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2025.02.18
AIが「嘘のデータ」を返してしまう アルペンが生成AI導入で味わった失敗と、その教訓
投資で失敗した原因は?失敗しないコツ【1000人アンケート①】(全1記事)
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ナレーター:みなさんが知りたい、お金や経済の疑問は何ですか? そこで「お金の学びば!」では、1,000人のみなさんにアンケートを実施し、気になるテーマごとにランキング。結果を元に、藤野さんが解説します。
今回の気になるランキングは「投資経験で失敗した原因は?」。お金が減ったらドキドキしますよね。そこで、そもそも投資とは何なのか、藤野さんが投資で失敗しないコツを教えてくれるそうです。
藤野英人氏:「投資経験で失敗した原因は?」の1〜3位を見ると、これは全部「損した」ということですよね。
株式市場には3匹の動物がいると言われていて、1つが「牛」、もう1つが「熊」です。ニューヨークの証券取引所に牛と熊の銅像があって、牛は何を現してるかというと、「勝利」や「株の上昇」を現しています。なんでかというと、牛って攻める時に下から上に突き上げるからです。
熊は「弱気」の象徴です。なんでかというと、上から下に(腕を)振り下ろして戦うから。だから、牛さんと熊さんが株式市場の中で戦いをしていることが「売り」と「買い」なんですね。
でも、もう1匹いるんですよ。それはなにかというと、「カモ」なんです。日本語でも「あいつ、カモにしてやる」「カモになった」と言うじゃないですか。アメリカとかヨーロッパでも、同じ言葉を使って「ダック」と言うんです。
カモさんは、「強気」とか「弱気」にバタバタッとついて行って、最終的に食べられちゃう人たちです。株式市場にはだいたい10パーセントぐらいの牛がいて、10パーセントぐらいの熊がいて、80パーセントのカモがいると言われてるんですよね。
だから今日、わざわざ『お金のまなびば!』を聞いている人は、この3匹の動物の中で「カモ」にならないようにすることが大事です。カモにならないようにするために何が大事かというと、自分の頭で考えること。
あまりに多くの人の言うことを聞いて、バタバタと行動を変えてしまうと、自分の信念を持たずに人の言うことに左右されてしまう。結果的にそういう人がカモになってしまって、株式市場のエサになってしまいます。
でも1つ大事なのは、投資って必ず損する瞬間があるんですよ。それは当たり前です。なんでかというと、一本調子に上がる商品はないので、必ず下がる時があるからです。
昨日から見れば、下がったら損したことになるわけです。株式投資やFXだろうが何だろうが、「投資」と「損をすること」は必ず付きものなんだということが大事です。ただ、「下がる」ことをどう受け止めるかは、投資をする上ですごく大事なところです。
どう受け入れるか? というのは、投資で大儲けするための大きなコツなんですね。下がることに対する納得感とか、どう腹落ちをどうするのかが大事で、下がらない商品を買うことは不可能なんです。下がらない商品があるってことは、どこかにインチキがあるに決まっています。
「下げ」に対してどう考えるか? ということですが、私がいつも言っているのは、「上がったり下がったりすることは、人間の呼吸と一緒だ」ということです。僕らは息を吸って酸素を取り入れて、二酸化炭素を吐いて生きていますよね。僕らは常に呼吸をしてるんです。
株式市場も上がったり下がったりを繰り返すことによって、ちょっと難しい言葉ですが、「新しい価格の価値を発見する」というふうに言います。株式市場では、新しい会社も古い会社もたくさん上場してますが、「僕はこの値段で売りたい」「この値段で買いたい」という、売り手と買い手が一致したところが「価格」です。
僕らはずーっと、ある会社の「本当の価格」は何か? というところを、ずっと探究してるわけです。その中で、上がったり・下がったりしながら価値を発見していくところがあります。下がることは呼吸することで、実はとても自然なことだと受け入れることが大事です。
「でも、ずっと下がるのは嫌だよ」と。まあ、そりゃそうですよね。じゃあ、長期的に上がるものを探すことが大事です。そのために大事なのが、本質的な価値を見る目を養うことだと思います。
会社、企業、商品に対して、「長期的に見ると伸びるに違いない」というところを見極める目ができたら、大きく上がったり・下がったり、儲かったり・損したりを繰り返しながら、長期的には大きな利益を上げられるようになるんじゃないかなと思います。
※当コメントは個人の見解であり、市場動向や将来の結果をお約束するものではありません。
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