2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
Why No Giant Mammals?(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
ハンク・グリーン氏:現代にもシロナガスクジラのような、かつての恐竜より巨大な生物がいます。しかし、大地を歩く生物で恐竜のようなサイズに近いものは存在しません。
史上最大の恐竜はアンフィコエリアスで、全長60メートル体重122トンという巨大さでした。現代最大の陸生動物のアフリカゾウは、全長3から4メートル体重5.5トン。どちらも草食動物です。なぜ今日の陸生生物は、恐竜のように大きいものがいないのでしょうか?
いつ哺乳類のサイズが限界に達したのか、化石にそのヒントが隠されています。恐竜が姿を消してから約6500万年が経ち、哺乳類のサイズと多様性はまったく違うものになってしまいました。
約3000万年前、高さ5メートル全長7.5メートルの巨大なライノジラフビーストが史上最大の陸生哺乳類でした。現代の陸生生物が恐竜のようなサイズになるのを制限するいくつかの要素を、科学者は考えました。
第1の要素は、哺乳類は胎生であること。恐竜の母親は卵を産んでしまえば立ち去ってもいいですが、哺乳類の母親は最大限の努力で出産から赤ちゃんの世話までしなければなりません。
巨大な哺乳類は出産までの期間が長いのです。キリンやサイの妊娠期間は約15カ月で、ゾウになると約2年を要します。長い妊娠期間は、母親や胎児にとって危険が増すことになります。とくに巨大な草食動物は、非常に危険な妊娠期間を耐えなければなりません。
ほかの理論には、当時の地球の天候と生態系が恐竜を巨大化させたというものがあります。暖かく高湿度、そして大気中の炭素率が高い環境が植物を育てたという説です。
竜脚類恐竜のまわりには常に豊富な食べ物があったので巨大化しましたが、環境が繰り返し変化することで現代の草食動物にとって厳しい食事事情になったというわけです。
3つめの要素は、骨格システムによって成長が制限されているということです。竜脚類恐竜の化石により、鳥類のような気嚢を持った軽い骨格だったことがわかっています。全長30メートルもあるのに体重はたった40トンだったと予測されています。現代の哺乳類でそのサイズだと体重はおよそ2倍もあり、歩くには重すぎるでしょうね。
4つめの要素はもっともクールなものですが、巨大な哺乳類は自分を温めるために莫大なエネルギーを必要とすることです。哺乳類は温血動物。私たちは熱を体内で作り保温します。一方、爬虫類は冷血動物で、まわりの環境から熱を吸収します。蛇が岩場で日光浴をするように。
温血の恐竜もいたのでは、または冷血・温血ではないシステムをだったのでは、という議論もありますが、哺乳類が同じサイズの爬虫類よりエネルギーを必要とするのは事実です。
現代の陸生哺乳類がゾウより大きくなれないのは、自分自身でそれ以上サイズになるための熱エネルギーを作れないからかもしれません。このサイズでハッピーだと思える、十分な理由ですね。
関連タグ:
2024.12.20
日本の約10倍がん患者が殺到し、病院はキャパオーバー ジャパンハートが描く医療の未来と、カンボジアに新病院を作る理由
2024.12.19
12万通りの「資格の組み合わせ」の中で厳選された60の項目 532の資格を持つ林雄次氏の新刊『資格のかけ算』の見所
2024.12.16
32歳で成績最下位から1年でトップ営業になれた理由 売るテクニックよりも大事な「あり方」
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
PR | 2024.12.20
モンスター化したExcelが、ある日突然崩壊 昭和のガス工事会社を生まれ変わらせた、起死回生のノーコード活用術
2024.12.12
会議で発言しやすくなる「心理的安全性」を高めるには ファシリテーションがうまい人の3つの条件
2024.12.18
「社長以外みんな儲かる給与設計」にした理由 経営者たちが語る、優秀な人材集め・会社を発展させるためのヒント
2024.12.17
面接で「後輩を指導できなさそう」と思われる人の伝え方 歳を重ねるほど重視される経験の「ノウハウ化」
2024.12.13
ファシリテーターは「しゃべらないほうがいい」理由 入山章栄氏が語る、心理的安全性の高い場を作るポイント
2024.12.10
メールのラリー回数でわかる「評価されない人」の特徴 職場での評価を下げる行動5選
Climbers Startup JAPAN EXPO 2024 - 秋 -
2024.11.20 - 2024.11.21
『主体的なキャリア形成』を考える~資格のかけ算について〜
2024.12.07 - 2024.12.07
Startup CTO of the year 2024
2024.11.19 - 2024.11.19
社員の力を引き出す経営戦略〜ひとり一人が自ら成長する組織づくり〜
2024.11.20 - 2024.11.20
「確率思考」で未来を見通す 事業を成功に導く意思決定 ~エビデンス・ベースド・マーケティング思考の調査分析で事業に有効な予測手法とは~
2024.11.05 - 2024.11.05