2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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西野亮廣氏(以下、西野):よろしくお願いします。
絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):よろしくお願いします。家に4トンのサイン本が?
西野:そうそうそうそう。
山口トンボ氏(以下、トンボ):なんか、穏やかじゃなかったですね。
西野:『えんとつ町のプペル』の予約販売のやつが8300冊あるという。
トンボ:はいはいはい。
西野:あれが家に届いちゃうので。
のぶみ:僕、家に行かせていただいたことがあるんですけど、床抜けないんですか?
西野:床抜けると思いますよ。
(一同笑)
のぶみ:だって4トンって……。
トンボ:床抜けるし、傾きますよ。
のぶみ:そうだよね。
西野:4トンですから、8300冊ってけっこうですよ。だから今、大慌てで分散させようと。いや、本当は最初、その映像がおもしろいと思ったんですよ。
トンボ:まあ、確かに(笑)。
西野:ダンボールにして四百何十箱なんですけど。
のぶみ:知らない人のために説明すると、西野さんの住んでるところが1階じゃないんですよ。
西野:そうそうそう。
のぶみ:(床が)抜けたら、下の人……「ワァーーーー!!!!」だからね(笑)。
トンボ:死んじゃう!
西野:下の階の人が死ぬから、やめようという話になった(笑)。
のぶみ:そうなんだ。
西野:自分ちが2階建ての一軒家で、2階が抜けるとかやったら、それはもう勇者になるからどんと来いなんですよ。
トンボ:(笑)。
西野:いや、「これをやっちゃうと、下の階の人死んじゃう」と思って。
のぶみ:そうですね(笑)。
西野:人殺したらダメだから。『えんとつ町のプペル』で殺すって、あんまよくないですよ。
トンボ:そうですね。
のぶみ:マジでニュースになりますからね。
西野:だから今、大慌てで「どうやって分散さすの?」っていう。
トンボ:置く場所ってことですよね。
西野:置く場所を。でももう、倉庫には届いてるわけですから。
のぶみ:もう倉庫に行ってやるしかないんじゃないですか?
西野:それか貸し倉庫を借りて、いったんそこに置くか。
トンボ:そうですね。レンタル倉庫。
のぶみ:EXILEのUSAさんが、1万冊サインしたことあるんですよ。俺、その時の様子聞いたんですけど、(本で)部屋全面埋まっちゃうんですよ。
西野:はいはい、そうですね。
のぶみ:本当にずっとやっても終わらないから、「これ、まだあんの?」ってなって、「コンサートの合間もやった」って言ってましたよ。
西野:細かくやっていかないと、なくなんないですよね。
トンボ:そうですよね。
のぶみ:そんだけサインが入ってると、ファンの人が「これは全部にサイン印刷されたもの」って勘違いするんですよね。
西野:なるほど。サインがあるのが当たり前になっちゃって。
のぶみ:逆に、「ないのが何だ?」という(笑)。
西野:でも、今で8300冊ですけど、まだ増えていってますから。
のぶみ:8300冊がどういう数字かというと、どの絵本でもだいたい初版5000部からスタートなんですよ。だから、もはや増刷2回ぐらいかかってる状態が8000冊ですね。それで8000冊だと、だいたい書店に平積みで置かれるんじゃないですかね? 大型書店だと。
西野:あー、なるほど。
のぶみ:それくらいの量ですね。
トンボ:(コメントで)「今日クラウドファンディングで買いました」って。
西野:ありがとうございます。今現在、クラウドファンディングで売っているので。
のぶみ:マジですか。
西野:たぶんクラウドファンディングが終わるまでには、1万冊ぐらいいくんじゃないですかね。
のぶみ:うわー。
西野:だから、その分を書かなきゃいけないから、どうやって分担するかみたいな。もちろん手書きですよ。
のぶみ:幻冬舎の方にも聞いたんですけど、(初版)3万部になったんですよね?
西野:はい、そうなんです。
のぶみ:すごい。もはや1万部ぐらいサインしそうですよね。
西野:1万部は、とりあえず自分でサインしないといけないので。
トンボ:しないといけない。
西野:要は、クラウドファンディングのリターンで、「サイン入り絵本」というのを出しているから、それが売れているので、サインはしなきゃいけないんですよ。
のぶみ:すっげーな。
西野:サインをするという約束で、リターンを出してるので。
トンボ:これもでも、(保管方法を)早急に決めないと、もう殺人犯になっちゃう(笑)。
西野:そうなんですよ、ヤバいんですよ。殺人犯になっちゃう(笑)。
のぶみ:だって、書店に2万部なわけでしょ? そしたらまた、変なことになりますよね。
西野:そうですよね、どうなるんだろう。
のぶみ:足りなくなんないですか?
西野:どうなんでしょうね。
のぶみ:だって、『アメトーーク!』に出るのが10月20日で、発売されるのが……。
西野:翌日10月21日です。
のぶみ:Amazonでも買えるんですか?
西野:買えます買えます。
のぶみ:やっぱり、翌日手に入らないと、「まあいっか」というやつが本当に、けっこうスルーされる場合があるんですよ。
西野:いるでしょうね。
のぶみ:「昨日すごい熱かったから、すぐ買いたい。でもなかったら、まあいいや」というんだったら、買わなくなるもんね。
トンボ:うーん。
のぶみ:僕、『キングダム』がちょっとそうでしたね。
トンボ:あー、漫画の。
のぶみ:うん。手に入んなかったから。
西野:直後だったら買ってたけれども。
のぶみ:そうですね。
西野:けっこういたでしょうね、『キングダム』の。
トンボ:そうですね。いや、でも本当に、もう間もなくですもんね。
西野:もう間もなく。
トンボ:21日。
西野:だから19日に物が届くんですって。
トンボ:なるほど。
西野:それで19日に倉庫に……。
のぶみ:それもギリギリだな。
西野:ギリギリなんです。要は、発売1週間前倒しにしたので。
のぶみ:そうかそうか。
西野:もともとは18、19日とかに届いて、ちょっと1週間ぐらい様子見て発売するつもりだったんですけど、『アメトーーク!』があるんで、だいぶ前倒しにして。
トンボ:はいはいはい。
西野:19日に届いて、もう21日には書店に並んでますから。もう大慌て。
のぶみ:絶対そうですよね。でもそれは判断間違ってないですね。
西野:あー。
のぶみ:絶対(『アメトーーク!』の)直後に売ったほうがいいもん。
西野:直後ね。
のぶみ:でもこれ、本当に手が動かなくなってたら……ここが腱鞘炎になるんですよ。
西野:でも僕、考えてみたんですよ。サイン1日中するって言った時に「腱鞘炎になる」って言われたんですけど、でも僕、絵を書いてて、ノってる時、1日20時間以上やってますよ。
トンボ:そうっすよねー。
西野:あの、チマチマしたの。
のぶみ:すげーな。
のぶみ:ならない人なのかな。
西野:腱鞘炎ならないんです。
のぶみ:ならない人っているのかな(笑)。
西野:腱鞘炎を忘れた人、はい。腱鞘炎を忘れた男。
のぶみ:俺もそうだと思ったんだけど、ずっとやってたらなったな。
西野:まあ、サインはまた違うんすかねー、力入れてるから。
のぶみ:あと、つまんなくならないように。
西野:そっちですよね。
のぶみ:マラソンの高橋尚子さんとかも、マラソン走るのはいいんだけど、「長いから飽きちゃう」って言ってましたよ。
西野:あー、わかります。
のぶみ:だから、「曲とかいろいろ変えたりしてる」って言ってましたけどね。
西野:あー。
トンボ:力士の手形みたいな感じだったらいいですけどね。
西野:(手を机にパンパンと打ちながら)これね(笑)。
のぶみ:サッ、サッ、サッてやる(笑)。
西野:あれ、おもろいもんな。
トンボ:あれはいいですね。
西野:工場見学思い出す、あれ。
のぶみ:「俺、何やってんだろう?」って思うだろうね(笑)。
トンボ:でも、すごいリズミカルですよね。
西野:あれ、いいっすよねー。
のぶみ:1000枚とか超えたら、ちょっと腫れんのかな。
トンボ:あれのほうが、まだスピーディーですからね。そういうわけにはいかないですからねー。
西野:サインしてる間、あまりにも暇なので。
のぶみ:暇は暇ですよね。
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