運は“技術”だから、運のいい人から学んでしまおう!

角田陽一郎氏(以下、角田):それでは、自己紹介から先にいきますか。僕からでいいですか? 年功序列のほうがいいですか? どちらでもいいか(笑)。

野木志郎氏(以下、野木):どちらでもいい(笑)。やってください。

角田:私はバラエティプロデューサーの角田陽一郎と申します。よろしくお願いします。元TBSテレビで『さんまのスーパーからくりテレビ』や『金スマ』、『EXILE魂』といった番組を作っておりまして、2016年にTBSを辞めて、現在はフリーランスでプロデューサーをやっております。はい。どうぞ。

野木:私は「包帯パンツ」を開発して売っております、ログイン代表の野木と申します。よろしくお願いします。

角田:よろしくお願いします。

(会場拍手)

角田:僕はここ文禄堂さんとイベントを始めてから、今回で第2回目になるんですよ。(イベント名の)『開運文禄堂』というのは何かと言いますと、僕は以前『運の技術』という本を出しまして。運というのは、かなり技術でどうにでもなるものなんですよということを書いたものですから、それなら運のいい人に話を聞いちゃおうということで始まりました。

野木:おお。ありがとうございます。

角田:そうですよ、そういう前提ですからね(笑)。運のいい人に話を聞いてしまえば、「あれ、わたしも運の技術が身についちゃうじゃん!」というコンセプトです。

角田:ということはどういうことかというと、本を出している人は運がいいでしょうということで。普通は出せないわけだからね(笑)。

野木:そうですよね。

角田:そう思ったので、どうしてこの方が本を出せるぐらいのトピックなのか。ということは、もしかすると、運と直結するんじゃないかという私のプロデューサー的な勘あるいは仮説に基づいて、そうした売れている本やこれから出る本の著者に、本が出せるべくして出せた理由のようなことを聞くという趣旨で、配信と、お客さんに運の技術を盗んでいってもらおうと。今回は野木志郎のテクニックを盗んでもらおうということで、イベントを開催しております。

本を読まないライバーに届ける、動画コンテンツとしてのイベント

角田:このイベントの特色はもうひとつありまして、普通のイベントでは90分や2時間くっちゃべるだけのような感じなのですが、ちょっと違います。頭の1時間くらいは本当にフリートークのようにしようと思っているんです。

もうひとつは、僕がYouTuberやライバーなどをプロデュースしていることもあってのことなんですが。野木さん、ライバーというものを知っていますか?

野木:ライバー?

角田:ライバーという職種があるんですよ。

野木:ああ、知りません。

角田:ニコニコ動画やYouTubeでライブ配信をする人のことを「ライバー」というんですよ。ライバーは英語で書くとliverで肝臓(の意味)なんですが、日本語でライバーというのだそうです。YouTuberやライバーの方は本を読まないんですよ。ぶっちゃけ超読まない。

そういう方が本を読むきっかけのようなものを与えたいと思っていて。このイベントの模様をYouTubeやFacebookなどで配信してしまうことで、本を読まないといわれている世代とライバーとの接点となるようなコンテンツになればいいなと思っているんです。最初の1時間くらいはフリートーク、残りの30分で野木志郎をYouTuber化するというような(笑)。

この『日本の小さなパンツ屋が世界の一流に愛される理由(ワケ)』を読まなければいけない理由のようなものを、YouTube動画として撮ってみようと思っております。

野木:最高!

角田:最高ですよね。みなさんはYouTube動画の撮影風景をご覧になるということで、公開収録のような感じですかね。むしろ、すごく盛り上がってくださいね(笑)。みなさんもその動画作りに協力してもらいたいという感じでございます。

野木:お願いします。頼みますね。

本を出そうなんて、ぜんぜん思ってもいなかった

角田:ですから、最初の1時間はフリートークです。せっかく出した『日本の小さなパンツ屋が世界の一流に愛される理由(ワケ)』ですからもちろんヒットした方がいいと思うので、読まれた方はこの本のどこが気に入ったのかをYouTubeで話せば購買に繋がるといった、そういう宣伝会議的なことも兼ねていると思っていただければ。

感想などをこちらで聞いたりもしますので、忌憚ないご意見をいただければ、それをフィードバックしてやっていこうと思っております。

野木:よくわかりました。

角田:ちなみに、この本を読まれた方は、どれくらいいらっしゃいます? 

(会場挙手)

けっこういらっしゃいますね。うれしいですね。

野木:えー、ありがとうございます!

角田:そもそも本を出そうと思ったきっかけは何なんですか?

野木:いや、僕は出そうと思ってはいませんでしたよ。

角田:ちょっと待ってください。いきなりネガティブですね(笑)。

野木:僕が出そうと思って出したわけじゃなくて、出版社の編集の方が「出しませんか?」と。

角田:おお-、それは本当に運を持っていますね。

野木:ホンマに言ってくださったんですよ。僕は単に出版営業やと思っていたので「200万出してください」みたいな。

角田:(笑)。商売でいわれたんじゃない。

野木:完全にそう思っていたので。

角田:最初聞いたとき、「嫌です」と言おうとしたんですか?

野木:いや、断りました。

角田:マジで!?(笑)

野木:「出しません」と。

角田:へえー。

野木:「無理です。出しません。そんなお金ありません」と言ったら、「あ、いえいえ、違います」と。

角田:勘違いされていますねと。

野木:「お金はいりません。逆に売れたら印税入りますよ」と。「マジすか? それやったらやります」って。

名刺を持つよりネタを持て

角田:急にテンション上がっていますね。なるほどなるほど。出版社の方は野木さんのどのエピソードに関心があったと言われました?

野木:ニュースサイトで僕の特集記事が3回くらいあったんです。それを読まれて、なんかおもろいおっさんやなと。「包帯パンツってなんや?」というので、僕のブログを検索されていて、たまたまちょっと過激なことを言うてたと思うんです。

角田:例えば?

野木:ここの本にも書いてありますが、「名刺を持つよりネタを持て」。名刺を持っていても意味はないぞと。

角田:なるほどなるほど。

野木:「自分の持っている話すネタを持ったほうが意味あるで」というようなことを、ブログで書いていたんですね。表現の仕方がちょっとちゃいますけど。

角田:はいはい。

野木:それを見て、そういうキーワードやメッセージっぽいものがなんかあるんちゃうかと思って、僕のブログをワーッと読まれたわけですよ。いろんな失敗談があったり、そういうものがボコボコボコボコあったんで、これをもしかして集めたら。

角田:1冊になるんじゃないか。

野木:はい、なるんちゃうかというところからですね。

角田:包帯パンツって、みなさんはご存じなんですかね。

野木:たぶん……でも、わかんないっす。

角田:包帯パンツを使っていますという方は、いらっしゃいますか?

(会場挙手)

あ、すごい! 包帯パンツァーですね。

(一同笑)

包帯パンティストでもいいけど、包帯パンティストですね。

ウエストゴムがないのにずり落ちない、不思議なパンツ

角田:包帯パンツの何が良くて、なぜそれを野木さんが扱おうと思ったのか、お話しいただけますか? 今、包帯パンツ持ってます? 

野木:いっぱいありますよ。売るほどあります。

角田:(笑)。

野木:ちょっとお見せすると、こういうやつです。(包帯パンツを広げる)ウエストゴムがない。

角田:ポイントはウエストゴムがないということ。

野木:これが今一番売れているものなんですよね。

角田:すごくベタな質問なんですが、ウエストゴムがないということは、ずり落ちてしまうのではないでしょうか。

野木:それがずり落ちひんのです。

角田:おおー!

野木:そこが苦労したところですよね。

角田:そういうところを聞きたい(笑)。まず、ずり落ちない。

野木:ずり落ちませんね。

角田:どうしてなんですか? ゴムじゃないということでしょう?

野木:これはね、面全体で押さえているんですね。そしてこれ自体もすごく伸縮性があるんです。

角田:ケガをした人を包帯でグルグルグルグル巻く。

野木:そう、グルグル巻くような感じです。

角田:はー、なるほど。

野木:これ、もう細かいこと言ったらいっぱいテクニックがあるんやけど、企業秘密だからそこまではいわへん(言わない)。

角田:(笑)。ひとつくらいないんですか? 「こう作った」はさすがに企業秘密だと思いますが、これを穿くとどこがいいのかとか。どこがというと、露骨に局部がというような話になっちゃいそうだけど。

野木:いやいやいや、このうちのパンツを穿いてくださっている人は、みんな同じことを言われるんです。本当に穿いていないようだと。

角田:あー、穿いていない。

野木:なにかもう、ノーパンのような感じ。

角田:(笑)。ノーパンのような感じなんですね。

野木:ノーパンのような感じというのはよく言われるんです。

角田:それはやはり、下着があることによって拘束されている感じ、締め付けられている感じのようなものがない。

野木:ありません。

角田:僕、今、ぜんぜん知らないかのように聞いていますが、僕も考えてみると野木さんにもらって穿いています(笑)。

野木:ですよね。

(一同笑)

角田:たしかに柔らかいですよね。

野木:うん。

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