2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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大村信夫氏(以下、大村):なんと今日は申し込みが400人を超えております。ありがとうございます。さっそく西原先生をお招きしたいと思います。西原先生、どうぞ。
西原文乃氏(以下、西原):よろしくお願いします。
大村:よろしくお願いいたします。西原先生、このロケーションどうですか?
西原:外が暗いので、会場に来た方もあんまり見えないと思うんですが、実はすごく視野が広がってるんですよね。
大村:そうなんですよ。開けていて、ナイスビュー。
西原:ナイスビューって(笑)。
大村:ナイスビュー、非常に昭和的でございます。そんな場所からお送りします。
西原:そうです。同世代だと思います。
大村:よろしくお願いいたします。さっそく行きたいと思うんですが、その前にこの場の説明をさせていただきたいなと思います。企画運営・協力団体のご紹介、登壇者のご紹介、最後に今後の予定というかたちで進行していきたいと思っております。
まずは企画運営団体のご紹介でございます。「Mission Lab」という、人生の目的を探求しようというコミュニティがございます。
最近だと企業ではミッションやパーパスと言いますが、仕事もプライベートもより良い人生を過ごすために、個人もそれを持つことが重要なんじゃないかなと。個人のミッションやパーパスを仲間とともに探求する場が「Mission Lab」です。ここが主催団体で、かれこれ5年近く活動しています。
次に運営協力。まさにこの場ですが、ソニーシティ大崎の24階にあるスペース(BRIDGE TERMINAL)です。年間数百回、ここでイベントをやってるんですよ。
西原:すごいですよね。
大村:ボトムアップ活動をこちらでさせていただいて、このロケーションでお送りさせていただいております。
大村:今回は、まさにこのご縁で西山先生にいらしていただいたんですが、私も所属している社会人コミュニティSECILALA(セキララ)というものがあるんです。そちらの運営母体であるNPO法人SECIプレイスさんに、毎回運営協力をしていただいております。
会社や所属組織を越えて、お互いが持つ暗黙知を学び合って、それを結びつけて生み出された新たな知を社会に還元していくことを、存在意義・目的に掲げています。今日お話しいただく「SECIモデル」をベースに、実践的に活動していこうという団体です。(西原氏は)一橋大学の野中郁次郎先生の愛弟子でいらっしゃいますもんね。
西原:末弟子ですね。
大村:そうなんですね。文乃先生は本当にたくさんの方から応援されています。(NPO法人SECIプレイスでは)「社会教育の推進」というものがありまして、その位置付けで運営にご協力いただいております。
(参加者のチャットを見ながら)拍手ありがとうございます。拍手やチャットがあると、すごくいいですよね。うれしいです。ちなみにハートもありますからね。……あ、ハートを出してくれた。うれしいですね。
西原:いただきました。
大村:登壇者ご紹介の前に、私が「誰やねん」となってますが、大村信夫と申します。いろんなことをやっているので、どうせ説明しても覚えてくれないんですよ。
片付けのプロ資格と、キャリアコンサルティングというキャリアを整える資格を持ってるので、一言で言うと「お部屋から人間関係、キャリアまで整える」という感じで活動しております。今日の主役は西原文乃先生です。みなさん、大きな拍手をお願いします。
西原:よろしくお願いします。
大村:先生は今、立教大学で教鞭をとってらっしゃるんですよね。
西原:そうですね。
大村:何年ぐらい?
西原:2016年から。
大村:2016年から。じゃあ、もう7〜8年ということでございますね。
西原:8年ぐらいになりますね。
大村:そうですね。今回の本(『マンガでやさしくわかる知識創造』)を出版される前にも、郁次郎先生と共著で『イノベーションを起こす組織』を上梓されています。
西原:はい。出させていただきました。
大村:すごくないですか? 野中郁次郎先生と本を出すんですよ。普通ありえないですよね。今日はそのあたりも含めてお話をうかがっていければなと思っております。後ほど、先生の自己紹介もしていただきますよね。
西原:はい。少しだけ。
大村:ということで、さっそく本編に入っていきたいなと思います。ここからお話になるんですが、ちょっとまだ場が盛り上がってない気がします。
西原:そうですね。ちょっとまだね。
大村:ということで、アイスブレイクをしたいなと思っております。みなさんチャットをご準備いただけるとうれしいです。会場の方はどうしましょうか。手を挙げて言っていただくのでも、何でもいいと思います。
西原:お互いに言い合うのでもいいですよね。
大村:そうですね。テーブルの中で言い合っていただくかたちにしましょうか。今日のアイスブレイクはこちらです。ダダン。あなたの「推し」は?
西原:推しですね。「今、一番これを人にすすめたい」っていうやつですよね。
大村:(参加者コメントで)「煉獄さん」って来ましたよ。煉獄さん、ちょっと前ですけどね。
西原:そうですね。
大村:「カヤトースト」って何ですか? 「パグ」……?
西原:みなさん、ぜひ紹介し合っていただければと思っております。
大村:「ディープ・パープル」と書いてありますね。
西原:ディープ・パープル。いいですね。
大村:カヤトーストはシンガポールの朝ご飯。へぇ~、知らなかった。おもしろいですね。
西原:ちょっと食べてみたいですね。
大村:「田舎暮らし」、いいですね。「1人カフェ」「ブギウギ」。
西原:煉獄さんもリーダーシップが最高なんですね。すみません、存じ上げず。
大村:「サイゼリヤ」とかもありますね。
西原:「片付けパパ推し」。
大村:ありがとうございます。今日はよいしょしてくださる方がいらっしゃるんですね。「『DARK SOULS』」。
西原:ハマってらっしゃるというか、おすすめしたいお気に入りのものがいろいろあるという感じですね。
大村:なるほど。じゃあ、あと10秒で終わりにしますね。書きかけの方は10秒を超えても書いちゃってください。テーブルのほうはあと5秒でシーンとなるはずです。5、4、3、2、1……シーンとなりませんよね。みなさん、おつかれさまでございました。
「おつかれさまでした」で拍手すると、そこでちょっと静かになるっていう。ありがとうございます。
大村:アイスブレイクってどういう効果があるんですかね?
西原:オンラインの場合はバーチャルですが、リアルの場だといきなり座ってお互いに知らない人ばっかりの時に「この人、誰だろう?」というのが一番よくわかる一言(がアイスブレイク)ですよね。場作りの秘訣かなと思います。
大村:あとはオンラインの場合だと、ちゃんとチャットできているかのチェックにもなりますからね。
西原:そうですね。
大村:だからみなさん、この後もチャットどんどんやってくださいよって、ちょっとプレッシャーもかけられたり。
西原:かけられました。よろしくお願いしますね。
大村:どうぞよろしくお願いします。じゃあ、僕の今日の仕事はここで終わりで、ここからは文乃先生にいろいろ教えていただきたいなと思います。もうバトンタッチしちゃってよろしいでしょうか。あらためまして、先生よろしくお願いします。
西原:あらためまして西原文乃と申します。今は立教大学の経営学部で教えております。今日は(「片付けパパ対談」が)17回目ということで、本当にすごいですよね。お題をいただいたんですが、「実践的思考力」ってどういうことですかね?
大村:実践的思考力とはどういうことか、ということですか。
西原:「実践」はわかるじゃないですか。「思考」もわかりますよね。今回は「実践的思考力」なので。
大村:思考する力。
西原:「みなさん(は思考を)していますか?」と、ちょっと聞かれている感じなんですが。
大村:確かに今、「なんだろう?」って一生懸命思考してます。
西原:ですよね。今日の終わりまでに「自分なりの思考力はこれかな?」みたいなところが、少しわかってくるといいんじゃないかなと思っています。
西原:ということで私の自己紹介なんですが、いつもこんな感じでお見せしています。ロゴが3つ並んでいて、最初がNECですね。ここは社会人になってからすぐに勤めたところです。
大村:NECさんだったんですね。
西原:そうなんです。(会場の外を見ながら)残念ながらここから(オフィス)は見えないんですが……。
大村:近いところにいらっしゃいます。
西原:その後「ちょっと勉強しなきゃいけない」と思いまして、一橋ICSに行きました。ここでひょんなことから野中先生と竹内(弘高)先生に出会ったことが、知識創造理論を学ぶきっかけです。
最初は(NECで)パソコンのマーケティング、販売戦略、事業戦略をやっていたので、どちらかというとストラテジーやマーケティングをやろうと思って入ったんです。入ったら世界的権威の野中郁次郎先生がいて、それを勉強しないわけにはいかないだろうと勉強したら、ハマってしまったというところです。
ドクターを取ってから(一橋ICSで)5年ばかり特任講師をしていたんですが、特任は5年で期限が切れてしまうので、次を探さなきゃいけないということで立教大学に移りました。
大村:そうだったんですね。
西原:私のモットーも、今日の主役の村上(修司)さんと同じで「Enjoy, Have Fun」です。
大村:楽しくやりましょう。
西原:「やっちまえ!(Go for it!)」ということですね。
大村:「やっちまえ、拍手しちまえ」という感じですね。ありがとうございます。
西原:若干宣伝になりますが、なんか見たことのある人が(スライドに)1人映ってるかなと思うんですけれども、うれしそうに先生と写ってます。これは、2018年に立教大学で学会をした時のお写真です。
(日本ナレッジ・マネジメント学会は)「ナレッジ・マネジメントって何だろう?」ということで、(スライド)左端に映っているIMDというところで教鞭をとっている一條和生先生のご指導の下でやっております。
大村:ちなみに僕もちゃんと勉強しようと思って、先月ナレッジ・マネジメント学会に入会させていただきました。
西原:ありがとうございます。私もナレッジ・マネジメント学会で部会をやっておりますが、他にも6つぐらい部会があるんですよ。ぜひ入っていただければと思っております。
大村:ありがとうございます。
西原:はい。私のところは「実践ナレッジ・イノベーション研究部会」ということで、まさに実践の研究をさせていただいております。
大村:「八方良し」。
西原:そうなんですよ。普通は「三方良し」と言われますよね。売り手良し、買い手良し……。
大村:世間良し。近江商人ですよね。
西原:そうですね。それにもうちょっと足したほうがいいんじゃないかということで、どなたかが「今はマルチステークホルダーだよね」とおっしゃっていたので、私もそれを使わせていただいています。
大村:ちなみに先に言い訳するんですが、事前打ち合わせは一切してないんです。
西原:スライドも、まったく1枚も見ていただいてないんですね。
大村:ごめんなさい。下手に見ちゃうと「このへんを聞こう」とか、変にバイアスがかかってしまうので。予定調和な対談ほどつまらないものはないので、あえて見ないということです。別に、事前準備を楽したってわけじゃないですからね。それだけ言い訳しておきます。
西原:知識創造というのは、その場で起きるジャズの……何て言うんでしたっけ。
大村:ジャズのセッション?
西原:ジャズの何とかって言いますよね。なんだっけ?
大村:ギグじゃないや。たぶん、誰かがチャットにパンッて……。
西原:「それってこれですか?」と、きっと投げてくれてると思うんですが。
大村:(参加者コメントで)「インプロ」。
西原:インプロヴィゼーションですね。確かに近いかも。(知識創造も)実はそういうものがけっこう重要だったりします。ここで新しい掛け合わせが起きているということなので、事前にすり合わせしちゃうと新しい掛け合わせが起きづらい。
大村:そういうことですよね。
西原:もう狙いどおり。すばらしいです。
大村:あと、オンラインはいいですよね。みなさんがその場ですぐにぱっと(コメントを)してくれるので、全体に共有できてますから。すごいですよね。
(参加者コメントで)「フュージョン」。フュージョンじゃないんですよ。なんかあったんですよね……。(参加者コメントで)「ジャム」!
西原:即興で作るやつ、ジャムセッションですね。ちなみに私はジャズはぜんぜんわからなくて、ハードロック(派)です。
大村:ハードロック。だからディープ・パープルって言ってるんですね。
西原:今日のゴールとルールを持ってまいりました。まずは、知識創造理論のコンセプトをなんとなくわかっていただきたい。けっこう難しい言葉が出てまいりますので、よろしくお願いしたいというところです。もう1つが、AI時代の自分なりの強みを考えていただきたいというところです。
大村:そうなんです。まさに今日のテーマが「AI時代でも(通用するスキル)」なので。
西原:はい。なので、そういったところを考えていただければと思っております。
2つのルールを持ってきました。これは場を作る時にもいつもやるんですが「思い込みを外す」。最近では「アンラーン」と言われますが、私たちは(偏った)見方やフレームを持ってるので、バイアスやステレオタイプを外しましょうということです。2つ目が「今ここを大切にする」ですね。
大村:大切にします。もうヒヤヒヤしてますけどね。
西原:そうですね、時間がどんどん過ぎていってます。私がもらってるのは20分なのに、すでに10分使ってしまいました。
大村:いやいや、大丈夫ですよ。
西原:「さあ、どうしましょう」というところですが。
大村:どうしましょう。
西原:そうしましたら「理論編」ということで、この後の時間でこれをやろうと思います(笑)。
大村:大丈夫ですよ。先生、この本(『マンガでやさしくわかる知識創造』)すごくよかった。
西原:ありがとうございます。
大村:すごくわかりやすかったです。
西原:それで言うと、実は今日のセッションは「これを読んでくださ~い」で終わり(笑)。
大村:(笑)。これを読んでください。
西原:……なんですが、これを読んでいただくことがあるにしても、取っ掛かりを少しお話しさせていただければなと思います。
大村:よろしくお願いします。
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