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藤井聡太四段 連勝記録更新後の記者会見(全1記事)

【全文】藤井聡太四段、歴代最多29連勝後の会見「もっと実力をつけてタイトルを狙える棋士に」

連勝記録の更新がかかっていた将棋の藤井聡太四段は、第30期竜王戦 決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段に勝利し、プロデビューから無傷の29連勝を達成。対局後に開かれた記者会見では、記録達成後の率直な気持ちと、今後の目標について語りました。

29連勝は「想像もできなかったこと」

司会者:みなさま、お集まりいただきありがとうございます。本日の竜王戦対局で、史上初29連勝新記録を達成しました藤井聡太四段記者会見を始めさせていただきます。まずはじめに、佐藤康光日本将棋連盟会長より、一言ご挨拶させていただきます。

佐藤康光氏(以下、佐藤):みなさま、本日はこのように多くのみなさまに長時間にわたりましてお待ちいただきまして、またお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。藤井聡太四段が本日勝ちまして、29連勝という新記録を達成いたしました。本当にたいへんな記録を達成してくれたなという気持ちです。

これからもますますどうなるのか楽しみなんですけど、一局一局注目いただければと思っております。

司会者:それでは東京将棋記者会幹事社の共同通信様から代表質問をよろしくお願いします。

記者1:東京将棋記者会の幹事しています、共同通信のイケマツです。藤井四段、今日はお疲れ様でした。

藤井聡太氏(以下、藤井):お疲れ様です。

記者1:今回、29連勝というとてつもない大記録を達成したわけですが、率直な今のお気持ちからお聞かせください。

藤井:はい。そうですね、自分でも29連勝というのは本当に想像もできなかったことで、喜びとともに非常に驚いてもおります。

記者1:21日に28連勝というタイ記録を達成されて、しばらく日にちがあって、今日はどういうお気持ちで迎えられましたでしょうか?

藤井:今日は相手が強敵の増田四段で、また竜王戦の決勝トーナメントという大きな舞台ということもあって、連勝記録自体は意識しないようにと思っていましたけど、気を引き締めて臨みました。

記者1:これで29連勝目なんですけれども、昨年12月の加藤九段との初対局からおよそ半年なんですが、思い出に残るといいますか、印象に残る対局があったら、ご自身の感想も添えて教えていただけますでしょうか?

藤井:やはり初戦の加藤先生に教えていただいた一局が印象深いですね。加藤先生のあの迫力ある闘志というのを盤の前で体感できたのは本当に貴重な経験だったなと思います。

記者1:今、タイトル戦では竜王戦と棋王戦で決勝トーナメント進出されています。初タイトル最年少記録というのが18歳6ヶ月という記録がありますが、これについてどうお考えでしょうか?

藤井:ただ、まだまだ実力をつけることが必要だと考えているので、タイトルを狙える位置までまず実力をつけたいと考えています。

記者1:今日、非常にご自身にとってうれしい結果になったと思いますが、今、どなたにこういううれしい気持ちをお伝えしたいですか?

藤井:家族と師匠には連絡したいなと思っています。

記者1:まだプロになられたばかりですけれども、最後に、今後の目標をお聞かせいただければと思います。

藤井:もっともっと実力を高めて、タイトルを狙う棋士になりたいと思っています。

記者1:ありがとうございます。

藤井:ありがとうございました。

記者2:キタノと申します。お疲れ様でした。28連勝のときと今の29連勝、タイと新記録というところで違うと思うんですけれども、感情的にはどのように違いますでしょうか?

藤井:やはり単独1位になれたというのは、自分でも特別な感慨というか、いままでと違った喜びがあると感じております。

記者3:朝日新聞のムラセです。29連勝ということで、先ほど自分でも想像できないというようなこともおっしゃってましたけれども、今、「どこまで勝つのか、いつ負けてしまうのか」というふうにすごく注目を集めているんですけれども、ご自身としては、今、どういうプレッシャーがかかっているのか。

あと、次は30となってまた大台になるんですけれども、連勝に対する意識を教えてください。

藤井:連勝記録というのはいつかは必ず途切れてしまうものでもあるので、自分としては連勝は意識せずに一局一局全力を尽くして指していきたいと思っています。

記者3:ごめんなさい。プレッシャーのほうはいかがですか?

藤井:本当にこれだけ注目していただいて、そういう意味で緊張というかプレッシャーというのはあるんですけれども、重圧に押しつぶされてしまってはよくないので、なるべく自然体で指すように心がけています。

司会者:ありがとうございました。それでは記者会見のほう、これにて終了させていただきます。遅い時間までどうもありがとうございました。

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