2024.12.24
「経営陣が見たい数字」が見えない状況からの脱却法 経営課題を解決に導く、オファリングサービスの特長
株式会社パソナテック 横田直哉氏(全1記事)
提供:サイボウズ株式会社
リンクをコピー
記事をブックマーク
横田直哉氏:みなさん、こんにちは。本日はよろしくお願いします。「kintoneとAI連携で業務改善のきっかけを作る!」というテーマで、今日はお話しさせていただきたいと思います。
自己紹介なんですけども、横田直哉と申しまして、前職から実はkintoneを扱っていました。前職では業務パッケージのインストラクターや営業企画、営業をやっていて、その頃にkintoneに出会いました。もう少しカスタマイズしたいな、プロフェッショナルになりたいなっていうことで、それがもっとできるようなパソナテックという会社に転職しています。
今回は業務改善というテーマを挙げさせていただいています。実は「業務改善ノートVol.2」というものを今日もたぶん販売してると思いますが、その事例に協力させていただいてます。
趣味としては、最近1年くらい前に自転車を買いまして、たまに乗ってます。最近は寒いんで乗ってないですが。あとは年末に有馬記念に行ったりと、こんなことが好きです。
会社の紹介なんですけれども、パソナテックと申します。「パソナ」と名が付くとおり人材サービスの会社でございます。派遣以外にも請負事業として、kintoneを使ったシステム開発とか、フルスクラッチでの開発なんかもやっている会社でございます。
それではテーマに入っていきたいと思います。今日は「AI連携」ということで、事例を2つご用意させていただいたのですが、デモ映えしなさすぎて……。デモは期待しないでください、しませんので(笑)。
まずは「kintoneとAIの役割」ということでお話しさせていただきます。AIは今回「Watson」という仕組みを使ってます。
kintoneの役割としては、学習データの蓄積や予測・分析結果の格納、可視化をしています。AI側のお仕事としては、学習や変換、予測・分析などをやっています。
事例の1個目なんですけども、まず「大量のテキストデータを分析して可視化する」っていうところに使ってます。どういうことかと言うと、まずインプット側ですね。これは飲食店のWebサイトを運営しているような会社さんだと思ってください。そのWebサイトの中にAIを仕込んでます。
みなさんも「どんなお店行こうかな」って思ったら検索されますよね。その結果をある法則に従ってkintoneに格納していくと。そうすると何がわかるかって言うと、主な時事ネタのキーワードとか、時系列に「どういうネタが探されてるんだろう」というのが可視化されます。
データを抽出するとこんな感じです。
品質ワードはこういうかたちになるんですけども、時系列にAIが綺麗に並べ替えてくれます。こうなってくると、だいぶkintoneの得意なかたちになります。品質のワードランキングがどうなってるのか、時系列でどうキーワードが変化していくのかということで、このWebページをどんどん改善していくようなことに使われます。
続いて事例の2つ目。「AI連携で審査やチェック業務を自動化する」というテーマです。
これは弊社の中でも使っているんですけれども、実はいろんな会社さんの求人を扱っているようなかたちになっています。時給などのデータがあるんですけども、時給が「1000円」と大文字になってるとか、カンマが入ってなかったりとか、「8時-夜10時」とか「23時」と書いてあったりと、バラバラなんですね。
これってけっこう、人の目で審査するのはすごく大変なんですね。なんでかと言うと、いろんな文字があったりとか、すごく大量のデータがあるからです。これをまずkintoneに格納しておきます。そのあとにAIを使って、APIで審査結果を返してくると。そうすると、このように審査結果が出てきて、「最低賃金がNGだよ」「法定外NGだよ」「OKだよ」などと教えてくれます。
チェックの自動化というのは、こういうかたちで仕込んであります。簡単に言うと深夜割などのルールをセットしておくんですね。
これはkintoneの画面なんですけども、こんな感じで表示されます。先ほど見ていただいたとおり、給与のデータなどがこのように格納されます。
詳細画面はこんな感じです。広告のIDとか月給など、いろんな文字列が入っていますね。「審査開始」のボタンを押して「OK」を押すと、AIが勝手に審査をして、最後に「チェック済み」っていうステータスを返してくるというかたちですね。
詳細画面を見ていただくとわかるように、審査が終わると「チェック済み」で、NGがあるのかOKなのかっていう判定結果があります。
時間なども、「16時」でどこがダメなのかアドバイスまでしてくれます。
実はWatson自体も、kintoneとの連携自体は開発が必要なんですけれども、中身としては実はノンプログラミングで行っています。
「こういう文字をこういうふうにタグ付けしよう」とか、そういったものが実は裏側では動いていて。ちょっと面倒くさいんですけども、こういうようなものが書かれています。
ここでお話は終わりです。Watsonを使うことで、今は文字を解析しましたけども、画像データの解析とかもできるようになります。今はkintoneに文字としてセットしたりするような事例も作っております。ということで、ジャスト5分ですね。本日はありがとうございました。
(会場拍手)
サイボウズ株式会社
関連タグ:
2024.12.20
日本の約10倍がん患者が殺到し、病院はキャパオーバー ジャパンハートが描く医療の未来と、カンボジアに新病院を作る理由
2024.12.24
なぜ「場当たり的」なタスク処理になるのか? マッキンゼー流、「優先順位づけ」のポイント
PR | 2024.12.20
モンスター化したExcelが、ある日突然崩壊 昭和のガス工事会社を生まれ変わらせた、起死回生のノーコード活用術
2024.12.24
生成AIを“業務のために使う”より、もっと効率のいい方法 深津貴之氏が語る、AIのビジネス活用法
2024.12.25
今300万円の貯金を1年後に450万円に増やすには? マッキンゼー流、目標額との差額を埋めるための考え方
2024.12.20
「資格のかけ算」で切り開くキャリア戦略 4パターンの資格の組み合わせで自分の強みを最大化するヒント
2024.12.23
DMM亀山会長が語る、事業撤退の見極め 600もの事業に挑戦した中でロジックよりも大事にしていたこと
2024.12.26
プロジェクトをスムーズに進めるマネージャーの「課題ツリー」活用術 マッキンゼー流、理論と実践のギャップを埋める3つのポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.12.19
12万通りの「資格の組み合わせ」の中で厳選された60の項目 532の資格を持つ林雄次氏の新刊『資格のかけ算』の見所