
2025.04.02
働く人が増えても、日本の「人手不足」問題は解決しない “労働力=人手”という捉え方の盲点
人見知りの和田がお話しします「人見知りを克服するには?」(全1記事)
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和田裕美氏(以下、和田):ラジオネームようこさんです。
リスナー:和田さん、こんにちは。友人に教えてもらって和田さんのラジオを知りました。ポットキャストもかかさず聴いています。どうもありがとうございます。
私は人見知りで極度の上がり症、人前で話すのが大変苦手です。仕事ではなんとかそれを見せないようにがんばっていますが、正直大変疲れます。
和田さんのお話やFacebookを見て、人見知りと言っている和田さんが、たくさんの友達と一緒にいるのを見ると「いいな」と思ってしまいます。
私もいろんな人と気さくにお話したいです。人見知りでも、人前で上がらないコツとかあるのでしょうか。こんな相談ですが、アドバイスいただけたら幸いです。よろしくお願いします。
和田:ようこさん、メールありがとうございました。そうですね。私、人見知りと言いつつ「人見知りじゃないだろ、お前」というふうにツッコまれることがあるし、人見知りなのに「人前でしゃべってるだろ」とか、ちょっと不思議なことをしてるんですけど。
世の中には、積極的な人と消極的な人がいるんですよ! 心の優しい消極的な人というのは、自分に自信がなくって。それで「私なんか」って思ってる上に消極的だから、後ろに引いちゃうんですね。
私は消極的なんですけど、ちょっと傲慢なんですよ(笑)。だから、「私なんか」というよりも「楽しくしよう、楽しくしよう」というふうに……。
人と付き合う時は、消極的だからゆえに「おとなしい人と一緒にいても楽しくないだろうな」と思うから、できる限り大きな声で笑ったりとか。あと、ものすごい気を付けているのが、下手すると私パーティーとかで1人ぼっちになっちゃって。
何を話していいのかわからなくて、壁の花になりがちなんですけど。もう自分からできるだけ声を掛ける! その時に私という立場がどうとか、プライドとか、「誰も声を掛けてくれなかった」というんじゃなくて、「誰にも声をかけなかったんでしょ、私!」というね。
消極的がゆえに遠慮してるということは、人に対して自分から声を掛けていってない。ということは、逆に「相手に失礼なんじゃないか」と私は思うんですね。
「相手が喜んでくれること」、どんな人だって人から声を掛けてもらえたらうれしいじゃないですか! 声掛けられないよりね。
ということは、消極的な人は優しいクセに、周りの人を幸せにしてない。だって、しゃべりかけてくれないんですもん。消極的でね、人見知りしちゃうってことを充分自分で客観視して理解しているというその土台があるんであれば、「じゃあ私、ちょっと努力して少し頑張って、人を幸せにしよう」と。
人を幸せにしようってところまででOKで、そこから「相手が無愛想だった」とか「相手があんまり反応がなかった」というのは関係なくって。それは、相手がさらに人見知りだったということに過ぎないし、相手の人があまり会話が苦手だったということに過ぎない。
でも、どんな人も声を掛けてもらって「こんにちは」って笑顔で言ってもらって……本当に偏屈な変な人がいたらね……10人に1人もいないでしょ、声を掛けてもらって嫌な人なんて。
自分が消極的だからこそ、「いつも自分がやってない人を幸せにするということをやってみよう」と。そんなふうに心掛けて、自分から「こんにちは」「どちらからいらっしゃったんですか」とか「どうも、おはようございます」とか「今日、暑いですね」とか「今日、寒いですね」とか「雨、嫌ですよね」とか「わぁ、すごい可愛い靴履いてますよね」とか「こんなところに新しいお店できちゃってるんですね」「昨日のアレとか、見ました?」とか「会社からこんな広告来てましたよね」って。
「社長、今日素敵なスーツ着てましたよね」とか、なんでもいいから、自分から声を掛けて次の台詞を言ってみようと。
それだけでずいぶん人間関係変わってきます。「遠慮していることは決して相手のためにはならない」だから、消極的なままでいいので「少し相手のためになる動きをしていこう」「反応がなくっても気にしない」という自分を作る。
声を掛けたところで嫌われるわけでもありませんから。その1歩を進んでみていただければなと思ってます。
ようこさん、それをまたやってみて「わかんなかった!」って思うんだったら、私何回でもお答えしますんで。ぜひ続けてやってみてください。よろしくお願いします。
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