結婚式は不自由だ

山川咲氏(以下、山川):これが今日の本題なんですけど、楽しすぎて本題に行くのに時間がかかってしまって(笑)。みんな「結婚式に不自由さを感じていないか」っていうところ。

これはぜひ今日ここにいるライター側のみなさんや、インスタの見てくれてる人たちにも聞いてみたいなと思うんですけど。「結婚式ってなんか不自由だよね」っていう。

西野亮廣氏(以下、西野):絶対あるんじゃないですか。ありますか? この中にいらっしゃる方であったりしますか? 結婚式に行って「これちょっと、うん?」って思ったみたいな。どうですか?

山川:あの方が、うんうんうんって。

西野:なに? どれなに?

回答者1:予算です。

西野:する側からの視点?

回答者1:どっちもですね。

西野:ゲストの3万円も?

回答者1:なんか3万円を包むのが当たり前っていうのも、たぶんみなさんけっこう苦痛で。私、去年5回行ったんですけど、なんか「どうしよう。同じドレスを着ていくのもアレだし」っていうのでもう。

西野:そっかあ。しかも、だいたい同い年くらいの人が一気に結婚する。集中しますよね。なるほど、予算問題ありますね。なんとなく3万円包むみたいになってますもんね。3万円って、けっこう高いですよね。

回答者1:その当たり前ってなんだろうっていう。

山川:世界で見ても日本は高いです。

西野:あ、そうなんですか。

山川:うん。ご祝儀って世界で一番高いんじゃないかって思う。

司会者:会費制とかが多かったり。

山川:ものを送るとかね。

西野:ああー。

式に呼ばなくてはいけない問題

山川:ちなみになにか項目はあるんでしたっけ。こんなことみたいな。

西野:ご祝儀やら。

山川:呼ばなくちゃいけない人問題もありますね。

西野:ああー。面倒臭いなあ。なるほど。

山川:これ呼ばなくていい人たちを呼んでるから、結婚式がなんかつまらないものになってそうな気はしますね。

西野:確かに、確かに。なんで呼ばなきゃいけないんでしたっけ? 会社の上司とかですか?

山川:なんか、うん。会社の上司ですね。

西野:ああー。

山川:親がすごい方だと、親御さんのお知り合いとか。

西野:なるほど。それがあるんだなあ。根深いですね。高級フレンチコース。これって、みんなそんなに高級フレンチ食いたいですっけ?

山川:今はちょっともう大丈夫ですよね。昔は高級フレンチコースが本当に特別で、結婚式に行くとあれが食べられるっていうのが、たぶんみんなの憧れだったと思うんですけどね。

西野:なるほど、あれが。僕ちょっと高級フレンチって苦手なんですよね。なんか。

山川:なにが苦手なんですか?

西野:皿の余白が大きいなとか。

(会場笑)

ソースをこうやってる(かけてる)だけかって。あと、なんか次々に出てこうへんしみたいな。まぁ僕は貧乏人だから、肌に合わないのかもしれないですね。でも、ちょっと苦手ですね。女の子は、あれはうれしかったりするんですか?

山川:うーん。でも結婚式だと楽しみが他にないから、ここで楽しむしかないみたいなのも、ちょっとあるような気はしますね。

西野:食べたいものを食べたいですけどね。バイキングにしてくれへんですかね(笑)。

山川:美味しいやつで。

西野:美味しいバイキング。

司会者:最近、ビュッフェスタイルの希望が多いです。

お姫様になりたくない願望が出てきた

西野:あとドレス。ドレスはなにが不自由なんですか?

山川:ドレスは動く身としても、めっちゃ動きづらい。

西野:ああ。でも女の子はあれを着たいんじゃないんですか? 違うんですか?

山川:たぶん10年前とかはお姫様願望って本当にあったと思うんですけど、今は「お姫様になりたくない願望」もすごくある。

西野:へー! あ、そうなんですか?

山川:そうだと思うんですよね。

西野:なりたくないってなんかこう。

山川:なんか目立ちたくないみたいな。

西野:ああ、なるほど! それと司会なんかもう最悪ですよね。

山川:「それではみなさま、お2人のご入場です!」って言う。

西野:ああ、もう最悪ですね。

山川:あれ不思議ですよね。

西野:いやぁ、もう最悪ですね。「そんなんやめてくれ」って思いますね。

山川:司会の方は、ずっと同じ感じで。

西野:そうそう。

山川:結婚式の司会だけ、なんで不思議なキャラクターなのか。

西野:なんかそうなんですよね。しかもあんまり体温を感じないじゃないですか。

山川:うんうん。コピペな感じで。

西野:はいはい。それはちょっと嫌ですね。あれがみんなを緊張させてる感じがして。

山川:仰々しくさせてるっていう。

西野:そうですね。

軍隊っぽい演出になってしまう

西野:円卓もあれって、今日はこのメンバーでしゃべらなきゃいけない、みたいな感じで。そう考えると不自由だらけですね。なんというか、今っぽくないですね。

山川:そうなんですよ。インタラクティブに(したい)。

西野:はいはい。そうじゃないですね。もうこれをやれっていう。ここに座れって。もう身動き取れないですね。

山川:ちょっと立とうとすると、今映像が始まりますって。

西野:ああー。確かにそう。言われてみたら、結婚式ってお客さんとして行ったら。お客さんっていうんですかね? 行ったら、受信一方で今っぽくないですね。

山川:ねえ。不思議ですよね。逆にケーキカットとかいくと、もう立たなきゃいけないっていう。

西野:ああー。

山川:ありますよね。

西野:なんか軍隊っぽいですね。いちいち軍隊っぽいな。

山川:しなきゃいけないことが。

西野:お酒を飲むまでの時間ってなんでしたっけ?

司会者:乾杯までの時間だと長い挨拶があります。

西野:ああー!

(会場笑)

司会者:おそらく嫌いじゃないかなあと(笑)。

西野:嫌い!

山川:(挨拶が)3人とか4人とかありますからね。

司会者:はい。だいたい15分くらい待たされる。

西野:あー!

(会場笑)

あともう僕、単純に乾杯が嫌いですね。入ったときからもう飲んで、挨拶してからの乾杯はちょっと苦手ですね。個人的には。

司会者:あと、待ち時間が長い。これはけっこう賛成の声が多いですね。

山川:私、最長55分待ったことがあります。

西野:ええ!

山川:乾杯まで。

西野:挨拶が続くんですか?

山川:来賓の方が酔っぱらって。社長さんが酔っぱらってて、話が終わらないっていう。

西野:うわー。つらいなあ。

山川:酔っていらっしゃったみたいで。

西野:しかもねえ。挨拶も挨拶で、別に全員が全員挨拶がうまいわけじゃないじゃないですか。おもしろい挨拶をする人もいらっしゃったら、本当におもんない人もいるってことですよね。

選択肢がない現代の結婚式

西野:そう考えると、ぜんぜん今っぽくないですね。(スライドを指して)ノンアルコールの人は烏龍茶? ああ、そういうのがあるんだ。

山川:ノンアルコールの人が飲む飲み物が、フリードリンクがほとんどないっていう。烏龍茶かオレンジジュースになる。

司会者:ソフトドリンクだけやたら選択肢がない。

西野:なるほど。なんかバーッて見た感じ、もうとにかく受信一方で、ここ座れ、このとき立ち上がれ、このときは待てっていう、向こうの指示通りに動かなきゃいけないわけじゃないですか。

それで作って提供してくれるサービスが、むちゃくちゃおもろないから。それがもし世界の終わりのライブだったら、まだ言うとおりにやりますけど、ぜんぜんおもしろくないやつをやらされるのは無理。

こっちが軍隊みたいに前習えとか、休め、みたいな感じをずっとやらされる。そして、今食えとか言われるわけですから。

司会者:しかも、ご祝儀も払ってる。

西野:むちゃくちゃやな! それを向こうが払うんならまだわかるけど、こっちがお金を払って、言われたとおり動かなきゃいけないってもうむちゃくちゃな。みんな、なんでこんなんやるんですか?

確かにそれでいうと、こっちにもうちょっと選択させてほしいですよね。立つか座るか、どのタイミングで飲むかとか。

山川:おもしろすぎる(笑)。

西野:つらい。拷問だわ。こんなのに時間を取られるわけですよね。

山川:じゃあ、行かなかったのは正解ですかね。

西野:でも確かに梶原の結婚式行ったんですけど、ぜんぜんおもしろくなかった。

(会場笑)

いや、芸人の結婚式なのに、あんまりおもしろくなかったんで。これはつらいなあとか思って。

山川:でも、たぶんけっこうおもしろい方ですよね。

西野:絶対におもしろい方なんですよ。芸人がいっぱいいたんで。それでもやっぱり休めみたいな時間や、黙れみたいな時間があったのでつらいです。

山川:「今から歓談してください」って言われますからね。

西野:ああー、つらい! 歓談してくださいですか。

司会者:歓談してもいいですよって。

西野:うわあー! それでいうと、山川さんがやってくださったあの小谷の花やしきの結婚式は、むっちゃ楽しかったですね。浅草の花やしきを貸し切って、夜の遊園地で。あれって単純にただみんな飲んでただけなんですよ。

飲んでて、ジェットコースターに乗ったり、なにしててもいい。それで同時多発的にいろんなところで、いろんなことが起こっていて。それがやっぱすごい楽しかったですね。

山川:でも、それは今っぽさなんですね。今っぽさというか、やっぱり今これだけいろんなことが自由になってる中で、結婚式はよく見てみると違和感がある。

西野:(違和感)だらけですよね。しかも、これだけなんでもスマホで誰でも彼でも発信することに慣れてるこの時代に、受信一方ってつらいですよね。