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社内ネットワークエンジニア/仕事内容(全1記事)

2020.09.28

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オフィス構築案件はグローバルにけっこうたくさんある LINEが求める社内ネットワークエンジニアとは

提供:LINE株式会社

2020年7月28日に、LINE インフラエンジニア オンライン採用説明会が開催されました。 LINEのインフラは1日最大49億件のメッセージのやりとりを支えるインフラで、最大3Tbps以上のトラフィックが日々流れています。多数の海外ユーザーを抱えるため、日本国外にもアジア・北米・ヨーロッパの主要な箇所にインフラ拠点があって、それらの拠点を結ぶ地球規模のネットワークが構成されています。物理サーバーの数は全拠点合わせて50,000台を超える規模になっています。 開発者へのインフラ提供は、プライベートクラウド(Verda)で行われています。CDNや一部のサービスを除いてほぼすべてのサービスがオンプレミスで構築/運用されていて、インフラはベンダー任せではなく、自前で構築・維持・管理しています。説明会では、そんなLINEのインフラを支えるエンジニアが、各ポジションの仕事内容について紹介しました。ここでは、社内ネットワークエンジニアについて紹介します。

社内ネットワーク担当チームのマネージャー

吉川正由樹氏:私からはネットワークエンジニアの中でも社内ネットワークについて説明します。

まず簡単に自己紹介させてください。社内ネットワークを担当しているエンタープライズネットワークチームに所属し、マネージャーを担当しています。

2015年に入社しまして、そのころは組織規模も小さく、とくに垣根なくネットワーク全般を担当していました。その後は規模も拡大しましたので、現在は、社内ネットワークの領域に特化して担当しています。

オフィス構築案件はグローバルにけっこうたくさんある

どんな仕事をしているかと言いますと、LINEグループ、グローバルの社内ネットワーク関連全般を担当しています。大きく4つに分類されます。1つ目はオフィスネットワークの新規構築や移転対応。

2つ目は業務委託先オフィスとのネットワーク接続。こちらはパートナー会社からLINEのシステムにアクセスしたいというときに、例えばIPSec接続するような案件を指します。3つ目はこれらの構築したネットワークの運用や最適化です。4つ目は常に新しい技術や製品が登場してきていますので、それらの検討と評価を行っています。

オフィスネットワークは、こちらのスライドで書かれているような国や地域にありまして、アジアを中心にグローバルにたくさんある状況です。

実際にオフィスネットワーク構築案件がそんなにたくさんあるのかと言いますと、けっこうたくさんあります。(スライド参照)こちらのページは、2015年と2020年を比較した従業員数や拠点数です。見るとわかるように、かなり従業員数が増えまして、それに伴ってオフィスも大幅に増えています。さらにそれに伴って、オフィスの構築案件や移転案件が増えている状況です。

次に、使われている技術の紹介です。主に先ほど説明のあったサービスネットワークと同じような技術要素としては、L3のRoutingだったり、L2のSwitchingだったり、重なる部分も多いのですが、社内ネットワークならではの部分もあります。それが(スライド内で)赤字で示したところです。例えば無線LAN、ネットワーク認証技術といったところになります。

Othersで書いたPhone、Video、Active Directoryなどは、エンタープライズネットワークチームで直接担当している部分ではありませんが、関連する技術ということで記載しました。知識としては必要になります。

実際に使っている製品はこちらのロゴで記載しましたが、Cisco、Aruba、Palo Alto、Juniperといった製品を取り扱うことが多いです。

年に1回、横の連携を強めるためのワークショップを開催

続いて仕事を進めるうえでの体制の説明です。(スライドの)左側がオフィス構築や移転時の体制、右側が運用時の体制を表しています。まずオフィス構築に関しては、とくに大規模オフィス、数千人規模のオフィスには社内ITであったり、セキュリティであったり、ファシリティマネジメントなど、いろいろな部署が関わりあってオフィスを構築します。

そのような場合は、Task Forceとしてプロジェクト化し、一緒にオフィスを構築することが多いです。その中でオフィスインフラの役割を担っています。その後、右側に示しているような運用時のフェーズに関しては、入居部署からの問い合わせに対して直接やりとりをするわけではなくて、拠点のITヘルプデスクやITスタッフ、もしくは拠点総務といった方を介してやりとりすることが多いです。

大規模なオフィスですとITスタッフが常駐していますが、小さなオフィスに関してはいないケースもありますので、その場合は、拠点担当者、窓口となっている方をアサインしてその方とコミュニケーションすることが多いです。運用時はITヘルプデスク、ITスタッフと関わることがとても多くなります。

そういったITスタッフとの横連携を強めるために、年に1回程度ですが、Global Office IT Workshopを開催しています。去年は韓国で開催しました。このベージに映しているような、国や地域のITスタッフが一堂に集まってワークショップを開催しています。

どんなことをしているかと言いますと、私のようなネットワーク部署や、その他セキュリティ部署などのオフィスインフラ基盤を提供している部署からは、今進めている施策や、開発したシステムを説明し、理解を深めてもらっています。あとは各国、地域のITスタッフ同士がお互いのナレッジを共有し合うことで、いいところを取り入れて連携を強めています。

新規オフィスネットワークの構築やシステム強化に取り組む

続いて、現在とくに取り組んでいることについていくつか挙げてみました。新規のオフィスネットワーク構築に関しては、今も定常的に行われているものです。それ以外にもWi-Fi6であったり、IPv6、システム強化といった点が現在の取り組みとしてあります。

Wi-Fi6に関しては最近、新規構築した数千名規模のオフィスにさっそく導入しまして、今のところ安定稼働している状況です。システム強化に関しては大きく2つありまして、1つは監視強化や可視化ですね。この取り組みによって、ネットワーク品質の維持・向上を図っています。

取り組みのもう1つは、社員や先ほど説明したような現地ITスタッフが便利になるようなサポートシステムになります。例えば、なにか手動で行っているようなことを自動化するようなシステムです。あとはネットワークのステータスを都度ITスタッフから我々のネットワークメンバーに問い合わせるとお互いに大変なので、そこをうまく可視化や検索できるようなシステムを提供して、セルフサービスで対応できるようなものを企画検討して開発しています。

実際の開発に関しては、LINE社内に開発できる部署がたくさんあるので、そこのチームと連携して開発しています。我々はそれの要件定義や、ログやAPIの情報の提供をしています。

どんな人にオススメか

どんな人にオススメかと言いますと、先ほど白田から説明があったサービスネットワークの部署と重なる部分が多いです。プラスアルファの要素としては、先ほど説明したとおり、いろいろな国や地域のITスタッフとコミュニケーションすることが多いですし、実際にオフィスネットワークもたくさんあるので、グローバル規模で業務をしたい方には、とてもオススメです。

あとはいろいろな関係者、ITに詳しい人もいれば詳しくない部署、そういった人たちと一緒にプロジェクト進行することも多いですので、そういったプロジェクト進行が得意な方にもオススメかなと思います。一緒に仕事したいなと思っています。

あとはベンダーに頼らず、自分自身でIT技術を企画、評価、導入、運用したい人と記載したんですが。けっこうユーザー企業によっては、ベンダーに丸投げみたいなところもなくはないのかなと思います。

弊社に関しては、自分自身で企画や設計したり、評価、テストして、問題ないことを確かめて導入します。最初から最後まで一貫して取り組んでいますので、技術的なことをやりたい人にもよいのかなと思っています。

以上で私からの説明は終わります。ご応募お待ちしています。

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