ゲストは参議院議員・吉川ゆうみ氏

宮本周司氏(以下、宮本):はい、こんばんは。今週も始まりましたCafeStaの「ご当地ワケアリ'47」。本日のゲストは……。

吉川ゆうみ氏(以下、吉川):はい。三重県選出の参議院議員、吉川ゆうみでございます。よろしくお願いいたします。

宮本:おかえりなさい。いらっしゃいませ。

吉川:ただいま戻りました(笑)。

宮本:ゆうみ先生はこの間までご出産でちょっとだけお休みをしておりましたが、今は子育ても頑張りながら政治活動とそして母親、そして妻。

本当にフル活動でいつも一生懸命頑張ってる我々の同期でございますが。今日はそんな吉川ゆうみ先生をお迎えして30分ほどの番組を進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

吉川:お願いします。

宮本:ゆうみ先生は三重県でございますね?

吉川:はい。三重県です。

三重県のご当地ナンバーワン

宮本:これはまたじっくりとご紹介をいただこうと思いますが。まず最初に、三重県のナンバーワン紹介。これをぜひゆうみ先生のほうからお願いします。

吉川:はい。三重県のナンバーワン紹介ということでたくさんございますけれども、その中で選りすぐりを今日はお伝えしたいと思います。

まずは、何をおいても伊勢海老。

宮本:伊勢海老。

吉川:はい。三重といえば伊勢海老でございます。先般、伊勢志摩サミット、安倍総理から決定ということでお話をいただきまして、ありがとうございます。

今、三重県中が沸いておりますけれども、まさにその地の伊勢海老、この漁獲量は全国のシェアの20パーセントで全国1位でございます。

宮本:さすが。伊勢海老だけあって。

吉川:伊勢海老だけあって(笑)。ただ伊勢海老だけではなくて、本当に三重県には海の幸、アワビであるとかたくさんおいしいものがあるんです。

三重県は1位ではないんですけれども、海面漁業の漁獲量が北海道、長崎、そして静岡に次いで4位でございまして。

イワシやアジも2位。あるいは海洋活動の1本釣り、これも全国2位と、かなり全国の中でも漁業が非常に重要な産業となっている県です。

宮本:カツオの1本釣りも盛んなんですね。

吉川:はい。遠洋カツオの1本釣り、これ全国2位でございますので。

宮本:すばらしい。

全国の海女さんの約半数が三重県にいる

吉川:あとは海女さん。

宮本:海女さん。

吉川:はい。朝の連続ドラマでも『あまちゃん』あったかと思いますけれども。今、日本に約2,100人の元気な海女さんがいらっしゃる。

宮本先生のお地元・石川にもたくさんの海女さんがいらっしゃると思いますけれども、三重県は宮本先生の石川県を越えさせていただきまして、約1,000人の海女さんがいて、全国の海女さんの45パーセント、約半分近くは三重県の海女さんなんですね。

宮本:すごいですね。

吉川:海女さんは本当に漁で現役でやっていただいておりますけれども、実は三重県に行きますと海女さん体験(ができる)。衣装などを300円でお貸しさせていただいて、写真撮影ができるということをやっております。

あとで1泊2日の三重県旅行、企画をさせていただきましたけれども、その際にはぜひとも海女さん体験などもしていただければいいなと思います。

宮本:ゆうみ先生はちなみにその格好で撮影はされたんですか?

吉川:まだしておりませんので(笑)。これからぜひしたいなと思っております。

宮本:次の選挙ポスターにはぜひ海女さん姿で。

吉川:はい。本当にたくさんの海女さんが今でもしっかりと海に潜っていただいて漁業をしていただいてるというのが三重県でございます。

真珠の装身具の出荷額も全国1位

吉川:そして三重といえば真珠の装身具、こちらの出荷額も全国1位。

宮本:1位。ゴージャスですね。

吉川:ありがとうございます。

宮本:今日もそういえばすてきな。

吉川:はい。三重のアピールをさせていただいておるんですけれども。三重県では鈴木英敬知事をはじめ県会議員の方々、あるいは市長の方や多くの方が三重県のPRのために、真珠のものを何か男性の方でも身につけているという人が多くて。

そういった意味では、みんなで「三重って真珠盛んなんだよ」というところをPRさせていただいてるところです。

宮本:いいですね。私も何かいただけたら一緒にPRしますので。

吉川:じゃあぜひとも一緒に。よろしくお願いいたします。

家の鍵の「MIWA」マークは三重の製造メーカー

吉川:そしてもう1つ、これは製造業なんですけど、実はおもしろいところで鍵ですね。鍵。この製造量も日本一です。

美和ロックさんといって、皆さん鍵をお持ちに、MIWAってアルファベットで書いてあると思うんですけれども、あれは鍵の日本で約6割のシェアを誇る鍵のメーカーさんなんですけれども。

三重県にはその中に伊勢工場と玉城工場という2つの工場がございまして、美和ロックさんの中でも7割を三重県で製造しているということでして。

宮本:そうですか。

吉川:はい。半分近くの先生のお持ちの鍵もきっと三重県でつくられたかもしれないという。

宮本:これ、なかなか知られてないナンバーワンですね。

吉川:でも日本のいろんなセキュリティのためには大切な鍵でございますので、それは実は三重県生まれだったという形ですね。

宮本:なるほど。すばらしいですね。

吉川:マニアックなところでございますけれども。

もう1つろうそくもございまして。こちらも亀山市というところが非常に盛ん。亀山ろうそくございます。

宮本:有名ですね。

吉川:はい。日本の約7割のろうそくは亀山だけではないんですけれども、三重県でつくられているというところでございまして。

海の幸から工業製品までさまざまな三重県日本一というものがあるところが我が三重県でございます。

宮本:ナンバーワン。

吉川:はい、ナンバーワン。

林業が舞台の映画『WOOD JOB!』のロケ地で使用

宮本:海の幸とか工業製品、もう1つは三重って何か木のイメージもあるんですけども。あら? これ何ですか?

吉川:あら?

宮本:あら? 恥ずかしくなりました(笑)。

吉川:伝わりますでしょうか? こちらは三重県、実は本当に林業もさかんな地域でございまして。こちらは三重県の津市にありますけれども、

旧美杉村というところの支援してくださっている方がつくってくださったんですが。ヒノキの名札でございまして。

実は昨年ありました映画の『WOOD JOB!』ってみなさん…。

宮本:観ましたよ、それ。

吉川:観られましたでしょうか? こちらはこの名札が生れた美杉地区、津市の美杉というところが舞台になっておりまして。長澤まさみちゃんとか出ていただきましたけれども。

矢口監督という『ウォーターボーイズ』とかつくってらっしゃる監督が林業を舞台に、林業に取り組む青年をモデルにした映画でございました。これも三重県の美杉が舞台となっているというものです。

宮本:いい映画でしたね。

吉川:おもしろいですよね。

宮本:はい。林業の復活もそうですし、今、地方創生ですからやっぱりオフィスバイオマスであったり、当然ゆうみ先生の専門である環境のほうにも精通する内容ですから。

吉川:そうなんです。三重県は本当に海の幸、山の幸、そしてこの林業というとこで、1次産業が大変さかんなところでございます。本当に自然豊かでいいところです。

宮本:ありがとうございます。

三重県の政策課題

宮本:でも、三重県は知事はじめ本当に県をあげていろんな産業を振興していこうと。三重県のポスターの中にもいろんな地域資源がちりばめられた、独時のポスターもつくって三重県をあげて発信していますけれども。

そんな三重県でやっぱり三重県独自の政策、もしくは政策課題、こういったものがあればぜひ続けてご紹介を頂きたいと思います。

吉川:はい。冒頭お伝えをさせていただきましたけれども、先日、安倍総理から来年の主要国首脳会談、サミットは三重県でと、伊勢志摩サミットでということで決定をしていただきましたけれども。

まさに宮本先生おっしゃっていただきましたとおり、三重県、本当に地方創生、三重県の地方から、元気になっていくぞということが非常に必要な地域でございまして。昨年でしたでしょうか。

増田寛也先生が消滅都市を発表されましたけれども、三重県の中でも10数の町々が消滅可能性都市ということで挙げられておりまして。

そういったところをしっかりと活性化していくには、1つは先ほど申し上げた1次産業の発展。そしてもう1個は経済の発展。そして三重県、いいものがたくさんありますので観光というところも必要なんですけれども。

そのためにはこのサミット、これを成功させて世界で三重県、そして伊勢、志摩、鳥羽、そして三重県の良さということを世界のみなさまに知っていただいて、これを地方創生のきっかけとする。

そして三重県がこのサミットを機に元気になったよということを、日本の中で先駆けてPRをさせていただくことによって、他の地域も一緒に元気にしていくことができたらというふうに思っておりますので。

このサミットを契機として三重県を地方創生、元気にしていきますよというところが1つの政策課題になっております。

宮本:これはオンリーワンの政策になりますから、ぜひ三重県の良さもアピールしていただきながら大成功を収めていただけるように我々も応援していきますので。

吉川:ありがとうございます。まさにこれ伊勢神宮でございますけれども。伊勢神宮、やはり日本人の精神性の一番大元になるところでございますし、自然の美しい、食べ物もおいしいというところで成功させていきたいなと思っています。

そしてもう1つの政策課題になりますけれども。こちらは先ほど申し上げましたように、やはり消滅可能性都市と言われたところが14あるということで。これから三重県の人口、どうなっていくんだろうと。

高齢化が進んで、そして少子化が進んでいく。どんどんと人が少なくなって元気がなくなってしまうんじゃないかなというところを何とかしていかないといけない。

実は高齢化率も全国の平均よりもちょっぴり高かったり、減少率もそのようなまだマイナスなところがあるんですけれども。

今、鈴木英敬知事、全国で一番若い知事として36歳で当選をされたんですけれども。この知事が率先して、そして私たち国会議員や県会議員あげてこの少子化に取り組んでいこうということをしておりますので。

結婚、妊娠、出産、そして子育て。これがみんなの希望、こういうふうにしていきたいよというライフプランがかなって全ての子供たちが元気に育っていくことができる。

そして豊かに育っていくことができる三重にしていこうというのも、1つの大きな三重県の政策課題というふうになっております。

宮本:なるほど。鈴木英敬知事も本当に頑張っていらっしゃいますよね。昔、経済産業相の官僚ということで、実は私が商工会青年部の全国の副会長をやってたときに、当時経産官僚で一緒に酒飲んでるんですよ。

吉川:そうなんですね。

宮本:そうなんです。そのあと国政へチャレンジされて、その後に知事になられまして。

昨年、先ほど海女さんのお話ありましたけど、石川県輪島市で全国海女サミットを開催をさせていただきまして、三重県ほどは海女さんがいないんです。石川県200人なんですよ。でも200人でも実は全国2位なんですね。

吉川:1,000人の次は200人なんですね。

宮本:はい。その際も石川県に英敬知事来ていただいて、いろいろな政策の意見交換もさせていただきましたけど。

本当に県のトップリーダーもそういったことも、理解をしていただいてる心強い存在だと思いますので、ぜひ国と県、連携をしていろんな課題を克服していっていただきたいなと思います。

吉川:ありがとうございます。本当に頼もしい、パワーいっぱいの知事で多くのアイデアが次々出てきて、そしてもう実現していくというところで。

私も年が近いんですけれども、いろいろとこれからも連携させていただきたいなと思っております。

実は三重でも去年海女サミットがありまして。安倍総理の奥さまの昭惠夫人もいらしていただいて。石川県からも海女さんたちいらしていただいて。

韓国からも海女さんいらしていただいてやりましたけれども。こういった形で伝統的な漁業をされる皆さんも、元気になっていったらいいなと思います。女性活躍の時代ですからね。

宮本:まさに女性の生業の1つですからね。ありがとうございました。

制作協力:VoXT