「大学で勉強する意味ありますか?」 学生の質問に、東大出身の起業家3名が出した答え

パネルディスカッションA #3/3

JPHACKS 2014
に開催

東京大学が開催する国内最高峰の学生向けハッカソン「JPHACKS」。そのアワードイベントに東京大学出身の起業家であるFiNC・南野充則氏、Gunosy・福島良典氏、Pluto・金田賢哉氏の3名が登壇し、起業したきっかけや創業当時の苦労を語ります。

ベンチャー流の広報術

伊藤浩樹氏(以下、伊藤): それでは、質疑応答をしていきたいなと思うんですけど、あのよろしければ挙手でご質問のある方。

質問者:貴重なお話をありがとうございました。ベンチャー企業ということで私が一番ベンチャーで大変かなと思うのは広報だと思うんですけど、作ることは簡単って仰ってたじゃないですか。

作った後にどうやってそれを私たちみたいな一般の人に広めていくというか、何か方法というか秘訣というか「こういう風にやってきたよ」、みたいなのがあれば教えていただきたいです。

伊藤:じゃあ、金田さんから。

金田賢哉氏(以下、金田):モノを作るって、結構広報するのが大変で、2つの問題が同時に発生するんですけど。「広報する」っていうのと「売っている場所を確保する」っていう大きく分けると2つの問題があって、両方が成立しないといけないと思うんですね。

まず売っている場所を確保するってかなり大変で基本的に実績が無いと大手の量販店は置いてくれないんですよ。でも大手の量販店っていうのは広報の場所でもある訳なんですよね。

広報だけなら雑誌に取材してもらうとかいろんな方法があって、結構ライトに出来るんですけど、場所を確保するのが一番大事で。途中くらいから置いてくれないのに腹が立っちゃって。

(会場笑)

僕はゲリラ戦法みたいだなってよく言われるんですけど、ちょっと棚を……、これネット流れているからね(笑)。量販店でちょっと商品を寄せて自分の商品を置いてみると「レジを通らない商品があるらしい」みたいな話になるんで向こうから問い合わせがきちゃって。

「じゃあよくわからないんですけど、置いてもらえると嬉しいですね」みたいな(笑)。結局アプリとかじゃないんで、広告打ってそのままダウンロードとかいうよりは広告を打ってAmazonに登録してクレジットカードに登録して購入して届く、みたいな。これカットとかできないんで、後で詳しく(笑)。

伊藤:この狂気がね、やり切る力だな(笑)。

金田:このへんで勘弁してください (笑)。

伊藤: 素晴らしい(笑)。福島さんどうぞ。

Web系の会社で伸びている仕組みは2パターンしかない

福島:広告、広報なんでもいいんですけど2つあって。インターネットの特有のアレなんですけど、インターネットの会社でいうと実は伸びている会社って2パターンしかなくて、無料でトラフィックを集めてきた会社と、マーケティングコストを使えるくらい粗利が高い会社、この2パターンしかないです。

Gunosyでいうと両方試しました。前者、無料でトラフィック持ってくるっていうのでどういう考え方が良いかと言うと、勝っているヤツにたかるっていう考え方ですね。

昔だったらGoogleでそれがSEOっていう産業をつくりました。今だったらtwitterとかFacebookとか、ソーシャルの所からどうやってトラフィックを持ってくるっていうか、多分ここはピクシブさんがメチャクチャ上手いんでピクシブさんとかに聞くほうが良いと思うんですけど(笑)。僕らはそれが出来なかったんで、超収益性の高いモデルにして広告費を投下するっていうモデルに切り替えました。

南野充則氏(以下、南野):そうですね、僕達はどっちかというと高単価なサービスを提供していて。いまネットで「出来るだけ安くダウンロードしてもらう」っていうのが流行っていますけど、僕らは逆に、ヘルスケアでこそやはり人が介在するべきだと思っていて。専門家を囲う為にはお金が必要ですと。

なので、すごい高単価なモデルで高めの商品を設計しています。それを広げる時にすごい大事だなと思っているのは、やっぱりコアなファンを増やすことだなと思っていて。

僕たちは今「アンバサダー戦略」って言って、 いわゆる有名人の方達に無料で使って貰ったりだとか「ちょっと安くするんでお願いします!」みたいな。なので無料で会いまくった人やちょっと太っている人には 「よろしくお願いします!」ってやってもらうと。それが功を制すると、やはり痩せるんですよ。 すると目に見えるじゃないですか? 健康ってわかり易くていいなと思っていて「すごい良くなったね」ってみんな言ってくると。

すると「このサービスなんですよ」と言ってくれると。口コミで回って行くって言うサイクルがすごいうまく出来ていて…僕達どっちかっていうとフェイスブックとかに載せてもらうために、如何にこのファンを作るかっていう所に注力してやっています。

代替できないサービスは強い

伊藤:ちなみにピクシブの例でいうと(笑)。あんまりそこは、結果的にそうなったってだけなんですけど。やっぱりそのオタクコンテンツみたいなのがユーザーのスティックネスというか、離脱が低いですよね。他に代替可能なものがそこまで無い。

逆にニュースってなるとかなり汎用性が高いというか一般性が高いので、どうしてもコストを掛けると高いというのが出てくるんだと思うんですけど。

そういう逆にニッチであればあるほど、あんまりマーケティングするほど層が無いみたいな話しもあるかもしれなくて。だからそこはバランスだったり、タイミングもあるとは思うんですけども。

仰られた通りさっきのWebのプロダクトの広がり方というか、スケールの仕方が「多分その2つだよね」というのもまさしく仰る通りだなと僕も思います。ではよろしいでしょうか? 続いて質問のある方。

大学で勉強する意味はあるのか

質問者:端的に質問としてお聞きしたいのは「いま日本で大学組織に属している学生が大学の講義を勉強する、または研究するということが必要であるかどうか?」というのをお聞きしたいなと思っていて。

僕コーヒ−が好きなんですよね。コーヒーのサービスを作ろうとしているんですけど。地方に住んでいて、大学で勉強していて、ここで限界があるなというのを感じていて、いま自分がやっていること、好きなことというのは 大学に関係ないなというのを、先ほどのお話とも関連して思っていて。

それだったらもう大学を辞めちゃって、例えば東京とかもっと人が集まってくるところで自分のチャンスを掴んで行く方が良いのかなと思ったりもしています。そういう面で大学に所属して勉強したりすること、または研究したりすることが自分のメインのライフワークと違ってても必要であるかどうか、意味があるかどうかという所をお聞きしたいなと思います。

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