2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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西山裕之氏(以下、西山):ありがとうございます。
それではさっそく、1つ目のテーマ、まさに空飛ぶクルマについてのセッションに入りたいと思います。
まずは、トップバッターの千葉さんから、空飛ぶクルマの未来というテーマで、少しティーアップを語っていただければと思います。よろしくお願いします。
千葉功太郎氏(以下、千葉):今日は、Web3と空飛ぶクルマを混ぜるんだと思ってですね。
西山:混ぜていません、たまたまです。
千葉:(笑)。つながるかもしれないですよね。空飛ぶクルマの技術の中にWeb3が入ってくるのかなみたいなことも考えながらなんですけど。
先ほどの熊谷代表(熊谷正寿氏)の話は、羨ましいですよね。昨日アメリカで実際に飛んできたと。みなさん想像してください。どこか行きたい時に、空を使っていけたらいいな。ドラえもんの世界ですよね。タケコプターのような感覚で、まさに1人乗り、2人乗りでみなさんが空を自由に移動の手段として使える未来が来たら、そしてしかもそれが、めちゃくちゃ安価で、安全だったらどうだろうと自分は夢見ています。
そういう未来が、ドラえもんの世界が来たらいいなと思っていて、子どもの頃から、21世紀になったら自動的に来るんだろうなと思っていたんですよね。でも、ぜんぜん2001年になっても来なかったので、それならば、これはもうやるしかないなと思ったのが今ここです。
「空を飛ぶんだ」と思っている福澤さんみたいな、いい意味でクレイジーな起業家たちが世界中にけっこういるので、DRONE FUNDというファンドも通じて、その人たちと一緒に本当に作っていこうと今まさにトライしています。
西山:ありがとうございます。
西山:では今度は、福澤さん。福澤さんは実際に空飛ぶクルマを作っている立場ですから、その観点から一言お願いします。
福澤知浩氏(以下、福澤):そうですね。今空飛ぶクルマのベンチャーが、世界にだいたい400社ぐらいあります。
千葉:400社。ヤバいですよね。
福澤:その400社がいろいろな空飛ぶクルマを作っていて、先ほどの熊谷さんの1人乗りのものから、5人乗り、6人乗りのものなど、さまざまなものが今作られている最中です。
僕らは、今は地上で移動しているから、交通渋滞や満員電車や乗り換えなど、謎の移動が多いなと思っています。それがもし空に移動したらめちゃめちゃ楽だよね、ただ、空港は遠いよねといったところからスタートして、どこでも離着陸できる空飛ぶクルマがあったら、とてもいいんじゃないかなと思って、空飛ぶクルマを作っています。
例えば、今ヘリコプターは、ビルの上に丸Hとか丸Rがあって、停まれそうに見えますが、なかなか停まれません。実は、日常的にヘリコプターが停められるビルは都内に1ヶ所か2ヶ所しかないんですね。
でも、残り2、300個、そういった丸Hも丸Rがついているビルがあります。そこに停められない理由は、重くて騒音がうるさいからでヘリコプターの課題になっています。
僕らの空飛ぶクルマは、騒音がヘリコプターの3分の1で、重さも3分の1なので、そういったところに気軽に停められるところをどんどん増やして、日常的に空飛ぶクルマで空を移動しようというところを目指して今やっています。
西山:ありがとうございます。ではここから、ゴングを鳴らして、バトルに入っていきたいと思います。ひろゆきさん、ご準備よろしいでしょうか?
ひろゆき氏(以下、ひろゆき):いや、いいんですけど、僕より前に夢のある話をみんながやってからじゃないと、たぶんこの後しゃべれなくなると思うんですけど、大丈夫ですか?
(会場笑)
西山:1回スタートするので、みなさん、自由にお話しして大丈夫です。はい、いきます。
(※ゴングが鳴る)
ひろゆき:たぶんこういうの、夢があるよねって話を、内藤さんとかしたいんだったら先にお願いします。
(会場笑)
ひろゆき:守安さん、大丈夫ですか?
守安功氏(以下、守安):僕は夢というよりはちょっと、逆にあれなんですけども。前々職DeNAで、2015年に自動運転にけっこう投資したんですよ。あの頃もテクノロジー的には整備されていて、世界各国の大きな会社の自動運転の車も乗って、もう普通に動ける状態でした。
2020年には、自動運転タクシーが東京で走っているだろうなと見越してけっこう投資をしたのですが、やはり理想的な環境において動くのと、人や車がいて混載環境で動くのは、法律の面もそうですが、テクノロジーの安全面も含めて、やはりかなり厳しくて、2023年になって当時から8年経っても、まったく自動運転タクシーが走っていないやみたいなところです。
だから技術的にできるという点で、過疎地においては、たぶんできると思います。だけど、この渋谷とかにおいて、いわゆる空飛ぶクルマが普通に走るのには、かなり時間がかかるんじゃないのかなと思っています。
このあたり、タイムライン含めてどれぐらいのタイミングで日常的に私たちが使えるようになるのかイメージを聞きたいです。
千葉:感覚的には、2030年には比較的普通に使っているんじゃないかなと思っています。だからあと7年ぐらいです。
守安:あと7年。
千葉:先ほどの論点はすごく重要で、既存の車があるわけで、既存のアナログの車、既存のアナログな人間の運転があって、そこに自動運転を入れようとしているから混載なんですよ。
空には、いないんです。ゼロベースなんですよね。特に飛行機とは空域といって、高さが違います。飛行機は高いところを飛んでいて、空飛ぶクルマは低いところなので、物理的に上下が分かれているから、つまりなにもないところに自動運転を走らせるということです。
守安:そうすると、2030年はどんな感じでふだん使いできるイメージですかね?
千葉:例えば、このビルの上の丸Hや丸Rを活用して、バーティカルポートの略でバーティポートというものが世界標準が今作られています。
守安:じゃあ、そこらへんで走っている車がいきなりブーンと空を飛ぶみたいなことはないということですね。
千葉:それも僕はやりたいと思っています。道の横に丸Hコーナーみたいなものがあって、ダーっと走っていってそこに行ってドーンと垂直に上がるという。
空に道ができています。今、そういう検討もあって、空の高速道路や空の一般道路みたいなものも設計され始めています。
守安:それは物理的なものというよりルールで決まっていくような感じですか。
千葉:座標ですね。だから、VRゴーグルをかけると空の道が見えるという感じですね。
福澤:自動運転との一番の違いは、新しい法律が要らないという点なんですね。
例えば僕らは、新型のヘリコプターという観点で法律上の許可をもらおうと動いています。新型ヘリコプターとして許可が下りれば、ヘリコプターと同じ場所なら飛べるので、渋谷の上空も簡単に飛べるようになるのが大きいかなと思いますね。
ひろゆき:ちょっと前半は、擁護側に回るんですけど、人が運転する限りエラーとミスが起こるわけじゃないですか。
北京オリンピックでドローンがいろいろな景色を作って編隊で動くのは、全部コントロールされた状況で、ヒューマンエラーがない状況でやるので、ものすごくきれいな編隊で飛ぶことができました。なので、人間を使わないのであれば、今の自動車道でやっている道路よりも空のほうが安全なものができる可能性は高いよねというのは、技術的には可能だと思うんですよね。
道路だと、歩行者が突然来たりするんですけど、不確定要素が鳥だったり風だったり雨だったりぐらいしかないので、空のほうが安全だよねというのは、技術的に現段階で言っていることは、僕も正しいんじゃないかなと、自動化が向いているんじゃないかなとは思っています。一応フォローから入りました。
福澤:おっしゃるとおり、ありがとうございます(笑)。
ひろゆき氏:要は、安全に人を届けることができるよね。行きたいところに行くことができるよね。タケコプターのような、ドラえもんのような世界が実現する可能性があるよねというのが、たぶん今の技術の延長線で可能な範囲内なんですよね。
先ほど映像で熊谷さんが運転しているのを見ていただいたように、技術的には可能だよねというのは、わりともう進んでいます。
(次回へつづく)
ひろゆき氏×豪華ゲストが渋谷の未来を徹底討論 インターネット、空飛ぶクルマ、ブロックチェーン…それぞれの有識者が今力を入れていること
2030年には“ドラえもんの世界”がやってくる 「空飛ぶクルマ」で“空を自由に移動できる”新時代の幕開け
「反重力ができない限り、僕は無理だと思うんですよね」 ひろゆき氏が考える「空飛ぶクルマ」の課題
「金持ちの道楽のために庶民が我慢するのはどうなのか」 ひろゆき氏が指摘する、「空飛ぶクルマ」が普及しない理由
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