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上西小百合 衆議院議員 記者会見 2016年10月11日(全4記事)

「橋下さんと公の場でお話がしたい」上西議員らが記者会見で反撃、洗いざらい話す

元政策秘書に名誉毀損罪で刑事告訴された衆議院議員上西小百合氏。10月11日に記者会見を開き、前政策秘書による窃盗被害や、国会サボり疑惑について回答しました。

電子レンジの窃盗は犯罪要件か否か

記者3:フライデー記者のイワサキと申します。議員に確認したいんですけれども、電子レンジ等の窃盗に関してなんですけれども、これは犯罪要件として満たしていると麹町警察署は認識しているんでしょうか。

笹原雄一氏(以下、笹原):これは私のほうからでよろしいでしょうか。麹町警察にものがなくなったことがわかったときに、すぐ麹町警察署に連絡を入れました。やはり管轄ですから、警察ですから、治外法権とまで言いませんが、議員会館のなかには入ってきづらいということでした。

それでもお願いして入ってきていただいて。で、先ほどお話したプレゼントしていただいた方との確認を取り、本人のものだという了承を得て、その、おそらく持ち出したであろう元政策秘書に連絡を入れて。それももう、すべて録音テープにございます。

要は、「なんでないんだ」と。「それは私たちが買ったんだ」と。いや、「そんなことねぇだろう」「わかっているだろう」と。「そんなのはどうでもいいんですよ、足立事務所に全部持っていったんですよ」と元政策秘書本人が言いましたので、「ああ、わかった」と。それを全部警察に、すべての会話は録音してとってありますので提出しました。

そうしましたら、翌日の朝10時に、電子レンジが議員会館の、彼女の事務所の前にどんと置いてありました。僕たちもいじったらいけないと思ったので、もう一度、麹町警察のほうを呼びました。

麹町警察の考えは「確かに持ち出したんだと思う」「ただ、被害が回復しているということになるとなかなか捜査がすすめづらい」というのが彼らに言われたことの原文のままです。ほかの書類の件もありましたが、これは具体的に何月何日に買った書籍がなくなっただとか、こういった書類がないとできないとか、ということなので私たちとしても「そこはなかなか説明しきれないですね」というのが当時の現状です。

記者3:犯罪要件としては成立していない?

笹原:ええっと、成立していないとまでは言い切れないですね。警察ですから「被害が回復している」という考え方ですね。わかりやすく言うと、受理したくないという。やはりそれは、面倒くさいでしょうから。

今回、例えば、非常に巧妙だなと思ったのは、足立議員の秘書ですが、上西がずっと東京でTwitterをしているんですよ。ところが、東京ではなく大阪でツイートをしているようだと告訴状に書いてあります。理由は簡単で、捜査が入りやすいからなんですよ。ここには捜査に入ってきづらいですから。

要は、東京でやったツイートを大阪の事務所でやったように書けば、捜査は入りやすいですから。例えば行って、なにかを持ち出そうというのは、ここではなかなかできないですよね。

記者3:被害届は……?

笹原:被害届は再三「出させてくれ」と言ったんですが、「もうちょっと待ってくれ」と。ただ、マスコミから取材が来てるので、なんとか言わないといけないとなると必ず「事件としては認識している」ということの連続です。

記者の方はおわかりだと思いますが、本来は受理をしなければいけないものだとは思います。すべて被害があれば受理するわけですから。だけど警察がなかなか受理をしないのはみなさんご存知のとおりです。警察は忙しいですから、なんでもかんでも受理はできないですよね。

私どもとしては、そこにテクニカルなことは一切使わず、ただ単に、(被害届を出しに)私が行き、上西が行き、というかたちしかやっておりません。

一連の件に関して笹原氏の推理は

例えば今回の、受理された件について、これはあくまで私見で上西は関係ありませんが、やっぱり大阪府知事は維新ですから、なにかテクニカルなことがあるのかなって考えるくらいに稚拙な内容だと思っております。

さらに東京でツイートしたのではなく、大阪でツイートしたようだという想像が書いてあるということは、じゃあ大阪が現場だとすれば、現場にガサ入れに行きましょうかという話があったとしてもおかしくはないなと。それくらい陳腐な内容を、巧妙に、テクニカルにやっている人たちだなと思います。

今回の一連の件、いわゆる、上西が旅行に行ったという、そういうどうでもいいところから今にいたるまで、これは日本維新の会、維新の党がたくらんでるというふうには私どもはまったく考えておりません。

いい意味でも悪い意味でも、議員ってそんなに気の利いたことをしません。変な謀略みたいなことは。ただ、今やっている秘書2人、ひょっとするともう1人は、非常にくだらないことをやっている。

要は、単純なことです。みなさんおわかりのとおり、昨年の4月に記者会見をやったときに、もしこの記者会見で彼女が弁明できたら、橋下さんは除名はしないと。

だけど、みなさんはおわかりだと思いますけど、上西を辞めさせたかったというのは、維新の意思ですよね。大阪都構想において、(上西議員の選挙区の大阪7区)吹田・摂津は必要ないですから。

彼女が辞めれば、大阪市の議員が繰り上げ当選になる。もともと今回訴えた、当該の政策秘書は、次に足立議員のところに行くことに決めてから、今回の行動を起こしてます。これも確認をとっております。

なぜかというと、当時彼がリクルーティングをしている、それについてスポーツ紙の記者等々に「どこか紹介してくれないか」とかいうこともすべてふくめて、その辺の裏もとっておりますし、その期日も持っております。

それについて、自分はこっち(足立議員のところ)に行くと。それでもう1人の、公文書偽造の人間を上西のところに連れてきたと。なぜ連れてきたか?

これは、正当な手段で議員課から履歴書をとりました。その秘書は、彼女に提出しているところには、繰り上げ当選する議員の秘書をやっていたことは伏せてありました。ところが、議員課から取り寄せた書類には、彼女(上西議員)が辞めて繰り上げ当選する議員の秘書だったことが書いてありました。

私、今回の記者会見の前に、その……まあ言ってしまって、椎木保議員の事務所に秘書として雇っていたかどうか確認をとって、認めました。雇っておりましたと。

先ほどの公文書偽造の部分に関して、ここが一番の肝になるんですが、6月11日に採用しておいて、彼は9月1日に書類を直して提出している。それで、この間に別の議員から給料が出ています。別の議員から給料が出ているというのは、これは私設秘書ではなく公設秘書です。公設秘書ですから、みなさまの税金がその秘書に払われております。

当然書類も出せますし、その部分に関しては、再三議員課と調べて、その上で「公文書偽造」という言葉を使っております。

なぜ6月11日から8月31日まで、上西の事務所にいながらほかの事務所の議員から給料をいただいているのか。要は、上西が辞職すれば本人は必然的に失職しますから。失職するところの秘書にはなりたくないと。

ところが9月1日に、なぜ上西のところに帰ってきたか。もう彼が上西を議員辞職させる必要がなかったからです。理由は現(大阪)市長の吉村市長が、議員辞職をして選挙に出ることが決まりましたから、椎木さんが繰り上げ当選なさっています。

ということは、なにも上西を議員辞職させなくても、自分は今度はここに行けばいいやというかたちで、本人は考えていると、私はそう考えております。

政策秘書が別の議員から給料をもらっているのは大問題

笹原:これはとんでもない問題だと思っていて、6月11日に上西がハンコをついて、衆議院の議員課に提出し、採用する。なのに、ほかの議員から給料をもらって、政策秘書がですよ、2ヵ月半の間、別の議員から給料をもらって、上西の事務所で働いているということ自体を問題にしないことが、僕はこれは大問題だと思って。

今回のなぜ記者会見がなぜこういうふうに開かなければいけな……どうでもいいんです。告訴の件うんぬんについては、これはあくまで大阪地検が考えることで、大阪地検が精査し、必要があれば呼び出されるかもしれないし。だけれども、こういったことまでやってくるのであれば……。

しかも足立議員がいまだにそれを解雇しない。なぜ足立議員が解雇しないのか。この理由も明確です。

足立議員は昨年の3月25日に委員会で、彼は訴えられましたけど、自分の私設秘書のいわゆる残業手当を払う必要がないというコメントを出しています。委員会で。「私どもが365日働いているんだから、秘書の残業代なんか払わなくていいんだ」のような内容です。詳しくはお調べください。

それは3月25日の委員会ですから、彼女が週刊文春に掲載された4月2日発売号ですよね。要はそれで取材に行って、その記事を消すバーター。これバーターと言っていいかどうか、ここは別に僕の勘ですよ。別に「文春さんがバーターで消しました」なんて言ってないですからね。だけれども、そのタイミングでその記事が載らずに上西の記事が載る。

しかも、文春さん別に嘘書いてないんですよ。「疑惑」って入れてますから。「不倫」という言葉も使ってないんですよ。そのへんはやっぱり文春さんの記者だって優秀ですから嘘は書いてない。「不倫疑惑」って書いたら、うちも「だったら訴えてもいいんじゃないの」。事実は別に変なことは書いてないんです。

ただ、そう読めるようには書きますけどね。でも、それは週刊誌ですから、それは問題ないと。問題ないというと語弊が、ましてフライデーさんですから、そのへんのテクニカルな問題というのはあると思うし。

もっというとそれで終わっていれば大した騒動にはならなかったんでしょうけれども、やはりテレビ局で、例えば家城が「コラッ」って言ったとか、いわゆるマスメディア対応の悪さですとか、そういったことについてもあるので、非常に私どもすれば身から出た錆と言われたらそれまでなんですが。

ただやはりここまでやられてると、そろそろ本当のことを、もう例えばこれテレビをご覧のみなさまとかネットで見ている人は「いつまでやってるんだよ」って話だと思うんです。「いつまでやってるんだよ」とむしろ私も言いたいんですが、こういうことが起きてくれば議員ですから、やはり降りかかる火の粉は払っていかなきゃいけないという立場で申し上げています。

橋下氏と話をしたい

だから、もう一度申し上げますが、これ日本維新の会とか、維新の党とか、橋下徹さんとか、大阪維新の会がやらせているとは思っていません。

ただし、データとか情報をあげていくのは彼らですから、それをうまく細工して……。足立議員は正直いって僕は乗っかっていると思っているので、そのへんについては少なくとも足立議員、大阪維新の会、日本維新の会はきっちりと調べていただきたい。で、明確なコメントを出していただきたい。

今、例えば上西がどんなに言っても出てくるのは、東国原さんだったり、そういった類の方しか出てこない。橋下さんは出てこない。呼べばいいんですよ。橋下さんの番組でもなんでも。どうせコテンパンにやられるでしょう。でも、上西は言いたいことを1つだけ。なにが言いたいの? 橋下さんに。

上西:私、1年半ですね、いろいろなスポーツ紙の紙面をお借りとかしながら、「橋下さんとお話をしたい」「公の場でお話をさせていただきたい」ということを言い続けているんですけれども。

それはなぜかといいますと、やはり橋下さんは除名の前提条件、これを間違っていることをしっかりと確認しないまま私を処分したわけなので、まずそこについては1つお話をさせていただきたい。

そしてもう1つ。それは橋下さんが大阪都構想の演説の時に、「上西議員はお金のために議員をやっているんだ」というふうにおっしゃったんですね。私はこれは許しがたいことだと思っています。

選挙というのは、選挙のたびに2、3,000万というお金を自分で用意するわけですし、別に私生活に困って立候補したわけでもありません。はっきり言って国会議員は儲からない仕事だと思っていますし、お金のために国会議員をしてる人は私の周りにはいません。

ですので、そういったかたちで橋下さんが「国会議員をしているのはお金がほしいからだ」と、こういうふうなことをおっしゃいましたから、それに関しては公の場で話をしていただきたいと思っています。

橋下さんはおそらく私と東国原さんと、という感じで対面すれば、いろいろ橋下さんだって人間ですから考えますよね。女性問題を言われるんじゃないかとか、金銭トラブルを言われるんじゃないかとか、こういうふうに考えていらっしゃるんだと思うんですけれども、私は別にそんなことを持ち出すつもりもないです。単にその2つをしっかりとお話をさせていただきたいと思っています。

相手を訴えるつもりはないのか?

記者4:フジテレビ「グッディ」の宮本と申します。上西議員にお聞きしたいんですけれども、先ほど秘書に対して「こんな人間を入れてしまった私のミスである」というような話をしていたんですけれども。改めてご自身のお気持ちとして、こういった方を秘書にされたことをどう感じられているのか。そしてなぜ、そんなことをされてしまったのかということをご説明いただきたいのですが。

上西:私、初当選をしまして、そのときにいろんな秘書候補の方が「秘書にしてください」と面接にいらっしゃるんですね。それを私は面接して直接お話し、なおかつ履歴書で過去になにをされてきたのか、どういう職業についていらっしゃったのか、そういうこともすべて精査をしながら、その秘書を選ばせていただきました。

その秘書を選んだ理由は、私は初当選ですし、世襲制でもないですから、議員会館のことはほとんどなにもわかりませんでした。この当該秘書に至っては、これまでもずっと国会議員の秘書をされてきたということが履歴書に書いてあったということもありまして、その経験を買って採用したということです。

ただ、蓋を開けてみると、まともに政策秘書の仕事もせずにそうやって嘘の情報をマスメディアの方に流すということをしていたわけですから。それに関しては、本当に私のミスだなと。そういうふうな人間を議員会館のなかに入れたということは、ミスだと思っております。

記者4:そして先ほどの話のなかで、橋下さんへお話をしたいというふうに気持ちの矛先が少し向かっているようにも感じられたんですけれども。

やはり今回秘書にこういったことをされて、ただ「私のミスである」というだけではなくて、されていることに対するお気持ちというか。例えば、訴えるようなことはしないとおっしゃっていましたけれど、そのあたりのお気持ちは実際どうなんでしょうか。

上西:そうですね。私は先ほどのくり返しの部分もありますけれども、公職でありますから、こういった場所を設けさせていただいて、みなさま方に発信させていただくことができる。こういうかたちで、秘書にされたことに関しては、対抗していこうとは思っています。

笹原:訴える訴えないで言えば、これ以上なにかするんだったら、訴える考えもまったくないんですか?

上西:ですから、これ以上……あの。

笹原:(記者の人は)訴える気がまったくないとなると、「逆にマズいから訴えないんじゃないか」ってことを聞いてるわけ。マズくなかったら、「訴えてもいい」ということくらいは言ってもいいと思うよ。綺麗ごとじゃなくて。公人だから人を訴えないんですよ、ということはないわけで。それが本当のことかどうかの意思確認をされてるんだから。それははっきり言うべきだよ。

上西:ですから、あの、私のツイートはすべて裏をとって、調査した上で書いておりますから、まったく嘘のことは一切書いていません。証拠もこちらに資料を用意していますから、あとでご覧になりたい方は……。

笹原:いやいや、そんな簡単に出せないよ!

上西:あ、そうだ(笑)。あの、まあ出せる範囲では出したいと思いますけれども、とにかくこういった嘘の告訴をされるということに関しては、非常に許しがたいと思います。

今後もそういったことを続けるのであれば、その秘書がなにをしているのかというのは、マスメディアに電話をして、例えば「上西を落とすので……」

笹原:いや、あのとりあえず、「告訴をしないんであれば、それは上西さんに非があるじゃないですか?」ということが言われるんであれば、「告訴はします」という言葉でけっこうです。

というのは、今回正直、事務所サイドとしては2人並べて記者会見はしたくないんですが、どうしてもそこだけ切り取られておもしろおかしくなる。でも、そのリスクを冒してでもやっぱり言いたかったのは、記者の方複数から、「旅行に行ってない証明が出せない限り、私どもは永遠に書き続けます」というのを言われているんです。

今言われていることは、それと同じことだから。「告訴しなかったら上西さん、ダメですよ」と言うのであれば、それは告訴すればいい。事務所としては弁護士をつけるから。それはどうなの? 自分の口で言わないとダメですよ。

上西:まあこれ以上、相手サイドがしてくることがひどくなっていった場合、そして私が名誉毀損されることが続くのであれば、それは考えていきたいとおもっております。

問題の元政策秘書の勤務歴

記者5:サンデー毎日です。問題の元政策秘書なんですけど、上西事務所での勤務歴はいつからいつまで? 辞めるときは「足立議員のところに行きたいから」という話だったんですけど。

上西:一番最初に、私が初当選したときから、昨年の6月10日付けで退職です。

笹原:(平成)26年12月14日施行の、27年の6月5日までですね。一番最初はどういう経緯? 向こうから?

上西:そうですね、一番最初に初当選したときに、向こうから飛び込みのようなかたちで、一度面接をしていただきたいということでした。十何人の方が面接に来られて、そのなかから選んだということです。

記者5:維新から推薦があったとかそういう経緯があったわけではない?

上西:その方に関しては、まったく自分で飛び込んで来られたので、私としては変な話、なんのしがらみもない、ただこれまでに他党の秘書をしていらっしゃったりだとか、衆議院でも職員で働いていらしたということでしたので、それであれば、事務手続きなどを非常にスムーズにやってもらえるのではないかということで採用しました。

記者6:フリーのホッタといいます。予定というのは、人間だいたい健康であるからなにも聞かないとは思うんですけど、私は赤枝(恒雄)先生に病気のことについては詳しく聞きましたけれども、家城さんは上代なんですよね。地元の両親のことを全部一手に引き受けているわけでしょ。

それでまあ、本会議に出るということは当然予定ですから、健康的なものとしてふつうに。そういったときで、旅行に行くというようなことは当然言わないですよね? 

上西:は?

記者6:連絡的には取っていなかったんですか? 例えば、「体調が悪いから」とか。

笹原:あのー、ごめんなさい。先ほどのお話をちゃんと聞いていただければわかると思うんですが、要は家城が勝手に旅行に行くわけで、家城がちゃんとその日にオフを入れてあって、13・14日と……。

家城:本会議があるのは承知はしております。本会議は地元なもんで、東京の人間に任せております。とくに地元大阪で本会議があるときに、なにがあるということもないので。

お休みについては、それこそ旅行に行くのであればずいぶん前に予約もしなければいけないので、もともと(休みを)もらっていましたんで、たまたまその日になったということだけです。

記者6:それで、上西さん、それでご自宅のほうにお帰りになったわけですよね。

上西:はい。

記者6:それでその前に、例えば「体調が悪いので本会議を欠席する」と、そういったものは家城さんには連絡は別にしていない?

上西:それは、あのね(笑)、だいぶ何度も説明はしてると思うんですけれども。その週体調が悪かったので、私は前日赤坂メディカルスクエアという病院に行っています。そこで診断書を取らせていただいて、実際にそういう病名が……。3月12日の3時に赤坂メディカルスクエアの内科を受信しております。そこで体調が悪いなということでした。

そして、その本会議の当日なんですけれども、それでもなお体調が回復しませんでしたので、本会議を欠席させていただきました。

国会本会議を休んだ経緯

記者6:その後、本会議欠席して、赤坂宿舎からタクシーで東京駅に行って、新幹線でお帰りになったんですよね?

上西:そうですね。

記者6:そういった状況を例えば、家城さん地元ですから、「帰るよ」とか、そういった連絡は一切しなかった?

笹原:家城が新大阪まで迎えに来てるんですよ。迎えに来て、上西を送り届けて、それから……。

家城:あのー、ですから連絡はいただいてますよ。当然いただいています。連絡も取り合っているんです。で、私のほうが休みだったんですけれども、そういう状況なので、新大阪まで迎えに行きまして自宅のほうに送った。そのあとは私は別の方と旅行に行った。それだけのことですね。

笹原:もっといいますと、例えば「じゃあ前日になぜ飲み歩いたんだ?」という話が当然出てくるんだと思いますが、これがまさに私どももずっと、まああまり言ってなかった……他党の議員の先生との会食ですから。

要は、一度お断りしたんですが、どうしても来てくれと。「自分の支援者が六本木で経営してるから、そこに来てほしい」と。

ただ、じゃあなぜそこまでしていく必要があるのかって、本人はやっぱり朝……そのために病院に行き、そのために薬をもらい、行ったわけです。で、なんとかいけるんじゃないかと思って行った浅はかさはあると思います。

でも、わかりやすく言ってしまうと、彼女の維新のなかでの仕事ってなんなんだということなんです。要は、維新に陳情が来る、それを維新ではなにも処理できない。

そうなってくると自民党の先生にお願いするっていうことは、ほかの議員が行くよりもやはり彼女が行ったほうが通りがいいので、ほとんど彼女は維新でやらされていた仕事はそこです。そうすると、その頼みを断ることはできない。

翌日休んだことについては、もうこれなんの言い訳もないです。もうすべて彼女が悪い。もしくは私ども当時のスタッフが悪い。当然な話です。這ってでも行けという話はまったくおっしゃるとおりだと思うので。

ただし、あの立場……飲み歩いていた、遊んでいたという話については、もうはっきり言うけどこれも全面否定です。赤枝先生というお名前出てましたけど、もし赤枝先生に取材なさるなら取材なさっていただいてけっこうですし、私も出せるものは出します。

また、今回の当該秘書が自分のFacebookでこういったようなかたちで、『週刊文春』さんの上に「自分が薬の処方箋を持っている」と。「だから、この薬は実は、上西は薬を飲んだって言ってるけれども、実際は処方箋は私が持っているんだから取りに行っていない」と。

そのとおりです。当該秘書の怠慢ですから。彼が薬を取りにいかなかった。ですから、上西は市販の薬を飲んだ。ただ、それについてはやはり身内の問題ですから、当時。

で、彼女はやはりその時に当該秘書を疑ってませんでしたから、当初はそういうふうに申し上げてた。ということでいいんですね?

上西:はい。

文春がタブーを犯した?

記者6:赤枝先生は「飲み歩いていた」とは言いません。「体調が悪くて、それでビタミン注射を打ってやった」と……。

上西:はい。

記者6:「体調は確かに悪かったな」ということは、私は確かに赤枝先生と会って、十分聞いています。

笹原:ありがとうございます。ほか、どなたか。

記者6:あ、それから、ちょっと聞きたいんですけれども、「文春の記者3人が……」って言いましたよね?

笹原:はい。

記者6:それ、要するに、我々同業者としてタブーなんですけれども、それは確かですね?

笹原:確かです。

記者6:そうですか。

笹原:確かです。

記者6:つまり取材対象である……。

笹原:当然です。だから……当然です。あの、当然です。取材対象を明かすなんてことは通常ないです。本来、絶対にないです。だからこそ僕が先ほど言ったのは、編集長がいろいろなことがあっていったんお休みになった時期……。

記者6:新谷(編集長)が休んでる時ね?

笹原:まあ、そうですね。その時期を僕だって狙いますよ。それはこれだけのことをやられたら、うちだって技術は使うところは使う。僕は。そういう時期じゃなかったら言えないですよ。

もっというと、あの時の文春さんの内情をみなさんご存じだと思いますけど、「じゃあ自分たちも出ていくんだ」「俺はやめさせられるかもしれないんじゃないか」という時ですから。そういう時狙いますよ。それは別にその方々たちを責める気は僕まったくないし、じゃあ固有名詞出せって言われたら出すわけもないし。

だけど、文春さん自体が「うちはまったくやっていない」ということを証明できるかってことを証明できるかって、おそらく証明できないでしょう。やってますからね。持ち込んだものを。当該秘書ですから。

そうじゃなければ、ぜんぜん今の体制の状況が盤石のときに、そんなことノコノコと行って教えてくれるなんて僕だって思っていませんよ。現実に移ってる記者の方もいますからね。でも、これ見てる方、記者の方、別に僕言わないので。それはね(笑)。

ただ、みなさんだって薄々わかっていると思うし。もっというと、当該秘書から何回も電話受けてるメディアの方いらっしゃると思います。「私どもと共闘して、上西を潰しませんか?」と電話が散々かかってくる。

で、めんどくさいってなると、今度、読者室、読者センターみたいなところにかけてつながせる。そういう偏執的な部分がある人間ですからね。それは記者の方々が一番わかってると思う。

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