2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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DaiGo氏:では本題に入っていきたいと思うんですけど、今日のメニューは、幸せな状態ってどういう状態なんですかという話とか、幸せを感じやすくなる心理状態を作るにはどうすればいいかとか。いろいろ書いたんですけど、しゃべれるところをバーッとしゃべっていきたいと思います。
(コメントにて「遺伝子で決まってるんでしょ?」)そうそう、遺伝子で決まってるって話もあって、ポジティブ心理学とかを勉強するとわかるんですけど、ポジティブ心理学自体は人間の長所に目を向けた研究なんですよね。だから、ディベロップメント・カウンセリングとか呼ばれたりもするんですけど。
まず、人間の幸せってなんなんですかね? 幸せとはなんなのかってところなんですけど、これは難しくて、幸福感とか幸せというものは「これが幸せです」ってものが基本的にないんですね。
自分、みなさん自身が主観的に「あっ、幸せだな」って感じられるかどうかというのが、幸せの定義になっちゃうんです、どうしても。ただ、ここが大事な部分で、ここからは心理学の出番で、じゃあ、どういうふうにすれば、人間が「今、幸せ」って感じやすくなるのかってことを研究してるわけです。
だから、同じことをしていても、幸せを感じる場合と感じない場合があるんですよ。例えば、100円のプリン食べて「幸せ」って感じる人もいるし、超高級レストラン、客単価3万円とかの店に行って、最後に出てきたすごいオシャレなプリンを食べても、「このプリンはイマイチだな」とか言っちゃう人もいるし。
人によって、幸せの感じ方は違いますよね。ただ、それはみんなやってることが違うし、体験してることが違うからなんですけど。じゃあ、どういうふうに自分の内面に働きかければ、幸せを感じやすくなるのかって話をしたいと思っています。
今日は、その幸せの定義のなかで、自分の強みがなにか知らなくちゃいけない。そういうのを調べたほうがいいですよって話が出てくるんですけど。
自分の強みを活かすことがすごく大事なんですけど、強みがなんなのかわからないって人がけっこう多いので、自分の強みはどこにあるのかを、心理学者が教えてくれるテストがあるんですね。そのテストがネットでできるので、そのリンクを出します。それで、「自分はなにが強いかわからない」っていう方は、自分の強みをそこから見つけてもらえればと思います。今日は、けっこういろいろ用意してるんですよ。どんどんいかないと時間がなくなりますね。
では、先ほど遺伝の話が出たので遺伝の話をすると、人間の幸福度ってなにで決まると思います?
(コメントにて)「自己実現」「睡眠時間」、「DaiGo」って(笑)。(コメントにて)「金」、いろいろですね。
いいですね。みなさん、自分なりになにが幸せを決めているかを考えてもらえばいいんですけど、一応大きく分けて3つあるんですね、人間の幸せを決める要素っていうのが。
1つが遺伝的な素養ですね。前、遺伝子検査の番組をやって……あの遺伝子検査と今後も仕事することなったので、また遺伝子関連の話もできると思うんですけど、遺伝子によって幸福度がけっこう変わってくるというのは、確かに常識と言えば常識なんですね。これが1つ目、遺伝子的な要因。
2つ目が環境要因ですね。自分の置かれてる環境とか、地位とか、どういう会社に入ってるのかとか、そういう話。
3つ目が自分の行動ですね。自分がどういう行動を取っているのか。
だいたいこの3つなんですけど、これがどのぐらいのパーセンテージかというと、まず、自分の幸福度を決めてるものが100パーセントあるとしたら、そのなかの50パーセントは遺伝的な要因なんです。だから、半分は遺伝で決まるんです。そんなに遺伝で決まるんですね。もっと言うと、5-HTTという遺伝子があって、これで決まるって言われてるんです。
ただ大事なのはここから先で、残り50パーセントはどうなってるんですかというと、残りの50パーセントの部分の、実は大部分が自分の行動によって決まる幸福度なんですね。だから、さっきフライングで答えが出てましたけど、遺伝的要素が50パーセント、環境的な要因がわずか10パーセント。あとは本人の行動が40パーセントなんです。
だから実は、遺伝と拮抗するぐらい、50と40ですから遺伝と拮抗するぐらいの幸福度の決定力を、自分の行動が持ってるんですね。だから、自分がどういう行動を取るかということによって、幸福は大きく変わるってことがわかってるんです。
では、どういう行動を取れば幸福度が上がるんですかって話に入ってくるんですね。
だから、これはすごくいいところで、一番最初に「遺伝的要因が90パーセントで、環境要因が8パーセント、自分の行動で決まる幸福度は2パーセントしかありません」って言ったら、ポジティブ・サイコロジーという学問が危うくなるわけですよ。
つまり、「研究しても、どうせ遺伝でほとんど決まっちゃうんでしょ、9割」となったらどうなるかというと、それは遺伝学のジャンルになっちゃいますよね。
(コメントにて)「シビュラシステムが決めてくれる」、シビュラシステムね。ちょっと待って、『PSYCHO-PASS』の話を始めたら僕はけっこう長いですよ。『PSYCH-PASS』、全部もう3回ぐらい見ました。「シビュラ作りたい」って思ったもん。脳の並列接続とか。僕、もともとああいうのをやりたかったので。
『PSYCHO-PASS』いいですよね。「ドミネーターほしい!」、みたいなね。(コメントにて「『PSYCHO-PASS』回はよ」)『PSYCHO-PASS』回やるか。今度やりましょうか。(コメントにて「映画見た?」)映画見ましたよ、ばっちり。これは語り始めると、危険なことになりますね。
(コメントにて「DaiGoの犯罪係数は?」)たぶん、僕の犯罪係数やばいと思うよ(笑)。僕の犯罪係数どれぐらいだろ。わかんないです、友達とこういう話をしてたら「おまえはたぶん免罪体質か、720ぐらいだろう」って言われました。
その数字がなにかというと、『PSYCHO-PASS』っていうアニメがあって、ネタバレになっちゃうんですけど、犯罪者を、心理診断っていうのができるようになってるんです。
それで、犯罪係数と言って、犯罪を起こしやすいかどうか、反社会的な行動を取りやすいかどうかを、スキャナーとかで見るとわかるんですよ、その係数がピッと出て。そうすると、犯罪を犯してなくても、犯罪率が高い人を捕まえて、カウンセリングして、犯罪係数を落とすことによって治安を保つ、みたいなところから始まるんですけど。
(コメントにて)「免罪体質っぽい」、はい(笑)。ちょっとズレましたけど、なんの話だったんだっけ?
あ、そうそう。それで、なんで遺伝で50パーセント決まるって話になったかというと、だいたいこういう遺伝に関する研究というのは、双子、一卵性双生児の双子がもとになってるんです。
不思議なことに、一卵性双生児の双子で生まれてからすぐバラバラになって育った、同じDNA持った双子を比べてみると、幸福度がだいたい一緒だったんですよ。つまり、どういうことかというと、遺伝的な要因がかなり大きいでしょ、という。
(コメントにて)「一卵性ソーセージ」って、お魚のソーセージの違うバージョンみたいだね。双生児ですね。一卵性双生児ってわかんないかな。
(コメントにて「わかるよ!(笑)」)わかるよね(笑)。いや、おれの滑舌が悪いから、わからないのかと思って。(コメントにて)「魚卵(笑)」、一卵性ソーセージって確かに……魚卵性ソーセージ……、なんの話だったんだっけ?(笑)。
あ、そうそう。だから、簡単に言うと、双子の研究をすると、遺伝でどれぐらい物事が決まってるかがわかるということなんですよ。つまり、環境が違う場所で育てられた双子を比べた時に、幸福度がだいたい一緒だったら、幸福度というのは環境の要因よりも遺伝的な要因のほうが強いよねってことなんです。
それで幸福度を決めている遺伝子が、このHTTっていう遺伝子じゃないかってところからスタートしてるんですけど、自分の行動で40パーセント幸福度が決められます。もっと言うと、環境要因の4倍ってことですからね。環境で決まる幸福度が10パーセントで、本人の行動で決まるのが40パーセントですから。
だから、僕のメルマガとかにも悩み相談が来ますけど、「会社の待遇が……」「上司とうまくいかなくて……」「親との関係が……」とかって話がけっこう来るんですけど、それって環境要因なんですよね。
多くの人間の悩みというのは、この環境要因の部分にあって、本人の行動の部分じゃないんですよ。だから、本人の行動によって環境要因はいくらでもひっくり返せる。少なくとも4倍あるわけですから、というのがすごく大事なんですよ。
だから、実際にそれを見た時に「遺伝で50パーセント決まっちゃうんだ、残念。自分じゃ、どうにもできないや」「親もネガティブだったし」とか、親がネガティブだから子供がネガティブになるかというと、それは関係ないんですけど。そう思う人もいれば、「あ、なんだ、40パーセントも自分の行動でコントロールできるんだったら、ぜんぜんまだいけるじゃん」と思うのかってところが大事なんですね。
それで、実際どういう行動を取ればいいのかって話をしていきたいと思います。
(コメントにて)「犯罪係数も遺伝で決まる」「親は超ポジティブなのに俺は超ネガティブ」、それは後天的なんじゃないかな(笑)。ネガティブとかポジティブの遺伝子って測るとわかります。この前のジェネシスヘルスケアさんでやった遺伝子のイベントで話したとおり、実は僕はネガティブな遺伝子を持ってますからね。
ネガティブな遺伝子を持ってますけど、めちゃくちゃポジティブなんですよ。遺伝子っていうのは、基本的にはメチル化と言って、スイッチのオン・オフができるんですね。エピジェネティクスというのがあって、要はその遺伝子を持っているからといって、その遺伝子のスイッチがオンになるとは限らないんです。
だから、僕ネガティブなスイッチがたぶんオフになってて。じゃあ、どうやってその遺伝子のオン・オフが行えるのかというと、これは自分の行動によってオン・オフができることがわかっているんですね。
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