自撮りワザをレクチャー

設楽:まだあと10分ぐらいあるんですけど、もしよろしければりょかちさんに自撮りを教えてもらいたいなと。

矢島:教えてもらいたーい!

りょかち:なんと。

矢島:私、自撮りできないので。

りょかち:えっ! お綺麗なのに、そんなに。

矢島:えー、ありがとうございます。できないできない。できてたら漫画家なんてやってない。

(一同笑)

りょかち:ええっ!(笑)。

設楽:なんか簡単なコツをちょっとみなさんも含めて教えていただいて、ぜひ矢島さんにも実践していただいて。

りょかち:そうですね、じゃあ本に書いてあることが基礎なのでそれを説明しますね。

(iPhoneの)普通のカメラを使う場合は、右上に3つ丸が重なった部分があると思うんですけどそこをタップしてもらうとフィルターが実は選べます。

今日とかだとちょっと黄色っぽいライトなので……。

設楽・矢島:おお!

設楽:あ、こんなとこにフィルターあるんですね。

りょかち:ありますあります! なのでそれで十分アプリとか……まぁもちろん盛りたい方は使ってほしいんですけど、アプリ使わなくても普通のやつでできますと。

で、ちょっと黄色っぽいんで、青っぽいのは避けてもらって。

矢島:なんでですかそれは。

りょかち:なんか相性悪いんですよね。気持ち悪い色になっちゃうんですよ。

矢島:補色は相性悪いんだ。

りょかち:あ、さすが! そうかもしれません(笑)。

(一同笑)

矢島:反対の色ってことですね。緑だったら赤、みたいな。

りょかち:そうですそうです。黄色っぽいか、やわらかい雰囲気にしたいんだったらこのインスタントかトランスファー。

矢島:じゃあトランスファーでいきます。

りょかち:はい。1番大事なのは、「自撮りは顔面課題解決」っていう私の名言がありまして。自分が嫌なとことかありますか? 顔の。

矢島:嫌なとこは左半面とあご、フェイスライン。

りょかち:えーっなんでですか?

矢島:なんかやっぱたるんできますよね、アラサーになると。

りょかち:なるほど。じゃあ……。

矢島:上げたい。

りょかち:上げたい! まぁフェイスラインってもう自由自在なんですけど、実は。

設楽:自由自在(笑)。

りょかち:スマホの角度を付けてもらって、みんな自撮りするってなるとめっちゃスマホ高く上げて、上目遣いにしようとするんですけど。

そうじゃなくて、スマホを前に倒すっていう。斜め30度前に倒す。

矢島:ほんとだ! すごい!!

(一同笑)

矢島:すごいすごい!! やってみて!

りょかち:斜め前30度に倒すと、上目遣いと同じようなカメラの角度になるんですよ。角度が付くんです。

それで輪郭も角度を付けることでシャープになるので自由自在なんですね。私なんかは丸顔なんで上にやるとシャープに見えてそれだけで良いんですけど、それだと物足りないっていう場合は横にするとか。

矢島:うぅおぉぉぉ。

(一同笑)

とにかく顔に近づける

りょかち:で、その30度のままで、初心者の方はとにかく近づけてください。あんまり遠目だと本性がばれてしまうので、できるだけ。

なぜかというと、見えている部分をできるだけ減らしたいんですよ。なので私とかは、自撮り見ていただければわかると思うんですけど。

だいたいこことここ(おでこより上と顔の耳より右)が切れてるんですよ。

もう顔ほとんど、輪郭はカメラのふちになってるんですけど、そんな感じで近づけてもらって。

矢島:(自撮りを撮る)

りょかち:あ、そうですそうです! そうなんです。

いやぁ。すごいポイントを抑えてるんですけど、分け目をしている人は小顔に見せたい時は上も切っちゃう、全部。

りょかち氏が過去に撮影した自撮り写真

人は足りない部分を勝手に補ってくれるんで、顔が縦に長い人は上を切っちゃうと、「そんなに顔長くないだろうなぁ」って思って補ってくれるんで、できるだけ見えている部分を消すっていう。

で、スマホを斜め前に。自分の嫌なところを消す、っていう感じですね。

矢島:すごーい!

りょかち:っていうのが主なメニューになっております。

(一同笑)

矢島:30度倒すだけで。

設楽:これは変わりますね。

りょかち:これは1番大事です!

矢島:これ(スマホを高く上げて上目遣い)だと難しいんですよ、上目遣いすぎちゃったり。

りょかち:そうなんですよ。上向くと白目が下から出てきちゃうんで、白目の面積が増えちゃうんですよ。

一同:あぁ~。

設楽:なんのセミナーだよ(笑)。

りょかち:良いお客さん……! これでまたセミナーとかやれるかな(笑)。

矢島:すごーい!

りょかち:なんで、スマホの角度を変えるっていうのがミソですね。モデルちゃんとかもやってるらしいんで。

設楽:僕ら世代はこうやって(両手を広げて)eggみたいな。

りょかち:なんですかこれ。

矢島:イエーイみたいな。

設楽:やりますよね? 僕ら世代は(笑)。

1日30分は自撮りの練習をすべし

りょかち:そうですね、斜めで。あとは1日30分くらいは練習してください。

(一同笑)

設楽:先生そんなやるんですか? 30分くらい。

りょかち:はい。人気のフィルター調査も含めて。

設楽:りょかちさんやっぱり自撮りするとモード入るのおもしろいですよね。

りょかち:そうなんですよ。

設楽:僕初めて目の前でやった時「あ、自撮り始まるんだ」っていうオーラが。

りょかち:「自撮りやってる時の顔をなんでキープできないの?」ってよく言われます。

(一同笑)

りょかち:そうなんですよ、カメラがすごいという世の中の意見もあるんですけど、まぁまぁ私がすごいんですっていうことで。

矢島:(横で撮っているりょかちの自撮りを覗いて)あ、すっごーい!! かわいい!

設楽:これすごいって言うとなんか微妙な感じですよね(笑)。

(一同笑)

設楽:「自撮り上手いね」って褒めるの微妙じゃないですかなんか。

矢島:でもすごい!

設楽:すごいっすよねぇ。 あー、すごいなぁ。

矢島:いや、すごい!

設楽:深キョンだよね。

りょかち:見えますかね、こんな感じで撮りました。(会場に画面を見せて)

会場一同:おぉー!(笑)。

りょかち:ありがとうございます。今日イチの歓声をいただきましたこれ(笑)。

矢島:すごい。

設楽:30分やってるんだこれ。

りょかち:やってますね。

矢島:私今撮ってみたんですけどなんかまぁ盛れてるんですけど、不自然な顔になっちゃいます。

りょかち:あー。そこはやっぱ練習してもらって。自撮りの最初にブチ当たる課題が、変っていう。ナチュラルにやりたいっていうのがみんなの女子の意見なので。

とりあえず数をこなしてもらって。でもめっちゃ自撮り映えする顔だと思います。

設楽:それ褒められてる?(笑)。

りょかち:いやいやあの!(笑)。違うんです、どうにもなんない顔っていうのが実はあるんです。あまり言及しないですけど。

でも元々お綺麗だし。

設楽:そう思います。

りょかち:ぜひやってほしいです。顔出ししても超良さそうですよね、美人漫画家。

矢島:いやもう、東村(アキコ)先生くらいいけたら。

りょかち:有名ですもんね、タラレバの。この写真はSNSに上げておきます! 見てください。ありがとうございます。

設楽:最後自撮りも披露していただいたので。矢島さんから、今日どうでした? なにか一言。あと告知とかももしあれば。

矢島:あ、でもまだなにも告知できない。

設楽;じゃあTwitterをとにかくフォローしてください。

矢島:はい。ヒカルジョー(@hikarujoe)です。

りょかち:あ、comicoもまだ連載中ですもんね。

矢島:はい、comicoプラスで『彼女のいる彼氏』という、なんかすぐ寝ちゃう漫画を描きます。

(会場笑)

彼女のいる彼氏 1巻 (バンチコミックス)

りょかち:語弊がある(笑)。すぐね、主人公が寝ちゃう。

りょかちらしい「はあちゅうロード」

矢島:担当から「矢島さんの漫画ってお酒飲むとすぐ寝ちゃうよね」って言われて「恥ずかしいね」って言われて、「そうっすねぇー!」っていうことがあります。そういう漫画です。

今日の感想は、なんでしょう。はあちゅうさんから生き方を1つ作ったんだなぁみたいな、下の世代なんだなぁっていう。

はあちゅうさんのそのまんまではなく、りょかちちゃんらしい、はあちゅうロードがある気がしてて、いいなって思いました。

設楽:ありがとうございます。あとこのタイミングで言う話じゃないんですけど、このイベントの写真とかぜんぜん撮ってSNSに上げていただいて。

(会場笑)

設楽:完全に僕、大事な仕事を忘れてた(笑)。今からでも間に合いますんで撮っていただいて、「#りょかち本」とかハッシュタグ付けていただいても構わないし、後ほどでもいいんで、感想とか。

りょかち:りょかちが他撮りを許可するのはレアですよっていう。

設楽:そうですよね、ずっと自撮り顔で今いないと。

矢島;ハッシュタグどうします? タグは「#りょかち本」?

設楽:「#りょかち本」にして。

りょかち:矢島さんもなにか入れますか? 

矢島:いやぁもう「#りょかち本」で。

りょかち:わかりました! じゃあ「#りょかち本」でお願いします。すごい撮られてる。

インカメ越しのネット世界 (幻冬舎plus+)

設楽:よろしくお願いします、すみません最後の最後で。でもこっちの方がかえって拡散いただけるかも……。

りょかち:そうですね。

設楽:よろしくお願いします! じゃありょかちさん最後。

りょかち:そうですね、まずこんなに人が集まってくれたことに私は感動しておりまして、1週間ちょっとの告知期間だったんですね。

こういう本を出したのも初めてっていうのもあって、「人が来てくれるのだろうか」と思っていたんですけど、こんなたくさんの人の前で喋れて本当に「りょかちやるな」っていう気持ち(笑)。

(一同笑)

りょかち:「りょかちやるな」っていう気持ちって言うのはつまり、りょかちさんはアバターなので、私の。

『インカメ越しのネット世界』はインターネットの現時点っていうことをかっこつけて書いているので、こういう口頭でお話できてすごい良かったです。あとはこの矢島光さんの本ずっと大学生時代からずっと読んでいてファンだったので、お会いできてすごい嬉しかったです。

矢島:ありがとうございます。

りょかち:ありがとうございます、今日は本当。

設楽:みなさん、ありがとうございました。