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会議を見せるテレビ第21回(全9記事)

キンコン西野「お前らとは仕事しない!」プペル発売までの“大人のゴタゴタ”を振り返る

キングコング西野亮廣氏と絵本作家のぶみ氏によるニコ生チャンネル「会議を見せるテレビ第21回」。今回は、西野氏が10月21日に発売した新作絵本『えんとつ町のプペル』制作段階で起こった事件を振り返りました。

『プペル』発売までの“大人のゴタゴタ”を振り返る

西野亮廣氏(以下、西野):僕は確か1冊目……吉本にむちゃくちゃキレたんですけど。

絵本作家のぶみ氏(以下、のぶみ):うん。

西野:マネージャーに、もうババちびるほどキレたんですけど。

のぶみ:ババちびるほど(笑)。

西野:本当に、「そんなにキレる?」っていうぐらい、夜中に呼び出して、「お前こら!!」ってキレたんですけど。

トンボ:うん。

西野:ええとね……1冊目の絵本を出す時に、まず最初に幻冬舎の人が手を上げてくれたんですよ。

のぶみ:あー。

西野:そこで会ったのが、今一緒にやってる袖山さんと立野さんっていう人。

トンボ:はい。

西野:この人と、「ちょっと会いましょう」って言って、会って飲んでしゃべった感じがすごく気持ちがよかったんです。それで俺は「この人と仕事したい」と思って、向こうも思ってくれて、「じゃあ、本出しましょう」ということで、話がまとまったんです。

のぶみ:うん。

西野:その時、吉本興業は一切入ってないんですよ。でも、本を出すことになったから、じ一応マネージャーに、「幻冬舎で本を出すという話になりましたよ」って言ったら、何を思ったのか、このマネージャーがポプラ社に話を持っていったんですよ。

のぶみ:え?

西野:たぶん、条件を競争させたかったんじゃない? パーセンテージの。

のぶみ:あー、そっかそっか。

トンボ:なるほど、はいはい。

のぶみ:余計なことするなー。

西野:それで、まずブチギレたんですけど。

トンボ:はいはいはい。

ポプラ社とは仕事をしない

西野:だって、「お前と仕事しような」って言ってるのに、その裏で吉本のマネージャーが勝手に、内緒でポプラ社に話を持っていって競争させようと。要は、「ポプラ社さんはこれぐらいですけど、幻冬舎さんはどれぐらいなんですか?」っていう。まあたぶん、マネージャーもよかれと思ってやってると思う。

トンボ:まあまあまあ。

西野:でもこれ、アホが考えるよかれですから、本当にひどいもんで。

のぶみ:ちょっと上に立ってますよね。

西野:それで「それはやめろ」って言って、「何してんねん、お前!」「なんでお前が勝手にそんなこと決めてんの?」ってすごくキレたんですけど。

トンボ:はいはい。

西野:でも一方で、ポプラ社さんに話がいったじゃないですか? ポプラ社さんに話がいって、ポプラ社の人は僕の絵本を見た時に、「ストーリーをもっと短くして、もうちょっと子供向けにして、もっとカラフルにしてくれるんだったら出してもいいですよ」みたいなことを言われたから、それでまたブチギレて。

トンボ:(笑)。

西野:「『出してやってもいいですよ』ってなんだ?」みたいな。それでこっちからポプラ社さんに……まあ俺は持っていってないですけど、向こうからしたら。

トンボ:まあ持ち込みみたいなかたち。

西野:一応、こっちから持ち込んだかたちですよね。持ち込んでいって結局、「お前らとは仕事するか!」って言って、キレて帰ってきましたから。

トンボ:はい(笑)。

西野:だから僕、「ポプラ社と仕事しない」っていうことになってるんですよ。

トンボ:なるほどなるほど。

のぶみ:えーー!

西野:そこで「二度とお前らとはしない」って言ってるんですよ。

トンボ:はいはいはいはい。

西野:「お前らの考えることなんかよりも、俺のほうが1000倍おもしろいから、お前らのバカみたいな脳みそで作ったものなんか、なんもおもしろくない」って言って、ブチギレちゃって。

のぶみ:(笑)。

西野:向こうからしたら知ったこっちゃないんですよ、「お前から来といて、えー!?」って。

トンボ:そうですよね、不思議ちゃんですよね(笑)。

(一同笑)

のぶみ:不思議だよね(笑)。

西野:でも僕からしたら、僕から(持ち込みに)行ってないんですよ!

トンボ:まあまあ、そうなんですよね。

西野:僕からしたら、僕からいってないんですよ! マネージャーが勝手にいっただけなんですよ。でも向こうからしたら、「お前から来て、お前から告白しといて、振るって何?」と。

トンボ:そうですねー(笑)。

西野:だけど、そういう感じで、ポプラ社さんとは仕事しないんですよ。

トンボ:へー。

出版社・担当編集者との相性

のぶみ:ポプラ社は、社長が、「これ出版します」って言わないとやらないというやつなんですよ。

西野:はいはい。

のぶみ:けっこうトップダウンなんですよね。

西野:はいはいはいはいはい。

のぶみ:それでけっこう、ダメだって言われるパターン……僕、3回ぐらい持ち込んで全部断られてるかもしれないですね。

西野:あーー。

のぶみ:だからやっぱり、合ってる出版社とそうじゃない出版社ってあるんでしょうね。

西野:それはあるでしょうね。幻冬舎でよかったです。

トンボ:そうですよね。

西野:幻冬舎で、本当によかったですもん。

のぶみ:うん。

西野:もともと絵本とかの出版社じゃないじゃないですか。だから、すごく融通も利いて。

トンボ:また、担当されてる方が本当に素敵な方ですもんね。

西野:そう! 袖山さんと立野さん。

のぶみ:だから俺も、ものすごいがんばって仕事するんですよ。すごいがんばって仕事してるのはなぜかというと、もう本当に嫌だったら全部やめちゃっていいよというのは、小学校の時から決めてるんですよ。

西野:はいはいはい。

ストレス発散はテキサスバーガーで

のぶみ:ほんで、小学校のときに、学校行きたくないのに行かされて、本当に自殺しようとしたので。本当に嫌だったら「嫌だ」って言っちゃっていいよというのは……だから、そのためにがんばってるんですよ。

トンボ:はいはいはい。

のぶみ:もちろん相手方のおもちゃ会社もがんばってて、すごいでかい会社だし、有名な会社なんですけど、でもなんか、あれじゃないですか。自分もがんばってきたじゃないですか。

西野:はいはいはい、そうです。

のぶみ:西野さんもずっとがんばってきて、それなりの評価も得たりしているんだったら、「本当に嫌だったら(やめても)いいんじゃない?」っていうのは、ちょっとありますよね。

トンボ:確かに。

のぶみ:本当にもう嫌になっちゃって、さっきもトンボさんに、「今日これ終わったら、テキサスバーガーやけ食いしてやる!」って(笑)。

(一同笑)

トンボ:かわいい!(笑)。

のぶみ:食べたかったんです。

西野:「飲んだくれてやる!」とかじゃないんですね。

トンボ:テキサスバーガーを(笑)。

のぶみ:俺、ぜんぜん飲めないから(笑)。

西野:テキサスバーガーやけ食いですね。

トンボ:ちょっと時間的に、そろそろ有料放送のほうにいきたいなと思います。

西野:はい。

のぶみ:ありがとうございます。

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