2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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堀江大輔氏(以下、堀江):こんにちは。今日の内容を全部ど忘れするかと思って書いてきたので、ちょっとたどたどしいかもしれないんですけど、許してください(笑)。
この度ギットハブ・ジャパンのジェネラル・マネージャーの就任した堀江大輔と申します。クリスからGitHubの歴史とビジョンについて説明がありましたが、私からはギットハブ・ジャパンの活動について紹介したいと思います。
まず自己紹介から始めます。私は2000年頃からインターネットの業界に参加してキャリアを積んできまして、新規事業の立ち上げやプロジェクトマネージメント、マーケティングや事業開発などの仕事をしてきました。
いろんな職種を経験している中で、ずっとやりたいと思ったけれど、なかなかできない、頑張っても身につかないないことがあったんです。
それは、ずっとソフトウェアのコードを書けなかったんです。これでは本当にいかんなと思いまして、3年くらい前からソフトウェアの開発の勉強をしました。その勉強の過程の中で毎日GitHubに触れるようになりました。
GitHubのことを知れば知るほど、どんどんGitHubというサービスだけじゃなくて、会社に非常に興味を持つようになりました。GitHubの会社としてのあり方を知っていくなかで、本当に私にとって共感を持ち、興味をもったのは、GitHubはサポートを会社の中心、サービスの中心に考えています。サポートや営業がお客様と会って得たフィードバックなどを使って、日々GitHubはサービスを改善しています。
堀江:さらに、GitHubのサポートメンバーのほとんどがそうなんですけど、エントリーレベルで採用するのではなく、ソフトウェア開発者やシステムアドミニストレーターで、サポートが本当に好きだという人たちが、GitHubのサポートチームを構成しています。
そういうメンバーでありつつ、さらにGitHubはオープンソースのワークフローを用いているので、サポートメンバーとかがGitHub.comやGitHub Enterpriseの改善を直接してしまうのはよくあることです。
GitHubでソフトウェア開発を勉強し始めた私なんですけども、2014年の1月にGitHubに入社することになりました。13年間海外に住んでおりましたけども、そういう海外のサービスを日本で紹介する機会というのは、私にとってはすごくうれしいことです。
クリスの内容とすこし重なるところがありますが、許してください。まず簡単にGitHubの数字に関して紹介します。2008年にGitHub.comをローンチして以降、毎年100%以上のペースでユーザーであったり、リポジトリと呼んでいるプロジェクトの数が増えていっています。
現在970万人の開発者が、2330万のプロジェクトをGitHubで展開しています。その中で、日本のユーザーは常に上位10ヶ国にランクインしていました。
GitHub.com自身もRuby on Railsで開発していますし、Rubyは日本で生まれた開発言語なので、日本市場はGitHubにとってはすごく心に近い、特別な市場です。
堀江:GitHubを用いたオープンソースのカルチャーが浸透する中で、世界中のさまざまなIT企業からの声を受けて、2012年に法人向けのGitHub Enterpriseをリリースしました。
GitHub Enterpriseのリリースによって、1000万人近くのユーザーが常に活用しているGitHub.comの機能を、自分たちの組織の環境下で構築することが可能になりました。
これにより、オープンソースで実行されてきた快適なコラボレーションを安価に組織内に組み込むことができます。企業はスピーディーなイノベーションを行うことが可能になりまして、GitHub Enterprise自身はさまざまな技術環境に柔軟に対応しているので、いままであった既存のワークフローをそこまで変更せずに、GitHub Enterpriseを導入することが可能になっています。
また、GitHub EnterpriseはAPIがすごくいろいろできていまして、ソフトウェアというよりもプラットフォームであり、既存のサービスや既に企業が使っている、例えばRedmine(レッドマイン)などと連携して使うことができます。
ソフトウェア時代に伴い、多くの企業が自社で開発コラボレーションツールとしてGitHub Enterpriseの導入を進めてきました。UXなどはGitHub.comとまったく同じですが、GitHub Enterpriseは年間契約のライセンス販売で提供しています。
これにより、ソフトウェアをそのままお客様にボーンと渡すだけではなくて、GitHubの営業チームによる導入のサポートであったり、24時間体制で稼働しているGitHub Enterpriseのサポートチームによる技術サポートも提供されています。
堀江:ただしここで紹介していることはすべて英語のみで我々は提供してきました。それにもかかわらず、日本でも既に多くの企業がオープンソース・スタイルの開発のワークフローを導入するためにGitHub Enterpriseの運用を始めており、その企業の成長に活用してくださっています。
後で改めてご紹介させていただきますが、ここではごく一部の日本でGitHub Enterpriseを導入している企業を紹介します。まず、Yahoo! JAPANさん、日立システムズさん、サイバーエージェントさんは今後ろで写真を撮っています。こんにちは(笑)。それから、クックパッドさん、ディー・エヌ・エー、グリー。
これらの会社はすべてGitHubと英語でやりとりをしながら導入するという壁を乗り越えてくださいました。本当にありがとうございます。
また、先に紹介した企業の導入には国内の数多くのGitHubユーザーがいてくださることによって支えられてきました。これまでGitHubの日本での彼らとのコミュニケーションや啓発活動としては、主に企業や一般のユーザーが開催したセミナーやイベントに招待を受け、GitHub社員が参加するようなかたちを取って、国内のカンファレンスにGitHub社員が登壇するようにしていました。
このように日本のユーザーのみなさまのご好意で、GitHubはここまで伸びてきたと言っても過言ではありません。GitHubは日本のお客様とファンのみなさまに非常に感謝しています。本当にありがとうございます。後ろで(GitHubスタッフの)みんなもお辞儀しています(笑)。
しかし、我々ギットハブ・ジャパンができたことによって、これからはお客様の好意に甘えたり頼ることではなくて、我々が主体的に日本の皆様を巻き込んで、サポートしていきたいと思っています。
堀江:クリスからも紹介がありましたが、本日日本オフィスを正式にオープンしました。場所としてはちょっと渋いかもしれないかもしれないですが、「ギットハブ・ジャパン合同会社」です。事務所は芝大門にあります。畳の部屋もできています。既に今週、何回かここで寝ている人がいます。
そこでこの度、ギットハブ・ジャパンオフィスでは、GitHubの日本人スタッフが日本に常駐しており、既存のユーザーの皆様は引き続き安心してGitHub Enterpriseを運用できるようにサポートしてまりいます。
しかし、日本オフィスのオープンと日本スタッフによるユーザーのサポートだけでは、GitHub Enterpriseを新たに検討していただいている潜在ユーザーの方にとっては、まだ支払いや英語でのテクニカルサポートという課題が残っていました。
現在GitHub Enterpriseを直接購入するには、海外送金かクレジットカードによる米ドルでの支払いしか方法がありません。そして、テクニカルサポートも英語でしか提供していません。
これらのことは、日本の企業のみなさんにとっては、GitHub Enterpriseを導入する大きな壁になっています。
そこでGitHubはこの度、日本でのGitHub Enterpriseの導入を加速するために、マクニカネットワークス社と日本国内総代理店契約を締結しました。本日も会場の後方にいらっしゃいますが、マクニカネットワークスは、代理店の機能はもちろん、日本の営業時間内で、日本語のテクニカルサポートを提供します。もちろん日本の営業時間外は、引き続き、直接GitHubから英語のサポートを利用するというオプションも残ります。
そして、マクニカネットワークスは総代理店としてGitHub Enterpriseを国内のお客様により広く提供していくため、販売パートナーネットワークを構築していきます。ギットハブ・ジャパンは、このパートナー様の獲得をマクニカネットワークスと連携して強力に推進し、またパートナー様のサポート体制の充実を図っていきます。
堀江:けっこうここまでの話ではGitHub Enterpriseがありましたけども、引き続きGitHubは日本各地のイベントに参加していきます。新しいオフィスはこのようなセミナースペースも設けておりますので、日本オフィスでもセミナーを開催します。
ちなみにこのオフィスのデザインを指揮したものが、一番後ろの背の高いLala Owen(ララ・オーウェン)です。
GitHubのビジョンは、より多くの人々がソフトウェア開発に触れられるようにすることです。このビジョンを実現するには、企業以外の方にもオープンソースの開発スタイルなどを紹介する必要があります。
例えばですけども、教員であったり学生には、普段有償なGitHubのプライベートアカウントを、無償で提供しています。平行して、我々は学校や自治体などにオープンソースの開発スタイルやコラボレーションに関しての紹介をしていこうと思います。
ここ最近では福岡市と和歌山県がGitHub.comのアカウントを作成しています。彼らなどを含めた自治体の活動もサポートしていこうと思っています。
本日会場には、福岡市の広報課のモトハシさんが来ています。奥に立っている、手を振られている方です。
堀江:ここでは実際の事例を紹介していこうと思います。まずは株式会社日立システムズの伊勢さんから、日立システムズでのGitHub Enterpriseの運用の事例です。では伊勢さん、よろしくお願いします。
伊勢正浩氏(以下、伊勢):みなさんこんにちは。日立システムズの伊勢と申します。日立システムズという会社はみなさんご存じない方もいらっしゃるかもしれないですけども、日立システムズは日立グループにおける情報通信システム事業の中核機能として、さまざまな業種の方やお客様に、多様なITサービスを提供している会社でございます。
その中で、私が今「生産技術本部」というところに所属しておりますが、ここではソフトウェアの開発を迅速に行うにはどうすればいいかという施策を検討・検証したうえで、お客様に提供している部署に提供する、というようなことを取り組んでいる部署であります。
迅速な開発を進めていく中で、今GitHubの方からご紹介がありました、インターネットの中でソーシャルコーディングですとか、プルリクエスト型の開発手法ですとか、そういったところに着目をいたしまして、2013年度から、まずは実験的なかたちでGitHub Enterpriseを導入いたしました。
GitHub.comというようなサービスがインターネットに存在しているのですが、セキュリティ上の問題、問題といいますか、社内のルールといったところから、こういったクラウドのサービスを使うのがなかなか難しいです。
特にお客様の資産、お借りした扱わせて資産をいただくときには、どういったものかというのが社内の合意が取られていない、あるいはお客様のとの合意が取られていないということもありまして、GitHub Enterpriseを、オン・プレミス、社内に構築して実験を始めたという状況です。
伊勢:それで実験を約半年間進めていった結果、ソーシャルコーディングやプルリクエスト型の開発といったところで、たとえばレビューをするときに、直接相手方と時間を合わせてフェイス・トゥ・フェイスでレビューをする時間調整のタイミングですとか、なかなかレビューが取れないというのが今まで起きていましたけれども、それがWebシステムの中でそういったことができるようになり、非常に効率化できました。
あるいはプルリクエストを出した際に、必ずレビューを済ませてからリポジトリにソースコードを格納するといったことが義務付けられるといったところで、リポジトリに格納されているソースコードの中に、不正とまではいかないですが、未検証のものが入っていかないといったところで、比率ですとか、生産性の向上ができたという実証結果が得られました。
そういったところから、このプロセスを利用するために、実はいったんオープンソースのシステムを導入しております。オープンソースのシステムで同様の開発プロセスが採れるものですから、それで1回利用してみたのが、昨年度からです。
そういったときに性能の問題というのが顕著に見受けられるという課題が発生しました。というのは、だいたい同時に100人くらいで使っていたんですけども、朝9時になるとみなさん業務が始まって、前日までに開発された差分を取り込みます。これが100人一斉に動くわけです。そうしますとなかなか同期が終わらないとか、そんな問題が発生していました。
そういったところで、生産性を落としていたというところから、今年の3月から本格的にGitHub Enterpriseを導入しようということを決定いたしました。
伊勢:弊社の中での利用方法なのですが、まずは弊社のなかのパッケージやサーバーシステム、そういったものの開発にGitHub Enterpriseを活用していこうかと考えております。なぜ「まずは」と申し上げたかというと、GitHub Enterprise、まあGitHubと同じなのですけども、並列に中のソースコードを管理していくときには、開発プロレスのルールを開発者に定着していかないといけないところがございまして、そのためには教育的な時間がかかるというのが、私どもは課題として考えております。
そういったなかで、弊社では新人の教育の中で、このGitHub Enterpriseを導入して、どんどんGitHubが使える技術者を増やしていこうという活動を試みて、そういった人間のところでサービスやパッケージを開発していくところに活用していこうと考えています。
長い時間先ではないですが、そういった技術者が増えた後に、お客様のSIのシステムといったものの開発にも適用していくと考えております。
最後になりますけども、GitHubへの期待ということで、今回日本オフィスが開設されて、先ほどご説明もありましたが、英語でのサポートをお願いしなくてはならないというのが、なかなかしにくいというのが、先駆的な企業としてご紹介はいただいたものの、ありました。一生懸命インターネットで検索をかけながら、あるいは片言の英語でサポートを受けながら、ということだったものが、今後は日本語でのサポートが受けられるということで、より安定した運用のところでいけるかな、と大きな期待をしております。
ちょっと短かったかもしれないですが、以上で私どもの事例としてご紹介させていただきました。どうもありがとうございました。
堀江:伊勢さん、ありがとうございました。これからは日本語でサポートしていきますので、今後もよろしくお願いします。次はヤフーの横山さんです、よろしくお願いします。
横山賢太郎氏(以下、横山):はじめまして。Yahoo! JAPANの横山と申します。今日はギットハブ・ジャパンのジェネラル・マネージャーになりました堀江さんのほうから、「ぜひ事例を紹介していただきたい」ということで、ここに立たせていただいております。
さっそくですが、まず自己紹介をさせていただきたいと思います。私、ヤフー株式会社のシステム統括本部のプラットフォーム開発本部というところで、Developer Platform & Servicesという部署があります。ヤフーのデベロッパー向けのツールなんかを一手にやっている部署になるんですけども、そこの部長をさせていただいています。
さっそく事例の方に進めさせていただきたいと思います。GitHubさんのお話をさせていただく前に、我々のソフトマネージメントについてお話をさせていただきます。
2000年代の当初から、CVSやSubversionなどを適時利用してきました。とはいえ、やはり時代には合っていたんですけども、機能性的に満足するということは必ずしもしていなかったところがありました。
そのうち、gitというものが出てきたんですけども、gitは非常に優れたツールではあるんですけども、高機能でありすぎるというか、高機能が故にすべての開発者に利用していただくには、ちょっと簡単ではないツールだったという背景があります。
横山:我々としては2012年4月に社内の体制が変更になったときに、現場でもうちょっと前向きなプロジェクトをやろうということで、パイロットプロジェクトを立ち上げまして、GitHubを使ってみようとプロジェクトができました。その後本格導入ということですが、2012年から使っているということです。
順調にユーザーは増えまして、社内である時期に全ユーザーに使ってもらおうということで、エンジニア、デザイナー、全員が使える状況にまで持っていきました。
そういった中で、日本語サポートについても紹介していただきましたが、GitHub社のサポートを活用して、弊社のメンバーが活躍してくれたり、GitHubさんの堀江さんやデレクさんというメンバーの方とお話しさせていただいて、ここまで運用してきている状況です。
今は、すべてのデザイナーとエンジニアがGitHub Enterpriseを使って仕事ができる状況になっております。GitHub Enterpriseを中心に開発エコシステムが社内で構築しておりまして、開発効率等々を考えると、今や欠かせないツールの一つと言える状況です。
なぜGitHub Enterpriseを採用したかという部分ですが、GitHub Enterpriseはgitの強力な機能を扱いつつも、多く利用者にとって利用しやすい、つまり簡単になっているというところが採用の一つの理由になっています。
それと、オープンソースの分野から出てきたというお話がありましたが、社内でもGitHub.comを使っているユーザーも多いものですから、そういったものが社内でまったく同じように使えるというのは、エンジニアの道具の使い分けを避けられるという非常に大きな意味があると考えています。
弊社は利用4年目に入ろうとしています。現在はいろいろと手を尽くした感じで、稼働率は99.9%を超える安定運用をできていて、実際に社内で数千のユーザーで使っているという状況になっています。
横山:サポートにも触れておきますと、これまでの運用の中で、セキュリティアップデートが非常に重要なことだと思っているのですが、そこも随時適用というか、提供いただいています。
あとは何らかの形でトラブルやバグみたいなものを発見したときも、GitHub社のサポートのレスポンスは非常に早いです。そこを踏まえると、やはり我々のようにインハウスで運用しているという場合も、満足にサポートを受けられていると考えています。
最後に今後の期待についてお話させていただきます。我々はGitHub製品は、お伝えしたように、日本国内でも比較的先行して使っているユーザーだと認識しておりますし、現状の利用規模も国内のユーザーとしては大きいほうだと認識しております。
今回の日本法人設立というところで、これまでの協力関係に加えて、国内の事情を踏まえた機能性であるとか、我々の立場にはなるんですが、ユーザー数が多いというところで、やはり運用というところで課題を抱えがちなので、そういったところを連携・協力して、より使いやすい製品を提供していただけるということを期待したいと思います。
私のほうからは以上です。
堀江:ありがとうございます。書いてあったプレゼンノートはこれで全部終わりなんですけども、今週の火曜日に、後ろにいる協働創業者のScott Chacon(スコット・チャコン)が、AWSサミットに登壇しまして、そこで言っていたことが、本当に我々が実現したい企業のあり方、仕事のあり方だったんです。
GitHub社というのは、実は本社がサンフランシスコ、もうひとつ10人くらいに人が働いているボルダーのオフィスがありまして、今度日本にオフィスができました。社員は今300人くらいなんですけども、実は7割はリモートで働いています。
それがどうやってリモートで働けるかというと、GitHubを使ってコミュニケーションをして、GitHubに法務でも、どういう紙を使っているのかわかりませんが、コラボレーションをして作り上げたり、マーケティングに資料もそうですし、我々はすべてGitHubを使ってやってきました。
そうすることによって、場所も関係ないですし、時間も関係なく、みんなが世界中どこにいても仕事をできています。
けっこうこういう事例ってユニークなのかなと思ってきたんですけど、日本のいろんなお客様に会っていくなかで、実は日本でもそういう仕事のスタイルに変わろうとしている会社が増えてきています。
元々クリスとクリスの仲間がGitHubを開発したときには、ソフトウェア開発者の問題を解決するために開発したものなんですけども、結局ソフトウェアの構造って文書、テキストなんですよ。
ですのでさまざまなプロジェクトで、開発者に関係ないプロジェクトも、すべてGitHub上で管理して、仕事ができます。
堀江:GitHubに入社して私が見たことは、開発者が開発しているプロジェクトにも、簡単にマーケの人が入ってコメントを入れたり、もしくはバグができたら、そのバグに対して法務とかいろんなところの人が入ってきてコメントしていって、よりよりソフトウェアを開発していくということです。
それはソフトウェアに限らず、たとえばGitHubの社内ルールは全部GitHubの中でみんなで話し合ってできあがっています。ですからスタイルとして、当然自分の仕事としてやることはやらなきゃいけないんですけども、GitHubってけっこう開発者は開発者ということではなく、いろんな人が会社のいろんなところに関わって、会社のことを知りながら、会社のことを大事に思いながら進めてきているんです。
それがすべての会社にとって可能だとは思わないのですが、開発者やデザイナーに限定しないで、いろんな人がGitHub、あるいはGitHubじゃなくてもいいんですけども、オープンソースのコラボレーションスタイルとかワークフローを、我々が啓蒙していってですね。
ちょっと幼稚な言葉になってしまうかもしれないんですけど、よりハッピーな、みんなが楽しく仕事をしたり作業をできるような環境を、今度は日本でギットハブ・ジャパンもそうですし、世界中のGitHubのチームメンバーもそうなんですけど、それが実現できるようにしていきたいと思っています。
ですので本当に、ギットハブ・ジャパンのオフィスは今日オープンしましたけど、本当にこれからは長い付き合いになると思いますので、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました!
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