
2025.03.19
急成長するドバイ不動産市場の今 投資のチャンスと注意点を専門家が解説
リンクをコピー
記事をブックマーク
宮内謙氏(以下、宮内):それでは次のパート、新たなサービスについてお話申し上げたいと思います。今日、2つ、みなさんにご報告することができると思います。ひとつ目、2013年10月7日、ひとつの革命が起こった。みなさんも記憶にあるかもしれません。Yahoo!のeコマース革命であります。非常に、あれ以来堅調に伸びております。
次なる革命、これをYahoo!とソフトバンクが一体となって、モバイルeコマース革命を起こしたい。それの今日は発表の日であります。
スマホユーザーのモバイルeコマース、ここを見ると、未利用率が50%以上。現実に利用している方々も48%といいますが、まだまだ簡単な、本を買ったりする程度じゃないかな、と。本格的なモバイルショッピングは、これから本当に起こると思っています。
ただし、今の現状が何が問題なのかと言いますと、やっぱりみなさんも全員経験されていると思いますが、やっぱり会員登録が面倒だと。ログインが面倒だと。店を変えるたびにそれをしなきゃいけない。そうすると、いろんなパスワードとかを溜めていくと、どれがどれかわからなくなっちゃう。カード登録も面倒だと。これを解消したいとつくづく思いました。
もっと手軽に、もっと簡単にしたい。
Yahoo!ショッピング。Yahoo!ショッピングは圧倒的に日本最大級のeコマースでありますが、これをソフトバンクのスマホと一体化すると、ここに書いておりますような、会員登録、簡単ログイン、カード登録不要、というようなことが起こります。これを作りました。
まず新サービス1。スマートログインといいます。会員情報の登録は不要です。Yahoo!IDをお持ちの方は我々の回線とリンクします。お持ちのない方でも、自動的にYahoo!とリンクします。なんの操作もいりません。要は、IDが完全に連携させる。これがスマートログインであります。
2番目に、スマート決済。これは決済情報の登録は不要です。我々のお客様は、毎月毎月電話をこれくらい使った、あるいはデータを使った、そのうえで我々のビリング、決済手法で支払っていただいております。まさに携帯電話料金とYahoo!の上で買った商品代金をまとめて支払いするということになります。
宮内:絵で見せますと、今までの一般的なeコマースサイトですと、ここにありますように、何かを買いたい、そうするとメールアドレスとかIDとかパスワードとか、ここに縷々書いておりますような、いっぱい画面に入れんといかんのですね。
先日もちょっと映画を観にいこうと思ったら、ダーッと(情報を)打って、やっぱり10分以上かかっちゃうんですね。そんな状況でした。みなさんも経験があると思います。あるいは、ID番号を忘れちゃった。そんなことがいっぱいあると思います。
Yahoo!ショッピングは、これから何もなしでできるように、ソフトバンクのスマホユーザーの方々に、10月からスタートします。完全システム連携します。
さらに、ソフトバンクカード、Yahoo!カードというのを一緒に始めました。まだちょうどスタートしたところなんですけれども、これで決済というふうに登録いただけると、さらにTポイントがガンガン溜まると。
今までですと、ここにありますように通信とか、ちょっとした買い物。これがTポイントがつくということで。Tポイントのお店も35万店くらいありますし、どこでも結構使える状況にはなっていますが、我々の新しいモバイルコマースで、なおかつこのYJカードを使いますと、全部、すべてのものでTポイントが利用できる、Tポイント化される、という状況は、きっと我々のお客様にとっては、非常ににハッピーなことになるんではないかと思って、これを鋭意企画してまいりました。
宮内:それではここで、スペシャルゲストで、Yahoo!の宮坂(学)さんをお呼びしたいと思います。
めずらしくネクタイをしていますね(笑)
宮坂学氏(以下、宮坂):今日は晴れ舞台ですから、ネクタイをしてきました。みなさん、こんにちは。Yahoo!の宮坂です。ここで少しYahoo!のeコマースの現状と、それを今後ソフトバンクのスマートフォンのお客様にどういうふうに届けたいのかということについて、私のほうから少しご説明したいと思っております。
2013年の10月にeコマース革命と銘打って、ひとつ大きな方針転換を行ないました。それはなんだったのかというと、Yahoo!ショッピング、要するにインターネットでモノを売る時の費用を全部タダにしたいという、そういった意思決定でありました。
毎月かかるいわゆる家賃にあたるような初期費用とか、月額の固定費、そしてモノを売るたびに発生する手数料。これをすべて無料にすると。こういったことをやったわけですね。
なぜこういうことをやろうとしたのか。もちろんビジネス的に大きなチャンスがあると思ったというのもありますけど、なによりも僕たち自身がやってみたいと思ったのは、インターネットがもつ、その素晴らしい力を、すべての事業者の人に届けたいと思ったからです。
日本には中小企業の数が非常に多いですよね。すべての企業の98%くらいは中小企業ではないかと言われています。日本の雇用も70%くらいは中小企業の方から生まれています。
我々は、インターネットがこれだけ普及してきたわけですから、中でもeコマースという素晴らしいビジネスチャンスを、企業の規模、そして東京にあるとか地方にある、離島にある、そういったものに関係なく、分け隔てなく誰もがインターネットでモノを売る、そのためのハードルを全部ゼロにしたいという思いで、このような意思決定を当時やりました。
そのなかで目論見どおり、eコマースをやろうという人が増えたのかということでございますが、おかげさまで2013年の9月、この発表前と発表後の今と比べるとですね、売り手の数は2万から28万店に増えました。
ちなみにこれはYahoo!ショッピングだけの数字でして、Yahoo!オークションのほうは入っておりません。ヤフオクを合わせると、実に今100万アカウント以上の方が、毎月Yahoo!の上で、インターネットでモノを売るといったビジネス、または副業をされております。
私はこれについて、非常に誇らしく思います。これだけたくさんの人が、ビジネスができるようになった、そのお手伝いをできていることについては、本当に自分としてはうれしく思います。
そして商品の数も増えました。商品の数はYahoo!ショッピングだけで1.6億品に増えました。eコマース革命をやって以降、今、Yahoo!の上には日本最大級の売り場ができているというふうに言えると思います。
非常に人気があるのが、ファッション、食品、そして日用品などが人気があります。
これは昨日のコマースのランキングでありますけど、こういったものが今たくさん売れております。さきほどスモールビジネスの人がたくさん売れるような場所にしたいと言いましたけど、それに限らず、もちろん大きな企業のみなさま、有名なお店の方も参加されています。
宮坂:そういった形で、このeコマース革命以降、Yahoo!ジャパンでモノを売りたいという方をどんどん増やすことができました。いよいよ次に挑戦したいこと、それは買う人の数をもっと増やしたいということです。
eコマースのショッピングの楽しみをすべての人に届けたいと思っております。そのために大きな課題だったのが、登録が面倒くさい、決済が面倒くさい、こういった世の中にあふれかえっている面倒くさいという言葉。この「面倒くさい」をテクノロジーで解決したいということで、今回ソフトバンクのお客様に対しては、スマートログイン、スマート決済という技術を導入して、面倒くさいことなく、簡単に買えるようにします。
そして今、Yahoo!で買った時の特典として、さまざまなポイント施策をつけさせてもらっています。このポイント施策を、今後ソフトバンクのお客様であれば、対象になっている方であれば、享受できるようになります。
通常Yahoo!ショッピングでモノを買うと、ポイントが1倍貯まります。例えば、今日が6月5日だとしますね。5日だとすると、5のつく日、5日・15日・25日なんですけど、5のつく日ですと誰が買ってもポイントを4倍さらに追加して、トータル5倍になります。
さらにその方がプレミアム会員だった場合、ポイントがプラス4倍、さらに追加になります。さらに購入するときに、Yahoo!ショッピングのアプリを使って購入した場合、ブラウザではなく、スマホのアプリで購入された場合は、さらにプラス2倍のポイント特典がつきます。
さらに、決済したときにYahoo!ジャパンカードで決済した場合は、さらに2倍のポイントがつきます。
そして最後に、6月5日ソフトバンクホークスの試合があるわけですけれども、ソフトバンクホークスが勝った場合は、プラス1倍の特典ということになりますので、例えばですけども、6月5日にすべてのことが対象となったお客様は、ポイントが全部で14倍、つまり商品が14%引き、といったことが起きます。
宮坂:今までこれがYahoo!ジャパンのお客様を中心に提供してきましたけど、これからはソフトバンクモバイルさんのお客様で、「面倒くさい」「だからどうしてもここに入っていけない」という人も、これからは簡単に、こういった特典も含めて、日本最大級の品揃えの中からeコマースを楽しんでいただけるようになります。
私自身はすべての人々の手に、そしてすべての事業者の手に、モバイルeコマースの力をお届けしたいと思います。
奇しくも、ちょうど1年前の今日、Y!モバイル、Yahoo!ジャパンとしては、自らやるのを諦めて、ソフトバンクモバイルさん、Y!モバイルとの提携のうえでやっていくということを発表したのが、ちょうど1年前になります。
そのときに言っていたのは、すべての人の手のひらに、インターネットがもつ楽しさ、ワクワクを届けたい、と。その志を変えずに、事業のフォーメーションを変えてやりたい。ある意味1年越しでかたちにすることができた、と。そういう意味で、今日という日をすごく感慨深く思います。
これからソフトバンクのお客様と一緒になって、すべての人に手のひらにインターネットのもつ可能性とか楽しさを届けたい、簡単に届けたいということを、これからやっていきたいと思います。以上になります。
宮内:どうもありがとう。我々は、みなさんご存知のように兄弟会社です。兄弟がグッと手を握って、ますますこの日本の皆さんに、モバイルショッピングを楽しくしてもらおう。これを心から願っております。
そんな意味で、7月から一緒に、ソフトバンクユーザー向けの特別キャンペーンとして、最大1億ポイント、円にすると1億円に近くなりますが、これのTポイントのプレゼントキャンペーンをやっていきたいと思っています。ぜひよろしくお願いします。
宮坂:よろしくお願いします!
宮内:もうひとつお話したいと思います。「パーソナルブレイン」です。もうみなさんご周知のことと存じますが、今年の2月にソフトバンクとIBMのWatsonは共同展開を発表しました。私どもも共同して、一緒に日本語開発を進めております。この夏くらいには、日本語化が完了すると思っております。
この詳しい内容はここで言葉で言うよりも、次のページにビデオがあります。いずれにせよ、自然言語処理、仮説設定、学習、これがコンピュータによってできる。膨大なデータをすごいスピードで処理する。こういった「認知する」テクノロジー。これがWatsonであります。すこし画像をご覧いただければと思います。
(ビデオが流れる)
宮内:年度内にWatsonをつかったコンテンツを提供していきたいと思っています。まさにパーソナルブレイン、パーソナルアシスタント、パーソナルヘルパーといいますか、そういったことを、今計画しております。
例えばヘルスケア。膨大な医療データがあります。膨大な医療データを1人の医者が知っているかというと、それは難しいですよね。Watsonならばすべての症例、試験データ、遺伝子、すべてを入れて、その人の過去の症歴もすべて入れて計算すると、自分が「頭が痛い」「こういう状況だ」というときに、ある意味でオピニオンを出してくれます。
あるいは食生活でもそうです。さきほども出てましたが、自分がすこし糖尿病っぽい。そういう中で、何を朝食べて、昼食べて、そうすると「夜はあなたはこうしたほうがいいんじゃないですか?」といったアドバイスもできるはずです。
あるいは、学校・予備校 × Watson。レベルや理解度をぜんぶ考えて、そして志望校のすべての過去のテストの問題をぜんぶWatsonに覚え込ませて、そして、こちら側は、例えば学生の今までどういったことを勉強してきたかをすべて蓄積させて、そしてWatsonが答える。こういったことが確実にできる次第であります。
もうすでにたくさんのパートナーができました。これはWatsonのエコシステムを作りたいと思っています。ここに書いておりますように、パートナー企業もどんどん出て来ております。
今日は発表しておりませんが、Pepperもしかりです。Pepperを使って、いろんなアプリケーションを作りたい、エコシステムを提供していただける開発者の方々がいっぱい出てきました。
それと同じように、Watsonもそういったことを作っていきたい。たまたまここに出しておりますのは、もうアメリカでビジネスになっている会社です。我々のワトソン部隊が彼らと提携しようという話を、もう既にしてきました。
例えば、体調、DNA情報からの食事のアドバイス。あるいは医療データから病名、治療法をアドバイスする。GenieMDというやつですね。
あるいはホテルのコンシェルジュで、どんどん大手のホテルが使っています。
そういったいろんなかたちで戦略的パートナーと一緒になって、このスマートフォンの上ににWatsonを載せこんでいきたい。そして、私どものお客様に、より良い使用感、より良い使用価値を届けたいと思っています。
宮内:私は冒頭に言いました。「モバイルインターネットのNo.1コア企業になりたい」。これはみなさんの、私どものお客さんのみなさんのポケットに、あるいは寝るときには横に、使っていただいているスマートフォンがあるわけです。Androidであれ、iPhoneであれ。そのスマートフォンの価値をもっと上げて、パーソナルライフをより充実させていただく、より健康になっていただく。これが本当の価値創造じゃないかと私は思っています。
そんな意味で、世界中のすばらしいテクノロジーの叡智をどんどん持ってきたい思います。そしてそれを、このスマートフォンの上でで実現させることを私のモットーにしてやっていきたいと思っています。
今日の発表を整理します。ひとつはここにありますような、Androidスマホのラインナップ。Surface3。Y!モバイルのバッテリー。PhotoVisionとモバイルシアターであります。
あと、さきほど宮坂氏も出てきましたが、モバイルeコマース革命、スマートログイン、スマート決済、これを実行します。
そして、パーソナルブレイン。もうすぐWatsonがあなたのポケットの中に入ってきます。これをぜひ実行したいと思っております。
情報革命で人々を幸せに。これが我々の一貫したビジョンであります。
どうもご清聴ありがとうございました。
2025.03.21
マネージャーの「自分でやったほうが早い」という行動で失うもの 効率・スピード重視の職場に足りていない考え方
2025.03.17
不確実な時代だからこそ「知らないこと」を武器にする ハーバード首席卒業生の逆説的なメッセージ
2025.03.17
いくら読書をしても「成長しない人」が見落としていること 10分でできる「正しい学び方」
2025.03.19
部下の「タスクの先延ばし」が少ない上司の特徴とは? 研究が示す、先延ばし行動を減らすリーダーの条件
2025.03.17
ソフトバンクとOpenAIにとって「歴史的な日」になった 孫正義氏が語る、AI革命の全ぼう
2025.03.18
フェデラー氏が語る「努力しない成功は神話」という真実 ダートマス卒業生に贈る勝利の秘訣
2025.03.18
全知全能の最先端AI「Cristal」が企業の大脳となる ソフトバンク孫正義氏が語る、現代における「超知性」の可能性
2025.03.19
フェデラー氏が語る「ただの1ポイント」の哲学 ウィンブルドン敗北から学んだ失敗からの立ち直り方
2025.03.18
部下に「そうかなぁ?」と思われない1on1の問いかけ エンゲージメントを高めるマネジメントに欠かせない「聴く」技術
2025.03.19
組織をダメにする“害虫”の正体は間違った思い込み AIやDXなど手段のみにこだわるダメ上司の見極め方
グローバルの経営理論に学ぶ、企業アルムナイ成功への示唆〜中央大学ビジネススクール 犬飼知徳教授
2025.02.18 - 2025.02.18
【手放すTALK LIVE#046】 出版記念イベント 『大きなシステムと小さなファンタジー』 一つ一つのいのちが大切にされる社会へ
2025.02.03 - 2025.02.03
「聴く」から始まる組織変革 〜篠田真貴子さんと考える対話型マネジメント〜
2025.02.14 - 2025.02.14
「目の前の利益を優先する」心理とは:ビジネスに活かせる意思決定の科学
2025.02.12 - 2025.02.12
新刊『組織をダメにするのは誰か?職場の問題解決入門』出版記念セミナー
2025.02.04 - 2025.02.04