政治をエンターテインメントする「PoliPoli」

司会者:ありがとうございます。では続きまして、株式会社PoliPoli代表の伊藤さんに前に出てきていただきたいと思います。伊藤さんよろしくお願いします。

伊藤和真氏(以下、伊藤):どうもはじめまして。PoliPoliの伊藤です。よろしくお願いします。僕は今定期試験中でがんばってきたというところで、大先輩がいるなかけっこう恐縮なのですが、話させていただきます。

政治をエンターテインメントするPoliPoliです。よろしくお願いします。僕らはまず3つの課題を解決したくて。

まず1つ目が「政治的な発言をしやすいプラットフォームがない」。これTwitterとか2ちゃんねるとかを想像してもらえばすぐわかるんですけど、政治家さんとかがなにかを言うと、「なんだお前?」みたいな人たちってめちゃいっぱいいて、右なことを言ったら左がすごく叩くみたいな。まともなコミュニティが今ぜんぜんないというのが、いま一番解決したい課題です。

2つ目が、まぁでも、言っても政治家さんの情報発信ってめちゃめちゃ大変。このめちゃめちゃ荒れるコミュニティに投稿するというのがまずリスク。かつ、政治家さんってみなさん……政治家さんの方ってちなみにいますか? いないですよね。

僕とかも手伝ったりしてるんですけど、政治家さんってかなりいろいろ大変で、普通の業務に加えて、いろんなSNSの発信とかもあって。

国会議員さんとかのレベルだったらいいんですけど、地方とかだとそこまで工数が回っていなくて、「ラーメン食べました」とか「この駅前に立ちました」みたいな情報発信がけっこう多くなっちゃうみたいな。「それなにしてるのかわからないよね」みたいな課題があります。

3つ目が「政治家の情報が足りない」。スマホ世代中心なんですけど、とくに投票前とか、過半数ぐらいの人が政治家ってなにしてるかわからないというのがあって。

マスメディアとかは、やっぱりスキャンダルとか大物政治家さん、進次郎さんとか石破さんとか総理とか、ああいうところにやっぱり集中しちゃって、本当に自分の課題とかに直結するような地域の政治家さんがなにしてるかわからない。「さぼってるの?」みたいな。そういうのがけっこうあります。

荒れないのが特徴のトークンコミュニティ

この3つの課題を解決するのが僕らPoliPoliで。ビジョンとしては「トークンエコノミーで政治コミュニティをつくる」ということです。参考というか似ているなと思うのはSteemitさんとかALISさんとかのホワイトペーパーですね。がんばって読み込んで「わからんねぇ」とか思いながら。

似てる点と言えば、コミュニティに参加すればするほどトークンがもらえるみたいなかたちです。僕らの場合だと、政治コミュニティ、僕らのコミュニティに参加すればするほどトークンがもらえて、そのトークンがもらえることで政治参加とかがよくなるというかたちです。

これはいつも話すんですけど、アメリカのメイナー市にイノバック制度というのがありまして、行政がある程度金額負担して政治参加し、行政とか政治家に提案すればするほど、地域内通貨みたいなものがもらえるんですね。この地域内通貨をいろんなところで使えたりとか、あとは行政にそれをあげたりすると名誉市長になれるみたいな、そういうインセンティブがあるんです。

これの根本的な問題って、市がお金を負担しているんですね。なので、継続性が生まれない。これは実験的にやってたんですけど。それをビジネスとして継続的にできるようなモデルがトークンエコノミーであって、僕らPoliPoliじゃないかというふうに思っています。

トークンエコノミーっていろいろ魅力があるんですけど、1つは荒れないというところ。トークンってインセンティブがあって、コミュニティが荒れたりしたらトークンの価値って下がるんですね。それでトークンの価値を保つようなインセンティブがユーザーさんたちに働くので、政治の中でも、いろいろ細かい設計はあるんですけど、荒れないコミュニティが築けるよというのが2つ目です。

PoliPoliの通貨「Polin」の集め方

ちょっとビジネスモデルを簡単に説明すると、政治家さんがなにか政策とか主張とかを発言したりすると、市民は「この政治家さんいいな」とか「この質問とか答えてくれたな」みたいのがあったら、PoliPoliの「Polin」という通貨を投げ銭します。

このPolinをユーザーさんはどうやって取ってくるかには2つあって、1個目に信頼スコアというのがあって、PoliPoliコミュニティに活動すればするほど、この信頼スコアが上がるんですね。

具体的には、「いいね!」された量と、トークン保有量と、あと政治家さんに投げ銭した数で決まります。この信頼スコアは活発になればなるほど信頼スコアが上がって、これに基づいてトークンが配られます。これが1個目ですね。

2つ目がデータですね。政治的データ。けっこうアンケートとか「この政策どっちが好き?」みたいな、そういうのをどんどん答えるほどPolinがもらえます。これが2つ目ですね。

ぶっちゃけ、ユーザーさんとか政治家さんとかはここまでしか理解しなくていいんですけど、(今日のお客さんは)トークンエコノミーに興味ある方なので、ビジネスモデル自体を概要なんですけど説明します。

最初って本当にただのポイントなんですね。もう本当に。たぶん法定通貨ともペッグせずに、サーバ上の数値みたいな感じでポイントとして使います。

ポイントは、一番最初の使い方としては、政治家さんが選挙前とかってこの政治情報みたいな「この地域のこの年齢層ってなに考えるの?」みたいな、そういう人たちに届けたいメッセージってめちゃめちゃあって、このデータってめちゃめちゃ貴重なんですね。かなり高い金額でやりとりされているという現実があります。

これって、既存は電話とかで取ってくるんですけど、僕らの場合だとかなり正確なデータを取れる。というのも、個人献金に行く行くはなるので、ユーザーさんのデータやパスポート認証とかは正確にして、かなり正確なデータを取ります。もちろん個人の情報はろ過するんですけど、このデータがPoliPoliの中に貯まっていく。このデータを使って民意をデータドリブンの思考でちゃんと政策とか反映できる。

政治家さんは、もらったPolinを使ってこのデータとかアンケートとかを見ることができます。

トークン需要を高める3つの施策

数年後とかの世界なんですけど、「Polinがもっと貯まっていったら、世論調査とかリプレイスできるんじゃないかな?」みたいなのは想像してますけど、まぁ、これは夢物語ぐらいですね。

これってただのポイントで、トークンエコノミーかまだわからないぐらいなんですけれども、このトークンの需要を高めることがすごい大事だと思っていて。全部そうなんですけど、トークンの需要を高める施策として、僕らは大きく3つ考えています。

まず1つ目が、ユーザーさんがこのコミュニティに価値を感じる場合。つまり、信頼スコアを上げたいとか、もっとこのコミュニティで議論をしたりとか、政治家さんにもっと自分の意見とかを言いたいという場合が1つ。

2つ目が、政治家さんをもっと応援したい、「進次郎さんすごいから応援したい」みたいな気持ちって、既存では数百億円とか数千億円ぐらいあって、これってかなり既存の市場のあるので、ある程度働くんじゃないかというのが2つ目。

3つ目がデータですね。「このデータが欲しいので、このPolinが欲しい」。

という感じで、この3つトークンの需要の仕方があるんですけど、みなさんそうだと思うんですけど、仮想通貨交換業を取れないんですね。ベンチャーなので取れないんです。Polinを買いたいユーザーさんがいるんですけど、実際にこのPolinを取ってくる方法は、もう政治家さんと市民ががんばってPoliPoli内で活動するしかないんですね。

もっとお金で買いたい人っていると思うんですけど、僕らは売れないという状況が続いていて。たぶん2年ぐらい後なんですけど、国内で今話を進めているんですけど交換所とかの交換業を持っているところと資本提携とかそういうのを結んで、交換所にこのPolinを上げてもらいた。

そこではじめて換金性が生まれるということを想定していますけど、明言はしないです。これが仮想通貨になるとは明言はしないです。なるかもしれないという打ち出し方しかちょっと今は厳しいんです。なるかもしれない。

政治コミュニティ内で使える通貨にしたい

ここからは仮定にもとづいてしゃべると、Polinを換金性を持った場合、本当にはじめて政治家さんとユーザーさんが、なにか政治的ないいことを言ったらトークンがもらえたりする。換金性が持たれたら、いろんな決済点が生まれたりする。

これは別にコンビニとかカフェとかはまったく想定していない。これはただのトークンの需要ではまったくないので。想定しているのは、選挙前とかってチラシとか選挙コンサルとかのお金ってめちゃくちゃ動くんですね。そういう政治コミュニティの中で使われる通貨になりたいなと思っています。質問があったらぜひあとからでも受けるので。

マネタイズはぶっちゃけあんまり考えていないんですけど、通貨発行益と呼ばれるものですね。トークンの発行量のだいたい30パーセント分を僕らはもらおうかなと思っているんですけど、2年ぐらいとかはぜんぜん考えていないですね。

最初ってただのポイントなんですけど、なんでユーザーさんが参加するかというと、政治サービスって運営者は政治家と政党からしかお金を取れなかったんです、既存では。それがすごい課題だったんです。

トークンエコノミーのマネタイズって、コミュニティが盛り上がればマネタイズできるみたいなことがあって、僕らの運営もこのトークンが収益になる。最初に参加しているユーザーさんたちも、「いずれ運営の人たちも、こういうマネタイズだから、ある程度最初に参加したい」っていう先行優先が働くので、そういう論理もある程度働くかなと思っていますけど、これは本当に仮説ですね。

トークンエコノミーとか仮想通貨界隈って本当にわからないことだらけなので、とりあえずやりながら、本当に大事なのはコミュニティをつくることだと思っているので、今はコミュニティをつくることをすごいしっかりやっています。

β版をリリースしているので、ちょっとエラー多いんですけど、見てください。