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プロの真似をすると逆に下手になる? スポーツの練習法に潜む意外な落とし穴

プロの真似をすると逆に下手になる? スポーツの練習法に潜む意外な落とし穴

スポーツで実力を伸ばしたい時、あなたはどうしますか? ひたすら練習したり、イメージトレーニングをしたり、スポーツの上達方法にはさまざまな選択肢が存在しています。時にはプロのやり方を見て学ぶこともあるでしょう。ですがそれは、逆に実力を落としてしまうことになるかもしれません。YouTubeで武道を用いた運動法をレクチャーする、「理論スポーツ」の高橋氏。今回は、「プロから学ぶ」弊害と、なぜそのようなことが起きてしまうのかを解説します。

シリーズ
理論スポーツ
2011年8月23日のログ
スピーカー
理論スポーツ 高橋大智 氏
参照動画
座った姿勢から強く動きやすい体を身につけるには

プロの真似をすると逆に下手になる?

高橋大智 氏(以下、高橋) こんにちは。理論スポーツ管理者、高橋です。スポーツの世界というのは例えば、一流選手の練習法や実績を残した練習法があるります。今日は、こういう上手い人のやり方を真似ると、かえって練習や運動技術が悪くなってしまう、ということをお話しします。 なぜかというと、例えばプロ選手のやっているやり方とか、フォームや練習方法など、なんでもそうだと思うんですけど、本などに載っている情報って、外形だけなんですよ。 つまり、「私はこういうふうにやってます」というやり方なんですね。例えばランニングの世界では高橋尚子さんとか野口みずきさんでもいいと思うんですけども、「走った距離=裏切らない」、と。めっちゃ走れば記録伸びますよ、と野口みずきさんは言葉を残してるんですね。これを聞いて、普通の人は「あ、たくさん走ればいいんだな」真似するわけですね。 これだとどうなるかというと、実は市民ランナーの世界では、「走った距離=スタミナ」、といった言葉が入ってしまったせいで、本当にそれを実行してかえって怪我をしてしまったと。その言葉にみんなが影響されてやったのかはわからないんですけども、実際に市民ランナーの人たちがただ練習量をあげて怪我をしてしまったという報告がたくさんあります。 一流選手とかプロとかのやり方やフォーム、あとは心構えとかありますよね、あるいはマインドとか練習の取り組み方。これって結局、一流選手とかプロはこれで金を稼いでるわけですよ。だから心構えとかマインドというのは市民ランナーとかアマチュアでやってる人たちとはもうぜんぜん違うわけです。 スポーツで人の役に立ちたいと本気で心の底で思っている、さらに生活スタイルも朝から晩まで練習してる、それによってできたやり方とフォームなんですよ。これはフォームだけを見ると、やり方やフォームが違うだけに見えるんですけど、こういうプロの選手たちというのは心構えとかマインドが違うんです。 本なんかに載ってる情報はこれ(やり方とフォーム)も入ってるんで、多くの人たちはを真似するわけです。でも、これを真似すると、怪我をしたり失敗するってことなんです、私が言いたいのは。決してやり方とフォームが間違ってるわけじゃないんですよ。 ただ、プロの選手とかはこのマインドや心構えがあってのフォーム、なんですよ。だから心構えとマインドを学ばないとやり方やフォームの良さはわからないんです。だから、本当に私たちが学ばなければいけないことってなにかというと、ここ(心構えとマインド)なんですよ。ここを学ばなきゃいけない。 つまり、私たちアマチュアは、心構えとマインドをいかに、自分の考えや生活スタイルにうまくチューニングを合わせて、そのうえでこのフォームを考えられるか、ということなんですね。 だから、心構えとマインドを生活スタイルに合わせて真似をするんであればぜんぜん良いと思うんですけど、なかなかそういうわけにはいきません。ただ、多くの人たちも本を読んだりとかして、結局こういうフォームややり方を考えるのは重要だと思います。

プロではなく、初心者から学べ

では、私が考えているのはなにかというと、やり方やフォームというのは上手い人だけではなくて、上手い人プラスそうでない人、下手な人、初心者ですね。こういった人たちのやり方とか、そういう人たちの動きも研究する。ということをやるといいんじゃないか、という話をしたいと思います。なぜかというと、この、動きが良くない人というのは、なぜ動きが良くないのかが解るからですね。 上手い人はすでに完成されて洗練された動きなんです。だから上手い人を見て、この部分の動きがいいから僕もやろうっていったってできないんですよ。 ところが初心者の場合だと我流でやろうとしたりなにも知識がない状態でやるので、悪い部分がボロって出てしまいます。じゃあその人が、なにが悪いのか、なにでつまづいてしまうのか。「この人はこういう悪い部分があるからこういうことが起こるんだな」というのを考えると、結果的にやり方やフォーム、自分のフォームを改善する1つの方法になるかも知れないですね。 弓道では「弓は神器」といわれています。これはなぜ「神器」かというと、上手い人というのはたくさん弓をひいてる人。しかし、たくさん弓をひいてる人ほど動きが悪くなったりしてしまうんです。だけどなんにも知らない初心者の人に弓を持たせると、ものすごく練習してる人よりも上手い「射」が出てしまう、という事実があるんですね。 だから「弓は神器」といわれてるんですけど、こういうふうに、動きやフォームを真似するんであれば、一流選手やプロというのは心構えとかマインドが違うわけです。だから学ぶべきはここ心構えとマインドなんですよ。 じゃあフォームややり方において自分の考えを増やすためには、多様化させるためにはどうしたらいいかというと、まだ初心者でやり方がまったくわからない人の動きを見たほうが、動きとしてなにが起こっているのかというのがよくわかりやすいんですね。 なのでぜひ、フォームややり方というものを突き詰めたいんであれば、フォームややり方という動きがなにがこっているのかをしっかり確知したい場合は、運動経験が少ない人や、初心者ですね、こういった人たちのほうがよほど勉強になる。ぜひとも、実践してみてください。 以上で説明を終わります。ありがとうございました。

  
理論スポーツ

武道の身体の使い方、姿勢に基づく
全スポーツの運動技術を高める具体的手法を公開します。
筋トレ法、栄養学、メンタル調整、身体の仕組みなど、
内容は多岐にわたります。

理論スポーツ

 

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