みなさん、おはようございます。hairmoです。よろしくお願いします。
みなさん「モデハン」って聞いたことありますか?
モデルハンティングの略なんですけれども、街で、見習い美容師がカットモデルを探すために声をかけているんです。
このモデハン、どれくらい行われているかというと、全国6万人の美容師、週に2回。1回に10人に声をかけたとすると6000万回も行われているんです。どれだけ成功しているかというと、全然うまくいかないんです。
美容師の子に聞いても、成功確率は大体10%くらい。つまり90%、5400万回くらいが失敗に終わっているんです。この失敗を我々は何とかしたいと思っています。hairmoのビジネスモデルは簡単です。
カットモデルを探している見習い美容師と、お手軽に髪を切りたいカットモデル。これをマッチングして、マッチングのときに双方から500円ずついただく。こういうビジネスモデルです。
実は、カットモデルのマッチングサービスはうちが初めてではないのです。すでに競合さんはあります。
あるんですが、重要なのは、どのサービスさんもまだ成功されてないんです。何が問題なのか、どうすればうまくいくのか、われわれ掘り下げました。
問題のひとつめ、見習い美容師の信頼度が低いこと。やはり自分の髪を切ってもらうわけですから、特に女性、髪の毛大切にしていますよね? 相手がよくわからない、信用できない人には切ってもらえない、ということがあると思います。
これは実際に、他者サービスさんに登録されている利用者さんのプロフィール画像なんですけれども、自分の写真を使わずに、動物だったりアニメだったり。適当な画像を使っている人が非常に多いです。みなさんこれ見て「カットお願いしたいな」と思わないと思うのです。
画像だけならまだいいんですけれども、たとえば美容師じゃないのに美容師を語ったりだとか、ここでナンパしたりとか、そういう問題も起きています。hairmoはこれをどう解決するのか?
hairmoは日本で初、そして唯一の美容室公認サービスです。美容室からきちんと公認をいただいているので、所属している見習い美容師の方の身元確認を、きちんと行っています。
確認が取れた方にはこのような形でオフィシャルマークをつけることによって、安心してご利用いただけます。
どうやって公認を取っているのか聞かれるのですが、hairmoに出資していただいている株式会社セイファートという会社が、全国で10000店舗を超える美容室のネットワークを持っています。その営業力と信用をいかして、初の公認化サービスをやっています。
問題点の2つめ。予約に非常に手間がかかっていました。他者サービスさん、こう、掲示板形式なんですね。
「こんな髪型を希望しています。こんな色できますか? いつ空いてますか?」。これをやり取りするのに、成立までに時間と手間がかかっていました。haimoはこれをどう解決するのか? デモをご覧ください。
左側がカットモデルで、右側が美容師です。まずカットモデルが美容師を探します。
たとえばエリアで絞ったりとか、美容師の性別、アシスタント歴も見られます。希望の美容師が見つかったら、詳細をチェックします。
所属している美容院の画像、過去のスタイルブックなど、見ることができます。
いいなと思えれば、ここにもうカレンダーがあるので、日時を指定して予約を申し込みます。これで申込が完了しました。
そうすると今度は、美容師側にプッシュ通知が届きます。
これを見て、カットモデルの容姿など詳細をチェック。いいなと思えばOKする。
最後、支払いをしていただくのに、この情報がカットモデルのほうにまたプッシュで届きます。
最終確認をして、問題がなければ支払いをする。
とにかく、いわゆるこういったツール系、便利系サービスは、「目的に最短距離でいかに届くか」が重要なKSFだと思っています。そういうところを非常にこだわってUIで作っています。
これまで信用がなかなかできなかった、非常に手間がかかっていた。ユーザーさんがなかなか集まっていませんでした。
他者サービスさんの公開されているデータに基づいて、大体今の規模、会員数です。今1000人から3000人くらいです。
hairmoはオープンして4か月で、5000人の会員様に使っていただいております。
ただ数が多いだけではなく、カット成立後に満足度を5段階で評価していただいています。平均で4.7点を超える、非常に高い満足をいただいております。
これまでお陰様で、テレビ、雑誌、新聞、ウェブメディアなど多数ご掲載いただいております。
最後になりますが、hairmoというサービスを通じて美容師さん、美容室経営者さんとお話させていただきました。
出てきた業界の課題として一番よく上がるのが、とにかく美容師さん、離職率が高い。特に若手美容師の方、辞める理由はいくつかありますが、大きな理由のひとつが、今回ご説明したモデハンが大変で辞めてしまうのです。というわけで今回、経営者の方から非常にご支援いただいています。
その期待に応えるためにも、ひとりでも多くの方に美容師になるという夢を叶えてもらいたい。またその夢の一部になれるようなサービスを目指しています。hairmoでした。ありがとうございました。