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デンソーが目指す未来のモノづくり(全1記事)

2023.08.28

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工場の仕事は泥臭くてつまらない? “デジタル変革の主役”だからこそ、エキサイティングでワクワクする「生産技術者」という仕事

提供:株式会社デンソー

「DENSO Tech Links #18」では、製造現場における”デジタル変革”をテーマに、デンソーが描く未来のモノづくりについて、エンジニアの講演やスペシャルゲストとのパネルディスカッションを行いました。ここで登壇したのは、メカトロニクスシステム製造部 新領域生産技術室の新井裕明氏。デジタル変革における、生産技術者の挑戦について紹介しました。

新領域生産技術室長の新井氏

新井裕明氏:みなさんこんにちは。メカトロニクスシステム製造部の新井です。よろしくお願いします。

私は入社してから20年、生産技術を担当しています。世界初の製品の開発、工程設計、全社活動、海外立ち上げなど、多くのことを経験して、現在はメカトロニクスシステム製造部で新領域生産技術室長として仕事をしています。

世界トップクラスの競争力を実現している

まず、デンソーについて簡単にご紹介します。デンソーは、従業員16.5万人、売上6.4兆円という非常に大きな会社です。製品として、クルマの中に使われるメカ部品や電機部品、半導体まで手掛けて、いろんなものを生産しています。

また、(スライドの)右にあるように、工場で使われるFA機器や農業のフードバリューチェーンなど、多種多様な製品を生産しています。

ものづくりにおいては、世界初・世界一製品を量産していたり、世界中の仲間と一緒に仕事をする中で、1個の不良、1秒のロスにこだわるといったように、グローバルに一人ひとりのこだわりで世界トップクラスの競争力を実現してきています。

自動車産業における環境の変化とデジタル変革

冒頭では、自動車産業の変化とデジタル変革についてお話しします。

みなさんもよくご存じのとおり、自動車産業やものづくりを取り巻く環境は大きく変化しています。地球温暖化の抑止のためにカーボンニュートラルが重要視されてきたり、少子高齢化になる中で労働人口が減少したり、ガソリン車からEVに変化する中でモビリティ大変革が起きています。

このような状況に対して、私たちはデジタル技術を駆使し、フレキシブルなニーズに応えたり、無人で自律的な生産を可能にしたり、遠隔から工場を制御したり、エネルギーを無駄なく使い切ったり、仕事のやり直しをなくしたりすることで、ワクワクする工場を作り上げています。

具体的には、ロボット技術、AI、高速通信、デジタルツイン、生産シミュレーターなど、新たな技術に挑戦し続けています。

デジタル変革の主役は生産技術者である

変革をしていく主役は、生産技術者です。本日は学生の方も多く参加していると聞いているので、生産技術者の説明をさせてもらいます。

デンソーにおける生産技術者の役割は、大きく3つあります。プロジェクトリーダー。新しいラインの構想をして、作り上げるシステム設計者。そして、加工技術や自動化技術などの固有技術者。こういった役割があります。

デジタル変革においては、デジタル技術を開発して、デジタル技術を使った生産ラインを具現化して、そのプロジェクトを推進して、工場を変えていくという、非常に大きな役割を持っています。

そのほかにも、デンソーの生産技術者は、世界初の生産技術開発、海外生産の立ち上げ、拠点運営、新製品の設計などに関わるので、活躍の場が多くあります。

2つの事例を紹介

本日紹介する事例は2つです。1つ目のエレクトリフィケーションシステム事業グループでは、クルマの電動化に必要なインバーターという製品を、お客さまニーズに素早く対応するための生産ラインの開発に取り組んでいます。

2つ目のメカトロニクスシステム事業部では、環境、安心、社会など、いろいろな社会課題を解決するための製品を次々に生み出すための生産ラインの開発に取り組んでいます。目的は少し違いますが、同じような技術を使って解決を図っています。

最後に、「工場の仕事はおもしろいの?」と思っている方もいるかもしれませんが、非常に楽しい仕事であることを、今日の講演を通じてわかってもらえるといいなと思っています。では、私の話は以上で終わりにします。ありがとうございました。

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