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第22回艶夜祭『エロコンテンツの闘争歴史論!~団鬼六とほんとうの自由スペシャル!!』(全7記事)

タルるートくんに電影少女… 男子の性を目覚めさせた少年マンガを振り返る

漫画家・山田玲司氏とおっくん氏が漫画、映画、人生について語る番組「山田玲司のヤングサンデー」。第22回を迎える今回のテーマは「エロコンテンツの闘争歴史論!」。今日は女子禁制!? 男子校のノリで80年代生まれの男子の性を目覚めさせた、80年代後半から90年代前半の少年マンガについて語っていきます。性の目覚めは江川達也氏の『まじかる☆タルるートくん』だったと語るおっくん氏。江川氏のアシスタントを務めていた山田氏は、当時「どっちがエロいこと言えるか、そしてどっちがエロいことを体験してきたか」を江川氏とアシスタントの間で競っていた当時の思い出を振り返りました。

沖縄で出会った宮崎駿作品風の少女

おっくん氏(以下、おっくん):男子見てるう? 今日はおもしろいぜえ! 女子がついてこれない可能性が、多々ある!

山田玲司氏(以下、山田):ゲストちゃんと来てますから。カワイコちゃん来てますから。ブッキング大変だったんですけどね。今回は過激な企画なんで。

おっくん:エロについては、ものすごく深くて大きいテーマなんで、いっくらでもできるんですよ。今日は「団鬼六スペシャル」っちゅーことで、「エロって何なのか」ってところまで斬り込んで。ごにょごにょ。

まあそういうことですわ。俺が言いたいのは、これシリーズ物にしますんで。女子目線からの腐女子スペシャルとか、BLとかも結局……。

山田:やるよ! 俺はね、腐女子が世界を救ったと思ってるから。今日その話するから。

おっくん:……。

山田:きょとんとすんなよ! 俺の学説を。こないだ沖縄に行ってきたんだけど。煮詰まると沖縄に 逃げるんだけど。エロコンテンツの話だなー、何話すのかなーって考えて。沖縄の北部の方を車で走ってたわけ。

そしたらね、太陽がすごいんだよ。梅雨が明けちゃってるから日差しが強くて、照り返しもすごくて。空も地上もみたいな。そこに木漏れ日。濃いんですよ影が。誰もいないわけよ、車も通らないから。で、入道雲、青い空。すごいっしょ? それだけで。

おっくん:宮崎アニメみたい。

山田:もー宮崎だよね。最高だなーと思ってたら、前から真っ黒に焼けたセーラー服の女の子が1人で歩いてくるの。黒髪で、焼けてて、汗ばんでんの。

おっくん:ちょっ待ってください。大丈夫ですか? なんとか事案じゃないですよね?

山田:声かけない、声かけない、声かけない! 俺運転してる! 90年代のそういうんじゃないから! さらってくとかじゃないから!! その瞬間「えっ!? 俺いま宮崎(駿)的なものを見た!」もしくは「細田(守)作品的なものを見た!」ってそん時思ったのよ。

あれはそうか、白いワンピースに麦わら帽子。そして自転車、太ももの汗。みたいなやつ!!

おっくん:太ももの汗!?

山田:みんな大好きなやつ!!

おっくん:フェチだね!

山田:大事なとこ! うちのアシスタントのきらたかし先生って人が昔チーフでいたんだけど。何よりも麦わら帽子が大好きで。何よりも白いワンピースが大好きで。「自転車に乗ってたらサイコーだよね」なんつって「太ももに汗でしょ」って話をよくしてたの。

そしたらそれに近い情景がまさに俺の目の前で、沖縄ですれ違ったもんだから、「あ~、これか」と思って。こういう、なんかヤバイもんを発見した人はまずい。それをコンテンツ化して「俺もそれヤバイ」「喪服ってヤバイと思ってたよね〜」みたいな。

おっくん:あー。

山田:こうやって、エロの発見の歴史みたいなのがあったなっていう感じがしてね。なんてことを沖縄で考えてね。

おっくん:声かけたんすか。

山田:かけるわけねーだろ! お前っ! 今、大変なんだよ沖縄は! 沖縄を舐めんなよ! 俺は沖縄の新聞を守るからな!

おっくん:(笑)。

性の目覚めは『まじかる☆タルるートくん』

山田:じゃあもうゲスト呼んじゃう?

おっくん:え、もういきます?

山田:それで、このあと「もっともエロいセリフは何か」って。

おっくん:そうそう、一番エロいセリフって何だろうってのを考えて。

山田:みんなも考えてね。

おっくん:言われたいセリフでもあるんだけど。これ(ホワイトボード)気になってると思うんですけど、ざっくりあとでアレしますから。今日はあのエロコンテンツの闘争歴史論つーことをタイトルにしてるんですけども、つまり、何年代生まれ。今の65歳とか55歳とかそういう人らが一体性の目覚めとしてどういう漫画があったか。

青年誌までいっちゃうと、本当にHOW TO SEXみたいなことになっちゃうから、そうじゃなくてなんか不意に出る、例えばしずかちゃんのシャワーシーンでちょっとムラムラしちゃったみたいな人もいるわけで。

山田:それでお前さっきドラえもんって書いたのか。

おっくん:でね、俺が基本的にまとめたんで、多分僕のアレ(趣味趣向)が入ってるんですけど。あのー、とりあえずちょっとあとこれ後半にじっくりやるんですけど、僕のアレをたたき台にして。90年代生まれの25歳。俺は81年生まれなんで、思春期にどういうものと出会ってきたかっちゅー話で。

(ニコニコ動画のコメントにて)「『シェイプアップ乱』で目覚めた」あーっ、なるほどね〜。『ブルーフィルム』ってなんだっけ?

山田:うわっ、『ブルーフィルム』。すごい世代の方が見てらっしゃるね。

おっくん:でまあ僕はちょうどジャンプ世代というかアレだったんで、やっぱり『電影少女(ビデオガール)』があって、でもこれはちょっとあんまりにもエロ過ぎたきらいはあったなあ、俺ん中では。

僕がやっぱ一番アレだったのは『たるルートくん』なんですよ。で、たるルートくんの魔法でお湯に溶けるって魔法があって、お湯になるみたいな。で、リア姉ちゃんっていうたるルートくんのめっちゃ美人な色気ムンムンのお姉ちゃんが風呂入ってるときにお湯に溶けて。

まじかる☆タルるートくん 1巻

山田:コメント盛り上がり過ぎじゃない(笑)。

おっくん:で、あのおっぱい吸うっていう。自分が液体と化してお湯になっておっぱい吸うってシーンでめちゃくちゃ感動して、あれが理想ですよ。

江川達也氏とアシスタントのエロ勝負

山田:……なんかこの男子校感すごいな。今回の男子校感半端ない。

おっくん:江川先生のそう、『GOLDEN BOY』もすごいんだけど。『たるルートくん』で性に目覚めて、それから『東京大学物語』とか『ゴールデンボーイ』もそうだし、その前に『BE FREE!』があるんですね。(山田氏の方を見ながら)……よくご存知の。

山田:よくご存知じゃねーよ!

おっくん:ですけど、江川先生って何がすごいって、やっぱ全部教えてくれたなと思って。

山田:まんまと引っかかったなお前。

おっくん:まんまと引っかかったんですよ。江川チルドレンなんですよ俺。

山田:ふざけんなよ! 何引っかかってんだよ(笑)。「スケべ・アクション・人情話ですよ。これで読者は引っかかりますから」って言ってた男だぞ。

おっくん:引っかかった(笑)。

山田:なに引っかかってんだよ!

おっくん:まあそんな感じで、あとチャンピオン読者なんで『オヤマ菊之助』とか『乱丸XXX』とかもあったんですけど、同時期に『甘い生活』が始まってたの知らなくて。

『アウターゾーン』ですよねやっぱり。あと『ぬ〜べ〜』ね。まあまあ、こんな感じだったかな〜と。

ここもう1回盛り上がるんだけど、やっぱりAV女優が出てくるんですよ、グワァッと。それがまあ、飯島愛で白石ひとみ、俺この辺は、あんまりなんだけど、結城真理子もあんまりかな。結局……。

山田:もー! もういい! お前、このまんまAV女優の思い出を語る気か。そして番組を終わらせるつもりか。

おっくん:及川奈央と同い年。

山田:うるさい! お前、どんだけ準備してきたと思ってんだよ。

おっくん:学祭でもう。

山田:文学どこに行ったんだよ。そんなに及川奈央が好きなのか。

おっくん:好きっていうか、同い年のAV女優だっていうことに気づいた時の謎の背徳感みたいな。

山田:あ、そうなの? 同級生が、脱いでるみたいな。

おっくん:そうそうそう!

おっくん:ということで大丈夫ですかみなさん。ついて来れてますか?

山田:ちなみに俺は江川さんのところに(アシスタントで)いたのが20歳の時で、『BE FREE』の真ん中あたりですね、学校壊してから1巻ちょいくらいまではいましたね。藤島(康介)先生とね。1年間。その話はどうでも良いけど。

その頃にそんな話してたよ。仕事中はほとんどがエロ話ですよ。エロの話だけですよ。

おっくん:女のアシスタントはいなかったんですか、江川プロに。

山田:あー、1人いたけど、基本的に俺のいたときはあんまいなかったね。ほとんど男子校的な感じ?

おっくん:じゃあもう、猥談の。

山田:勝負だよね、エロ勝負。どっちがエロいこと言えるか、そしてどっちがエロいことを体験してきたか言えるかってことを俺と張り合うのが好きだったね、江川さんは。

おっくん:そこから4半世紀経ってここで。

山田:どうしようもない大人になって。

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