家入:正直、ピーチときて関羽ときて……あの二つがダメだしされた時点で、もう何も想像出来なくなっちゃったんですよ、僕たち。

シモダ:真っ白です。才能つぶされた気になりました。

家入:だって、関羽じゃないなら何なんだろう、ってなっちゃいますよね、普通。桃じゃない、関羽じゃない。

シモダ:で、ガスじゃないのか、と思ったんですよね。

家入:そうそう。

シモダ:ガスだと。ガスのホームページ。

家入:おかげさまで、一万二千件、東京ガス。的な。

ミサワ:東京ガスじゃないですか。

家入:ガスフロンティア。

シモダ:ガスフロンティア、ミサワ的なね。

ミサワ:桃と関羽とガスでレパートリー無くなるって、どんだけ少ないんですか。

家入:……ガスについては、作ったんですよ一応。

シモダ:忘れました、家に。でも、俺と、社長と、社長の奥さんまで関わって、制作はしてたんですよ。ね?

家入:そう。色々。

シモダ:すごい良かったですよね。

家入:子供を寝かしつけた後に、三人で。

シモダ:二時三時ぐらいまでね。

家入:そうですね。

ミサワ:なんですかその、ガスのホームページ作ってる夫婦……。

家入:まあ、作ったんですよ。

シモダ:そういうところで結婚した、っていうのもありますよね。

家入:そうですよ。

シモダ:そこは言っちゃダメですよ。

ミサワ:……すみませんでした。

家入:まあそれを、家に忘れちゃったんで。

シモダ:だから、有り合わせのもので。

家入:ちゃちゃっと。

シモダ:ちゃちゃっと。まかないみたいな感じで作りました、今回は。

家入:正直ね。

シモダ:さっき社長は下にレイヤーで隠れてるって言ってましたけど、隠れてないし。

家入:隠れてないし、そもそも添付ファイルを開いてもない。

ミサワ:……なんでそんなに正直に言うんですか。

シモダ・家入:(笑)。

ミサワ:添付ファイルを開いてもないって。じゃあこのイラスト、今日初めて見たんですか?

家入:初めて見たね。

ミサワ:イメージした、とかも嘘?

シモダ:Lie、Lie。

ミサワ:なんでLieで答えるんですか。

シモダ・家入:(笑)。

ミサワ:この写真をイメージしたというのも嘘?

シモダ:それもさっき、「このイラストの色味を切り取って、うまい感じにした」みたいな説明をしたけれども、してない。携帯に入っていた写真を張り付けた。

家入:……今回は時間がなかったって中で、パパッと作りましたけど。次につながる、新しい策を考えました。

ミサワ:お。……いや、期待は出来ないですけど。全く期待は出来ないですけど。

家入:これを見ていただいているユーザーさんに、ぜひ我こそはという人に、トップページの案を送っていただきたいな、と。

シモダ:あーそうですね。

家入:それを見ながら一回収録して、これ良いねとか、この案採用しようとか。そうして三人の中でもさ。今回みたいに仲良く、ディスカッションしていきたいなっと。

シモダ:それは賛成ですね。やっぱり、みんなで作るのって楽しいじゃないですか。人のホームページをみんなの知恵を借りて作る。

家入:はいはい。

シモダ:すごく僕らも気が楽だし、見てる方たちも、楽に参加出来ると思うんですよ。他人事なんで。

家入:どうでもいいし。

シモダ:どうでもいいし。自分のホームページだったら嫌だなってことを、もっとみんなに、してもらいたい。

家入:積極的にね。

ミサワ:……そんな気持ちで作ってたんですか?

全員:……。

ミサワ:自分のホームページじゃないから、どうでもいいって気持ちで作ってたんですか?

家入:そんぐらい肩の力を抜いて。

シモダ:抜いて抜いて。そういうことを言いたかったんです。

家入:抜きたいんです。

シモダ:すっごく抜きたいんです。

ミサワ:……。

家入:まあメールアドレスをエントリーの下だかに貼っておくんで、我こそはっていう方は。(すでに募集は終了しています)

シモダ:っていう方は、なんでもいいので。

ミサワ:これは本当にお願いしたいですね。本当にかっこいいやつを、イラストレーターとして。売れるやつを、ぜひ作って。

シモダ:じゃあ次回は、それを見せながら。

家入:そうしましょう。

シモダ:じゃあ最後は。(ミサワの帽子を取って、カメラに顔を向けさせる)

ミサワ:なんすか。

シモダ:いつもみたいに、カッコいい顔で。

ミサワ:……。

シモダ:しめようか。

家入:(ミサワのメガネを取る)

シモダ:かっこいい顔で、コーヒーを飲む。コーヒーを注文する。

家入:飲みきって注文する。

ミサワ:(飲みきって)コーヒー!