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希望の党・小池百合子代表 両院議員懇談会後の会見(全1記事)

【書き起こし】希望の党・小池代表、続投を表明 辞任を求める党内の声に「創業者としての責任がある」

2017年10月25日、衆議院議員選挙後はじめての両院議員懇談会を終え、希望の党共同代表の小池百合子氏が会見を行いました。会見では、希望の党の人事や国政への関わり方について、記者からの質問に答えました。

両院議員懇談会後の記者会見

小池百合子氏(以下、小池):どうもお疲れ様でした。

記者1:長旅の後、3時間以上の会合、大変お疲れ様でした。

小池:3時間かかりました? そうですか。

記者1:会合の内容と確認したことなどをお願いします。

小池:まず、私のほうからこれまでの経過なども説明させていただきました。そして人事については、議員のみなさんのほうでお決めいただくということを冒頭に申し上げたとおりです。それから、議論の中で、議論といいましょうか、それぞれのご意見の中で「小池は代表を辞任せよ」というお言葉があったり、逆に続けるべきだというお言葉があったり、いろいろございました。

しかしこれについては、出処進退というのは自分で決める部分もございましょうが、創業者としての責任があると、私は現時点で強く思っております。それから議員としての代表は、今申し上げたように議員の中からみなさんでお決めいただくと。ただ時間がそうございませんので、大島(敦)さんと樽床(伸二)さんが代表しながら、みんなの意見を集約して、そしてそのまとめをするという流れになっております。

それから政策協定などでいろいろと議論もございましたけれども、政策協定にサインしたという事実があり、これによってしっかり守っていくと。それからさらには党としてのさまざまな発信をしっかりしていくことが、今回短い選挙戦の間でいろいろと誤解を受けたという、そういう議員の方もおられました。しっかりと私は発信していきたいと考えております。

記者1:辞任を求める声が挙がったものの、代表は辞任はされないということで?

小池:いや、いろいろと「辞めろ」というのと「続けるべき」というのと両方ありまして、続けるべきと大変励ましの言葉をいただきました。

記者1:なので小池代表が辞めることはないということですね?

小池:いや、その声もそうですけれども、私は創業者としての責任があるということで、続けていきたいと思っております。ただ、国会の代表についてはみなさんで、議員のみなさんでお決めいただくということです。

記者1:樽床さんと大島さんは代表になったわけではなくて、2人を中心に国会議員の代表を含めて検討するということでしょうか?

小池:だからさっき申し上げたとおり、この2人が議員のみなさんの意見を集約するということです。

国政にはどのように関わるのか?

記者2:代表、すみません。今後例えば、憲法改正・安保など、国政の課題について小池さんの意向はどれくらい反映されるということになっていくのでしょうか?

小池:最初に政策を決めて、そしてそのもとで今回それぞれの地域で戦い、勝ち、そして残念ながら落選し、というそういうみなさんが希望の党の議員となり、そしてこれについては今後深めていくということになります。

今日の懇談会は、今後の2つのテーマ。つまりどうやって党を運営していくかという実務的な部分と、それから政策的な部分と2つございます。政策的な部分については、これから深化をしていくという過程に入っていくかと思います。

記者2:そうすると、これまで「都政に専念する」というお話を何度もされていまして、例えば国政で意見が分かれるテーマがあった場合でも、その対処は国会議員側に任せるということでよろしいのでしょうか?

小池:テーマによりますでしょうね。

記者2:テーマによっては小池さんが話すとか、意向を。

小池:そこは議員の方々とも議論をする必要が生じれば、そういったことで時間を取ることもあるでしょう。

記者2:今後は国会議員の集まりとかにも小池さんはずっと顔を出されるという?

小池:いや、テーマによると思います。

選挙の結果について「まだまだ希望がございます」

記者3:代表、今日は総理大臣氏名選挙の候補についての話というのは出ましたでしょうか?

小池:はい、それについては今後党内の議員の人事を決めますので、議員のほうで決めるということですので、それの結果にどうするかを含めて、これからの話になると思います。

記者4:今日いろんな、辞めるべき・続けて欲しいという進退も含めて、いろんな声がほぼ全員の方から寄せられたと思うんですが、それを受け止めて、今どうお感じになっていますでしょうか?

小池:そうですね。いかにして希望の党としての新しい出発、今後の勢いをつけていくか。その責任は大きいと思いました。

記者5:結果責任を取らない理由はなんですか? 排除発言をすぐに撤回していればこんな事態を招かなかったんじゃないですか? 前原さんとの……。

小池:はい、次の質問どうぞ。はい。

記者6:すいません、先ほど国会の、国政の方に人事については任せるということを言われたんですけれども、ちょっと確認なんですけれども、代表の人事については国会の方が決めるわけではないということでよろしいんでしょうか?

小池:どの代表でしょうか?

記者6:党の代表のことです。

小池:だから、議員の代表を決めていただくわけであります。

記者6:党の代表については、ご自身で。

小池:共同代表ということになりますよね。基本的には。はい、どうぞ。

記者5:支持率3パーセントまで朝日新聞の世論調査では落ちていますが、それをまた上向かせるというのはなかなか困難ではないでしょうか?

小池:いえ、まだまだ希望がございます。はい、ありがとうございました。

記者7:すいません、代表としては、小池さんとしてはどのような関わり方になるんでしょうか?

小池:基本的には共同代表という形で、国政は代表の方をこれから選んでいただきます。選ぶというか、決めていただきます。私は共同代表で、かつ創業者という形になるかと思います。ただ、私自身は都政を中心に進めていくという形です。以上です。

記者5:結果的に安倍一強を許してしまったことをどう思われますか?

小池:まあこれから国会での論戦、それからさまざまなこれからの課題を、国家的な課題も目に見えて出てきているわけですから、しっかりそこで対応するということになろうかと思っております。やはり安倍一強の中で緊張感を生む、そういうことの役割を担っていきたいと考えています。

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