2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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おーさき氏(以下、おーさき):やっぱWebの中で猫って強いですよね。
前田悟志氏(以下、前田):強いですね~。
おーさき:猫の横のつながりというのを感じていて、いぬねこマガジンをやっている中でも猫のネタほうが反応が良いというか、やっぱり知りたがっているといった印象は感じますね。
前田:アクセス数も犬の記事より猫の記事ほうが多い?
おーさき:そうですね。こういう座談会などやっているというのもあって、どちらかというと猫のほうがエンタメ系。犬のほうだと、しつけとかそういった所でアクセスがあるという状況ではありますね。
前田:猫ブームと言うよりは、猫飼いの習性みたいなね。
ヒロタ氏(以下、ヒロタ):そうですね。盛り上がるというか。やっぱりよく言うのは、犬のお散歩とかドッグランみたいなのに一緒に連れて行って、それで他の飼い主さんと会ったりというのはそれほどリアルの場にはないので、逆にインターネットで交流をもっていたりというのはよく聞く話ですよね。
おーさき:あー、そうですね。
前田:犬の写真展ってないですよね?
ヒロタ:あんまり聞かない気がしますよね。
おーさき:犬……。そうですね。
ヒロタ:情報を集めているのが猫オンリーなので、探せばもしかしたらあるのかもしれないですけど、どちらかと言うと犬猫写真家っていう方は結構多いんですけど。
前田:そうそう。
ヒロタ:犬オンリーの写真家の方ってそんなに聞かない気がするんですよね。
おーさき:確かに、猫の写真家さんはいっぱいいますよね。
ヒロタ:そういうのはやっぱり、外でも猫は犬よりも会いやすいじゃないですか。街の中に地域猫さんとかがいてっていうのも多いと思いますよね。ワンちゃんだと、今は飼われているほうがほとんどで、あんまり野良犬さんとかがいる時代ではなくなってきたことも影響しているのかもしれないですよね。
前田:そうですね。猫と犬の、飼い主さんの違いという所なんでしょうね。
ヒロタ:そうですね~。
前田:で、最後の質問がすごく重い質問なんですけど。
ヒロタ:はい。
前田:「今、私は仕事でつらいことがあり悩んでいます。皆さんの仕事でつらかったエピソードを教えて下さい」。
おーさき:(笑)。
ヒロタ:お悩み相談だね、つらかったエピソードですね(笑)。
前田:すごい真面目なやつがきちゃったので、1つぐらいちゃんと言わないと。
ヒロタ:ねこ経済新聞をやっててつらかったことを言うんですよね?
前田:そうそう。仕事って全部つらいですよね?
ヒロタ:(笑)。
おーさき:基本大変ですよね。
前田:ですよね? 新入社員の方かな? 若い方なんだろうなー、と思うけど、何がつらいのか言ってくれると答えやすいんですけど、みなさんプロ魂を……。
ヒロタ:私からで良いですか? 私は先程ライフワークと言った通り、これだけでご飯を食べている人間ではないので、どちらかというと他の仕事もやりながらという感じなんですね。
ですので、「これをやらなければならない」というのは私のスタンスではないので、本当に自分がやりたいと思ってやっています。どうしてもつらいとか、もうやりたくないということはほとんどなくて。
猫に関する取り組みをやっている方がいるとか、こういうお店があるとか、こういうグッズがあるというのを自分で調べて知って、取材してという感じでやっているので、基本的なスタンスとしては楽しみつつ、自分にとっても勉強になりつつという感じでやっています。
あえて言うならば、取材するのがすごく楽しくて、それを記事に書くのも楽しみながらやっているんですけど、どんどん増えてくるので書ききれないというか……。
前田:あ~。
ヒロタ:一番楽しいのは、やっぱり取材して話を聞いている時なんですよ。でもそれを記事にまとめるのが追いついてないというのが現状ですね。本当はもっといろんな所へ取材して、どんどん記事を書いてっていうのをやりたいんですけど、現実問題なかなか追いつかず、書ききれていないというのがもどかしいという状況です。
前田:それで言うとこの3人一緒の悩みなんじゃないですか?
おーさき:確かに。
ヒロタ:ですね。本当に一番楽しいのは、人に会って、猫に会って、話を聞いたり写真撮ったりということで。書く側の自分があと3人ぐらいいたらすごく助かるんですけど(笑)。
前田:コピーロボット的に。
ヒロタ:そうですね。まあそれぐらいかな~……。あとは、読者の皆さん本当にすごく良い方ばっかりで、「いつも楽しみにしています!」というようなコメントをくださったりとか、あとは「ねこ経済新聞見てこのイベント行ってみました!」という話を聞くことも多かったりして、それもすごく嬉しいですし。
とくに私としては、反応をもらうためにやっているつもりではないのですけれども、やっぱり、ねこ経済新聞を見て何かしらアクションを起こしてくれた方がいるというのはすごく嬉しいですよね。
前田:ですよね。
ヒロタ:どうですか、何かありますか?
おーさき:いぬねこマガジン立ち上げ前後でみると、立ち上げが一番きつかったかなっていうのはあるんですよね。
前田:仕事ってそうですよね。
おーさき:立ち上げる明確なコンセプトは概ねあったんですけど、実際どんなコンテンツにしてとか、ユーザーさんが迷わないためにはどんな動線にしたら良いのか。そういった所に納期があったりとかそういう事情もあったりして。
ヒロタ:準備期間はどのぐらいかけたんですか?
おーさき:半年ぐらいはかかってますね。もともと、一番最初の企画が始まった段階から、実際に動き出してオープンするまでに半年ぐらいかかりました。企画の段階で今すでに、犬、猫のサービスっていっぱい出ているじゃないですか。
じゃあその中で僕ら何を打ち出していけば良いのか? まずそこで遅くまで話し合いもしましたし、そこからそのコンセプトを元に作り始めても、「やっぱりこうしたい」、「ああしたい」というのが後からでてきて。
そこで、みんなのいろんな意見がある中でどうまとめていって、最終的にどう着地させるのかといった所が一番辛かったというか、苦労したっていうのはありましたね。
いぬねこマガジンをオープンしてからは、やっぱりユーザーさんから「もっとこうしてほしい」とか「ちょっとここ使いづらいです」とかって言う意見もいただくので、それを回収しながらやっています。
あとは、いぬねこマガジンとして、もっと皆さんに知っていただくために、今何ができるのかといった所はもうちょっと考えて、もっともっと自分で記事なども書きたいのですが、ねこ経済新聞さんと同じみたいなんですけど、なかなかそこまで手がまわらずということもあり、そこも課題として持っている所ですね。
前田:すごくリアルですね。
ヒロタ:同じ発信としても私は個人でやっていて、おーさきさんのほうは会社のお仕事としてやっているので、どっちが良いとかではなく、違いがありますね。
ヒロタ:ネコグラファーは何かありますか?
前田:ネコグラファーでね、「話せる話」と「話せない話」があって、先に「話せない話」をします。
おーさき:(笑)。
ヒロタ:なんか矛盾していますね(笑)。
前田:とある猫雑誌の撮影で、可愛いくパー(手足を広げているような)としている子猫が撮りたいという依頼があって。まあ「良いですよ」と言って。
猫じゃらしとかでジャンプさせて撮るんだろうな~と思いつつスタジオに行ったら、小さめの三脚が置いてあって、「今から上から子猫を落とすので撮ってください」……。
ヒロタ・おーさき:えー……。
前田:そりゃもう頭にきて、「それは無理っす」って言って帰ったんですよ。ていうのがつらかったですね。
ヒロタ:あるんですね、そういうのって。
前田:ありますよ。偶然の一枚というよりは作る感じ……。
ヒロタ:嫌ですよね。別に自分の家の猫じゃなくても嫌だし、撮るのも嫌だし。
前田:そうそう、それに関わるのがもう嫌で、それから「ちょっとごめんなさい」ってしたんですよ。もうそこから仕事こなくなっちゃいましたけど。まあそりゃそうですけど。まあいいやと思って。
ヒロタ:それはつらいですね。
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