プロは2年に1回パソコンを買い換える

岡田斗司夫氏(以下、岡田):(コメントにて)「古いバッテリー」。そうんなんですよ。俺のMacは今もう満タンにして5分するともう68パーセントになって。

山田玲司氏(以下、山田):いやー、なかなかきついですね。5分でですか。それは外で使うのは大変ですね。

岡田:そのあと1時間ぐらいでもうバッテリーなくなっちゃうので。

山田:それは大変ですね。

岡田:次のMacBook Airが出たら買い直そうと思ってるんですけれども、あと半年ぐらい先なので。

山田:じゃあ、もうちょっと頑張ってもらいたいですね。これはあれですか、ディズニーランドに行ったやつですか?

岡田:そうです。ディズニーランドに持っていったやつです(笑)。

山田:頑張ってますね(笑)。

岡田:Apple Shopに持っていったら、「もう買ったのが6年前の機種ですから仕方ないですね」と言われて、もう「そんな言われ方するんだあ」と。6年前に13万円か14万円だったものがもうそんなに意味がないんだ。

パソコンの買い直しって本当はどれぐらいがいいのかなと思って、アスキーに連載してるときにアスキーの編集者に聞いたら、「基本的にOSが新しくなるたびに、Windowsマシンの場合はパソコンは買い替えが当たり前です」と。

イコール、2年に1回買い換えろっていうのがプロの買い方・使い方であって、「商売でパソコンを使ってる人間だったら、2年に1回買い換えてください」って言われて、すげーショックだった。

パソコンが1,000円だったらいいのに……

山田:それ、岡田さん的にどう思います? 古いモノ好きじゃないですか。松本零士の漫画に出てくるやつらは何百年も持つじゃないですか?

そういう美しさを愛してる人間としては、ビル・ゲイツの思うツボにされてるこの感じ、アップルストアの奴隷にされてる我々のこの感じをどう思います?

岡田:気軽に買い換えられるものと、あと自分が使い勝手にこだわるものってあるじゃないですか。それで言うと、僕とってパソコンって消耗品なんですよ。だから、パソコンに関しては買い替えはぜんぜん操られてる感じはしないですよ。

ただ、パソコン高すぎるので。これが1,000円、2,000円だったらなんぼでも買い換えてやるという。ただ単に俺は金問題。関西人の金問題なんですよ(笑)。

これが時計とか、本当に自分が身につけてる財布とか、愛用してるものを毎年々々買い換えろと言われたらムカっとくる。だから、ユニクロのデザイン毎年ちょっとずつ変えるのにはムカっとする。「同じのにしろよ。僕のこのユニクロ気に入ってるんだから」って思っちゃう(笑)。

山田:そうですよね。微妙に変えますよね。

岡田:そこら辺は嫌なんですよ。

山田:なるほどね~。

Windows7のままで止めている

岡田:Windowsにしろ……。

山田:Windows10問題どうなりました? なんかアップデートすると困るってずっと揉めてるじゃないですか?

岡田:俺、Windows7で止めてる。

山田:えっ、実は僕もです。やっぱりめんどうくさいことが起こるんじゃないかなっていう(笑)。

岡田:上げてもいいことないんだもん。

山田:やっぱりそうなんですね。

岡田:そう思いますよ。

山田:あれは何をとち狂ってるんですかね?

岡田:わかんない。俺タッチパネルも嫌いだから、マウスでしか操作しないようにしてて。それでWindows7なんだけど。

あ、やっぱりWindows7のままの人すごい多いね。

山田:Windows10にした人、ある日いきなり画面が真っ黒くなって、そこでビル・ゲイツがわーって出てきて、「ようこそ諸君!」みたいな。「君たちの情報はすべて私が預かった」ってなったら、星新一的でちょっとおもしろいですね?「無料だ! 無料だ!」って油断してやってると……。

岡田:なんか情報を全部ね、ビッグデータというのかな、自分の情報を全部吸い上げるのはそんな嫌じゃないんですよ。だから、街中に監視カメラを置かれるのもぜんぜん嫌じゃない。

だって、そのほうが犯罪下げるし。もちろんいろんなことが制限されるんだけど、それより犯罪が起こりにくい社会のほうが俺好きだから。「もう国家はいくらでも管理してください。おまかせしますよ」と。

ただ、国家が管理してくれるんだったら、「国民にとっていいことしてくださいよ」というふうに思うだけで。

我々の心のありようが政治に現れている

山田:問題はそこですよ。国家のほうが腐敗しきって……。

岡田:国家のメンバーになれる人って固定メンバーじゃなくて、僕らの中から、僕らの子供の中からいい大学に行ったやつが国家になるわけでしょう。だから、「かまわないんじゃねえの?」と。腐敗した国家であっても、20年したら、その腐敗は自分たちの一部なんだから。

これが北朝鮮みたいな、一部の人しかトップにいけない「階級社会」だったら、嫌だけど。

山田:まあ、日本でそれは起こってないと思いますよ。

岡田:そこまではまだ起こってない。まだ勉強しさえすればいいところいけるし、その勉強する・しないというのが、たとえば「所得によって明らかにいい大学にいける人・いけない人が決まってくるじゃないか」っていう人もいるんだけど。

それは、アメリカみたいな学費が本当に高い国だったら言えるかもわからないけれども、日本程度の学費だったら「そこまでの差はついてないな」と正直思うので。うん。

国家の腐敗というのは、別にそれは僕たち個人が腐敗してる問題が国家というかたちで出てるだけだから、そんなに気にしてない。

山田:俺たちの心のありようが?

岡田:俺たちの心のありようが。

山田:安倍政権であれ?

岡田:安倍政権、嫌だよねー(笑)。

山田:安倍政権は俺たちの心だ。こんなんでいいんですか?(笑)。

岡田:そこ、問われるか。

山田:いやいや。でも、そうかもしれないですよ。

岡田:安倍政権、語る?

山田:いや、やめておきましょう。

岡田:なんで?(笑)。

山田:すっげーめんどうくさいんで。

岡田:めんどうくさいよねー(笑)。

「次のアメリカ大統領はトランプ氏」とテレビで言ってはいけない

山田:本当に政治は語れなくなりましたね。本当に大変ですよ。

岡田:(コメントで)「逃げたw」って言われてるよ。

山田:はい。逃げるぞー。いつでも逃げるぞー!(笑)。

岡田:俺なんかさ、毎週大阪まで行って、政治について本当に不得意分野。昔から政治とスポーツだけは絶対語れないって言ってるのに、聞かれるからしょうがなくミリタリーオタクとして強い部分だけでちょろちょろ語ってて。

「いや、水爆の開発と言っても、まだまだこんな段階ですよ」とか言ってるだけでお茶を濁してるのに、この間ついに「次のアメリカ大統領、誰になると思いますか?」って聞かれたんで、正直に「(ドナルド・)トランプ」って答えたら、「岡田さん、今日は出番ありません」って言われて(笑)。

山田:えー!? そんなんあるんすか!? 「トランプはダメ」っていう感じなんですかね。

岡田:スティーブン・キングの『デッドゾーン』というのを読んでると、いかに極論を言う愚かに見える男が政権を取っていって、アメリカをダメにするのかって話なんですよ。

トランプって、それとすごい似てるから、レーガンのときでも初期にレーガンが立候補したときは同じようなことを言われたから、トランプの大統領って可能性2割ぐらいだけどもありそうだなと思っていて。

でも、日本の情報バラエティの中ではやっぱり真顔で「トランプ」って言っちゃダメらしいの。

山田:へ~。

岡田:「トランプはないだろうけども、……」とか「最終的にはクリントンだろうけども、トランプがこんなこと言って問題を起こしてます。アメリカの有権者を信じましょう」みたいな話に持っていかれてさ。いや、俺もトランプ推しということはないんだけれども……。

山田:いや、推したくなるのはわかりますよ。BS世界のニュースではトランプだらけですよね。トランプ祭りですよね。毎朝トランプ。今朝もトランプ祭りだった(笑)。

岡田:今朝はついに前言翻したね。ついに「俺はそんなこと言ってない」とか言い出した(笑)。

山田:いやー、あの脇の甘い大富豪ってキャラクターがもう。脇の甘さが半端ないですよね。あの人、ツッコミがいないんですよね(笑)。