2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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クリス・ワンストラス氏:コンニチワ!
みなさま、私をこのように暖かくお迎えいただき、ありがとうございます。クリス・ワントラスともうします。私はGitHubのCEOで共同創設者です。本日ははみなさまの前でお話できて、非常に興奮しております。
GitHubはソフトウェアエンジニアのグループによって創設されました。お互いにソフトウェアを簡単に、もっと楽に作りたいという気持ちから誕生しました。
当初は自分たちの問題を解決しようとしていたのですが、結果として多くの人の問題を解決することになりました。今は世界中の1000万人以上のユーザーが使用し、2000万以上のプロジェクトを構築しています。
グローバルになったGitHubのコミュニティですが、さらに進んで、ここ東京にオフィスを設立することになりました。みなさまから多大なるサポートをいただいた結果ですし、さらなる協業の結果、次のレベルへと持ち上げていきたいと思います。
ソフトウェアを作るのというのは共同作業であるのが最善だと考えています。また、向こう100年を考えても、ソフトウェアが非常に重要だとGitHubとしては考えております。というのは、いずれはすべての企業がソフトウェア企業になると考えているからです。
今もすばらしいお客様が何社もいらっしゃいます。例えば日立などが、GitHubのソフトウェアを使うことで大型のプロジェクトの納期などの設計・構築をしているわけです。
さらに将来にわたっては、より多くの方がソフトウェアを使うことにより、さらにお客様の満足度を高めていこうと考えています。
GitHubはソフトウェアを構築するということで、各企業にとって大変使い勝手がいいものですが、さらにはコラボレーションのツールとしてオープンソース・コミュニティで活用できると思います。
最近はマイクロソフトやオラクルとはじめとする大企業でのオープンソース・プロジェクトにおいても、GitHubを使ってリリースがされています。
ご存知だと思いますが、Rubyというオープンソースのプログラミング言語ありますけども、まさにこのRuby上でGitHubは構築されました。
私たちの未来像は、すべての企業がいずれはソフトウェア企業になりますし、すべてのソフトウェア企業がオープンソースのエコシステムの一員として活躍されると思います。
なぜ日本に来て大変興奮しているかというと、日本のオープンソース・コミュニティが昔からとても生き生きしているからです。さらにGitHubを活用している国としては、トップ10に入る国でもあります。
私たちとしては、日本において多くのプロジェクト、多くのプログラマーの方々と密接に協業していきたいと考えております。
私たちが特に興奮しているのは、我々自身もGitHubの大きなユーザーであり、私たち自身のソフトウェアを開発する上でもGitHubを活用しています。AtomやElectronなどのアプリケーション・プラットフォームの構築にもGitHubを使っているのです。
オープンソースはすべての人のものであります。ですから、今後はこのようなアプリケーションでみなさまとも協業していきたいと思います。
私たちは将来さらに各国の政府の方々とも協業できることを楽しみにしております。すでにアメリカの連邦政府や、大都市であるフィラデルフィア市で、GitHubを使うことで住民がデータを検索できるようなWebサイトを構築しています。
また私たちは日本に上陸したことによって、日本の政府や官公庁のお客様のオープンソース化の一助となれればと考えておりますし、より多くの企業の方々にもオープンソース化を進めていただきたいと考えております。
そして、グローバルなソフトウェア開発コミュニティ全体の助けになればと考えております。より迅速に、より強力に、より優れたソフトウェアの開発・構築に役立とうと思います。
本日はお越しいただき、まことにありがとうございます。後ほどみなさまとお話出来たらうれしいです。今後も来日を楽しみにしております。
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