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フルリモート会社員+ひとり会社の相乗効果で地元に貢献(全1記事)

広島在住のエンジニアが語る、フルリモート+副業という働き方

2019年11月29日、Gaiax Technical Meetupsが主催するイベント「地元に貢献している(したい)ローカルエンジニア交流会 」が開催されました。地方で働いている、もしくは地方の仕事を東京でやっている“ローカルエンジニア”たちが一堂に会し、どのような活動を行っているか、活動を行ってきた中での苦労話など、さまざまな観点から自身の知見を語ります。プレゼンテーション「沖縄に知り合い0人で移住して、大規模なエンジニアカンファレンスを開催するまで」に登壇したのは、リ・ジューム合同会社 大下利宏氏。

広島からフルリモートで働くということ

大下利宏 氏(以下、大下):初めまして、大下利宏と申します。今日は知っている呉高専ご出身でガイアックス社員の中村さんが登壇しているイベントだということで、本業でちょうど東京に来ていたこともあり、私も登壇したいと思いLT枠で参加しました。

このLTで話したいことですが、私はフルリモートで広島から東京の企業に会社員として勤務しています。また、1人で会社を経営しています。その相乗効果で地元に貢献していきたいと考えているという話をしたいと思います。

私は大下利宏と申します。広島県の三次市出身で、津山工業高等専門学校の情報工学科卒です。職業はシステムエンジニアで経験は20年です。本業は、東京都内の企業にリモート勤務中です。副業で合同会社を1人で運営していて、代表社員を務めています。あとは広島修道大学の非常勤講師を来年から担当します。

趣味は、写真、ドローン、グラフィックデザイン、イベントディレクターなどけっこう多いですね。

経歴としては、高専卒業後に東京都の通信機器メーカーに入って携帯電話の交換機の開発したり、商社系SIerに入ってローソンさんのシステムのネットワークを構築していました。広島に帰ってもシステムエンジニア、ちょっと変わったところで国際航業という会社で自治体のシステム営業をしていました。

今のワークスタイルなんですが、本業はパーソルのグループのシングラーという企業に会社員として在籍していて(※登壇当時。現在は東京都の企業に会社員として在籍)、面接支援システムのインフラ基盤を担当しています。複業は1人会社でWeb制作やグラフィックデザインなど、どちらかと言うとフロントエンドに近いほうをやってます。

本業の方は、自宅ワンルームの一角で仕事をしていて、たまにコワーキングスペースを使ったりもしています。複業も事務所は構えてなく同じデスクで行っています、業務時間外や休日に無理しない範囲、週10時間ぐらいを充てています。

好きでやっていたことが副業になる

ここから本題なのですが、それまで純粋に「楽しい」「好き」でやっていたことが、自然に副業になったという話をしたいと思います。私が推進していることとして地方を中心に展開を進めているメイカーイベントで、イメージとしてはMakerFairやNTのようなものです。「つくると!」という福岡発のイベントを各地域に展開することを支援させて頂いています。広島で私が開催したノウハウを、大阪や横浜で開催されたいコミュニティに共有、Webのテンプレート提供とSNS運用、各イベント間の調整を行っています。

そのような活動を個人的に行っている中で呉高専さんからお声がけくださいまして、「この人会社員なのにちょっと変わったことをやってるよね」ということでこれからの新しい働き方についてトークライブをさせて頂きました。徐々に活動が目立つようになり、今度は自宅近くのイベント、これは神社のライトアップイベントなのですが、Webページを作ってほしいという話があり、昨年の問題点について代表者の方とヒアリングをしつつ解決策を練ってWebを制作させて頂きました。

また、さらに話が大きくなってきました。広島駅の北口のエリアが緊急整備地域に指定されているのですが、そちらのエリアのマネジメントの推進や情報発信業務、ポータルサイトの構築、SNSの運用を担当させて頂く話が進んでいます。

あと、広島修道大学の授業の一環として、情報発信を学生にも教えたいという依頼があり、2020年度から年数回非常勤講師として講義を行います。

地方で働いて感じること

本業と副業の相乗効果について、本業で得たスキルが副業でも生かせる、その逆もあります。本業がスタートアップなんですが、副業で会社を経営することで視座が上がります。あとはこれまでにない人との繋がりが生まれたりします。

地方で感じることとして、まず、エンジニアの数が少ないです。パラレルキャリアや複業で地方を盛り上げるための活動に参加しているエンジニアはもっと少ないという印象です。ということで、地方にこそチャンスがあると私は思います。

これからも地道に活動を進めていき、地域に貢献していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

(会場拍手)

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