2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
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のぶみ氏(以下、のぶみ):例えば、西野さんって、「あれ、ちょっと言いすぎたな」って、帰り道に思うことってあるんですか?
山口トンボ氏(以下、トンボ):(笑)。
西野亮廣氏(以下、西野):実際ないんですよ。それはさすがにないんですけど、僕、本当に毎日ネットニュースになるんですね。じゃあ、やっぱ、ネットニュースになる時って、どうしたってこう、切り取りハラスメントに遭うじゃないですか。
トンボ:そうですね、はい。
西野:で、「そんな、もう、切り取りハラスメントすなよ」って僕は思ってたんですけど、そら、やっぱ、切り取りしろが多いから、いかようにでも悪く書けるな、と思って。
トンボ:切り取りやすいですもんね。
西野:僕、言葉の端々に「バカ」とか入れてるから、この「バカ」となにかをかけ合わせれば、すぐに人の悪口なんか作り出せるから。
トンボ:編集しやすい(笑)。
西野:ネットのニュース見た時に、「あ」って思う時ありますよね。
(一同笑)
西野:あの時に「バカ」さえ入れてなければ、ここの僕の発言はこんなに悪くならなかったのに。ネットのニュース見た時に、「あ」って思いますね。
トンボ:なるほど(笑)。
のぶみ:『バイキング』の、どうなったんですか? 『バイキング』のやつ。「それはあなたたちが悪かったからです」って、流れたんですか?
西野:いや、それは流れてないです。『バイキング』もね、結局オンエアー見たら、最終的には……。
のぶみ:理解してくれてる?
西野:いや、もう……、町の声は全員バカですよ。全員バカだったんですけど、スタジオの坂上さんだとか、フットボールアワーさんだとか、コメンテーターの先生方とかが、全員でこう、いいほうに持っていってくださって。
トンボ:はいはい。
西野:ただ、最終的には、結果、「むっちゃいいじゃん」ってなったんですけど、やっぱ町の声はね……アホでしたね。
トンボ:いや……(笑)。
のぶみ:1万部、自腹で購入したっていうことに関しての?
西野:そうです。それが、けっこう、20分ぐらい取り上げていただいて。それは本当ありがたいんですけど。
トンボ:すごいですよ。
西野:あれ、ただインスタに写真上げただけですよ。
トンボ:はい、領収書をね。
西野:領収書を。それでテレビ20分出れるんだ、っていう。でも、あれはむずいっす。僕Facebookに書いたんですけど、要は、まあ全部言っちゃうと、絵本を1万部、自分で買ったんですよ。自分で買って、自分の販売サイトで、自分で1万部売ったって、それだけの話なんですけど。
これと、例えば、自社のアーティストのCDを金に物言わせて1万枚買って、自分のところの倉庫には、もう1万枚の在庫が余ってるっていう、そういうレコード会社のやり方との区別がたぶんついてなかった、っていう。
「西野、自分の本を1万冊、自分で金に物言わせて買って、おまえ、ランキング上げたんだろ?」っていうふうに、思ってる人がほとんどだった、っていう。
のぶみ:うん。
西野:でもね、それもちょっと僕は思うところもあって。まず街頭の声、町の声を聞いたんですよ。で、好意的な声もあるんです。「あ、それはおもしろい」。つまり、全部理解してる人はもちろん、「あ、そんなやり方あるのね」っていう、好意的な声もあるんですよ。で、わざわざバカの声を使ってるんですよ。
のぶみ:いろいろ巻き返すためにっていう構成もあるんでしょうね。
西野:あったかもしんないですけど、あれ、最終的に巻き返したからよかったけど、要は、町の人の声で、全員反対なんです、僕に対して。
のぶみ:うんうん。
西野:で、VTRは最低な奴みたいなことになってたんですけど。最終的に巻き返せたから、結果的にきれいな流れになったけど、見る人が見て、あのままだったら、あれが世間の声になっちゃうわけでしょ。
トンボ:そうですよね。
のぶみ:そこで切っちゃう人もいるからね、テレビってね。
西野:まあ、実際そうですよね。そこで切っちゃう人もいる。僕、前から思ってたんですけど、「なんでバカの人の声に耳を傾けるんだ」と思うんです。バカなんて、切り捨てたほうがいいじゃないですか。だって、バカだから。
のぶみ:なんで、そんな「バカ、バカ」言うんですか(笑)。
西野:なんて言うんですか。100万人に支持されてる、フォロワーが100万人いる人と、悪口を言うためにTwitterを立ち上げて、フォロワー0人で、なんか、かみついてばっかりいる奴と、この2人の意見を対等に扱ったり。なんなら、こっち(フォロワー0人)をすごく扱ったりするじゃないですか。
トンボ:そうですね。
西野:こんな奴の声、聞かなきゃダメですっけ?
トンボ:確かにね。
西野:あんな声、つぶしちゃえばいいんですよ。
のぶみ:だけど、たぶんスタッフがやってますよね。それはもう、構成としてやってるだろうね、完全に。
トンボ:まあ、それもあるでしょうね。
のぶみ:もう意図的に選んじゃって。
西野:まあ、意図的に選んでるんですけど。
のぶみ:はじめにけなして、それからこういうふうにいくぞ、っていう。
西野:まあ、結果ね。結果はすごく、僕は『バイキング』さんにすごい感謝していて。
のぶみ:そうですね。
西野:あれだけやってくださって、結果、ワーッてなったので、ありがたかったですけど。で、もっと言うと、一番かわいそうだったのが、やっぱり街頭インタビューに答えてた子たちが、公開処刑みたいになった、っていう。
つまり、自分たちがあまりにも無知だったっていうことを、全国ネットで知らしめちゃって。で、結局、その後に僕がコメントするし、スタジオの人がコメント(するし)、「いや、そうじゃないんだよ」っていうことをやるから。
のぶみ:あー、ちょっとかわいそうだね。
西野:僕は得したけれど。
トンボ:わかってない奴になっちゃう。
西野:わかってない奴で、バカなことを、本当に。だから、バカにカメラ向けるから、そういう被害者を……。
トンボ:バカにカメラを(笑)。
西野:バカにカメラ向けちゃダメですよ。
のぶみ:芸能人で、そもそも自分の言える立場がある人だったらいいんだけど、僕は文化人でたまにしかテレビとか出れないからよくわかるんですよ。だから、それでパッてイジられちゃうと、後々まで後悔するんですよね。
西野:そうそう。
のぶみ:だから、街頭インタビューに出た人は、かわいそうだったでしょうね。たぶんね。「いや、そうじゃないんだよ」とかって、何回も言われるだろうし。実際の生活で。
西野:なるほどね。
のぶみ:で、「あの後、こういうふうに言われてたよ」とか、すげー言われるんですよね。だから、それは、スタッフはちょっと、悪いよね。
西野:なるほど。
のぶみ:演出のことだけ考えて、たぶんそのことは考えてないもんね。
西野:なるほど。
のぶみ:うん、かわいそう。
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