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2014年10月22日橋下徹市長登庁会見(全1記事)
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記者:お聞き及びかと思いますけれども、統一地方選の公認候補に在特会の元幹部の方がいたということで、これについてはいかがでしょうか?
橋下徹大阪市長(以下、橋下):聞いたところでは、もう全く関係ないというふうに聞いてますけどね。
記者:「元」ということらしいんですけれども、それであればまあ問題無いと?
橋下:どういう関わり方なのかっていうことをちょっと聞いたんですけれども、「確かに最初は一部主張に共感するところがあってその会の中には入ったけれども、やっぱり会の活動とか主張に合わない、これは違う、ということで出た」というふうに僕は聞いているんですけどもね。
まあ人間ですからいろんな考え方があって、いろんな経験があると思うんでね、そこに一旦足を踏み入れたとしても、自分で「これは違う」というふうに思ってそこを出て、ある意味在特会の活動は否定しているような、そういう認識、意見になってるわけですから、過去は過去のこととして、なにか犯罪を犯したわけでもないから、いいんじゃないんでしょうかね。
記者:じゃあ特に、事前にわかっていたとしても公認に影響はなかったと?
橋下:ええ。ただその中に本当に活動として犯罪行為まがいのことをしたり、完全に差別主義者的な考えを持っているということであれば、これはもう公認なんかしませんけれども、本人も「間違っていた」と。在特会に一旦足は踏み入れたけれども、これは違うという思いで出たということであれば、そういう人にまでチャンスを全部閉ざしてしまったら、これはかえってそっちのほうが良くないと僕は思いますよ。
反省して、在特会の活動を否定しているというふうな立場であればね、しっかりそれでやってもらったらいいんじゃないでしょうかね。
記者:党の判断で、それがどうだとか言うつもりは別にないんですけれども、ただ維新の会がそういう集団と近い、と誤解されるような心配とかは……?
橋下:そんなことまで気にしてやってたら政治なんてできませんよ。で、日本社会は犯罪を犯してでもチャンスを与えようという社会なんですから、犯罪を犯してでも、反省をして更生するのであればね、しっかり社会で受け入れていこうというそういう世の中なわけですから、寛容をもっと旨としろ、っていうのはMBSの主張もそうなんじゃないんですか? 寛容寛容って言うんですから。
記者:はい。
橋下:ですから、犯罪を犯したとか、今もそういう見解を持ってるとか、根っからそういう価値観だということだったら、それはもう維新の会にはふさわしくありませんけれども、一度足は踏み入れたけれども、やっぱり違うと、在特会とは合わない、考え方が違うんだというので認識を改めたというのであれば、チャンスを与えて、しっかり頑張ってもらいたいと思いますけどね。
記者:あと在特会絡みなんですけれども、昨日も「明日は橋下市長に会って、極悪朝鮮人を大阪から叩きだせ、と言う」との主張をしてたみたいなんですけれども、そういう、市長に会うことをやはり宣伝に使っているようなんですけれども、いかがでしょうか?
橋下:でも会わなくても何かしら言うんでしょうしね。とにかく、勘違いしている連中だと思いますから、言ってやりますよ。勘違いするなって。
記者:「(在特会は)最近ちょっと大人しくなった」という事もおっしゃっていましたけれども、この「朝鮮人を大阪から叩きだせ」、これはやはり問題だと?
橋下:それは問題ですね。言います、それは。一括りにするなと。違法な行為をやってるんであればね、それは告発っていう手続きをちゃんと刑事訴追できるわけですから、キチンとしたルールに基づいてやれと。今の日本社会というか民主主義のこの先進国である日本においてはね、民族を一括りにして評価を下すなんていうのは最低の行為ですよ。
だから非違行為をしている人間を特定して、それに処罰を求めるというのは、これは当たり前だと思いますよ。日本人であろうが、外国籍の人間であろうが、日本のルールに反している場合には、それはキチッと告発をして、刑事処罰を加えていくっていうのは当たり前のことですけどね。民族を一括りにして評価をするっていうのは最低の行為です。ちょっと勘違いしてます。
記者:市長すいません、小渕大臣の辞任と、あと松島大臣も辞任の意向というような報道が出てますけれども、所感と、あと国会で今後追求されていくかについて……。
橋下:小渕大臣は正直残念ですね。若くて、女性だからというとまた問題になるかもわかりませんけど、それでも若くて女性の政治家として非常に国民から期待のされている政治家だったんでしょうけれども、ちょっとあの金額は「間違ってました、すいません」っていうところで政治家として許される範囲を越えてしまってるんでしょうね。
ただ、小渕さんを庇うわけではないんですけどね、僕自身もね、正直政治団体のお金のやり取りのところについてまで厳密にチェックなんかしきれてないんですよね。だから担当者のほうに至急確認するように指示を出したところであって、これ言い訳になってしまうけれども、市役所の仕事もやり維新の会もやって、法律事務所も抱えながらね、政治団体の資金管理のところは担当者に任せているようなところもありますのでね。
ただこれは言い訳になりません。だから、僕自身ももし何かそういう問題が出てくればね、これは責任を取らなければいけないんでしょうけれども。実態としては、政治家というものにある意味、組織のサポートは与えられてませんから、結局そういう事をチェックしていく人材を抱え込むにはまたお金集めなきゃいけないということになってですね。この問題は、小渕大臣を擁護するということじゃなくて、やっぱり政治家のサポート体制っていうものはね、もうちょっとしっかり考えなくてはいけないのかなと思いますけどね。
ただ今は、特に地方の首長なんていうのは全部自前で用意しなきゃいけない、国会議員なんかは何名かのサポートは得られるんでしょうけれども、なかなか収支のところまでキチッと厳密にチェックできてるのかというと、ちょっと心許ないところはありますね。自分のところもしっかり確認をしていこうと思っていますけどね。
ただあの額は、ちょっとミスでごめんなさい、という事を言えるような額ではないし、やっぱりお父さんのいろんな政治団体というか後援会を引き継いだこともあって、いろんな昔からのやり方っていうのをそのまま踏襲してしまったところもあるんじゃないですかね。
松島さんのやつは、あれは「ごめんなさい」で許されないんですかね? うちわは。どうなんですか? それは追求するのは野党の役割だからいいんですよ、ああやって問題点をどんどん追求していくのはいいと思うんですけれども、そんな人間に全て完璧やれってそこまで求めるのか、それとも仕事の中味を求めていくのか。
まあ悪いことは悪いで正当化はされませんけれども、しっかり謝罪して認識が甘かったってことで、こっちはそれで許されないんですかね。まあただ安倍首相のほうが、民主主義の国ですから支持率っていうのを気にされますしね、世間が許さないという方向になってるんで、そうであれば交代・更迭っていうことも考えるんでしょうけれども。
なんか謝罪して許してもらえる問題と、これは許されないって問題をもうちょっと区分けしていってもいいと思いますけどね。とてもじゃないけど、僕はもう国会議員なんてほんとね、こんなの自分には出来ないですよ。謝ることなんて山ほどあるんでね。
うちわの問題はどうなんですかね。いや、追求するのはいいんですよ。あれを法律違反、公選法違反だっていうのは問題ですからね、しっかりそれは指摘をして正していく、っていうのは必要なんですけれども。
ものすごい反省して謝罪して、許されないんですかね。ちょっとそのへん、僕はわかりません。
(了)
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