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【CafeSta衆院選特番2017】「緊急生出演!小泉進次郎からみなさんへ!」出演:小泉進次郎 筆頭副幹事長 ナビゲーター:和田政宗 広報副本部長(全2記事)

小泉進次郎「消費税の集め方には公平性が必要」 大手マスコミが報じない“新聞の軽減税率”を指摘

自民党のトーク番組「CafeSta」に、小泉進次郎氏が緊急生出演しました。今回の選挙戦で、街頭演説だけでは語りきれない小泉氏の思いとはなにか。メディアだけでなく政党内でも議題に上がりにくい「なぜ新聞だけが軽減税率8パーセントのままなのか?」など、胸の内を明かしました。

今回の選挙は「単純に野党が食い合っている」

和田政宗氏(以下、和田):こんばんは。

小泉進次郎氏(以下、小泉):こんばんは。

和田:CafeStaから生中継でお伝えをしていきます。今日のゲストと言いますか、今日は特別にこれやっています。筆頭副幹事長の小泉進次郎さん、そして、司会は広報副本部長の和田でお伝えします。小泉さん、どうぞよろしくお願いします。

小泉:よろしくお願いします。

和田:オンエアが1分遅れで始まりましたが。小泉さんあれですね、この前に取材を受けてたんですね。

小泉:そうなんですよね。選挙になるとね、そういったものが出てきますからね。

和田:はい、ですね。今、小泉さん、全国を応援演説で回ってらっしゃいますけれども、感触ですとか、反応ですとか、率直にいかがですか?

小泉:まあ、いろんな報道が出てますけど、自民党に対する不満そして不信感、そういったことを持ってる方の気持ちは変わってないし、単純に野党が食い合っている、つぶし合っている。そして、予想した以上に自爆能力が高い。

和田:(笑)。

小泉:だけど、自分たちが得点をあげているわけではないから。

和田:なるほど、なるほど。

小泉:そこをしっかりと、緊張感を持ってやんなきゃいけない。選挙はやっぱり一言で覆る、そういう世界ですからね。

和田:そうですね。

地方活性化のカギはどこにある?

和田:これは都市部でも演説をされていますけれども、都市部と例えば地方部での……なんと言うか、例えば「地方部では、まだアベノミクスの景気の実感というものが薄いんじゃないか」、そういうような意見も出てます。そういったところはどうですか?

小泉:これは毎回ある声なんですよ。僕が今でも忘れない声は、何年か前に秋田県に行った時に、「小泉さん、アベノミクス、アベノミクスって言うけどね、こっちはね、バブルの好景気のその実感もないから」と言われた時に……(笑)。

和田:(笑)。なるほど、なるほど。

小泉:「なるほど! そっかあ……」って思いながらね。だから、本当にこの地方を回っていると、シャッター通りも多いですよ。人口も減って、高齢化も進んで、「どうやったらここを活気づけられるかな?」と思うことはいっぱいありますね。

だけど、その中でもやっぱり希望を見せていかなきゃいけないし、まだまだできることはいっぱいあると思ってますから。

和田:そうですね。

小泉:そんなことをね、地方を回りながら感じますね。

和田:小泉さんはずっと農政についてやって、部会長としてもやっておられましたけれども。やはりこれ、地方において今、公共事業に対する依存度というのは、現状でも高いわけですけれども。公共事業も非常に必要な部分というのは、これはあります。

一次産業が元気になれば、地方はもっと良くなる

和田:ただ、やはり農業や漁業、林業を含めて、一次産業が地方においてもっと元気になれば、地方はもっと良くなってくるんじゃないかなと思うんです。そのあたりいかがですか?

小泉:間違いないですね。僕が農林部会長をやって本当に感謝しているのは、全国の産地を見て、全国の農家さんと会って、「日本が世界に誇れるものは、やっぱり食だなあ」と。それと、農業・漁業・林業は、逃げない産業ですよね、その土地から。

和田:逃げない。

小泉:逃げない。

和田:はい。そうですね。

小泉:製造業はどこでも行けるじゃないですか、別に国内だって海外だって行ける。だけど、基本的に一次産業は逃げない。そして最近、演説でもよく言うんですけど、どれだけ時代が変わっても人は食べなきゃ生きてけないことは変わんないじゃないですか。

和田:そうですね。

小泉:それに、これだけ北海道から沖縄まで、四季折々の多様な食材があふれている。そして和食は世界遺産。そういう国ができる国づくりって、もっと今までとは違う在り方があるんじゃないかと思っているんです。

僕は今、「真の医食同源の国づくり」と言っているんですけど、もっと食の力を社会保障と連動させて、おいしく健康的な食事、そして運動・スポーツ合わせて後押しをする。結果として医療や介護にね、よりお金やコストがかからない、そういう好循環をつくっていくことがきっとできるはずだ、と。

そうすればもっと地方はね、北海道から沖縄まで、色とりどりの個性を活かしたね、特徴を活かした地域づくり・国づくりが必ずできると思って今、自分の中ではそこをけっこう訴えていますね。

今後高めるべき調達力と購買力

和田:ちなみに小泉さん、朝ごはんはどういうようなメニューを食べるんですか?

小泉:朝ごはんはね、最近よく食べるのはバナナ食べますね。

和田:バナナですか(笑)。

小泉:バナナ(笑)。手軽でしょ?

和田:手軽、手軽(笑)。

小泉:あと……。

和田:でも、米……(笑)。

小泉:梅干しのおにぎり。

和田:あー、梅干しのおにぎり。やはり米をね、しっかり食べて。

小泉:梅干しがいいですね。梅干しがいい。

和田:我々がこう、しっかり食べてかないとあれですもんね。やはり農業というところも。

小泉:そうなんですよ。

和田:はい。

小泉:だから、1人1杯ごはん茶碗を多く食べればね、もっと日本の米農家も、さまざまな問題を解決する。米の自給率も上がると言われます。まあ一方で、やっぱり日本の消費者にはものすごくいろんなニーズがありますから、「これ食べてくれ」と言えないじゃないですか。

和田:そうですね、はい。

小泉:食べたいものをどうやって、やっぱり提供できるか。

和田:なるほど、なるほど。

小泉:だから、日本を将来考えた時に、国内の自給率を可能な限り高めると同時に、国民の求める食のニーズに合わせた海外からの調達力。これをしっかり持っていくだけの購買力。これをしっかりと持ってかなきゃいけないんで、併せてね、そこは取り組んでいかなきゃいけないなと思いますね。

宮城へ行くたびに飲むずんだシェイク

和田:はい。ちなみにですね、朝ごはん2杯食べて、2杯味噌汁を飲んで、おかずをちょいちょいつまむと、(自分のお腹を触りながら)だいたいこういうようなお腹になっていきますんで。

(一同笑)

これが許容できる方は、ぜひたくさん食べていただいて(笑)。

小泉:あれですからね、和田先生の地元の宮城県は、むすび丸というゆるキャラもあるからいいじゃないですか。

和田:そうですそうです! 伊達政宗公のね、前立てを付けて、三日月の。

小泉:いいですねぇ。サン・ファン・バウティスタ号とかあるでしょ。

和田:おー! くわしいですねぇ。

小泉:もうね、いろいろ宮城ネタはね、ありますよ(笑)。

和田:(笑)。もう何回も、前回の参議院選挙から来ていただきましたからね。

小泉:昨日も行ったんですよ、宮城。

和田:はい、はい、ですね。

小泉:それで、毎回飲んでる、ずんだシェイク。

和田:(笑)。

小泉:知ってます?

和田:知ってます、知ってます、はい。

小泉:あの駅でね、昨日もずんだシェイク飲みましたよ。

和田:私のお世話になっている会社がやっている……。

小泉:本当ですか?

和田:はい。あの、息子さんとかも非常に仲いい。

小泉:あのね、ずんだシェイクは……。

和田:これ、企業名言っちゃっていいのかな? まあ、まあ、いいや(笑)。

ずんだシェイクの東京進出は?

小泉:これね、これ、東京進出したほうがいいと思いますよ。

和田:ですね。

小泉:あれ、枝豆の消費量が上がりますよ。

和田:あれ、あの会社はですね……。

小泉:僕大好きだもん、あれ。

和田:はい。萩の月の会社なんですけれども。

小泉:あーー、あれもうまいですね。

和田:あれ、萩の月は、実は東京では買えないんですよ。

小泉:え、売ってないんですか?

和田:基本的に、現地でいいものを提供するっていうかたちなので。

小泉:赤福スタイルだ。

和田:ずんだシェイクもですので、こっちに進出してこないっていうかたちで。

小泉:あれはね、きっと、もしかしたら、マクドナルドとかケンタッキーとか、ああいったチェーン店で、期間限定シェイクというかたちで、今後なんかコラボレーションとか出てくるんじゃないですか? 僕、それぐらい一押しです。

和田:(笑)。

小泉:あれ、大好き。

和田:ただ、これもまさに、枝豆だと食べる量っていうのは、それこそね。

小泉:限られちゃうけどね。

和田:いわゆるビールのつまみにしたりとか、お料理というような感じですけど。これ、ずんだシェイクにすれば、そこで1つ付加価値が付いて、っていうかたちですもんね。

小泉:いや、まさにこれも六次産業化で。

和田:そうですね、はい。

小泉:農家さんの手取りを上げて一次産業の振興への大きな鍵ですから。ぜひ宮城に行った方、駅のずんだシェイクを飲んでください。

和田:よろしくお願いいたします(笑)。

小泉:最近、ずんだシェイクを買う時のカウンターの人もね、覚えてくれてね。

和田:おー。まあ、でも、進次郎さんだったら覚えるでしょう(笑)。

小泉:「いやー、うれしいなあ」と思ってね。ちょっとずんだシェイクの話しすぎ?

和田:いやいやいやいや(笑)。

小泉:(笑)。

和田:まだまだ時間ありますんで、大丈夫ですけども。

小泉:いや、最近、もう選挙演説モードの中でね、こうやってずんだシェイクの話ができる(笑)。和田先生がいて良かったなあ(笑)。

街頭演説は「その場に立ってからどう話すかを考えている」

和田:(笑)。でも、今回は6本柱の公約があって、その中から例えばまんべんなく入れていく手法もありますし、1つを抽出してやるという手法もありますし。そして小泉さん、演説が上手いじゃないですか。

小泉:いやー。

和田:いや、私も政治家として聞いていて、非常にこう「勉強しなくてはならないな」と思うんですけれども。

小泉:ありがとうございます。

和田:演説の際に、こういうようなことをしようとか、こういうような演説にしようということは、どういうふうに考えてやっているんですか?

小泉:最後は、本当にその街頭演説に立ってみないと、なにから始めるべきかっていうことはわかんないですね。

和田:なるほど、なるほど。

小泉:その場所の雰囲気、それといきなり直球でいかないと、聞く耳を持ってもらえなそうな雰囲気の場所とかもあるんですよ。

和田:そうですよね。

小泉:一方で、すっごくあったかい場所もある。あとは、街頭演説をしてる場所と最前列の聴衆の人の距離感。このことによって、どこまで掛け合いができるかを含めて。

和田:あー、そうですよね。

小泉:最後は立ってみて、その場の判断っていうのが相当大きいですね。

和田:小泉さん、だいぶ掛け合いやられますもんね、演説をやる中で。

小泉:ありがたいですよね。ああいうことができると、やっぱり一体感あるじゃないですか。

和田:そうですね。

軽減税率で8パーセントのままなのが、なぜ新聞だけ?

和田:今回、自民党の公約の中では、これも土地土地によって言う内容は変えてるっていうかたちですか?

小泉:微妙に変えたりしますけど、言ってることってそんなに変わらないなと思います。あえてここでね、なかなかね、大手の人たちやマスコミとかが触れてくれないからね、CafeStaぐらいしか報じてもらえないと思うから言うんですけど。

和田:はい、どうぞ。

小泉:今回の選挙って、総理が「消費税の使い道を変えよう」と言ったじゃないですか。私は「消費税の使い道を変えるんだったら、消費税の集め方も変えるべきだと、見直すべきだ」と言っていて。

それは結局、8パーセントから10パーセントにする時の軽減税率の話なんですよ。この軽減税率の話も、10パーセントにする時に、食品の中で10パーセントのものと8パーセントのものが両方出てきますよね。

和田:そうですね。

小泉:例えば、マクドナルドとかケンタッキーとか、そういったファーストフード店に行って、お店で食べれば10パーセント、持ち帰ると8パーセント。お蕎麦屋さんに行って食べれば10パーセント、そして、出前を頼めば8パーセント。ピザ屋、……これ、どうなんでしょうね?

和田:まあ今、ピザ屋も、食えるピザ屋もありますけどね(笑)。

小泉:いや、食えるピザ屋に行ったら、これは10パーセントですよ。外食だから。

和田:はい。

小泉:出前、宅配を頼んだら、8パーセントですよ。

和田:8パーセントですね、はい。

小泉:じゃあ、取りに行ったら? 9パーセント?

和田:(笑)。いや、取りに行ったら……。

小泉:っていうかたちになるじゃないですか。これ、間違いなくややこしいですよ。

和田:ややこしい(笑)。もうこの議論は、やっぱりそうなりますから。

小泉:ええ。なおかつですよ、食品以外で軽減税率で8パーセントのままなのが、なんで新聞だけなんですか?

和田:お、来た(笑)。来た、来た、来た(笑)。

小泉:これ、どこもほとんど報じてもらえないから。

和田:そうです、そうです(笑)。

「11パーセント以上を早く議論しろ」と主張する新聞は課税されない?

小泉:僕はいろんな街頭演説で言いますけどね。

和田:(笑)。

小泉:だってこれね、おかしいんですよ。新聞全紙「消費増税しろ、しろ」って政治に言ってるじゃないですか。

和田:はい。

小泉:しかも10パーセントどころじゃなくて、「11パーセント以上を早く議論しろ」と、ずっと新聞は言ってるんですよ。なのに、自分たちは10パーセントになったって課税されないって、こんな筋の通らない話ないですよね。

和田:(笑)。

小泉:だからね、私ずっとこれを言ってるんだけど。どこもね、書いてくれないから、CafeStaからいろんなところに拡散をさせてもらいたい。

和田:はい(笑)。

小泉:それで、よく一部の声をね、業界の既得権益を守ることはね、政治ではすごく怒られるじゃないですか。こんなの、一部の業界のことを守ってるのは、新聞の軽減税率の話じゃないですか。まったく筋通ってないですよね。

和田:うん。

小泉:あー、今、ちょっと発散できたな。

(一同笑)

消費税の集め方には公平性がないといけない

小泉:本当にね、僕ね、新聞好きだから言うんですよ。

和田:これ、あの……。

小泉:だって僕、新聞の中身とか、消費税が上がったって内容が良かったら、コンテンツが良かったら、それは読みますよ。買いますよ。

和田:まあ、読みますわね。はい。

小泉:だけど実態は……。仮にね、7〜8割の国民が「新聞は毎日欠かせないから、軽減税率にしてもらわないと困る」と言うんだったら、わかるじゃないですか。

和田:はい。

小泉:だけど、実態は逆ですからね。どんどん読まなくなってるんですよ。若人たちとかはLINEとかのニュースだし。なのに、「なんで?」って思うじゃないですか。

和田:そうですね。

小泉:だから、これはね、やっぱり消費税は国民に身近な税金だから、集め方だって公平性を感じなかったら、信頼性が出ないですよ。これはね、いろんなところで訴えてます。報じてもらえないけど。

和田:これは、まあ、今のところ党内でそういうような話にはなってないですけれども。集め方っていうことであれば、例えば歳入庁だとか、そういうようなところまで将来的には、っていう考え方なんですか? こういった政策が取れれば。

小泉:僕は、いずれ将来考えうるべきなんじゃないかなって思うのは、やっぱりこれから地方にもっと権限を与えていくべきだと思うんですよ。そういった意味で今、アメリカとかカナダとか、州によって消費税、いわゆる付加価値税が違いますよね。

和田:そうですね。

小泉:そうなったら、競争するじゃないですか。

和田:しますよね。

小泉:稼がなかったら、集まってこないんですから。

和田:そのとおりです。

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