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コイツ、できるわ…!上司が密かに評価する行動5選【知らないと損】(全1記事)

「こいつ、できる」と思われる会議のふるまい5選 議論をサクサク進める人が考えていること

株式会社らしさラボ 代表取締役 伊庭正康氏の『研修トレーナー伊庭正康のスキルアップチャンネル』では、マネジメントの悩み、コミュニケーションの悩みなど、仕事の悩みを解決できるビジネスメソッドを紹介しているチャンネルです。今回は会議をうまく進行するテクニックについて、シチュエーションごとの具体的な言い方を交えて解説します。

「できる人」がやっている行動5選

伊庭正康氏(以下、伊庭):研修トレーナーの伊庭です。「この人、やっぱりできるよね」という人っていますよね。何が違うんでしょうか?

今日のテーマはこちらです。「評価される人がやっている行動5選」を紹介していきます。これを知るだけであなたも絶対に職場で「こいつ、できるよね」と思われる。そんなテーマです。

こんなことはないでしょうか? あなたから見て、会議で「こいつ、できるな……!」と思うことってありますよね。ご安心ください。実は今日、そのヒントを紹介します。

評価される人は、あることをやっているんです。今日はその行動5選をお伝えします。実は大きく2つのことができている。これができるやつなんですよね。それを紹介していきます。

このチャンネルは研修トレーナーの伊庭だからこそお伝えする、ちょっと知っているだけで仕事、人生のクオリティがアップする。そんな本物のヒントを紹介しています。最後までどうぞよろしくお願いします。

よくない会議の例

さぁ、今日のメニューはこちらです。実話を紹介します。ある会議で、「これはまずいな」と思った出来事です。この会議はいったい何が問題だったのかを一緒に考えていきましょう。そして、どうすればよかったのか。そして最後に、「こいつ、できる」と思わせる、そんな行動を5選にまとめました。
最後までお付き合いよろしくお願いします。

さぁ、ではいきましょう。ある実話です。ドン。私はこんな参加したある会議の出来事です。2月にテニスの大会を開こうという会話になりました。するとAさんがこんなことを言います。「いや、2月って寒いじゃない。クラブにはシニアの方も多いので、これは無理でしょ」。

すると、これを考えたBさんがこう言います。「いや、でも月に1回、ほかのイベントもあるよね。全体を考えてこの時期に決めたんです」。ちょっと怒っているんですよね。

Aさんがまた言い返します。「いや、でも、それだと参加者が少なくなるじゃん」。Bさんがまた言います。「じゃあ、ほかの屋外競技も同じじゃん。でもほかの屋外競技もシニアはいるよね」みたいな水掛け論が始まったんですよね。感情的になってしまい、なんと話が平行線のまま終了しちゃったんですよね。

いったい、なんでこんなことが起こったんでしょう? でもこれって会議でよくありますよね。こちらは何が問題だったのか?

会議を成功させる3つのポイント

まず1つ目が、相手の前提を理解しないままに反論をしてしまったことです。そして2つ目が、自分が正しいことにお互いが固執をしてしまったことです。そして3つ目が、「妥協点をお互いが模索しようとすらしていない。自分の主張を通そうとしている。どちらもがそういうことなので、どちらもが譲らない」ということなんですよね。これってよく起こることですよね。

じゃあ、それこそどうすればよかったのか。ドン。「こいつ、できる」と思わせる人は、まず(1つ目が)相手の感情に配慮をするということですよ。今の会議って感情むき出しですよね。むき出しちゃダメなんですよ。相手の感情に配慮するんですよね。

2つ目。「論点を整理」。今の会議の会話は、自分の論点の主張だけですよね。違うんですよ。論点を主張するんじゃなくて、論点は整理するものなんですよね。

そして(3つ目が)「Win-Win(に着地させる)」。最後はお互いにとって納得のいく着地を考える。この3つができる人によくあるケースですよね。

「感情配慮」「論点整理」「Win-Winに着地」。これは会議だけじゃなくて人間関係や、プロジェクトの合意、社内の稟議でも全部一緒ですよ。でもこれがなかなかできないんですよ。この後、できる人はどうしているのかという行動5選を紹介していきますので、それを楽しみにしてください。

例えばこんな言い方・進め方

さぁ、お待たせをいたしました。「こいつ、できる」と思わせる5選。ドン。1つ目は「相手の話を最後まで聞く」。先ほどの会議はこれができていなかったですよね。まずそのための姿勢は、相手の話を途中で遮らないことです。

イメージはこんな感じです。「いや、2月って寒いから、それってダメですよ。シニアも多いですから」「あぁ、そういうことなんですね。少し詳しく教えてもらえませんか?」。これでいいんですよね。

2つ目。ドン。まず共感の一言を挟むべきでしたね。「そうか、そういうことだったんですね。確かにシニアがいらっしゃるのであれば寒さに配慮するべきというのはおっしゃるとおりですね」。これが言えたらいいんですよね。共感を挟んでいるからですよね。相手を受け止める姿勢になる。

私がその会議を見ている限りは、Bさんが「いや、私も全体を考えてやっているんだから」って返しちゃったんですよね。Bさんは自分のことで頭がいっぱいだったんでしょうね。

そして3つ目。ドン。「前提を確認して、立場を翻訳する」。ちょっとわかりにくいですけども、前提は「テニスは冬にやるべきじゃない。寒いのは嫌」。でも「全体のバランスは大事」。この2つが対極にあるわけですよね。ここをまず整理します。

ですから、「やはり寒さに配慮しつつも全体とのバランスを図ることが大事ということですよね」と言えばいいんですよね。翻訳、整理をするというか。これで「そうそう」となりますよね。ここで「そうそう」をもらいましたよ。これでもう目線が一緒になりました。

頭のいい人は先に相手にしゃべらせる

そして4つ目。ドン。議論を対立の構造から課題解決のシフトに持っていくわけですね。「ではどうでしょう? この2つを実現する方法ってどんな方法がありますか?」とBさんがAさんに尋ねるわけですよね。Aさんも「この2つを実現する方法を考えませんか?」で「そうそう」って(スライドの)3番目のところで言っているわけですからね。だから当然聞きますよ。

「どんな方法が考えられますか?」。これは、会話は後出しじゃんけんが有利ということなんですよ。ですから頭のいい人は先に相手にしゃべらせるんです。「Aさん、どうでしょうね?」「いいですね。ほかにありますか?」。散々しゃべらせます。ほかの方にも聞きます。「ほかの方はどうでしょうね?」。

散々意見を聞いた後に、5番目。ドン。利害を一致させるんですね。「であれば、今、Aさんからも出ていた合同で開催する方法がありましたね。その方法も1つです。ほかのみなさんはいかがですか? これ以外にありますか? 私としては、だったら合同以外にもこういった方法もあるんじゃないかなと思うんですけど、どうでしょうね?」。

こういうふうに、利害を一致させるところでいくつか選択肢を出して、みんなで合意をするんですね。

「共感力と交渉力」で会議がうまくいく

1から5の行動には、2つの大きな力を使っています。ドン。1つ目は納得度を高めるために共感力を使っています。

今のAさんには余裕がありましたよね。感情をむき出しにするんじゃなくて感情に配慮をして相手のことを受け止めていますよね。これができるかってけっこう大事なんですよね。相手を尊重する。これができるやつですよ。これが1つ目。納得を得るためには正しさも大事だけども、共感力が大事。

そして2つ目が、結果の妥当性です。「AかB」ではなくてきちんとお互いが納得するWin-Win。利害を一致させる着地を作る。これは先ほどお話をした交渉力になります。

ですから共感力と交渉力があるとできるやつです。これだけではありませんよ。ただ、会議でできる人は、明らかに「こいつ、できるよね」ということなんですよ。ですから、「できるよね」を目指す方は、ぜひ今日の内容の共感力と交渉力をチェックしていただければ幸いです。

さぁ、ではまとめましょう。このチャンネルはこのように職場でのあなたの評価を上げ、パフォーマンスを上げていく、そんな本物のスキルを紹介しています。ぜひチャンネル登録をよろしくお願いします。

さぁ、今日の内容はお役に立ちましたでしょうか? ではまたお会いしましょう。

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