苦手なことは克服しなくていい
PRESSBLOG編集長・中郡暖菜氏の仕事の流儀

ミレニアル世代の「働く」を考える ―誰がためにミレニアルズは働く?― #6/7

2019年2月13日、WASEDA NEOにて、「ミレニアル世代の『働く』を考える -誰がためにミレニアルズは働く?-」が開催されました。本イベントでは、ミレニアルズの“枠にはまらない働き方”を代表するトップランナー3名に、いかに「好き」を積み上げ、会社や社会に認められる自分をつくっていくのか、これからのキャリアをどう創り上げていくべきなのかなどをテーマに語ってもらいます。今回は、参加者から寄せられた、モチベーションの保ち方などについて答えました。

早く結果を出したいなら、苦手なことをやるのは非効率

中郡暖菜氏(以下、中郡):私はかなりできないことが多いタイプなので、そのときに木村さんのような方がいてくれて、できないことをやっていただいて、やっと生きていけるというような感じですから。人にこれをやってもらうということが大事なので。苦手なことをやるって効率が悪いじゃないですか。

私なんか、Amazonなどからダンボールが届いても、分解することができないんですよ。もちろん、やろうと思えばできます。それをやらなかったら死ぬというぐらいであればやりますが、すごく時間が掛かるし、手指が傷ついたり、心も「うーん……」となるし、負担が大きすぎて。それであればダメージを受けずにできる方にやってもらったほうが、お互いにとってよかったりするじゃないですか。

だから私は、苦手なことを無理してやる必要はないと思っています。でも、それで「やりません!」と言って全部投げ出しているのは、格好悪いと思うから、得意そうな人やそんなに負担なくできそうな人がいればお願いしてやっていただいて、その代わりに自分は自分のできることに向き合うことが、大事だと思いますね。

木村和貴氏(以下、木村):確かに確かに。結果的に自分が得意なことをやるということが、かなり大事ということですよね。苦手なことをやるのではなくて。

中郡:私はやっぱり女性なので、何となく生き急いでしまう部分があって。働ける時間が男の人より短いと最初から思っていたりする部分があるから、なるべく早く結果を出さなければというようなものを、学生のときから思っていました。

早く結果を出すためには、1分1秒でも多く自分の能力や自分ができることを追求する必要があるから、そのために自分とつながっている人をどうにかして増やさなきゃと思っていました。私がダンボールを潰していると効率が悪すぎるので、ダンボールを潰せる人にそれをお願いしているんです。

木村:いやあ、憧れますね(笑)。

井上一鷹氏(以下、井上):だから、お二人は真逆なんですね。

木村:僕が昔上司に言われたセリフに、「登る山を決めろ」「やらない選択が大事だ」というのがあって、かなりグサッと刺さりました。全部やろうと思ってしまって、全部中途半端のような感じなので、(中郡さんは)そこをはっきり明確にやれているからこそ、今活躍されているんだとすごく思いましたね。

中郡:ダンボールは潰せませんが、「やる!」と言ったことだけは、責任を持ってやり遂げます。

木村:いやあ、いいですね。松本人志の言葉に「長所を伸ばすと短所は味になる」というものがあって、「ああ、良い言葉だな」と思っていましたが、それに近いと言うか。無理に苦手なことをやらずに、自分のやりたいことや得意なことを伸ばしていって、そうすればできないところは個性になるという感じですかね。

といったところで時間が来てしまいましたので、トークセッションのほうはこちらで終わりまして、西橋さんにバトンタッチを。

「ミレニアル世代の働く」を自分ごととして考える

西橋京佑氏(以下、西橋):ありがとうございます。時間が過ぎておりまして、「今すぐ帰りたいぞ」という方も何人かいらっしゃるのではないかと思うのですが、せっかくお話をいただいたので、何か質疑ではありませんが、心に残ったことやこういうことを聞いてみたいということを投げかけていただきたいと思います。

しかし、おそらくそんなことを言っても、絶対にみなさんの手は挙がらないと思いますので、また冒頭と同じような感じで、周りで感じたことなどを軽く話し合ってみてください。

また、そもそも今日のテーマとしては「ミレニアル世代の働くを考える」ということで、おそらくみなさんが聞いていて、お三方それぞれの中から、別に「これだ」という答えが聞けたわけではないと思うんですね。

これはもう間違いなく、やっぱりみなさんの中で生まれてくるものに突き進んでいくことが大事なんだと思うので。よければ今お話を聞いた中で、「自分はこんなことを思った」「こんな感想があったよ」というところを、みなさんでまたお話をいただいて、感想をいただいた中で質疑応答という流れにいきたいと思うのですが、大丈夫そうでしょうか? 

はい。では、また3分間ぐらいお話をいただければと思います。お願いします。

(会場話し合い)

西橋:そろそろよろしいでしょうか? まだ話し足りない感がありますが、よければまた冒頭と同じような感じで、どんな話をしたのかの共有でもいいですし、逆にこのように2〜4人で話をしている中で、こんな質問というか、聞いてみたいということが出てきた方がいらっしゃれば、ぜひ教えていただきたいと思います。

そうは言っても、やっぱり手は挙がらないと思いますので……あっ、挙がりました?(笑)。

周囲の共感をモチベーションに変える

来場者3:ありがとうございました。とくにおうかがいしたいことなのですが、始めにお話をされていた、継続的にモチベーションを保っていくということについて。

私も最近フリーランスになって仕事をしています。モチベーションはもちろんあるし、やることは決めているんですが、ただやっぱりいろんな現象がいろいろとたくさんある中で、圧倒的なモチベーションを保ち続けて、ミッションや好きなことだけでは難しいのではないかと。勝手に思っていることなんですが。

好きだけではなくて、自身の存在理由など、何かそういうところにマインドがあるのだろうかというイメージを持っていたので、みなさんそれぞれが自分のお仕事をされていて、モチベーションを保ち続けるところに対して、どのような工夫をされているのかについて、すごくおうかがいしたいと思いました。

木村:では、中郡さんから。

中郡:ちょっと考えたいです。

井上:同じことをまた言ってしまうのですが、わりと僕は「こんなことをしています」という話をして、共感してもらうことでエナジーチャージをしています。それを繰り返していますね。だから、僕は本当に小動物のように共感してほしい人間なんでしょうね。そこが、僕の中でエネルギーになる感じです。

今日も(登壇依頼を)受けようか受けまいか迷いもあったのですが、完璧にエナジーチャージ的に来ているんですよ。みなさまに対しては失礼かもしれませんが。僕はそんな感じですね。共感してもらえるとがんばれる。だから、今日のおかげであと3日はがんばれるという感じですね(笑)。

木村:好きなことをやっているだけではなく、観客に話して共感されればもっとがんばれるということですかね。

井上:はい。

「生きててよかった」レベルの達成感を追い続ける

木村:僕の場合、それもすごくわかると思っていて。人から言われているところと、あともう1つは、僕は妄想がめちゃめちゃ好きなんですよ。自分の将来について、いろんな妄想をするんですよ。

小学生のときはプロ野球選手から始まり、交通事故のときに人を助けてなど、いろんな妄想をしていて。今やっていることやこれからチャレンジしようとすることの先に、どんな未来があるかということを全部考えるんですよね。

そうすると、「これをやればこういう楽しさがある」といったように、その妄想が広がって、そこに行ける確率は低いと思いますが、常に1パーセントぐらいのすごい大成功例のイメージをして向かっているので、ずっと楽しい。

来場者3:それは、どのぐらい明確に描くんですか? 何か「いいなあ」というレベルなのか、「本当に、マジでこれをやったら」というレベルなのか。

木村:かなりガチで妄想します。本当に気持ち悪いぐらい妄想するという感じですね。

来場者3:はい。ありがとうございます。

木村:まとまりました? はい。お願いします。

中郡:まとまりました。

社会人になってから、人生で初めて達成感を感じることがありまして、その達成感を求めているということがあります。達成感というのは、本当にもうmaxの達成感。「ちょっとできた」などではなくて、「本当にこれをやっていてよかった」「生きていてよかった」レベルの達成感というのは、数えるほどしかありません。

一度その達成感を味わうと、「またあの感覚を感じたい」というのが常にあって、ちょっとしたことでは満足できないというか、満たされないというか。そのためにすごく貪欲になれる。それがモチベーションを保ち続けるためには大事なことだと思っていて、しかも達成感を感じるということは計画してできることではないんですよね。

自分で感覚的に感じるものだから、「このプロジェクトをやれば達成感があるだろう」ということで感じられるものではなく、何か自分にとってすごく困難なことであったり、途中で想像していなかったことが起きてしまったときでも自分のアイディアや努力によって解決できたというような、そうしたことがあって、生まれて初めて味わうことができるというものなんですよね。

1勝9敗から生まれるモチベーションもある

井上:例えば、そんなに件数はないと思いますが、「あのときのあの達成感」というのは、どんなときだったんですか?

中郡:最初は『小悪魔ageha』のときに、自分が人生で初めて編集を担当した企画が、セーラームーンのヘアー特集だったんですが、その撮影が終わったときにすごく達成感があって「なんだこれ!?」と思いました。

それまでは普通に大学生で、社会人になって1年目のすぐのときで、初めて味わう感覚だったんですよね。「すごい!」「私はこの仕事をするために生まれてきたのか!」「天職だ!」と思って、またこの感覚を味わいたくて、いつもやっています。でも、なかなかありませんね。

木村:でも聞いていて、確かにそうだと思います。成功体験がめっちゃ大事だと思うので。

来場者3:ありがとうございます。

中郡:なかなか私も、数えるほどしかありませんが。1年に1回ぐらいあればがんばれるのに。

木村:1つだけいいですか? 「成功」の反対について。聞いたことがあるかもしれませんが、それは「失敗」ではないという話。「何かをやった結果として『成功』と『失敗』というものがあるから、『成功』の反対は『何もしないこと』だ」という言葉がすごく好きなんです。

10回やって9回失敗して1回勝ったときに、その1回勝ったときの成功体験がすごく強ければ、また9回失敗できるモチベーションを持てるという感じをすごく思っています。今の話を聞いていて、それを思い出しながら「そうだな」と。

西橋:体育会系みたいですね(笑)。

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