から、緩やかに辞め始めていたんですね、僕の中では。いやだとかなんとかじゃなくて、あの時点でもう20年以上いたわけだから。

島田:確かに。

:なんか、雑には辞めたくないわけですよね。

島田:そうですよね。大事ですもんね。

:雑だよって言われるかもしれないけど、僕的には丁寧に辞めたつもりなんだけど。

(一同笑)

:ただその頃から緩やかに、ガヤではなるべく自分の名前を出さないように。自分の名前と会社の名前を、くっつけて出さないようにしようとか。そういうことをだんだんやっていって。もう今だったら大丈夫だろうと思って、それで退職することに。

島田:おめでとうございます。

「転職ではなく退職」の理由

:ありがとうございます。あと、正社員を辞めたというのが正確なところで。会社としての付き合いというのは、今後も続けられるといいなと。

島田:うん。わかる、わかる。それ。

:だから転職じゃないんですよ。だから退職という言い方をしていて。それで必ずコラボレーションを人ともできるようにというね。

島田:いや、でもそれ、すごく大切なポイントだと思うし。今、少し話題にもなっているかもしれない副業みたいな感覚とか、これからの雇用というのも確実に変わっていきますから。そのリーダー的存在として。

:そんな偉そうなものじゃない。ただのサンプル、標本みたいなものですけれどもね。

西村:標本。

島田:いや、いや。でも1回見たら澤さんのこと、もう誰も忘れないから。

(一同笑)

島田:本当に!(笑)。

西村:ずるい! 

島田:本当にそうだよ。

:2年ぐらい髪の毛切らなきゃこうなりますよ。大概の人は。

島田:えー、じゃあ私も目指しますよ。キリストの次を(笑)。本当におめでたいと思います。

競合のイベントに参加できるようになった

:うん。でもあともう1個ね、これ、後でもそういう話題になるかもしれないんだけど、辞めることによってできることが増えるのもすごくあって。一番でかいのが何かと言うと、競合のイベントに行けるんですよ。

島田:あ~。

西村:そうですよね! 今まで禁じ手でしたもんね。

:そうです。それだけができなかった。

島田:そうかぁ。

:GoogleさんとかAmazonさんのイベントというのに、遊びに行くこともできなかった。

西村:ですよね。さすがに。

:けど、(退職した今は)完全にフリーランスのようなかたちで、顔を出すことができるので。なんだかんだ言って、テクノロジーそのものが好きなんですね。もちろんマイクロソフトという会社は好きなんだけれども、テクノロジーそのものが好きなので。

そのテクノロジーを幅広く触りたいなと思った時に、やっぱり足枷がいろいろあったんですよね。

西村:そうですよね。

テクノロジーの啓蒙・企画をやりたい澤氏

島田:いや、でもなんかそれすごいわかる。その競合という価値観自体が、どうなるんだろうと思っていて。

競合って思わなくてもいいし、今おっしゃったみたいに「テクノロジーが好き」って、そのテクノロジーをどんなふうに表現するのかとか、どんなことをしていくのかとかがたまたま違うだけで。人間はみんな基本的には一緒で、それぞれの個性があるみたいなもんじゃないですか。

だからそういう意味では私もその感覚、すごくよくわかるなと思って。

:やっぱりそれ(会社にいたこと)によって、いろんな軋轢があったりしたのも事実ですからね。そう考えると幅広く、場合によっては僕のほうから価値提供できるかもしれないとも思っていますし。

島田:なるほどね。でもそれはやっぱり澤さん自身にとってももちろんいいけど、知見とか考えていることとかヒントとか。刺激を得る私たちにとっても、超有効なことだから。

:あー、ありがたい。

島田:それはやっぱり、すごいことだと思いますね。うん。

:やっぱり僕は、テクノロジーは絶対に世の中をよくすると信じているので。それを幅広く知る機会が得られるというのは、僕にとってはすごいプラスになると思っているんですね。

それを啓蒙していったり、誰かに何かを伝えるというのは比較的得意なので。それが企画できるといいな、と思っているんですけどね。

島田:いや、それは本当に明確だし。本当、私たち一人ひとりにとっても、ものすごい価値が広がることだと思いますね。そもそもやっぱり、こういう場が開かれるということもすごいことだと思うし。私は声をかけていただいただけで、本当に光栄ですし。

:いや、いや。ありがとうございます。

島田:いやぁ、すごいことですよね。これ。

:ありとあらゆる人に無茶ぶりをしたという状態になっている、僕のせいで。

(一同笑)

島田:いや、だけどさ。無茶ぶりだったとしても無茶ぶりと思ってないし、みんな。たぶんね。それが「あ、うれしい」と思ってやれる、こういう関係性が私はすごくありがたいなと思って。なので、声をかけていただいたことに本当感謝です。ありがとうございます。

:こんな忙しい人ばっかりの名前が、一応候補者でバッて見せられて「これ、大丈夫なのかな?」と思って。

島田:(笑)。「そしたら遅れたよ」みたいな? 

(一同笑)

:まんまとね。まんまと。

島田:ごめ~ん。

横石崇氏へ、バトンタッチ

:というわけで、遅れて来ていただいた由香さんから、そろそろ次の方にバトンのタイミングかなと思う中で。

次の横石崇さんって、Tokyo Work Design Weekとかでたぶん会ったりしていると思うんだけど、知ってる? 

島田:?(首をかしげる動作)

:OK! いいんですよ! 横石崇さんでーす! 

(一同拍手)

横石:いや、もう由香さん!(笑)。

島田:こんにちは~。正直者だから。

横石:ご挨拶もしてますよ! 

(一同笑)

:横石さんの自己紹介が、ちょっと弱かったんじゃないの!? 

島田:これからよろしくお願いします。

横石:いつでも由香さんが遅れて行ったら、僕バトンタッチするので! 

(一同笑)

島田:ごめんなさ~い(笑)。

西村:常にリリーフ!? 

:ウケる!(笑)。

:ここで、じゃあ島田由香さん、これからも澤さん、そして僕たちと一緒に盛り上がってくれるかな!? 

島田:いいとも~。

:というわけで、ゲストは島田由香さんでした。ありがとうございました。忙しいところありがとうございます! 

(一同拍手)

島田:ありがとうございます。楽しんでください! じゃあね~。

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