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2025.02.18
「売上をスケールする」AIの使い道とは アルペンが挑む、kintone×生成AIの接客データ活用法
kintone hack(全1記事)
提供:サイボウズ株式会社
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植草学氏:M-SOLUTIONSの植草です。よろしくお願いします。私はCSOという戦略責任者をやっています。
M-SOLUTIONSという会社は、ソフトバンク・テクノロジーの子会社で、ソフトバンク・テクノロジーグループに入っています。
事業内容としては、SIの他に「Smart at」というクラウドサービスをやっています。
また最近では、kintoneでSmart at CRMという顧客管理のアプリケーションを提供しています。
3年連続で「CYBOZU AWARD」をとらせていただきました。(写真が)服の色しか違わない感じになっていますけれども(笑)。
今日は本題のRPAとプラグインの話をさせていただきます。RPAをご存じの方はどのぐらいいらっしゃいますか?
(会場挙手)
半分いないぐらいですね。RPA(Robotic Process Automation)というもので、ホワイトカラーの業務の自動化・効率化を行う仮想知的労働者(Digital Labor)とも言われています。
イラストを使ってみましたけれども、ロボットが単純作業を代行する。人とロボットのペアということがポイントになってきます。
(デジタルレイバー得意な作業は)大量繰り返し、定期実行、夜間作業、データ収集、データチェック、2重入力に役立ちます。
例えば、株価の収集やSEOの探索など、今はExcelにしてますけれども、当然kintoneにコピーすることが可能になります。
こちらを自動化できると、交通費のチェックも自動に行うことができるようになります。
Webの仕組みであれば、WebのRPAソフトを使うと、APIがなくても、クラウドとの連携、メールとの連携、kintoneとの連携が簡単にできるような仕組みになっています。
ロボットの設定はどのようにやるかというと、自分のやる作業を1つずつロボットに覚えさせます。
例えば、kintoneのIDとパスワードを入れてログインして、株価の情報をクリップしてきて、kintoneの編集ボタンを押して(データを)入れ込んで、保存することが自動化できます。これが自分たちで毎日やらなくてもできるような仕組みになります。
OCR連携の例もお持ちしました。これはちょっと動画を見ていただこうと思います。
(映像が流れる)
このような感じで、ロボットに操作を覚えさせていきます。
実際には、クラウドのOCRソフトを読み込みます。
例えば「ここに名前が入っています」ということをRPAに読み込ませて、そのあとkintoneにログインをさせて、「ここにデータを入れていきます」と設定しておくだけで、本来は自分たちでコピペしなかったらいけなかったもの、APIがなければ連携できなかったものが全部自動化して、RPAのボタンを押すだけでデータが自動でバーンと入ってくるということがポイントになります。
あとは今、プラグインを12本出しています。初期費用のみで、買い切りのものをやっています。
kintoneの検索はけっこう面倒くさいんですけど、我々の検索拡張プラグインを入れていただくと、フィールドを常に出していますので、ワンクリックで検索できます。
このような感じでやっているんですけど、最近BOX連携も始めました。例えば、相手のBOXに「案件情報を入れます」といったら、そのタイトルに合わせてBOXのフォルダを作ります。こちらに(ファイルを)ドラッグ&ドロップすることで、実際にBOXに保存されるような仕組みです。そうすると、今度はkintone以外の人と共有ができるということがポイントです。
このような感じで、我々はプラグインを買い切りでやっています。
そして、プラグインを増やすために、ダジャレなんですけど、「ぷらぐ委員会」を発足しました。
1社だけではなくて各社でがんばってプラグインを推進しています。
例えば、我々とsoulware.さんの仕組みで、見積もり管理を59万円売り切りにしたり。
今までユーザーが選択できなかったものをやろうとしています。
こちらもダジャレですけど、「hiveで配布」もやっています。
期間限定、機能制限なしで配ろうと思っていて、今日はみなさんに先着10社・20万円で売っちゃおうというキャンペーンをやりたいと思います。
以上です。ありがとうございました!
金春利幸氏:こんにちは。金春(こんぱる)といいます。珍しい名字なのですぐ覚えてください。今日はみなさんに5分でkintoneのデベロッパーになっていただきます。
この中に、「JavaScript怖いな」という方はどのぐらいいらっしゃいますか?
(会場挙手)
半分弱ぐらいですね。あとの方は怖くないですか? バリバリ書ける? 本当ですか?
我々はJavaScriptが怖い方、プログラムを書けない方に向けて「Customine」というサービスを作りました。
このあとデモを見ていただきます。4分30秒、ずっとムービーが続きます(笑)。
(映像が流れる)
まずこのテーブル。一番上に行を入れたくないですか? 入れられないんですよね。
こちらは「CUTOMINE(カスタマイン)」です。
こうやって、やることを画面でどんどん選んでいきます。
スペースを選んで、「上に行を追加」というボタンをつけます。
そのボタンを押したら上に行が入るようにしたいということで「テーブルに行を追加する」を選びます。
入れたいテーブルを選んで、入れたい場所は上なので「テーブルの先頭」を選びます。先ほど追加したボタンを押したときにやるようにします。
黄色いボタンを押したら、裏で自動的にプログラムが作られます。これが今、kintoneに入っていっています。
(画面を)kintoneに変えます。
ちょっとリロードして、追加ボタンを押したら、下の表があるんですけど、ちょっと1行だけ普通に打ってみます。
そのあと、「上に行を追加」というボタンを押すと上に行が入っていく。プログラムが1行も書かなくてもこのようなことができます。
次、抜けている行があっても足し算したくないですか? kintoneはできないんですよ。エラーになるんです。
「合計を計算する」というのを選んで、計算するフィールドは「金額」です。
いつやるかというと、その金額を編集した瞬間に計算したいので、値が変わったときということで先ほどの金額フィールドを選びます。
計算した結果を「売上」というフィールドにセットしたいので、「売上というフィールドに値をセットする」というのを選びます。
値は上で計算した結果なので、3番の結果を入れます。タイミングは、3番の合計の計算が終わったら入れたいので、3番のあとにやるという指定をします。
今度、売上のフィールドは自動計算するので、編集させないために「フィールドを無効化する」というのを入れます。これでkintoneにアップします。また裏で自動的にプログラムが作られています。
実際に見てみます。みなさん「すげー!!」って思ったら「おお〜!!」って言っていいんですよ?
(会場笑)
参加型なので、黙っておく必要はないんでね。見るところはここです。数字を入れたら、普通のkintoneだったらエラーになりますけど、ちゃんと「1万3,000円」と出てきます。
参加者:おお~!!
金春:言わせたみたいになってますけど(笑)。
次、右のプラスボタンが押しにくくないですか? これも1発です。「列増減ボタンを左端に移動」ってそのままのやつがある(笑)。これを選んでやると、裏でプログラムが作られて、また再読み込みをすると左になりました。
次、都道府県をテキストボックスで打つのはめんどうくさいですよね。kintoneは47都道府県のプルダウンを作るのがけっこうめんどうくさいんです。全部打たないといけないので。
今、都道府県のリストのアプリがありますと。
まずそこからデータを取ってきます。「レコードを取ってくる」というやつを選んで、先ほどの都道府県のデータアプリを指定して、検索条件を設定します。
都道府県(アプリ)の中で、市区町村が入っていないやつを条件に取ってきます。タイミングは追加画面や編集画面を開いた瞬間に取ってくると。
それが取れたら、下のほうに「プルダウンを作成する」という項目を選んで、都道府県というフィールドに入れるというのを選びます。
あとはプルダウンの名称など、上で取ってきた都道府県のリストを入れろとか、諸々の条件をいくつか指定していきます。
タイミングはアクションが完了したときということで、データが取れたら入れろということです。これでまたアップロードすると、都道府県のプルダウンができました。
ただこれ、左のやつは別に見えてなくていいじゃないですか。もうプルダウンで選んでいるので。じゃあもう見えなくしようということで、その下にもう1個追加して、「非表示にする」を選んでまた入れます。これでまた再読み込みすると消えるわけです。
このような感じで、今はプレビューリリース中で無償で使えますので、みなさんぜひ使ってみてください。
正式リリースは夏頃を予定していますけど、ディスカウントを出します。全員に2桁万円ぐらいのクーポンを出しますので、ぜひ使ってください。ありがとうございました。
四宮靖隆氏(以下、四宮):みなさんこんにちは。今日はこのようなテーマで話をさせていただきます。
私、株式会社ジョイゾーの代表をやっている四宮と申します。弊社はもうkintoneのことしかしていないkintone専用のSIerです。
kintoneはみなさんご存じのとおり、やはりノンプログラミングで業務システムが作れるというところが一番のメリットです。
さらに、kintoneプラグインを入れるだけで、新しい機能をすぐ追加することができます。
さらに、いろいろな会社さんがkintone連携サービスを出しています。
急に話を変えるんですけど、みなさんこれご存じですか?
参加者:知ってる!
四宮:知ってる? 今日は本物も持ってきているんですけど。今やっている『仮面ライダービルド』という(ヒーローが)、変身するのに必要なアイテムなんです。
こちらをベルトに挿してぐるぐる回すと「イエーイ!」といって、アゲアゲで変身できてしまうすごくすてきなアイテムです。
さらにこのボトルが60種類ぐらいあって、いろいろなベストマッチの組み合わせで、いろいろな仮面ライダーになります。
「お前さっきから何話してんだ?」と思うのですけれども、kintoneでもプラグインや連携サービスなど、いろいろな組み合わせのベストマッチがあるんです。今日はみなさんにこのベストマッチ、まさに勝利の法則をいくつかご紹介したいと思います。
まず1つはこちらです。手書きのプラグインと「プリントクリエイター」。こちらは弊社が出しているプラグインとCstapさんが出されている「プリントクリエイター」がベストマッチなんです。
例えば、作業報告書に手書きのサインをもらって、そのままプリントアウトすることができます。
実際に見ていただきましょう。作業報告のアプリがあります。作業が終わったので、お客さんに署名をしていただきます。こちらは手書きのプラグインで、タブレットなどで直接書いてもらいます。
保存するとそのまま画像としてkintone上に保存されます。そのあと、お客さんにプリントアウトしなければいけないときには、一番上から「プリントクリエイター」の機能を使って、そのまま作業報告としてPDFとして出てくるといった使い方ができます。
続いていきます。今度は「一括更新」というプラグインと「kMailer」もまさにベストマッチです。
kMailerをご存じの方はいらっしゃらないかもしれないですが、こちらもCstapさんから出されていて、kintoneのアプリに登録されているメールアドレス宛に個別メール送信や一括メール送信、あとはkintoneのレコードの状態に合わせて連動して送ることができます。
「一括更新」のプラグインと使うと、例えば顧客リストからメールの一斉配信をしたいなといったときに、kMailerで一斉に送って、そのあと配信日を一括で更新することができます。
例えば、このようなかたちで顧客リストがあります。
ここで未配信のリストだけを一覧から絞り込んで出します。最新配信日が5月1日になっていますけど。kMailerは一覧からその場でメールを送ることができるので、非常に便利なんです。
kMailerでメールを送りました。あとは配信日を変えたいというところで、我々の「一括更新」のプラグインを使って、配信日を今日にして更新します。
そうすると配信日が自動的に切り替わって、未配信リストから消えていくということができるようになります。
最後は「カレンダーPlus」と検索拡張プラグインもベストマッチなんです。
カレンダーPlusはラジカルブリッジさんが出しているプラグインなのですが、Google Calendarのような使い勝手にできる非常にすごいプラグインになっています。
あとは、先ほど植草さんのほうからも紹介があった検索拡張プラグインを組み合わせると、スケジュールを使って、なおかつ簡単に検索することができます。
こちらも実際に見ていただきます。このようなかたちで、カレンダーPlusでスケジュールの管理をしています。
ここで、山下さんだけのスケジュールが見たいとします。担当者を「山下」と打って検索をすると、その人だけのスケジュールが表示されるようになるので、スケジューラーとして簡単に使うことできます。
ベストマッチの組み合わせは、プラグインだけでも100種類以上出ていて、連携サービスもかなりの数があるのですが、いくつか見つける方法があります。
例えば、サイボウズさんでやっている無料の「導入相談Cafe」に相談するとか、我々がやっている「システム39」の初回の無料開発をやっていただくとか。
あとは弊社もやっていますけど、kintoneの関連ブログもけっこう出ていますので、そのようなところから情報収集をしていただくといいと思います。
本当にいろいろなサービスが出ていますので、この中からみなさんのベストマッチを見つけていただいて、みんなで仮面ライダーになりましょう。私からは以上となります。ありがとうございました。
(会場拍手)
サイボウズ株式会社
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