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上西小百合 衆議院議員 記者会見 2015年4月3日(全2記事)

【全文】上西小百合議員「報道陣を怒鳴ったのは"通行人の迷惑になるから"」 私的旅行疑惑に関する記者会見

3月13日の衆議院本会議を病欠後、翌14日から私的な旅行に出かけたという疑惑が報じられた、維新の党・上西小百合衆議院議員。党の代表を務める大阪市長・橋下徹氏は、4月3日朝の街頭演説にて「説明責任を果たさせる」と発言。その夜、党本部に上西議員と秘書を呼んで、記者会見を行なった。

診断書の中身は把握していない

司会:それではこれより記者会見を始めさせていただきます。まずはじめに、橋下徹代表より一言申し上げます。

橋下徹氏(以下、橋下):夜分遅く、このようにお集まりいただきましてまことにありがとうございます。選挙運動期間中というのもあり、このように時間が遅れましたことをお詫び申し上げます。

今からですね、皆さんに色々とお騒がせをしています、上西の一件につきまして、上西のほうから説明と、まず皆さんからの質問に答えさせていただきたいと思います。

まず、上西のほうから事情のほうを説明させていただきたいと思います。

上西小百合氏(以下、上西):まずはじめに、週刊誌、テレビ等で私が3月13日、衆院本会議を体調不良という理由により、振休させていただきました。

そういったことに関する報道がされ、有権者の皆さん方、そして維新の党をご支持くださる皆様がたに多大なるご迷惑、そしてご心配をおかけしておりますことに、心より謝罪を申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。

まず、時系列をもって説明をさせていただきたいと思います。13日、本会議当日でありますが、私は数日前から嘔吐、腹痛、頭痛、悪寒等をときたま発するような状況でした。

そして、13日当日は体調不良で、とても本会議の裁決に耐えうるような状況ではございませんでしたので、医療機関から正式に診断書を提出していただき、休暇を取らせていただきました。

ただ、重要な会議を前にして体調管理をしっかりとできていなかった。このことに関しましては、本当に国民の皆様からは負託を得た人間としては体調管理、こういったものの甘さに関して、皆様に心よりお詫びを申し上げたいと思います。大変申し訳ございませんでした。

遊びの旅行をしていた事実はない

上西:そしてこれは13日のことでございますが、14日のほうは自宅で療養をさせていただきました。そして15日、テレビ、一部のマスコミの皆様の報道で「旅行していた」「夜、旅行していた」などと報道もありますが、私はマスコミの皆様方に最初からお話をさせていただいた通り、この期間の間に旅行に出かけていると。このような事実は決してございません。

私は診断書自体は封がされた状態で受け取りましたので、中身につきましては把握はしておりませんが、マスコミの皆さん方からお伺いしたところによると3日間の療養が必要であると、そう書かれてあったとお伺いをしております。

その3日間経過した15日は、十分療養させていただきましたおかげで随分と体調を回復することができました。

ですので、その15日は地元の市会議員候補者の事務所開き、そして地元行事等に参加をさせていただき、そしてその後、15日の夜、以前から約束をさせていただきました、京都の宮津のほうに出向かせていただきました。

この京都の宮津に秘書と2人で旅行をしたのだろうという報道もありますが、そういったことは一切なく、まず前回の衆議院議員選挙で、京都の宮津のほうの企業経営者に大変ご支援をいただきました。

そういった関係でお礼をかねて、以前より、この日にお伺いをさせていただく。こういうお話であり、また、その席に同席という形で与謝野町町長、与謝野町町会議員、そして京都府の府議会議員候補予定者。そういった方々と同席し、会食をさせていただきました。

ですので決して旅行で京都宮津に向かったと、そういったことはありませんし、そういった形で京都の宮津、行かせていただいております。

その与謝野町で前回の衆議院選挙でも、比例の票、こういったものは格段に伸びたので、そういった観点から、これは決して遊びの旅行ではなかったと。

これは、仕事の一貫として行かせていただいたのであると。このことを皆様にお伝えさせていただきたいと思います。

橋下徹氏(以下、橋下):前提なんですけど、僕は今、維新の党には執行部として関与しておりませんので、維新の党の処分に関与できる立ち場ではありません。決定権もありません。

今日は大阪維新の会の対応の一貫として、これから記者会見をさせてもらいます。

上西:それでは、記者の皆様方からご質問のある方、お願いいたします。

記者:毎日新聞のフカガイと申します。橋下代表にお聞きしますが、どのような処分を検討されているんでしょうか。

橋下:まず、事実関係から記者の皆さんに確認をしてもらいたいと思ってるんですよね。

記者:朝日放送のタカハシと申します。上西さんにお伺いいたしますが、今聞く限りではちゃんとした仕事であったというような釈明だったんですけど、どうして今まで発信してこなかったのでしょうか。

上西:私の方に直接取材をしてこられた方というのは、関西テレビさん、週刊文春さん、週刊現代さんと。この3つであったと記憶をしております。

その3社に関しましては、例えば13日、「旅行に行かれたのか?」と、こういった質問がありましたが、行ってませんということでご説明をさせていただいておりますし、当然皆様方から文書という形で質問をいただいてましたので、これについてはしっかりと誠実に回答をさせてもらっています。

報道陣を怒鳴った理由は「通行人の迷惑になるから」

記者:他局の報道で恐縮なんですが、関西テレビの報道が全国でなされました。何度かマイクを向けさせてもらったことがあるんでるけど、ああいった、横柄な態度をとる方だったのかと非常に驚いたんですけども、それはどうしてなんですか?

上西:これに関しましても事実といたしましては、上西が取材に対応していないんじゃないかと、こういうふうな報道もございましたが。

事実ですね、私報道されています映像をご覧いただきましたら、その場所は人通りが大変多い心斎橋商店街でございまして。

その中で私が(車で)出ておりますと、突如5名くらいのカメラの機材を持った方々が走り寄ってきたという形でありまして、当然、名刺も、社章も見せていただけない。

私としては何が起こっているのかわからない。こういう状況でした。そしてその中でも私といたしましては、「13日療養していたんですか?」と聞かれましたら、「自宅で療養していました」と「旅行には行ってないんですか?」「行ってないです」というふうにお答えもしています。

しかしそれは報道されていませんが、そういう風にお答えをさせていただきました。それでもいっこうに(取材の)皆様がたが落ち着いてくださらなかった。

そして、心斎橋商店街でカメラの機材が、周りの通行人の頭等にぶつかるありさまでありました。そして当然私の事務所スタッフの頭にも何度も何度もそういったところがぶつかる。

そういった状況でありましたので、報道によりますと「事務所を通してください」と。「芸能人みたいじゃないか」とそういうふうに言われてますが、私といたしましてはここではあまりにも、周りの方々に迷惑がかかるから、しっかりと時間と場所を決めてやっていただきたい。

そういった意味を込めて「事務所にアポイントを取ってください」と。こういう形でお願いをさせていただきました。

私としましては、記者なのかわからない方々にわーっと寄ってこられて、そういった中で足を蹴られたり、足を踏まれたり、こういうような状況もあり、そういった取材の中で私としてはできる限り通行人の皆様がたの迷惑にならないように。

そして、しっかりとお答えをさせていただいております。「13日は自宅にいた」「宮津に旅行には行っていない」と。こういうことでお話をさせていただいております。

記者:ということは今回は理由をもって、自分は潔白ということを伝えたいということですか?

上西:大阪都構想の前、統一地方選挙の前になりますから、当然私の地元でも、当然連日選挙の手伝いをしていたということもありますので、そういった時期に旅行に、遊びに行くということは微塵も考えておりません。

ですので、マスコミの皆さん方、テレビ報道等で発信されているような「旅行に出たんだ」「遊びに出たんだ」というような、こういう状況ではないと。そういったことをお伝えしたいと思って、この会見の場を設けさせていただくことをお願いしました。

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