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レノボ製品と共に創る AI × IoT Business(全1記事)

会議室の70パーセントには通信インフラがない レノボ・ジャパンが取り組む「AI×IoT」ビジネス・3つの戦略

2018年7月19日〜20日、ソフトバンクグループ最大規模の法人向けイベント「SoftBank World 2018」が開催されました。初日となる19日には孫正義氏による基調講演が行われ、その後は40近いセッションが各ホールにて繰り広げられました。本記事ではレノボ・ジャパン株式会社による講演「レノボ製品と共に創る AI × IoT Business」の模様をお送りいたします。

レノボの3つの戦略「Three wave strategy」

安田稔氏(以下、安田):ただいまご紹介にあずかりました、安田稔でございます。

まず冒頭に、今回西日本豪雨におきまして亡くなられた方にご冥福をお祈りしたいと思います。また、被災されております方にお見舞いを申し上げたいと思います。

レノボでは、今回被災された地域におきまして、被害を受けた製品に関しましては今無償のサポートを行っております。もしもそのような方がいらっしゃいましたら、ぜひ私どものサポートの窓口にお問い合わせいただけたらと思います。

本日は「レノボ製品と共に創るAI×IoT Business」に題しまして、少し私の方からお話をさせていただきたいと思います。

まずは、レノボの「Three wave strategy」についてお話をさせてください。

(スライドを指しながら)まず1つ目のストラテジー。ファーストウェーブです。スライドの一番左側です。これはPCを中心とした働き方改革で、働き方のソリューションについて、我々のコアとなるPCのビジネスを中心に提案させていただくというビジネスがファーストウェーブです。

続いてセカンドウェーブ。これはIBMさんから引き継ぎました86サーバーのビジネスと、motorolaさんから引き継いでおります携帯・モバイルのビジネス。この業務インフラのソリューションを提供させていただいたビジネスがセカンドウェーブです。これは2つ目のビジネスの軸となっております。

そしてサードウェーブ。3つ目の波ということで、サードウェーブはすべてのデバイスのクラウドからつながることを前提として準備しております、「スマートデバイス」を中心にしたソリューションの提供でございます。我々の得意としております「マスプロダクション」と「スマートデバイス」を、普及価格で提供できるように今後ビジネスにおいて、最もフォーカスするエリアでございます。

本日は、こちらのサードウェーブのお話が中心になると思いますけれども、お付き合いいただけたらと思います。

場所や時間の制約を振り払うことが、本当の働き方改革に

まず、「Always Connected」というお話からさせていただきます。まさしくこれからの世界は、すべてのデバイスがクラウドにつながる、Always Connectedの世界です。まず、IoT(Internet of Things)の世界が、もうそのものが広がりつつあるのかなと考えております。

これらのデバイス、ソリューション。Always Connectedによって、働き方もだいぶ変わってきていています。それを、誰もが享受できるようにレノボは最先端のデバイステクノロジーを提供することを目的としております。

本日は、このお話に関して3つに分けてお話させていただけたらと思います。まず1つは「ワークプレイス」。2つ目が「コラボレーション」。3つ目が「AI」。3つに分けさせていただいて、デバイスを通して、通じて、その世界が変化していくのか? というをご紹介させていただきたいと思っております。

まずは、ワークプレイスの話しからお話をさせていただきたいと思います。(スライドを見ながら)まさしくこちらのプレゼンにありますように、場所を選ばずに働けるようになってきていると思っております。ただそこには、クラウドにつながるということが不可欠でございます。

(スライドを指しながら)これ、山のように仕事をしている写真なんですけども。だからこそ我々は、Always Connectedということに注力をしております。こちらの写真にもありますように、フタを開ければ、PCがどこでもいつでもクラウドにつながる世界を提供していきたいと思っております。

例えば、LTE(long term evolution)をSIMM(single in-line memory module)を内蔵できるAlways ConnectedのPCに。これもその1つのになるのかなと思っております。

それによって、場所や時間という制約を振り払うことが、本当に働き方改革の統一の話しなのかなと考えております。

(スライドを指しながら)こちらはノートブック(パソコン)の製品で、先ほどのビデオにもございましたけども、ThinkPadの製品でございます。

ご存知の通り、ThinkPadのホームPCですけれども、まさしく働く場所にとらわれないPCとしてIBMから引き継いでおるのですけれども、日本の大和研究所で26年前に産声をあげて。本当に現在は、Always ConnectedのPCとして、進化してきているかなと考えております。

ThinkPadの製品に関して、現在だとラインナップは20以上におよんでまして。様々な働き方、こちらにありますように、フィールドワーカー向け、モバイルワーカー向け、ハイブリッドテレワーカー向け、インターナルワーカー向けとあらゆる働き方に対応した、Always Connected PCとして、提供させていただいております。

会議室の70パーセントには通信インフラがない

ワークプレイスのお話しをさせていただきましたけれども、次にコラボレーション。こちらのお話しを少しさせていただきたいと思います。

コラボレーションの観点で変化をみていきたいと思いますが、少し前までは会議室で会議をするというのが普通であったと思っております。現在は、場所にとらわれず会議できる仕組みが、ずいぶんと求められてきているのかなと思います。

それらのニーズに応えられるデバイスをいくつか提供しておりまして。今日そのうちの2つのデバイスを、紹介させていただきたいと思っています。

1つが「ThinkSmart Hub」という会議室のシステムで、もう1つがVR、バーチャル・リアリティーのデバイスとなります。

まず、会議室の仕組みということでお話しさせていただきますけれども、みなさんご存知の通り、会議室をとりまく環境の変化というのは、ずいぶん変わってきているのかなと思っております。以前は、会議室でコミュニケーションが完結するようなミーティングでしたが、その次に、拠点間を接続するコミュニケーションに変わってきました。

そして現在は、マルチコミュニケーション間の接続と。いろんなところからいろんな人が入ってくるといったような、このような形態に変わってきているのかなと思っております。ただ、会議の仕組みが変わってくるのですが、会議室のインフラの整備というのがなかなか進んでいないのが実態なのかなと思っています。

先日レノボのCAC、カスタマーアドバイザリーカウンセリングというミーティングをやってまして。年2回開いています。レノボのお客さま、だいたい40社ぐらいお越しいただいて、お客さまと大和(研究所)のThinkPadを開発しているエンジニアとのミーティングなんですけれども。

いろいろなご要望でありますとか、ニーズですとか(を一緒に話し合うミーティング)、そういったものを年2回開いています。前回のミーティングで、40社来ているお客さまでにですね、「今、お客さまの会議室に、どのようなインフラがありますか?」といったお話しをしてアンケートを取らせていただいたところ、なんと70パーセントの会議室にテレビ会議システムやプロジェクターや電話がない。なんのインフラもない。というアンケート結果をいただきました。

会議室の働き方改革 ThinkSmart Hub 500

ここまでお話ししましたけれども、なかなか課題が解決できない。といったのが現実なのかなと思います。現在レノボが提供しております会議室、特にハドルルームといった、5〜6人用の、ハドルルーム向けの製品を今提供しております。Skype for Businessの専用端末になります。

「ThinkSmart Hub 500」といいまして、360度をカバーするスピーカーや、マイクや必要なパッケージをオールインワンでこの中に入れて提供しております。まさしく、次世代のスマートオフィス向けの製品なのかなと考えております。これ1台を各会議室に入れていただければ、まさしく会議室の働き方改革となる製品、環境がつくれるのかなと考えております。

そして、もう1つが、コラボレーションをワークプレイスの観点でみていきたいと思うんですけれども。まずは、既存概念を捨てていただきたいと思います。ワークプレイスを再定義したいと思っております。ワークプレイスは、今後業務をたぶん、仮想空間で行うようなかたちになってくるのかなと。

また、その仮想空間でやっている仕事が、シミュレーションができ、3Dの画像で確認できるようなバーチャルなものとなっていく。仕事というものはやはりそうなっていくのかなと考えています。

VR製品「Mirage Solo」で顧客プレゼンテーションが大きく変わる

ここで、具体的なワークプレイスの変化というものを少しお見せしたいと思います。ここからデモをまじえて我々の弊社のドイとモトジマの方から、製品の紹介をさせていただきたいと思います。ドイさん、モトジマさんお願いします。

ドイ氏(以下、ドイ):それでは、私のほうからVRの説明をさせていただければと思います。今安田からありました通り、今回VRの製品2つご用意させていただいております。1つ目が「Mirage Solo with Daydream」といった一体型のヘッドバンドディスプレイと、あとそれに合わせて、VRのカメラ「Mirage Camera with Daydream」といった製品になります。おそらくこちらの部屋にいらっしゃる方もVR体験されたことがあるかと思いますが、VRを体験されたことがある方、挙手をお願いできますでしょうか? どれぐらい、いらっしゃいますか?

(会場挙手)

ありがとうございます。けっこういらっしゃいますね。3割か4割ぐらいいらっしゃいましたが、一番最初にでてきたデスクトップのPCに、USBのエーブルをつないで、かつセンサーを2つ三脚に立てて、挟みこむようなかたちでセンシングしてVRを体験するといったかたちのものかと思います。

今回発表させていただいたMirage Soloという製品は、完全にコードレスで、前の方にちょっと「目」のようなものがありますと思いますが、こちらにカメラがありまして、外から見えるわけではないんですが、使っていた外のセンシングを中に内蔵することによって、完全にコードレスにできるといったところです。

このヘッドマウントを、いかに法人向けで利用していくかといったところで、まずカスタマープレゼンテーションが1つ大きく変わってくるのではないかなと考えております。

今までお客さまへある商品を説明する際に、紙ベースでカタログでお見せしていたと。でタブレットが出てきた時代には、タブレットにそのメディアをそのまま入れるですとか、マルチメディアのコンテンツ、動画や音声を含んだものでお客さまにタブレットでお見せすると。

昨年はAR(augmented reality)に対応しました。これもGoogleさんと開発したTangoというテクノロジーの「Phab 2 Pro」といった、ARに特化したスマホを出していましたけれども、(スライドを指しながら)これの場合はこの写真にもありますように、実物を持っていけないのが家具ぐらいのサイズのもの。それをARで、スマホの画面を通して表示することで、お客さまに対するプレゼンテーションができていたのかなと。

これからVRになってくると、さらに大きなものということで、部屋であったり建物といったかなり大きなものを、スマートフォンでみてもリアリティがないので、いっそのこと中に入ってしまおうということで、こちらのデモをさえていただければと思います。 今パートナーさまは2社おります。NECさまのほうでは2つありまして、トレーニングで使っていただくというところと、下の画像に関しては、コンビニをVRでつくってしまって、陳列をどうするかとか、人の流れをどうするか? といったところのシミュレーションに使っていただくVRの実験を今していただいております。

真っ平らな図面の中に入ってしまう体験を顧客にさせる

ドイ:本日お見せするデモですが、今まではビルといったデータをCADでつくって、おそらく建てる前にお客さまにお見せする際は、PCの画面かもしくはPCにつないでいるプロジェクター・テレビのスクリーンで、マウスでスクロールしながら「こんな感じですよ」といったところで、(顧客に)マウスでスクロールさせながら体験させる。こんな感じでお見せしていた思います。

これを中に入って見てしまおうということですね。このデモ、どういった構成になっているかというと、まずサーバーのような役割でハードウェアのタブレットも出していますけども、このようなAndroidのタブレットで、どちらでもサーバー的な役割ができるようになっています。

共通しているのは、ヘッドマウントと、あとサーバーの役割。どちらもすべてCADのデータを持っています。それで、Wi-Fiを通して双方向で位置情報を共有しているので、それを第三者も、そしてVRをしている人も見られるようになっていると。かつ、今回は2人同時にできるようになっていますので、ぜひご覧になっていただければと思います。ではちょっと待ってくださいね。少々お待ちください。

(会場準備待ち)

これが、今私が見ている視点がすべて動いている。というところですね。例えば、天井を見れば上の方に(視点が)いきますし、下の方を見れば床。右側にリビングがあるといったところです。

ではモトジマさん、前のほうに来ていただいて。そこでまっすぐ向いてください。今は私の視点ですけれども。

はい、では画面を切り替えてみたいと思いますが。

(モトジマ氏の見ている画面に切り替わる)

はい、今モトジマが見ている画面ですね。頭が動いているのが見わかりいただけるかと思います。ちょっと前に歩いていただいて、はい、そのへんで止まってください。

例えば、壁に貼ってあるCADの図面もかなり高精細で見えるのがおわかりいただけるかと思います。ちょっとモトジマさんそのままにしていてくださいね。

(ドイ氏の見ている画面に切り替わる)

私の画面に切り替えると、モトジマさんが、白く、頭が動いているのがおわかりかと思います。これがリアルタイムに通信していて、相手がどこにいて何を見ているのかっていうのが、リアルタイムでわかるようになっています。

(モトジマ氏の見ている画面に切り替わる)

ではモトジマの画面に戻します。じゃあモトジマさん床材の色を変えてみてください。

このコントローラーでクリックして、今緑、黄色、青っぽくなりました。私の画面に戻しますけれども。私の画面をみても、今(床材が)青になっているのがおわかりいただけるかと思います。

これは簡易的にやっていますので、床を簡単に色を変えていますけれども。例えばここで、レイアウトを変えるですとか、そういったことがほぼリアルタイムに。かつ複数人で同じように体験できると。

かつ、今までPCのモニターで見ていた真っ平らな図面の中に入ってしまうことができるといったところが、最大の特徴かと思います。

では、デモのほうはこれで終わらせていただきます。

(会場撤収中)

VRでは、自分が見ている方向が画面になる

ドイ:今デモを見ていただきましたけれども、本日の安田のプレゼンテーションと共通するものは何かと申しますと、全員画面の方向を向いているんですね。

やはり、何かを共有するということは、画面をみなければいけないというところで、それが自分のPCなのか、みんなでみているモニターなのか、というのはいろいろあるかと思いますけれども、これが今の現実的な働き方ですね。

コンシューマーにおいても同じで、テレビを見る際にはどんな姿勢でも、寝転がっていようが座っていようが、テレビの方向に向かないとテレビが見られないといったところが1つ、働くもしくは見るといったところの場所の制限なのかなと。

これが今後VRに関しては、自分が見ている方向が画面になりますし、目の前に360度のすべてを表示することができますので、あらゆる対応が可能かと思っています。

その1つが右側にあるトレーニングですね。これはコーヒーメーカーをどうつくるかといったトレーニングですけれども。指さし確認的な作業であれば、これをある程度やって覚えていただくとだいたいできるのかなと。

これはNECさんのほうでも、航空会社さん向けの機内のギャレイですね。トレーであったりそういったものを収納するところで、いろんなスイッチ類ですべて飛び出さないように閉める必要があるのですが、それを閉める場所が大量にあるので、それをVRで体験することによって、小さい部屋でもこのヘッドマウント1つですべて指さし確認をある程度やっていただければ、現場に行けばすぐ動作を覚えられると。

VRはあらゆるコミュニケーションを再定義する

ドイ:もう1つが先ほど少しご紹介させていただいた、このカメラですね。「VR=アプリケーションつくる」といったところでは、ハードルが高いと思います。そこで、このカメラを使っていただければ、実際これ工事現場で私が撮ってきた動画です。周りの180度をVRでかつ3Dで見えるようになっていますので、某建設会社さんでは、実際この録画を行って作業員の方であったり、クレーンなどの動きを見て、効率が悪いですとか、人がどこに流れて行っているかってところを把握するために使われています。

さらにこういったものが進化することによって、おそらく我々もGoogle Glassのようなメガネタイプですね。今は完全に液晶に覆われていますけども、さらに次に進むとVRからMR(mixed reality)ですね。

トレーニングに関しても、今まではVRで1度やって実際の作業に進むといったところがあったと思いますけれども、これが現実の中に全部表示できるようになると、そのトレーニングすらいらないんですね。現実の中でこのコーヒーメーカーがもう見えていて、あとは指示が画面上にだけ見えているので。1つ大きなVRだったりMRの特徴は「自分は見えているけど、ほかに人には見えない」というのが最大の特徴ですね。

そうすると法人向けの中でいうと、そのセキュリティといったところで、例えば会議をやっていても、パソコン、フィルターつけられますが、VRにしてしまえば全部何にも見えずに自分にしか見えないところが最大の特徴かなと。

これによってあらゆるコミュニケーションをVRは再定義できるのではないかなと考えております。ではまた安田の方に戻らせていただければと思います。

「AIは人を助けるためにある」とレノボは考える

安田:ドイさん、ありがとうございました。実際VR、私もヘッドセットをつけて何回か経験しているのですが、情報量でいうとディスプレイを見ているのの10倍・100倍、そういった情報量が得られるのかなと本当に実感しております。

次は、AIに関しての切り口ということで少しお話しをさせていただきます。「AIは人を助けるためにある」とレノボは考えております。AIを使って人間の知性や知識を拡張しまして、社会活動に高付加価値を与えるようなソリューションとレノボは位置づけております。

まず最初に、パーソナルな視点で少しみてみたいなと思います。今まではデバイスを通じて、コミュニケーションをする場合は、なんらかのインプットというのが本当に必要だったのかなと思っております。

例えば、キーボードを打ち込む、タイピングする、音声による入力。こういったものが必要でしたけれども、クラウドとAIのテクノロジーで、これらが変わろうとしていると思っています。そういったものがより自然にできるようになってきているのかなと思っております。

本日はその1例としまして、Googleと共同開発しているスマートディスプレイをご紹介させていただきたいと思います。その製品の先には何があるのか? クラウドにつながっておりましてAIが動いております。それによって、コミュニケーションはデータの集積のかたちが変化してきております。

クラウドやデバイス、人との関わりは今後変化していくようなものなのかなと。その1つの事例がでます、ビデオをちょっと見ていただけたらと思います。

(会場ビデオ上映)

こちらですけれども、10インチの見やすい画面が装備されております。また、あっすいません。

(会場ビデオ再上映)

こちらは、竹をモチーフにした縦置きも横置きもできる兼用のデザイン。クリアなサウンドが楽しめるような内蔵スピーカー。まあそういったものを実装している製品でございます。

(会場ビデオ継続上映中)

まさしく、「デバイス+クラウド×AI」のソリューション・デバイスの1つのかたちなのかなと考えております。こちらの製品ですけれども今年の年末ぐらいに国内でも販売をはじめる予定でございます。

「デバイス+クラウド×AI」の2つの事例

(スライドを指しながら)次にいくつか事例のお話しをさせていただきます。やはり「デバイス+クラウド×AI」といった事例を2つ紹介させていただきます。

まず1つ目。1つ目は7月1日に発表させていただいきました、新生銀行グループの業務提携でございます。アプラスが提供しております訪日中国人の方のためのコード決済のサービス、「WeChat. Pay」をレノボのタブレット「Lenovo Tab 7」というマシンを使いましてご利用いただけるように今しております。

昨年は、中国の方、訪日ということで700万人を超えてきていて、今後もオリンピックに向けまして、さらなる増加が予想されていると思っております。そこで、今海外で主流になってきています電子決済のサービスの対応を、新生銀行さん、アプラスさんと、組ませていただいて提供しはじめたといったかたちでございます。

アプリケーションは「StarPay」と申しまして、これが、タブレットに実装したかたちで簡単に提供できるといったかたちでございます。

(スライドを指しながら)次の事例でございます。こちらは、パーソルプロセス&テクノロジー株式会社さまとの業務提携により開発したソリューションでございます。実際なにかといいますと、これPOSの仕組みでございまして、中小規模向けの低価格のレジシステム。「POS+ lite(ポスタスライト)」というものをレノボのタブレット上でご提供させていただきます。

従来のレジシステムと比べてなにが違うかといいますと、初期導入費用や月額の料金が非常に低価格に設定されております。こちらさらに、みなさんご存知かもしれませんが軽減税率対策補助金というのがでておりまして、こちらをご利用していただきますと実際に導入コストが、さらに3分の1になる、という価格で導入いただける製品でございます。

こちらもやはり、デバイスがクラウドにつながりその後ろでAIが動くと。今後は、これのデータが集まるにつれて、ビヘイビアの分析であったりですとか、購買の分析、それもAIを使ってさらに加速していくといったかたちになってゆきます。

こちら2つの事例なんですけれども、レノボのブースで今日展示しておりますので、ぜひお帰りの際みていただけたら幸いでございます。

ハイブリッドクラウド上で動かせるようになるのが今後の目標

一方、PCやタブレットやヘッドセットなどさまざまなデバイスが生み出すデータを、1コンピューティングで活用して、やはり分析していきたいといったニーズがかなりございます。

どのように、データをコレクティングして、マージャライズして、有意義な資産として活用していくのか? っていう視点は今後はけっこうさらに加速してゆくのかなと。

やはりクラウド上でそういったものを分析しようと思うと、時間がかかるケースがございます。それを1コンピューティングでハイブリッドなクラウドとして、ぜひこれをビジネスに役立てていきたいといったニーズがございます。

レノボは、エンタープライズシステム事業部、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社ですけれども、昨年発表しました真空システムでクラウドを活用したIoTのクラウドを、今後積極的にさらに展開していきたいと思っています。

サーバーストレージネットワークの、ハードウエアのプラントの、真空システムがベースでありますとか、ブイサン。そういったHI。ハイパーコンバーチブ製品をのせまして。

さらにそれを、SDI(software defined infrastructure)といった、統合ブランドをつくりまして、「Think Agile」という名前で、提供をしております。こちらのThink Agileは、パブリッククラウドサービスと連携しまして、ハイブリッドクラウドの環境として構築が可能になっております。

将来的には、このハイブリッドクラウドの環境の中で、IoTやロボティクスといった先進的なアプリケート、つまりイノベーションアクセラレーター。このイノベーションアクセラレーターがハイブリッドクラウドの上で動くようなかたち。これが、まさしく我々が描く今後のエンタープライズのシステムなのかなと考えております。

レノボがサポートするAI活動領域の3つのフェーズ

次に1つ事例をご紹介させていただきたいんですけれども、その代表例がAIなのかなと思っています。ご存知の通りIoTでつくりだされた膨大なデータを活用してAIを展開していこうという動きはさらに加速してくると思っております。

今レノボでは、お客さまがAIの活用領域を見つけることをサポートさせていただきはじめております。まずは、いくつかフェーズがあるんですけれども。

最初のフェーズとして「ディスカバーフェーズ」。実際にどういうところに、お客さまのニーズがあるのか? というディスカバーフェーズ。でその後AIを開発する「デベロップメントのフェーズ」。これが2番目のフェーズででございます。3番目のフェーズとして、それらを運用していくフェーズ、「デプロイメントフェーズ」。

この3つのフェーズに分けてレノボは考えております。それぞれに、我々はサポートいたしておりまして、まずファーストフェーズに関しては、AIイノベーションセンターというグローバルで開設しております。

こちらでファーストフェーズからサポートさせていただきますし、セカンドフェースの「ディスカバーフェーズ」に関しては、AIソリューションのスタックの提供ということで「LiCO」というものを提供させていただいております。

そして運用フェーズということでLiCOを使用しまして、LiCOというのは「Lenovo Intelligent Computing Orchestrator」の略になるのですが、こちらを運用として使って、お客さまのAIの基盤の導入を、ファーストフェーズからサードフェーズまでサポートさせていただくと。そういうかたちで現在開発を開始しております。

今日はいろいろとお話をさせていただきましたし、デモも見ていただきました。Always Connectedの実践によりまして、誰もが簡単につながることができる世界になっていくということを、みなさんご理解していただけたかなと思っております。

その世界を実現するために、レノボはしっかりと、先ほど話させていただいたスリーウェイブの戦略を軸にしっかりと今後もサポートさせていただきたいと思っております。

以上でレノボの発表は終了させていただきます。本日はご清聴いただきましてありがとうございました。

(会場拍手)

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