2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
卒業式スピーチ Allyson Felix(アリソン・フェリックス)(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
今日、みなさんの前に立っているということを光栄に思います。ガードナー学部長、すばらしい紹介をありがとうございました。
私はアスリートなので、これから話すいくつかのエピソードをスポーツに例えながら話しますが、それがみなさんにとって満足のいくになるよう願っています。
初めに、お祝いの言葉から始めさせてください。みなさんは、完ぺきにトレーニングを終えました。しかし、このトレーニングの目的は、あるレースの準備をするためです。みなさんが必要な道具を得るためには、トレーニングをこなし、効果を作りだす必要があります。トレーニングは自信をもたらします。きっとできるという確信が持てるようになります。
これから、どんなことが起ころうとも、自分を軌道修正できます。そして、卒業生のみなさんは、今最もすばらしく困難なトレーニングを終えたのです。
みなさんは新たなトレーニングをする準備がしっかりとできました。たいがい、みなさんのトレーニングは、歩き出す前から始まっていますね。よくわかります。
私は教育者の娘です。教育の重要性は、幼いころから教わっています。知らず知らずのうちに、両親が与えてくれた本当の意味での価値を理解しているように思います。それは両親が学生たちに影響を与えているということです。
両親のことで、私がいつも誇らしい気持ちになる瞬間があります。両親の教え子に会うとき、教え子たちが両親を大好きな教師であると聞かせてくれた瞬間です。そんな両親の生き方を通して、これから取りかかろうとする仕事への影響や重要性について私は学びました。
みなさんはそれぞれ作りだすものが違います。みなさんはしっかりとトレーニングをする準備ができました。この大学を卒業するために歩んできた時間は、今後決して忘れることができないものでした。
私の大学時代の思い出は、キャンパス内の32番通りを歩いて、若い学生を見ることでした。学業に専念する、喜びいっぱいの彼らを見ることでした。私がやってきた以上に多くのことを学生生活で得ることができました。若き彼らの姿は、私の価値観を固めるのに本当に助けてくれました。これらの教訓を私はずっと忘れません。
この大学は、私に規律を教えてくれました。心から情熱を注いでいることをやり抜くことを教えてくれました。自分のキャリアが、ただ単に給料に左右されるものではなく、人々の人生に影響を与えるための機会なんだということを教えてくれました。
彼らにいい影響を与えるということは、彼らの成長を促すことになるのです。みなさんは、良いトレーニングをしていく準備をしました。私はここから、みなさんがスムーズに未来を進んでいくことを祈っています。
しかし、困難な状況に直面することがあるでしょう。
去年、私は2016年のオリンピックのためにトレーニングしていました。自分の目標をとても高いところに掲げたかったのです。2004年に初めてオリンピックに出場したとき、私はまだここの学生でした。そしてメダルを1つとりました。2回目のオリンピックでは2つ、3回目のオリンピックでは3つ。そして自然に、4回目のオリンピックでは、4つのメダルを取るという目標を持ち、自分を鼓舞していました。
しかし、トレーニングは順調でしたが、この課題は難しいと知っていました。歴史を作るような目標を成し遂げるというのは、今まで以上に大変なことになるだろうとわかっていました。
ときに人生において、目標を達成することがあります。そのとき、最も大変なことは目標を達成するということではありません。誰もが理解できないこと、また誰もが不可能だと思っていることに対し、人生を捧げる決断することです。力強く夢をみてください。歴史を作るという義務や責任といったことを恐れないでください。
オリンピックのトレーニング中、人生史上最大の困難に直面してしまいました。その日、私はジムにいました。それはもう今までに1000回以上も行っていることです。しかし、その日は違いました。懸垂棒から落ちたとき、足首が壊れました。このとき、今シーズンは絶望的だと思いました。4回目のオリンピックへ行くという夢は砕け散りました。
床に横になり、足首が腫れあがる間、私は泣きました。これが大きな困難でした。その瞬間、どんなに自分がダメだったか、自分がどう目標に取り組むのかを決めなければなりませんでした。そのあと起き上がりたかったのですが、1人では立ち上がれませんでした。
私のコーチは医師へ連れていってくれ、家族がそこに会いにきて、涙が流れ落ちている間にも、すぐにリハビリを始めるよう手伝ってくれました。1人でそれをやったわけではりません。しかし、その日に起き上がって夢に向かうための次のステップに動き出したのです。
私は未だに、どうやってオリンピックにたどり着いたのかわかりません。しかし、不可能だと思われることを克服するため、ただ痛みを伴う一歩を踏み出したのでした。私は計画やプロセスを信じました。そして神様のご加護によってオリンピックに帰ってくることができたのです。
4つのメダルを取るという目標は果たせませんでした。しかし、私は3つのメダルを勝ち取りました。最も困難な障害を克服できる能力があるということを学びました。これが最も重要なのです。私が一歩をそのとき踏み出し、支えがある限り。
私はみなさんに夢を大きく持つということを求めます。不可能に見えることを恐れないください。もちろん時に失敗もあるでしょう。
しかし、立ち直るという勇気があるということを知ってください。一歩ずつ踏み出してください。大粒の涙を流すことがあるかもしれません。しかし目標に向かって進んでいってください。本気になるのです。みなさんの将来は素晴らしく、輝かしいものになります。そして私は、みなさんが出会う人の人生に素晴らしい影響を与えることを確信しています。
みなさんは十分なトレーニングをする準備ができています。みなさんの成功を祈っています。
がんばってください!
2024.12.20
日本の約10倍がん患者が殺到し、病院はキャパオーバー ジャパンハートが描く医療の未来と、カンボジアに新病院を作る理由
2024.12.19
12万通りの「資格の組み合わせ」の中で厳選された60の項目 532の資格を持つ林雄次氏の新刊『資格のかけ算』の見所
2024.12.16
32歳で成績最下位から1年でトップ営業になれた理由 売るテクニックよりも大事な「あり方」
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
PR | 2024.12.20
モンスター化したExcelが、ある日突然崩壊 昭和のガス工事会社を生まれ変わらせた、起死回生のノーコード活用術
2024.12.12
会議で発言しやすくなる「心理的安全性」を高めるには ファシリテーションがうまい人の3つの条件
2024.12.18
「社長以外みんな儲かる給与設計」にした理由 経営者たちが語る、優秀な人材集め・会社を発展させるためのヒント
2024.12.17
面接で「後輩を指導できなさそう」と思われる人の伝え方 歳を重ねるほど重視される経験の「ノウハウ化」
2024.12.13
ファシリテーターは「しゃべらないほうがいい」理由 入山章栄氏が語る、心理的安全性の高い場を作るポイント
2024.12.10
メールのラリー回数でわかる「評価されない人」の特徴 職場での評価を下げる行動5選
Climbers Startup JAPAN EXPO 2024 - 秋 -
2024.11.20 - 2024.11.21
『主体的なキャリア形成』を考える~資格のかけ算について〜
2024.12.07 - 2024.12.07
Startup CTO of the year 2024
2024.11.19 - 2024.11.19
社員の力を引き出す経営戦略〜ひとり一人が自ら成長する組織づくり〜
2024.11.20 - 2024.11.20
「確率思考」で未来を見通す 事業を成功に導く意思決定 ~エビデンス・ベースド・マーケティング思考の調査分析で事業に有効な予測手法とは~
2024.11.05 - 2024.11.05