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パルコ担当者の“本気の提言”  ファッション業界はクラウドファンディングでどう変わる?

パルコ担当者の“本気の提言”  ファッション業界はクラウドファンディングでどう変わる?

2016年12月1日、「Fashion Crowdfunding Night」の中で、「パルコ佐藤氏とCAMPFIRE遠峰氏によるファッション業界でのクラウドファンディングについて」というディスカッションが行われました。登壇したのはパルコ・佐藤氏と、CAMPFIRE・遠峰氏。モデレーターはBridge of Fashion・小林氏。昨年末から注目を集め続けているクラウドファンディングがファッション業界に及ぼす影響とは? 本パートでは、パルコとCAMPFIREがクラウドファンディングを取り入れた経緯について語りました。

シリーズ
Fashion Crowdfunding Night > パルコ佐藤氏とCAMPFIRE遠峰氏によるファッション業界でのクラウドファンディングについて
2016年12月1日のログ
スピーカー
株式会社パルコ 新規プランニング部 業務課長 佐藤貞行 氏
株式会社CAMPFIRE ファッション事業部 マネージャー 遠峰正之 氏

【モデレーター】
Bridge of Fashion 共同代表 小林佑樹 氏

クラウドファンディングでファッション業界は変わる?

小林佑樹氏(以下、小林) お待たせしました。参加者がまだ完全に集まったわけじゃないですけど、お時間になりましたので、本日のFashion CrowdfundingNightを始めさせていただきます。 私は、こちらのBridge of Fashionという団体で主催しています。そちらで共同代表と、こういったかたちで司会をやらせていただいている小林佑樹と申します。よろしくお願いします。 DSC_0083 僕は今、大学院に通ってるんですけど。昔は休学をしていて、リクルートホールディングスという会社でファッションサービスの立ち上げを経験していまして、その経緯でいろんなファッション関係の方と仲良くさせていただいたんです。 その中で、ファッション業界の方が、他の業界の方とか知識に触れる機会が少ないと思いまして。そういったお話を共有してくれたのが、今日いるんですけど4人のメンバーで、こういったかたちで2ヶ月に1回のペースでイベントをやらせていただいています。 いつもイベントは「ファッションなんとかナイト」というかたちで、「ファッションとなにかを掛けたものを話題として話しましょう」というイベントなんですけれど。1回目はVRで、2回目はアジアで、今回は「ファッションクラウドファンディングナイト」ということで行っています。 ファッション業界の中で、クラウドファンディングがどういった可能性を秘めていて、クラウドファンディングによってファッション業界がどう変わっていくのかという話をさせていただければと思っています。

ファッションに特化したクラウドファンディング

では、さっそく第1部を始めさせていただきます。第1部は「プラットフォーマーが考えるファッション業界のクラウドファンディングの未来」で、本日お2人にご登壇いただきますので、お願いします。拍手でお迎えください。 (会場拍手) それでは簡単に、お2人には自己紹介をしていただきたいんですけれども。まずは遠峰さんから軽く自己紹介をお願いします。 遠峰正之氏(以下、遠峰) はい、CAMPFIREの遠峰と申します。よろしくお願いします。私はもともとイギリスの大学に留学しておりまして、そちらでブランディングやブランドビジネスを勉強しました。 DSC_0090 日本に戻ってきて、ジュエリーの会社でPRや広報を担当させていただきまして。そこでブランドマネージャーまでいったところで「コミュニケーションをちゃんと勉強しようかな」と思い、広告代理店へ移りました。 そちらでいろんなプロモーションやコミュニケーションの設計から実施まで行っていました。実際にいろいろやっていく中で、「もうちょっとブランドの人と深く関わりたいな」「コミュニケーション以外の部分でもなにか一緒にお手伝いしたいなぁ」と思っていた時に、弊社の代表の家入一真という人間と会い、CAMPFIREにジョインしたのが2016年7月です。 7月から事業を立ち上げるための準備をしまして、10月に「CLOSS(クロス)」という、ファッションに特化したクラウドファンディングサービスを始めました。今後さらにいろんな人に知ってもらいたく、活動を広げていこうと思って、今日このような場所をご用意いただきました。 みなさんにお話しして、もっとシンプルに「クラウドファンディングって便利だな」と思ってもらえたり、「こういうことができるんだったら使ってみようかなぁ」と、新しい気づきを共有できればと思って、今日はお時間をいただきました。どうぞよろしくお願いします。 (会場拍手) 小林 では続きまして、佐藤さんからお願いします。 佐藤貞行氏(以下、佐藤) はい、パルコの佐藤といいます。着座のまま失礼します。私は99年にパルコという会社に入って以来、転職はしてないんです。ずっとパルコという会社で、店舗のオンサイトで働いたり、本社でマーケティングの仕事とかいろいろやってる中で、2011年から投資型クラウドファンディングに携わっています。 DSC_0092 当時は「投資型クラウドファンディング」という表現がなく、「マイクロファンディング」という呼ばれ方でした。そこを皮切りに、クラウドファンディングという仕組みがもっと世の中に広まるといいなと思い、この5年くらいはそれに関連する仕事をさせていただいています。 今日は非常に楽しみにしていますので、ぜひよろしくお願いします。 (会場拍手)

ファッションとソーシャルグッド

小林 ありがとうございます。それではお2人にお話ししていただいきたいんですけども。今日は5つのテーマをご用意して、お話しさせていただきます。 まず最初に、「なぜファッション業界の中でクラウドファンディング事業を展開しようと思ったのか」です。そこの展望であるとか、そういった部分を遠峰さんからお話していただければと思っています。 DSC_0096 遠峰 そうですね、CAMPFIRE本体でもともとクラウドファンディングを始めたのが2011年になるんですけれども。 いろんなプラットフォームがある中で、うちの特徴……傾向として、比較的、ミュージシャンやファッションデザイナー、アーティスト、画家の方など、クリエイターの方に使ってもらうことが多いプラットフォームだったんです。 先ほども申しましたが、うちの代表の家入が2016年2月に現場に復帰してから、さらに今まで強みとしていたところを伸ばそうと、ファッションとソーシャルグッドと呼ばれる社会貢献的な意味合いのある事業に関して、独自のプラットフォームを持ってやっていくことにしたんです。 また、今後は音楽も独立したプラットフォームを持つ予定です。会社の1つの事業戦略といいますか、そういったなかでファッションに特化したものを始めたのが現状ですね。 小林 なるほど。佐藤さん、いかがですか?

パルコが目指す社会的役割

佐藤 この問いだけは長くなっちゃうかもしれないんですけど、いくつかあります。 まず1つ目は、大げさな話になっちゃうんですが、クラウドファンディングという仕組みがファッション関連業界の、ちょっとした課題解決にすごく直結するんじゃないかなと思っているんです。 パルコという会社はマスじゃなくて、どちらかというとニッチな方向を志向している会社なので、小規模だけれどキラリと光る才能を持った方とか、すごく情熱を持って手作りしてらっしゃる方とか、そういう方とご一緒させていただく機会が多い会社です。 当然、メジャーなブランドさんは、ものすごい努力を積み重ねてメジャーになってらっしゃるんで、とてもリスペクトしています。でも、小規模だけれどキラリと光ってがんばっているような方がもっと活躍できるファッション業界づくりに、少しでも貢献させていただきたい。そうすることで、結果的にパルコという会社の利益創出にもつながるんじゃないかと考えています。 いわゆる業界貢献ですね。メジャーな人だけじゃなくて、小規模な、アーリーステージの服作りの方も活躍できる業界を作るのに、クラウドファンディングという仕組みが、非常にいいんじゃないかと考えたことが1つですね。 2つ目は、これもやや大げさなんですが(笑)。パルコという会社がやりたいこと、大げさにいうと存在意義とか社会的役割を置いていることの1つに、インキュベーションという言葉があります。 日本語でいうと、「小さな営みを一生懸命に汗かいて大きくして、増えたプロフィット(利益)はシェアしましょう」という概念なんですけれど。まさにパルコのやりたいインキュベーションが、クラウドファンディングという仕組みと非常にマッチしてるのかなぁと感じています。 最後の3つ目は、作り手の方が一生懸命やるのは当たり前なんですけど、違う業界の方とか、一般のカスタマーの方、生活者の方が、ファッション関連業界の作り手の方と一緒になってエンゲージメントを作って、ものづくりなりビジネスをしていく。 そんなファッション業界って、シンプルにかっこいいなぁと。そんな世界観いいなぁと思ったので、新規事業をやるセクションにいなかったんですけど、会社に「これ絶対やるべきなので、やらせてください」と提案しました。そんな経緯があります。 小林 佐藤さんが最初にクラウドファンディングを見つけて、パルコに持ってきたんですね? 佐藤 僕はそう思っているんですけど、ひょっとしたらすでに知ってた可能性もあるんで、あまりいうと怒られる……(笑)。 (会場笑) 佐藤 まあ、会社に「本気でやりましょう」と提案したのは、たぶん初めてだと思います。 小林 ありがとうございます。

  
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