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元カレが新しい上司に!?そんなときこそチャンスなのです!(全1記事)

「既婚者だけど職場の上司が気になる」不純な動機を仕事に生かす方法

作家・経営コンサルタントの和田裕美さんの「WADA CAFE」では、リスナーが抱える日常生活のさまざまな悩みに答えてくれます。今回は、職場の異動により気になる元カレが上司になってしまった既婚者の女性から質問が寄せられました。和田さんは、不純な動機に感じる後ろめたさを仕事に生かす方法を語りました。(和田裕美の「WADA CAFE」より)

「人妻だけど職場の元カレが気になる」

和田裕美氏(以下、和田):和田裕美のWADA CAFE。それでは番組に届いたメールをご紹介します。ラジオネーム「ミニラさん」です。

リスナー:和田さん、こんにちは。7年ほど前、初の正社員として今の会社に入ってから和田さんの本や写真で見る笑顔に支えられている者です。

唐突ですが、和田さんは職場での恋に悩まれたことはありますか?

実は半年ほど前に事務所の異動があり、新しい勤務先ではいわゆる元カレが主任を務めていました。

私も今は結婚しており、今後恋愛関係に発展するということはないのですが、悩んでいるのは私の仕事に対する姿勢です。

主任は仕事がとてもでき、同僚から一目置かれている存在です。そんな主任に認めてもらいたくて私は異動前よりたくさん勉強したり、苦手な業務にも前向きに取り組むよう努力するようになりました。

それ自体は悪いことではないのかもしれませんが、なんとなく後ろめたさを感じています。

自分の行動は仕事のためではなく、すべて主任のためだからです。「これは仕事に正面から向き合っていないのではないか」「もし主任が居なければ、私は仕事を頑張らないのではないか」という不安が心の中にあります。

ちなみに主任と別れた理由は、嫌いになったからではなく、当時私は人と一緒にいる勇気がなく付き合っていていつも緊張して疲れてしまっていたので自分から別れを切り出したのでした。

そのため再会した今も憧れている気持ちは変わりません。好意のある、憧れている相手に認めてもらいたいから一生懸命頑張るというのは間違っているのでしょうか?

できれば和田さんの経験談などもお聞きしたいです。よろしくお願いします。

不純な動機の生かし方

和田:ありがとうございました。

私が職場での恋に悩んだか……というのはノーコメントとします(笑)。

職場って学校の延長線上みたいなものでもありますし、普段道を歩いたりいろいろある中で、好きになる対象の人と出会う場所が職場になるのは当然なことだと思うので、ちょっとときめいたこととかね。

職場恋愛とか職場結婚とかいう方はたくさんいらっしゃると思うので、そういう同じような悩みを抱えられている方はたくさんいらっしゃると思うんです。

ただ元カレということなのですが、今回のお悩みというのが「前向きに取り組むようになりました」ということが後ろめたいということですよね。ミニラさんのね。

あのですね。きっかけはなんでもいいんです。例えば主任にちょっとときめきながら仕事にくると楽しいじゃないですか。前のめりになるじゃないですか。

仕事を前向きやるだけではなくて、ちょっとおしゃれしたり、お化粧に気をつかったり、そうなったんじゃないですか?

それは主任の存在を利用して自分を徹底的に磨いているのにすぎないんです。ですのでそれを後ろめたいではなくて、動機付けっていろいろあるでしょ?

例えば「痩せたい」とかあったら。「結婚式までには痩せよう」「結婚式までには綺麗なウエディングドレスを着たいから」という動機があるからダイエットがスタートできたりとかね。

例えば好きな人がいて、「告白をしたいからダイエットをする」とか。その目的は「痩せたい」なんだけど、動機があったほうが人間は行動を後押しされるわけですから。

それが例えば好きな人とかそういうことがあって、動機が不純だからって悩まれることがあるんですが、不純であったとしても何もしないよりも行動してどんどん自分が変わっていって成長してるほうが、何もしていないより断然何倍も何百倍もいいに決まっているじゃないですか。

ということを考えると主任がいてくれてよかったな。そのおかげで私はこんなに自分磨きができて。

勉強もして、本も読んで、綺麗になろうとして、ダイエットもして、そして仕事の量が増えても愚痴を言わなくなって、さらには笑顔がふえて明るく会社にくるようになって、そういうときめいている状態だからちょっと罪悪感が生まれて、旦那さんにも余計優しくなったりして。

すべてはそこに主任がいてくださることによってプラスに回っていくことが生まれているな。ありがたいな。

だから恋が成就しなくても、恋愛に発展するしないまったく関係なく、なんとなく楽しいウキウキした気持ちが日々の中でやってきただけでもらっているものがすごくたくさんあるので、その段階で自分ってハッピーなのでそれでよかったなと思えるだけ私はいいと思います。

仕事の成功が幸せにつながる

要は、その動機を生かしながらこのあとどうなるかということなんですけど、例えば、不純な動機のため、仕事のためではなく主任のために頑張っている私というのが今あるかもしれないけどね、確実に1年後2年後どうなっているか。

仕事の能力が伸びているんですよ。

現場でのお仕事内容どうなっているのかわからないんですが、お仕事での結果が必ず出てますね。

そうするとミニラさんの評価ってあがりますよね。動機はどうであれ、評価が上がったという結果がやってきます。

これってすごい自分に自信をくれるじゃないですか。自信をもらった時に主任を卒業して違う何か「私もっと英語を勉強してみようかな」とか。「違う部署に行ってみようかな」とか。「こういう仕事してみたいな」ということ。

要は動機はその後どうなるかというと、土台になるんですよ。自分のステップになるんです。

動機は自分の中で糧にしていく。そしてネタにしていって、材料にしていって、そして、それによって自分がステップアップしていくためにあるものから。

自分が良くなっていくことによって家族も幸せだし、結果的に仕事を頑張れば、会社も幸せなわけなのですから誰も迷惑を被っていませんので。

そういうところであまり罪悪感を感じずに今のままで前向きに頑張っていけばいいんではないでしょうか。

認めてもらいたいから前向きに頑張るという気持ちはとても重要です。それで頑張ってる人世の中にはものすごく多いと思います。

自分のリーダーに認めてもらいたいとか。そんな風に周りの人に、親に認めてもらいたいとか。そういうふうな動機で頑張るっていうのは、私は最初はあってもいいと思いますので、その部分自己肯定しながら今のままワクワクお仕事してもらえればと思います。

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