森川亮氏:皆さんこんにちは。LINE CEOの森川です。今日はお忙しい中、LINE CONFERENCE TOKYO 2014にお越しいただき、誠にありがとうございます。

さて、皆さん今日朝起きてからここに来るまでに、誰かとLINEをされましたでしょうか? LINE使ったという方、ちょっと手を挙げていただけますか? ……あ、そんなに多くないのかな?(笑) 暗くて(会場が)実際はあんまり見えてないんですけど、すいません(笑)。

私はLINEを使って今日は仕事の確認とかスケジュール調整とか、ちょうど今、裏でも家族とLINEをしていました。

LINEは2011年6月にスタートして、今や生活にかかせない存在となりました。グローバルにおいてもコミュニケーションインフラとして、大きな成長を続けています。それではここで、LINEの1年間の成長を見てみたいと思います。

登録者は5億6000万、しかし「月間利用者」は1億7000万

今、1時間に約7万、新規のユーザが増えております。

そして登録ユーザー数は、全世界で5億6000万を越えました。

そして月間のアクティブ数も全体で、グローバルで1億7000万というところまで達成いたしました。

多角的なプラットフォームを展開するLINEですが、そのコアとなっているものは、コミュニケーションです。LINEのプラットフォームは、コミュニケーションの上に成り立っています。そして私たちは、ユーザの皆さまのコミュニケーションをより豊かに楽しくするために、様々なコミュニケーションサービスをご提供して、そしてコミュニケーション・プラットフォームとして成長してまいりました。

それでは、コミュニケーション・プラットフォームの数字を見てみたいと思います。

今、1日にLINEで送られているメッセージの数は、なんと130億回になります。こちらは去年と比べて87%成長しました。

そして無料通話やビデオ通話も、かなり使われています。こちらは1日に3400万回、そして去年と比べて120%成長しました。

そして、皆さんがご心配いただいたタイムライン、使われています。これも1日に1億6000万回、去年と比べて202%の成長になっています。

そしてこの1年間、LINEではコミュニケーションを促進するサービスも提供させていただきました。写真を使ってコミュニケーションをする「LINE Camera」や「B612」「LINE Toss」といったサービスに関しては、今例えばユーザの皆さまが家族やお友達と写真の共有、かなり進んでいますし、また、セルフィー(自撮り)ブームによってニーズが大変高まっています。

また、動画を簡単に編集して送れる「LINE Snapmovie」だったり、海外で提供している時間制限のあるチャットサービス「HIdden Chat」、また固定電話と格安で電話が出来る「LINE電話(LINE Premium Call)」。こういった、コミュニケーションを便利にするツールもご提供させていただきました。

また、身近な人とのつながりをより深めるサービスもご提供させていただきました。特に、LINEの公式カメラである「LINE Camera」に関しては、今年の9月に1億ダウンロードを達成して、世界で愛されています。このようにLINEは、ユーザの皆さまのコミュニケーションをより豊かに、そして楽しくするためのサービスをご提供して、コミュニケーション・プラットフォームとして成長してまいりました。

クリエイターズスタンプは新たな産業を生み出した

そして何より、私たちがコミュニケーションを語る上で大事なものが、スタンプコミュニケーションです。コミュニケーションは今、単なる情報のやりとりだけではなくて、エモーションのやり取りへとシフトしています。そしてそれを加速したのが、このスタンプです。

たった1つのタップで、私たちの気持ちを簡単に送ることが出来るスタンプは、コミュニケーションの進化に革命を起こしました。今やスタンプは、国や言語を超えて世界の共通言語になっています。

このスタンプのやり取りは、なんと1日に18億回、やり取りされています。

そして私たちは5月に、ユーザの皆さまがスタンプを作って直接販売できる、LINEクリエイターズマーケットをオープンしました。プロのイラストレーターだけではなくて、主婦やOLや学生さんも、ここでスタンプを作って販売することが可能になりました。今、9月末時点で登録ユーザが23万人、そして1万8000ものスタンプが販売されていて、これが139カ国からクリエイターが参加しています。

そして驚くべきことに、TOP10の平均売上額は、3000万円を越えました。ものすごいことですね。このように大きな反響を呼んでいます。

最近のニュースだと、ある小学生がここでスタンプの販売を開始して、その売上で自転車を買ったという記事もありました。このように、LINEクリエイターズマーケットは、世界中の皆さまに新しい産業を生み出しました。そして今、LINE全体で展開するスタンプの数は2万を越えて、世界最大です。

スタンプはメッセージコミュニケーションアプリに革命を起こしました。そしてLINEは今、スタンプコミュニケーションサービス、世界最大になって、世界中に影響を与えています。ある意味スタンプが、LINEの成長を牽引したと言えるでしょう。

アジアを席巻するLINEキャラクター

そして、このスタンプコミュニケーションにおいてもっとも大きな役割を果たしているのが、表情豊かなLINEキャラクター達です。まずはここで映像をご覧ください。

今やLINEのキャラクターは世界中で愛され、人気者となりました。今動画でご紹介したとおり、私たちは世界各国でイベントやショップをオープンしましたが、本当にキャラクター達は人気者になっています。

特にそして特にキャラクターの人気が高い台湾ではテーマパークを開催致しましたが、大変な盛り上がりでした。そしてこのショップ、こちらも香港やタイや韓国で期間限定で行いましたが、大変な賑わいを見せました。

そしていよいよ、この日本においても今年の冬、オープン致します。今までどこにも売っていなかったようなオリジナルグッズをこちらで販売致しますので、皆さん楽しみにしていてください。

全社を挙げてセキュリティ確保に取り組む

私たちはユーザの皆さまにコミュニケーションを豊かに楽しくしていただきたいと思う一方で、もっともっと、安全・安心にコミュニケーションを取っていただきたいということで、全社で取り組んでいることがあります。

それが、セキュリティの強化です。今、不正ログインの対策をさまざま強化しておりますが、今年の7月からパスワードの変更と、4桁のPINコードを利用することを推奨いたしました。

PINコードの設定、そしてパスワードの変更をすると、無料でスタンプをダウンロード出来るキャンペーンも開始いたしまして、今年の9月からは、このPINコードの設定を必須とさせていただきました。

また、8月からはPCのLINEやWEBショップのログインをスマートフォンや携帯へ通知するサービスも開始して、開始して、見に覚えのないログインを知ることができるようになりました。今後ともこの不正ログイン対策に関して巻いては、警察の皆さまと協力をして、全社で積極的に進めていきたいと考えております。

また日本においては、青少年の皆さま向けにインターネットのマナーの啓蒙活動を開始いたしました。今年5月から日本全国の小中学校におきまして、ワークショップ形式のインターネットマナーの啓蒙活動を開始いたしました。

静岡大学の教育学部のシオタ先生と共同開発を致しまして、実は8月からは日本全国の学校で、先生がダウンロードして使えるように、この仕組みの配布を開始いたしました。また寄付などについても積極的に行っております。

被災地向けにドネーションスタンプという形で寄付を集めまして、短い期間でなんと5800万円を越える義援金が集まりました。そして東日本大震災に関しても、地元の子供達のデザインをスタンプにして、ドネーションスタンプを開始しまして、こちらも2800万円近いお金が集まりました。

本当にユーザの皆さまの気持ちが1つになった、大変素晴らしい試みを行うことができました。この場を借りて、皆さまに感謝を申し上げたいと思います。ご参加ありがとうございました。

また私たちは、去年のクリスマスには未来に向けて、子供たちのために叶えたいこと、ということで願い事を全世界から受け付けまして、なんと55万件の願い事が集まりました。そしてその中で1つ、学校に通うのに不便な場所に住んでいる子供たちのために、スクールバスをご提供することを決定いたしました。

この試みは今年のクリスマスも開始致しますので、ぜひ皆様もご参加いただければというふうに考えております。

このようにLINEはこの1年、皆さまのコミュニケーションをより豊かに、そして楽しく、更に安心・安全にできるように、様々なサービスをご提供して、コミュニケーションプラットフォームとして成長してまいりました。

また本当に、身近な存在としてこのコミュニケーションインフラがあることを、私たちは強く自負をしております。そしてそのためにも、このコミュニケーションをベースにプラットフォームとして進化をして、皆さまにより新しい体験をしていただきたいと思いまして、本日、LINEのこれからの可能性、そして戦略について発表させていただくことに致しました。

テーマは「LIFE」です。LIFEプラットフォーム、そしてエンターテイメントプラットフォームの両面から、このコミュニケーションをより進化させて、皆さまの普段の生活にイノベーションを起こし、全く新しい体験をしていただきたいと考えております。

本日は大変重要な発表を数多くさせていただきますので、ぜひ皆さん、最後までお聞きください。これから始まる、LINEの新しい世界、皆さまお楽しみください。ありがとうございました。