『進撃の巨人』に現代社会への示唆を見出す

岡島悦子氏(以下、岡島):みなさま、こんにちは。「Withコロナ時代をチャンスに変える戦略」ということで、進めていきたいと思っています。

ピンチをチャンスにということで、まず4人の方々にアイスブレイク的な「コロナ禍のマイブーム」を伺いたいと思います。今日は企業のことを伺っていこうと思っているので、最初に個人としてハマっていることから。

では、髙島さんからお願いします。

髙島宏平氏(以下、髙島):はい。オイシックス・ラ・大地の髙島です。仕事は八百屋をやっています。アイスブレイクの話が、本当にアイスがブレイクするか自信ないんです(笑)。

(一同笑)

髙島:う〜ん、おもしろい話があるかなと思うのですが。基本的に僕はワーカホリックなのでずっと仕事をしていますが、コロナで時間ができてやったことだと『進撃の巨人』をもう1回読み直しまして。

あれは家から外に出ると巨人に食べられちゃう漫画なんで、家にいる気分を盛り上げる上ではすごくいいなと思って。

(一同笑)

髙島:断念というか、途切れたのをもう1回改めて読んで。そしたら家にいる気分は高まったんですけど、読んだ方はわかると思いますが、途中から「人間対巨人」じゃなく「人間対人間」の問題になっていくんです。やはりコロナを経て、ブラック・ライヴス・マター(Black Lives Matter)とか、分断が起きていますよね。

岡島:そうですよね。

髙島:大きな問題の裏にある人間の分断の物語になってて、意外と示唆に富む感じで。

岡島:深いぞ、と。

髙島:はい。

岡島:なるほど。ありがとうございます。ちょいちょい『進撃の巨人』の話を入れていければいいかなと思います。

(一同笑)

自粛期間中にハマった韓国ドラマ

岡島:ドリコム、内藤さんよろしくお願いします。

内藤裕紀氏(以下、内藤):僕はドリコムというゲーム会社をやっている、内藤です。ゲーム以外のエンターテイメントにもいろいろと興味があって、そういうのを見ていかなきゃいけないんですけど。

コロナ中は『愛の不時着』と『梨泰院クラス』を観ようということで。僕はあまり韓国に詳しくなかったんですけど、非常にハマって、韓国ってチャミスル(注:韓国定番のお酒)をこんなにたくさん飲むんだなと。

こんなにも楽しく飲んでいるんだなと思って、僕もやはり観ているとチャミスルが飲みたくなってきて。

岡島:かなり売れてますもんね。

内藤:そうなんですよね。ある時にチャミスルを大量に飲んでいたら、ちょっと経緯は省略しますが怪我しちゃいまして。髪で隠しているんですけれども、額を大きく切ってしまって。『梨泰院クラス』に出てくる、元暴力団の店員さんみたいな傷ができてしまって。チャミスル飲むのを止めるどころか、Facebook上では禁酒をしているキャラとして売り出ししています。

岡島:知ってる、知ってる。

内藤:立場上、身の危険を感じるのはよくないなと思って、禁酒キャラを押し出しているんですが。会う人会う人に飲まされるんで、止めて欲しいなと思っているところです。

岡島:ネタだと思われますよね。たぶんね。

内藤:はい。「怪我しているんですよ。怪我しちゃったんです」と言うんですけど、なかなかみんな理解してくれなくて。アイスブレイクとしてはそんな感じで。

岡島:ありがとうございます。私も『愛の不時着』『梨泰院クラス』は2周観ました。

内藤:2周(笑)。すごい。

岡島:大変おバカだと思っています。ありがとうございます。

上海に帰れなくなり、都内での半年間のホテル暮らしを経験

岡島:藤井さん、お願いします。

藤井保文氏(以下、藤井):ビービットの藤井と申します。ビービットで東アジア事業、上海と台湾の事業の日系企業向けのサービスの責任者をやっているんですが、併せて『アフターデジタル』という本を書いていまして。ちょうど先週『アフターデジタル2』という続編が出ました。

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る

内藤:速い(笑)。

藤井:コロナだから時間があって書けたのが大きいかなと思いますが、もし、まだお手に取っていない方はぜひという感じです。

僕は今、東京にいるんですけれども、もともと上海に家があって。向こうで仕事をしているんですが、半年ビザが取れなくなって帰れなくなりまして。日本には家がないもので、半年ホテル暮らしをしています。なので、東京のホテルにむちゃくちゃ詳しくなり(笑)。

岡島:(笑)。

藤井:普通、東京に住んでいる人は東京のホテルにあまり詳しくないと思うんですけど、ブログにめちゃくちゃ書けるぐらいになっていて。

内藤:(笑)。

藤井:いやぁ、本当にnoteやろうかなと思うんですが。ちょうどオリンピックの開会予定だった日に、国立競技場の目の前にある三井ガーデンホテルさんに泊まって「ああ、やってないんだな」と思ったという出来事が、最近で一番楽しかったですね。

岡島:ホテルのnoteを書いていただくということで、ぜひお願いしたい(笑)。

藤井:あのホテルは全部埋まっていたはずなんですけど、やはり1回キャンセルになっちゃったので。ただ、すごくいいホテルだったので、ぜひお勧めでございますという感じです(笑)。

J.Y.Parkに学ぶ、令和のアイドルプロデュースの“深み”

岡島:ありがとうございます。それでは最後、米良さんお願いします。

米良はるか氏(以下、米良):READYFORでクラウドファンディングの事業をやっている、米良と申します。よろしくお願いします。コロナで事業的に厳しい方々がたくさんいたので、そこにREADYFORがクラウドファンディングとしてサポートさせていただいていました。コロナ禍の間、すごく大変で忙しかったなと思っているんですが、その中での癒やしが、韓国のJYPの。

内藤:おおー。Nizi Project。

(一同笑)

米良:あれにめっちゃハマってて(笑)。「可愛いな」と思っていたんですけど、この前テレビで特集やっていた時に「彼らがなぜウケているのか」みたいな令和のアイドルの育て方をJ.Y.Parkさんがやっていて。こんなアイドルプロデュース番組で、人の育成の仕方とかまで語っていくんだなと思って、その深みにすごくハマっておもしろく観ておりました。

内藤:おっさんホイホイの番組です。

米良:内藤さんは観ました?

内藤:途中まで観ていて、アイドルの番組かと思ったら、J.Y.Parkさんの番組でしかないという(笑)。

米良:そうそうそう(笑)。

岡島:別のセッションで田端信太郎さんとお話するんですけど、絶対その話になるんじゃないかなと。

内藤:田端さんがハマっていますよね。

米良:「すごい女の子の育て方」みたいなところとか。

岡島:そちらでも伺っていけたらと思っています。

米良:それも気になります(笑)。

ベンチャー業界のゴッドマザーの愛娘との近況

岡島:最後に私は、モデレーターをさせていただきますプロノバの岡島です。リーダーシップ育成、あるいは次の社長を決めるということでベンチャー業界、IVSは前身の2004年から関わらせていただいていて。

たくさんのセッション、登壇、あるいはモデレーターをさせていただき。自分で言っているわけではないんですが「ベンチャー業界のゴットマザー」と言っていただいているみたいです。

(一同笑)

岡島:今2歳3ヶ月になる娘がいるんですけど、YouTubeごっこに娘がすごくハマっていて「今日は○○さんが滑り台をします!」みたいなことを「動画で撮れ」という。私にプロデューサーをさせるということが進んでおりまして、家では絶賛YouTubeごっこにハマっている感じになっております。

髙島:デビューしないんですか?

岡島:デビューしないです(笑)。

髙島:デビューしましょうよ。

岡島:さすがにヤバいでしょ(笑)。

内藤:大丈夫じゃないですか。もうこのご時世。

米良:ご時世(笑)。

岡島:本当ですか? 

内藤:市民権を得ているんで。

岡島:じゃあ、ちょっと相談に乗ってください。私がJ.Y.Parkみたいになるかも(笑)。

内藤:それがいいと思います。YouTubeデビューしましょう。

岡島:自分がYouTubeデビューする前に、娘にデビューされる可能性が高いなと思いながら見ております。