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2025.02.03
創業125年のロート製薬が、新たな「気づき」を見出し続けられるわけ トヨタのカイゼンにならった「改鮮活動」の実践法
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司会者:幹事の日本経済新聞から、2問ほどおうかがいさせていただきます。
今最後におっしゃっていたところの補足でおうかがいしたいんですけども、先ほどの大改革宣言の冒頭でも「都政の透明化」を挙げてらっしゃいました。
また、「一部の方々が、いつどこでなにが決まっているかわからない」という現状についてご説明がありましたけれども、これは具体的にはどういう現状を指して、さらに言うとどなたの……そのあたりのことで小池先生のお考えをおうかがいしたいです。
小池:「いつどこで誰が」ということでございますけれども、それがよくわからないからそれを追求していきたいということでございます。
決める場に私が参加することがあるようで、ございません。そしてまたそのことによって、都連の議員の方々、国会議員から都議会議員の間にも「おかしいんじゃないか」という声を私は日々聞いております。
しかし、いざとなった時には、みなさん声をお上げになりません。
私はこの都政がもっと活発になるためには、都議会もより活発になって、みんなの意見を集約して、そして透明性を高めていく。いきなりカメラを持ち込めばそれでいいということではございません。
そういったシステム作りを議員の方々と共に進めていきたいと思っております。
司会者:もう1点だけ。本日はいくつか会見が立て込んでおりまして、昼頃には増田さんが出馬表明されまして、そのあとに宇都宮先生も出馬表明されました。
だんだん候補者が揃ってきているなかで、ご自身の強みがございましたらお願いできますか?
小池:まだ未熟者でございますので、どこが優れているとは申しませんけれども、今いくつか政策を発表させていただきました。私は都民の目線をしっかり持っていると。そして、もっとがんばりたい女性の声をしっかりと受け止めることができると思っております。
人口の半分は女性です。その女性の力が十分活かされてないのはまさしくもったいないと思っております。
そういう意味で、子育てであったり、もっとその前で言うならば、出会い、婚活も女性の目線を含めてサポートしていきたいと思っております。
今回は私は真っ先に手を挙げさせていただいて、後出しじゃんけんならぬ、先出しだと言われてまいりました。
でも私が手を挙げた頃でさえ、こんなに大きな1,300万人を超える都市のトップを選ぶのに、わずか数週間ということは、私の時点でさえも後出しなんです。
また、私はどこの政党からどうしてという足し算は、プロの世界でありまして、都民からすればあまりそういう感覚はお持ちじゃないんじゃないか。つまり足し算じゃなくて、このように政策を掲げて、私は現時点ではたった1人ではございますけれども、掛け算にしていきたいと思っております。
その掛け算というのはまさしく都民の思いだと思っております。
司会者:幹事からは以上です。各社質問される際には、社名とお名前をお願いします。
記者1:ニコニコ動画のナナオです。よろしくお願いいたします。
2点ほどお聞きしたいんですけれども、まず1点目は確認なんですが、当初の会見では「東京オリンピックに支障をきたさないためにも、任期を3年半にする」とお話があったと思いますが、今お話いただいた政策の実現、あるいは政策の足がかりをつけるためには3年半では足りない場合もあると思います。
小池さんが仮に知事になられて、4年きっちり務められて、そのとき支持率が高ければオリンピック直前の選挙でも混乱することはないと思うんですけれども、任期について改めてお考えを。
小池:はい、やはり東京オリンピック・パラリンピックはなんとしてでも成功させねばなりません。
それについてのさまざまな課題の1つに、途中で都知事選が行われる可能性がスケジュール的に考えられるわけでありまして、その部分をどうやって除去していくのか、解決していくのかという一案でございます。
もちろん憲法上の問題もございまして、国民投票までしなければならないという状況になることは重々承知をしております。私はある意味、国民投票をしてでも、たぶん反対される方はおられないんじゃないかと思いますので、それも一案ではないかと。「まったくムリだよね」で片付けることはないと思います。
そして3年半で片付けるというのは、どんな項目でもすべてそうであります。しかし、あまり日本に時間が残されておりませんので、都民の方々のご理解を得て、そして、都庁の方々の意識をさらに高めて、スピーディに課題の解決に取り組んでいきたいと思っております。
記者1:2問目なんですが、まだ参院選の余韻があるんですけれども、今回の都知事選の選挙の争点というのは具体的になんだとお考えでしょうか?
小池:争点というのは、やはり都政をどうやってグイグイと引っ張っていくかどうかだと思います。私、かねてから申し上げておりますように、16万人のとても優秀なお役人の方々がおられるわけで、そこにもう1人お役人が加わっても、なんなんだ、と思っております。
そこはビジョンを掲げて、そして実務という点では私自身も大臣職を務め、その前は総務政務次官などを始めいくつもやっております。ですから、実務プラスビジョンというか、ビジョンプラス実務ということでございまして、そういったことで政治が引っ張って行くべきだと、このように思いました。
知事が霞ヶ関の天下り組織、天下りの受け皿になってはいけないというふうに思います。
記者2:テレビ朝日のタケウチと申します。どうぞよろしくお願いいたします。先ほど出馬を表明されました増田(寛也)さんは、これまで東京の一極集中を批判してまいりました。地方の活力が奪われているということですけれども、そういった方が東京のトップを目指すということについてはいかがでしょうか?
小池:お役所では与えられた任務に方向性に従うということだと思います。ですから、これまでやってこられたことの真反対のことをされねばならなくなるということだと思うんですね。なかなか説明が付きにくいんじゃないかと思います。
一極集中については、たしかに一極集中しております。問題も多いです。しかしながら、この東京は日本のエンジンでございますので、選択と集中という観点ではこの稼ぎどころの東京でしっかりとさらに経済も、そしてそこに住んでおられる方々も充実したものにしていくことによって、日本全体が引っ張られるというかたちになると思います。
ふるさと納税などの例もございます。そういったかたちで総合的に、ただただ、密部都市になってしまう。また、そういう対象にしてはいけないと思っております。
記者2:先ほど増田さんは、都議会との関わり合いについて、適宜議会で話し合いをしていくというスタンスをお取りになるような発言があったんですが、それに関してはいかがでしょうか。
小池:やはり議会と……大統領制とはいえ、選挙で選ばれてきた方々でございます。二元と言ってもいいかと思います。そういう意味では、議会のご協力を得なければなりません。
一方で議会が、これはほかの地域でもよくあるんですけど、副知事の任命を遅らせるとか、いろんな手法もあって、結局その点で政策の実行が遅れてしまうという、結局都民がその不利益をこうむってしまうわけであります。
そういった点は、むしろ情報公開を徹底して、都民のみなさまになにが一番いいか判断していただくことが最大の手法ではないかと思っております。
記者3:関西新聞のコバヤシと申します。先ほどの、いつどこで何が決まっているかわからないとおっしゃっていた発言があると思うのですが、候補の選定過程のお話に限定されているのか、ほかの話を含めた透明性をおっしゃっているのかという、どうなんでしょう。
小池:候補の選定過程もしかりでございます。そのほかの項目についても、一つひとつ精査しなければならないこともございますけれども、往往にしてどこかで決まっていることが多いと、そういう印象を持っております。
記者3:この前の会見のときに、都議会と都民の分断があるということをおっしゃってましたが、具体的にどういうところで、そういうことを感じられていますか?
小池:一つひとつあげればキリはございませんけれども、やはり都民が望んでいることと、打ち出されていることが違うことはままあると思います。今日は一つひとつはあげないことといたします。
記者3:すみません、もう1点。先ほどのパネルに都知事報酬の削減ということをかかげられていましたが、数字的なものとか、もう少し具体的に教えていただけますでしょうか。
小池:ズバリ半分ですね。はい。
記者3:都知事報酬と期末手当とか、退職金をふくめた給与を半分という意味でしょうか。
小池:それも精査してまいりますが、要は身を切るという姿勢を示すことであり、それを実施していくことだと思っております。
記者4:テレビ朝日のクサナギと申します。
小池:ちょっとテレビ朝日系が多いんだけど(笑)。
記者4:すみません。2点おうかがいしたいんですけれども、まず1点目が、自民党が増田氏を推薦するということで、小池さんは推薦なしでの出馬になると思うのですが、改めてそこについての意気込みをおうかがいしたいのと。
もう1点、そのことにより小池さんの地元選挙区である豊島区の自民党区議団に少し混乱が生じているということなんですが、それについてはどのようにとらえているのでしょうか。
小池:まず、私は今たった1人でございます。そういう意味でも物量作戦では圧倒的に劣るわけでございます。私はこの戦いを非常に有利に進めることができると思います。それは、都民のみなさま方にしっかりと訴えをしていくことであります。その1点であります。
ある種、組織対個人ということで、その戦い様をみなさんに見ていただきたいと思っております。そのことによって、私1人がすべて正しいとは申し上げませんけれども、訴えて、組織からいろいろ言われてくるかもしれませんけれども、それで右向け右でいくような国ではございません。自由度がかなり高い国だと思っております。
ですから、いろいろなかたちで、みなさまから励ましをいただいているところでもあり、この戦いについてはなんら怯えるところはないと思っております。
記者4:すみません、もう1点……。
小池:すみません、もう。はい、他社の方。
記者5:日本テレビのクノムラと申しますけれども、今までいろいろと挙げられた政策のなかで、これだけは絶対に実現したいんだと思う先生の信念というような政策があれば1つおうかがいしたいです。
小池:言えば、これパッケージなので、全部ではありますけれども、やはり都民の都政への信頼回復、まずこれがスタートラインだと思います。
司会者:幹事の日経新聞です。そろそろ時間が近づいてきておりますので残り1問とさせていただきたいのですが。
記者6:フジテレビのオガワと申します。舛添都知事時代に、虎ノ門のシャンゼリゼ構想ですとか、東京ブロードウェイ構想など、都市づくりについてそういった提案も出ていたんですけれど、小池さんはそういった提案についてどう思われるか、またどういう都市づくりをしていきたいのかというのを具体的に教えてください。
小池:フランスから日本に憧れてくる方はシャンゼリゼ通りに行くとは思いません。そしてニューヨークから来られた方がブロードウェイに行くとは思いません。
インバウンドの方に対してはなんら魅力がないと思います。なんちゃってになると思います。
よってですね、私は日本の例えば江戸の町をもう一度作るとか、そういったことであるならばともかく、海外の物まねをこの東京でやる必要はまったくない。
ただ、シャンゼリゼ通りにしても、要は道路の専有物の規制がありますけれども、それを除去して道を広く使うというような観点、手法としては必要だと思いますけれども、そもそもそうやって海外のものがすばらしいとだけ思ってないで、もっと東京に自信を持って、日本に自信を持って、そしてその街づくりをすることによってインバウンド客はもっと増えてくると、こう思っております。
司会者:時間となりましたので会見以上で締めさせていただきます。ありがとうございました。
小池:ありがとうございました。
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