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2025.02.04
能登半島地震で自宅は全壊、「これでどうやってDXするねん」 被災したサイボウズ社員と支援者らが語る災害支援のノウハウ
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久保彩氏(以下、久保):みなさん、こんにちは。フライヤーのランチタイムセッションにお越しくださいまして、ありがとうございます。フライヤーの久保です。今日もランチタイムの短い時間ではございますが、一緒に小さな学びと気づきを共有する時間にしたいと思います。
越川さん。今回は600名以上と、たくさんの方にご参加いただいております。うれしいですね。途中にチャットで入ったみなさんの質問を取り上げていきますので、ぜひチャットを入れて、そして最後まで楽しんでいってください。では、ゲストのコッシーさんです。よろしくお願いします。
越川慎司氏(以下、越川):トゥギャザー、ありがとうございます。
久保:そうでした。トゥギャザー、ありがとうございます(笑)。越川さん(コッシーさん)とはこのイベントは3回目なんですが、もう長いお付き合いかなと思ったりします。その間に、著書もかなり出されましたよね。
越川:はい。暇で暇で、本を書くくらいしか(笑)。
久保:いやいや(笑)。後でお聞きしたいんですが、スライドにある「最近どんな本を書いているの?」ということも、ちょっとお聞きしたいなと思ったりはします。
越川:最近の本だと『世界の一流は「休日」に何をしているのか』。これ、実は『トップ5%社員』シリーズよりも初速が良くて、今の時点でAmazonも楽天ブックスも両方とも品切れになっちゃっているんですよ。それぐらい(売れています)。
久保:品切れなんですね。
越川:本屋さんならあるかな? っていうぐらい、想定を上回る多くの方に手に取っていただいています。
久保:そうですか。私たちは本にまつわる事業をしていますが、確かに「休み方」とか「自分を積極的にオフにする」といいますか、そういった考え方は心療内科医や脳科学者など、いろんな方々がけっこう本を出されていて、今注目されているジャンルかなと思います。
越川さんが(書籍を)出された時に、これは本当に聞きたかった!と思いました。つまり、ビジネスパーソンがどうしているかを知りたかったんです。これは新しいなという気がしました。
越川:だから、著者としても気づきがあって。
久保:そうですか。
越川:僕がやったのは働き方改革じゃなくて、「休み方改革」だったということに気づいたんですよ。週休3日で売上利益を伸ばしていくというのは、休み方改革だなと。休みの中でもインプットとアウトプットをすると、平日の生産性が上がるということを8年間やってきました。なので、そういった意味では、共感していただく方が想定以上に多かったのかなと思います。
久保:そうですね。なるほど、ありがとうございます。
久保:じゃあ、ちょっとだけ自己紹介を挟んで……と言っても、もう話し始めちゃったので、あらためてフライヤーの久保です。今日は越川さんの(Voicy)リスナーの「ペンペンズ」のみなさんもたくさん来られていらっしゃるご様子ではありますが、はじめましての方もいらっしゃるかもしれませんので、あらためてコッシーさんから自己紹介をいただけるとうれしいです。
越川:株式会社クロスリバーの代表を務めています、越川と申します。もともとテクノロジーの企業に勤めていたバックグラウンドがありまして、前職はMicrosoftでWord、Excel、PowerPointの責任者などをしていました。
2017年に独立しました。全メンバー週休3日、週30時間しか働いちゃいけない、副業しないと入れないという会社をしながら、815社・17.3万人の休み方改革や行動支援をさせていただきました。
私自身もこの8年間で本を31冊出しましたので、私のインプットとアウトプットの仕方もこの講座の受講生の方にはぶっちゃけたいと思っています。
久保:8年間で31冊の本を書くためのアウトプットだけではなくて、当然インプットが大量にあるので、そのノウハウと言うんですかね。具体的には、例えばタイムスケジュールとか、どんな内容を(書くのか)とか、そんなこともシェアいただけるんですね。
越川:そうですね。それを教える講座ではないですが、みなさんと一緒にインプットとアウトプットの仕方を楽しみながら進める上で、僕も腹を割って話そうと。
なぜ僕が朝起きたら塗り絵をしているのか。そして、なぜ日曜日に10分間だけランニングしているのかというのを、みなさんに腹落ちして「腹パッカーン」してもらうために、僕も腹を割って話す。この講座の中では、みなさんと感情を共有する共感、そして解決策を生み出す共感・共創をしていきたいなと思います。
久保:うわぁ〜、すごく楽しみです。
久保:ちなみに、はじめましての方向けにはなるんですが、越川さんといえば『トップ5%』なんですが、「『トップ5%』シリーズとは?」というところを少しだけ教えていただけますか?
越川:ありがとうございます。まず先にみなさんにお伝えしたいのは、「トップ5%社員にならなくてもいい」ということですね。ハードルが高く「エリートになりたい」(ということではなく)、管理職になりたくない方が74パーセントいる中で、「トップ5%なんて無理だよ」と思う方がいるんですが違います。
20年、30年かけて成果を出し続けるメカニズムを持った人たちのテクニックを盗み見しちゃおう、というのがこの書籍のポイントです。テーマは時間術、リーダー、読書術とか、いろいろ出しているんですが、ポイントは「More with Less」ですね。
限られた時間の中でより多くの成果を残すためには、何をやめて、何に力を傾けるべきなのか。AI時代の中で、何を引き算すべきなのかということを書籍に入れています。
久保:「More with Less」、引き算なんですね。足すんじゃないんだ。
越川:そうです。だから、MoreよりもLessの引き算が重要で、休み方改革も「何をやめるか」のほうが重要です。
久保:働き方改革で何をやめるのかはなんとなくイメージがつくんですが、よりアウトプットを出す、自分がよりいい状態になるために、Less、引き算から入るというのは、ちょっと目から鱗な感じがします。
越川:ということは、久保さんは魚になっちゃったということですね。
久保:今、魚になっちゃったかもしれない(笑)。
越川:今日のランチセミナーは、後でアーカイブも見られる方は多いと思うんですが、このセミナーに参加している人なんて意欲が高いに決まっているじゃないですか。能力もめちゃくちゃ高くて、すでにトップ5パーセントですよ。
でも、その方々が悩んでいると思うんですよ。「いろいろと勉強したりインプットしているんだけど、なかなかうまくいかない。じゃあ、生成系AIを学ぼう」と、効率が上がる。これは間違いないです。間違いないけど、97.5パーセントのビジネスパーソンは忙しくて学ぶ時間がないので、みなさんは生成系AIの勉強をする時間がないじゃないですか。
だったら、派手なExcel、マクロお化けになっちゃっているExcel、派手なPowerPointとかをやめて、生み出された時間で生成系AIの勉強をするとかflierの要約を見る。そういうふうに時間を再配置していかないと、この苦しい状態から抜け出すことができないので、先に引き算で、その引き算の後に足し算するべきです。
久保:なるほど、ありがとうございます。本編に入る前に、コッシーさんには過去にflier book campをやっていただいたんですが、ここにみなさんの集合写真なんかもあります。すごく盛り上がったんですよね。かなりたくさんの方に参加いただいていて、最後までみなさんは自分それぞれの実践ワークをやっていただいたんですが、コッシーさんから見てどんなcampでしたか。どういう場所でしたか?
越川:ルー語で言うと、「トゥギャザー感満載」という感じですね。
久保:ルー語(笑)。
越川:初めて僕のことを知る方もいると思うんですが、ルー大柴さんはリアル親戚なんですよ。なので、がんばっているんですがルー語が出ちゃうので、ぜひ気づいていただければと思います。
久保:出ちゃう(笑)。
越川:まさにこれが共感・共創だなと僕は思っています。講師が偉いとか、あの人が優秀だというのはまったくなくて、このflier book campはスバリ「刺激プラットフォーム」なんです。属性、所属、功績、年齢・性別、在住がぜんぜん違う人たちが、自分たちの意見を出し合える、いわゆる「温泉みたいなサードプレイス」。
サードプレイスでも安心なんですよ。誰も反対意見に対して否定しないから、全員うなずきます。そういう共感・共創の刺激サードプレイスが、このflier book campかなと思います。
久保:ありがとうございます。
久保:みなさんが当時書いてくださったいろんな感想を並べてみたんですが、「寄り添ってくれる」とか、いわゆるコッシーさんの「大丈夫シャワー」にすごく励まされて、最後まで続けられたという方がたくさんいらっしゃいます。
これは、コッシーさんが醸し出してくださる雰囲気や空気感、言葉によってだとは思いますが、もちろん私たち事務局も温泉になるようにと思っているので、うれしいですね。
越川:ありがとうございます。熱量が高いというのは、きっとルー大柴の影響ですよね。
久保:(笑)。
越川:あとは久保さん、「大丈夫シャワー」じゃないですよ。「大丈夫土砂降り」になりますから。
久保:土砂降りなんですか(笑)。
越川:みなさんずぶ濡れになりますから、自信のない方は、ぜひここで自己効力感を高めていただきたいなと思います。
久保:今日の本編ですが、タイトルをもう1回出します。みなさんにご質問をしたいと思います。「いったいなぜこのテーマに興味を持ったのか?」「このテーマのどこに興味を持ったのか?」をコメントで入れてもらいつつ、コッシーさんには「どこから話しましょうか?」というご相談をしていきたいなと思います。
みなさんチャットに入れてください。「インプットよりアウトプットが先! トップ5%社員の情報活用術」の、どんなところに関心があってご参加したのか、どんな課題感があるのか。「このへんを聞きたいな」「コッシーさん、ここを答えてください」みたいなことを、チャットにじゃんじゃん入れていってください。
越川:Voicyのペンペンズのみなさん、コメント祭りは今ですよ! 多くの方に入れていただいていますが、ありがとうございます。
久保:ありがとうございます(笑)。
久保:コッシーさん。「情報活用術」ということなんですが、まずはコッシーさんのベースの考え方について、もしスライドや資料がおありになれば、そちらから深掘りしていきましょうか。
越川:そうですね。前回は突然作ったんですが、今回は資料を事前に作ったので。
久保:(笑)。
越川:じゃあ、資料を共有しながらみなさんとトゥギャザーしたいなと思います。PowerPointで資料を作ったんですが、チャットの反応があまり良くないので、ちょっと藪からスティックなクイズをしてもいいですか?
久保:あ、今? (チャットの)反響いいですね(笑)。
越川:いいですか? ふだんの講座やVoicyはもっとすごいです。ありがとうございます。
久保:すごい(笑)!
越川:ではみなさん、藪からスティックなクイズです。例えばPowerPointやGoogleのドキュメントでもいいんですが、資料を作る時の目的って何だと思いますか? 資料作成の目的として正しいものを、1から4の数字でチャットに入力をお願いいします。
久保:資料作成の目的。
越川:おー、滝のように(コメントが)流れるっていいですね。
久保:え、みんな早い! なぜ(笑)?
越川:これこれ、求めていたのはこれですよ。いいですね、ありがとうございます。
久保:「相手に行動をさせる」の「3」が多いですね。でも、「全部」という方もいらっしゃいます。
越川:「全部」ってすごいですね。ありがとうございます。ちなみに久保さんは1から4のどれだと思いますか?
久保:え? みんなに便乗しちゃおうかな(笑)?
越川:ぜんぜんありですよ。
久保:3(相手に行動させる)かなぁ。やっちゃいけなそうなのは、4(きれいな資料を作る)だなという感じがしますよね。
越川:ありがとうございます。中には「さーん」とボケている方もいて懐かしいですね。
久保:(笑)。
越川:Voicyのリスナーさんが多くていいです。「大丈夫シャワー」を浴びている方々ですかね。
越川:じゃあ、答えを出していいですか? これは今回のインプット・アウトプット術とすごくつながりがあるんですが、正解の方がほんの一部いました。答えは「全部」です。
久保:え、全部(笑)。
越川:これはすごく重要なことです。
久保:そうなの?
越川:仕事のことやキャリアで悩んでいる方がいらっしゃると思うんですが、覚えておいてください。仕事は「会社軸」で、キャリアは「自分軸」なんです。上司から「きれいな資料を作れ」と言われたら作るんですよ。お客さんが「共有だけしてほしい」と言ったら、共有する資料を作るんですよ。
相手に合わせて資料をアウトプットしていかないと、あなたのインプットはムダになるんです。だから、相手に合わせて何が獲得できるんですか? 本当は相手を動かしたいんだけど、「きれいな資料を作れ」と言われてきれいな資料を作ると、どういう効果があるんですか? それは、信頼を得られることです。
仕事は「信頼ツムツム」ゲームなんですよ。信頼、信頼、信頼が積み上がると信用になって、信用になると、やり方、やる場所、やる人を選べるんですよ。
これが、実は究極の時短術なんです。「任せてもらえる」という裁量権を獲得するためには、信頼を高めていかなきゃいけないんです。
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