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世界を加速させるアウトプット――今に至るまでの戦略と道筋(全4記事)

「世界を加速させるアウトプット」とはなにか GMOインターネットグループ・成瀬氏のアウトプット活動歴

ソフトウェア開発に関わる人々の新たなきっかけを生み出す場となることを目指す「Qiita Conference」。ここで「世界を加速させるアウトプット――今に至るまでの戦略と道筋 」をテーマにGMOインターネットグループの成瀬氏が登壇。まず、成瀬氏のアウトプット活動歴を紹介します。

「世界を加速させるアウトプット」というタイトルの理由

成瀬允宣氏:「世界を加速させるアウトプット」です。みなさん、初めまして。ふだんの生息域とは若干違うので、自己紹介をしておこうと思います。成瀬と申します。プログラマーです。よろしくお願いします。

基調講演ということでかなり緊張していましたが、よく見たら基調講演が4つあったので、かなり気楽にできると思っています。肩の力を抜いてやっていきましょう。

初めに、そもそもなぜこんなタイトルのセッションになったかについて、言い訳をさせてください。ある日、Qiitaさんから、Qiita Conferenceの講演依頼のメールが来ました。

依頼内容は「成瀬さまの多岐にわたるアウトプットの取り組み、その先に生まれた書籍の執筆など、その知見を伺い、発信することの価値をお話いただきたいと考えております」でした。この文面を読んで、僕も最大限がんばってコメントを考えて、解釈しました。

要するに、自分語りを最大限基調講演らしくやってほしいということではないかと。かなり難しい仕事です。4講演あるので、真面目な基調講演は他のみなさまにお任せして、リラックスしていきましょう。少しずつコメントも拾いながらやろうと思います。

成瀬氏のアウトプット活動

本題に入ります。最初はかなり自分語りの成分が強いですがご容赦ください。まずは、「働きながらでもこんなにアウトプットできる」という一例を話そうと思います。後半はアウトプットに役に立つような内容です。自己紹介はともかく、そもそも成瀬はどんなアウトプットをしているのかを紹介する必要があるかと思います。これを話しておかないと、私の話に信憑性がありませんから。

私のアウトプット活動は2018年10月頃からなので、3年8ヶ月くらいです。まだまだ浅いほうです。とりあえずどんなアウトプットをしてきたのかを見ていきましょう。

(スライドを示して)Qiita(の講演)なので、Qiitaの僕のページから切り抜いてきました。できれば9,997Contributionsといういう数字が切りよく1万になってほしくて、このセッション直前まで様子を見ていましたが、ギリギリ足りませんでした。

着目すると、投稿数がおもしろいんじゃないでしょうか。このContributions数なのに、投稿数が7個しかない(笑)。記事は右に配置されています。見たことがある方はいますか?

上から、『オブジェクト指向のいろは』は新卒研修でやった内容を文章にしたものです。『vue.js + typescript = vue.ts ことはじめ』は、Vue.jsの入門書レベルの記事です。2018年頃に、Vue.jsが流行っているはずが、ネット上にぜんぜん情報がなくて「本当にみんな使っているのか」と思いながら書いた記憶があります。

『あなたのエラーコードは何ですか?』は、エモく見えますが、徹頭徹尾システム開発、エラー設計の話です。最後の『実装クリーンアーキテクチャ』は見たことがある人がいるかもしれません。一時期流行った、クリーンアーキテクチャの記事です。

少し放置気味ですが、技術ブログもやっています。ちなみにスライドの左側に見えている視線制御(の話)は、「目でプログラミングをするとどうなるか」という内容です。ガジェットを買いましたが、最近のガジェットはなかなか性能が上がっていて、目でプログラミングができるくらいになっていました。

右のモンハン×スクラムは、みなさんご存じでしょうか。スクラム開発をモンハンでやってみたらどうなるかというものです。(コメントを見て)「クリーンアーキテクチャ関連は特にお世話になっています」、ありがとうございます。このあとの話題にもなりますが、実際にYouTubeでもモンハンスクラムをやっていました。

外向けの講演活動

外向けでは講演活動も多いです。(スライドを示して)例えば、左側の写真はオブジェクト指向カンファレンスです。基調講演のほか、AWS Dev Dayをご存じでしょうか? 今Twitterに「投稿数が7で9,997は強すぎる」というコメントをいただきました。ありがとうございます。

AWS Dev Dayにも呼ばれてしゃべったり、最近では、つい先日の日曜日(登壇時2022年6月23日)にJavaのJJUG CCCというカンファレンスがあり、そこでしゃべりました。右側の写真は、2019年の同じJavaのカンファレンスのセッションです。最近はオンラインがメインになってしまったので、こういう写真がなくて寂しいです。

スライドにあるとおり、社内外含めて2021年は50回登壇、2022年は現時点で38回しゃべっています。しゃべりたがりおじさんです。2022年は2021年より増えそうかな。社内でマイクロサービス化やアジャイルをリードするようになって教える機会が増えたせいで、なかなかいいペースです。Twitterに「成瀬さん、楽しみに待っていました」(というコメントいただきました)。ありがとうございます。

YouTubeや雑誌などのメディアでのアウトプット活動

ほかには、先ほど少し話しましたが、YouTubeで「なるセミ」というものをやっています。オフラインイベントもやっていましたが、今はこういう状況なので、ここでオンラインイベントを行っています。最近はカンファレンスのために作った動画を投稿するくらいに留まっています。登録者数は少し寂しいです。もう少しイベントや動画を増やさないとダメですね。

(スライドを示して)ほかに一番左の雑誌の記事。技術系の雑誌や自分が執筆した本と、その韓国語版。この雑誌記事は、友だちがドメイン駆動設計の記事を書くことになったので、構成やアドバイスをしていたらいつのまにか最初の導入とまとめを書くことになりました。『ドメイン駆動設計入門』は自分で書いた本です。詳しい説明はこのあとにしましょうか。

あとはCM。昔にBuildersconというカンファレンスがありましたが、最近はコロナ禍になってお休み中です。(コメントを見て)「1万Contributionsおめでとうございます」、わざわざありがとうございます! Contributions乞食になっちゃうからやめよう! でもありがとうございます! (コメントを見て)「おめでとうございます」、ありがとうございます(笑)。

Buildersconに協賛することになって、ただのCMを流してもおもしろくないからはっちゃけようぜと企画したのが始まりです。僕が主演したものは4つあります。(コメントを見て)「なるセミはいいぞ」。今Twitterのコメントにありましたが、(6月までに)38回(の講演ということ)は週1ペースなんですね。(コメントを見て)「ネタ切れになる」、ネタ切れというか、最近は同じ話を何回かしています。

実は、これらのアウトプットは1つのアウトプットから始まっています。どうしてこんなにアウトプットをするようになったかという話をします。要するに、アウトプット中毒に至る流れです。(コメントを見て)「おめでとうございます」、ありがとうございます。

(次回に続く)

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